| 礼文島の自然を楽しむ人のために レブンクル自然情報 NO.52 1999/6/2 レブンクル自然館 tel01638-6-1089 宮本 |
■桃岩歩道は花盛り・エゾノハクサンイチゲとレブンコザクラ 桃岩歩道は今、最初の花の盛りです。 レブンコザクラのピンク色、エゾノハクサンイチゲのクリーム色が草丈の低い草原を覆 っています。礼文の住民にもぜひ見て頂きたい時期でもあります。「桃岩歩道って綺麗だ よ、行ってみよう」と自信を持って言ってほしい。何が綺麗なの?」と聞かれたら「白一 面のハクサンイチゲの中に赤いコザクラの道が通っているのさ」と答えれは結構です。 今は花畑に付けられた踏み分け道が目立つ時期でもあります。歩道に咲いている花も花 が終われば目立たなくなります。花の時期を見たことのない人は平気で草原を踏み荒らし ます。今まだ咲かぬ若い芽を踏みつぶしていることにも気がつきません。私たち地元に住 む者が自分の体のつもりで花畑をいたわりたいと思います。桃岩歩道をいくと昨年から始 まった歩道整備が目につきます。中には木柵やロープで立入禁止にされた場所などもあり ます。不満に思う方も多いでしょう。でも何十万人も訪れる人々に毎年、自由に花畑を歩 かれたら、自生している植物は失われてしまいます。私たち皆がそのことを理解し「踏ま ない、掘らない、摘み取らない」ことを守り、花を維持していきましょう。 |
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花22 カラフトハナシノブ・樺太花忍 ハナシノブ科ハナシノブ属 今、見頃の花のひとつ、青紫色の花が茎の先に集ま って咲き、風に揺れる。 |
■今月の礼文の花 |
今月の礼文の花 |
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| レブンアツモリソウ | チシマゲンゲ |
| レブンコザクラ | チシマキンレイカ |
| レブンキンバイソウ | チシマフウロ |
| レブンソウ | ミヤマオダマキ |
| エゾノハクサンイチゲ | ハクサンチドリ |
| エゾイヌナズナ | キクバクワガタ |
| エゾノシシウド | ノビネチドリ |
| アイヌタチツボスミレ | ハマハタザオ |
| ネムロシオガマ | オオカサモチ |
| カラフトハナシノブ | スズラン |
| チシマアオドリ | ツマトリソウ |
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| ■高山植物盗掘防止キャンペーン礼文島はたいへん盛況でした。 5月29日、30日に行われたキャンペーンには行政等の参加協力もありたいへん盛況 でした。 29日の勉強会(杣田美野里スライド上映会&講演会他)は予定数50名に参加数62 名でパンフレットが足らなくなりました。 30日の参加者は40名を越え、礼文大好きバスガイドの楽しい案内と突然現れたチカ ップの群れや先住民のチャシの説明まで加わりました。このように盗掘防止からははずれ る部分もありましたが道路脇の第三種特別地域の江戸屋の岩肌に咲くレブンコザクラ、ミ ヤマオダマキ、山道に咲くハクサンチドリ、アイヌタチツボスミレなどを見たり、特別保 護区のレブンアツモリソウの様子を見て、参加者には礼文島の現状を少しはご理解頂けた のではないかと思いました。 遠方から参加された方々、ありがとうございました。今回のキャンペーンの成功は参加 者全員のおかげだと考えております。また私の進行の手違いで懇親会で自己紹介の時間を とるのを忘れていましたことを此処にお詫び致します。 − 誠一郎 |
■高山植物の盗掘は犯罪です。現在特別警戒中です。掘っている人を見つけたら直に通 報してください。 |
■アカエリヒレアシシギ=チカップについて 宮本誠一郎 5月30日晴れ午前9時過ぎ、盗掘防止キャンペーンの一環としてバスに乗車し、船泊 方面に自然観察会へ向かう途中のことでした。上泊の海岸に小型の鳥が集まっているのを 参加者が見つけ、あの鳥は何ですか?と問いかけられました。私もこんな様子を見るのは 初めてのことでした。バスを停め防波堤に近寄ると、百羽以上は居ると見えるアカエリヒ レアシシギがしきりに海中にクチバシを突っ込み餌を食べている様子でした。 普通の鳥ならば人が近寄れば逃げるものですが、彼らは岸から5m程しか離れていない のに、30名もの人が防波堤から身を乗り出してカメラを構えたり、話をしたりしている のにもかかわらずまったく動じないのです。しばらくその様子を見た後、私たちは本来の 目的地に向かい、11時過ぎにふたたび同じ場所を通りかかりました。すると彼らはまだ そこに居たのでした。アカエリヒレアシシギを地元ではチカップまたはツカップと呼んで います。この時期沖を眺めるとチカップやミズナギドリの数千羽の大群を見たり、またフ ェリーで稚内へ向かう際にも、大群が群れる中を航行することがあります。30日は上泊 の海岸から金田岬までいたるところでチカップが見られたそうで、上泊の築港の中でもい たそうです。 翌31日は南風が強く波も高く、前日に見た磯の付近では見られませんでしたが、高山 から幌泊にかけての海岸に少数が見かけられました。やはり近くに寄っても逃げる様子は ありませんでした。私は3年程前に鴛泊港の入口のぺし岬付近をフェリーで通り掛かった 際に割合近くで見たことがありました。船の上からのことでしたので逃げなくても当たり 前だと思っていました。ところが岸辺近くでこれほどの間近に人がいるのに、逃げる様子 が無いのは不思議に思い、知り合いにチカップのことを訊ねてみました。 ・利尻島では20日頃から31日まで久連〜仙法志〜鬼脇〜鰊泊などの磯で小群が 餌をとる姿が見られた。毎年沖で大群を見るがこれほどの量のチカップが長い間 、間近に見られたのは初めての経験です。 −利尻島佐藤 ・前にサロベツの湖沼に群れで集まる姿を見たことがある。その時も間近に見られ た。湖沼にも集まる鳥ですよ。冬羽は白いですよ。 −稚内市疋田 ・毎年イサダや白魚の渡れる時期になれば沖に見る。また南の風が強く吹き、シケ た時は磯にも集まっている。上泊ではとくに珍しいわけではない、毎年のことだ −上泊小林 ・こんなに近くに寄るのは始めてみるが、夜、海岸線を車で走るとライトに飛び込 んできたことがある。 −津軽町石田 ・沖がシケれば奮部の海岸にも少数は見ることがある。白魚食べ過ぎて目が脂で見 えなくなるため人にも気がつかないので逃げない。 −奮部川村 ・チカップはイサダを食べている。この時期イサダが大発生して、それを追ってホ ッケやガヤが集まる。チカップも集まる。でも磯近くに集まるチカップは見たこ とが無い。 −元地湯田 ・この時期、オカ近くにチカップの群れが寄るが磯で間近に見たことはない。今年 は磯に海藻の付きが良いので、そこに産卵した魚の稚魚が育って居るのではない か?チカップはそれを見つけて食べているのかもしれない。上泊の海岸にはチカ が産卵する場所があるのでもしかするとチ力の稚魚を食べているのかも知れない −入舟小坂 聞き取りなどで判ったことには利尻島や礼文島の上泊付近の海岸に寄るチカップの 数や見られる期間に違いはありますが、来るのは毎年のことで、いつも浜を見ている 漁師さんにとっては珍しいことではないそうです。 人が近寄っても逃げない理由が「脂で目が見えなくなる」とは思えませんが、他の鳥 の群れよりも人間を恐れないようです。この理由について何か気がついた情報があり ましたらレブンクルに連絡してください。また新しい礼文島を発見したような気がし ています。 |
■アカエリヒレアシシギ=チカップについて御存知のことがありましたら教えてくだ さい。 |
■先月記録した鳥 アカショウビン、ミゾゴイサン、カノゴイ、カッコウ、シマセンニュウ、エゾセンニュウ |
■レブンクル自然館・有料花ガイド・99年6月スタート・花ガイドをやってみたい方 も募集しています。 |
■レブンクル自然情報は「ブック愛ランド礼文」に置いてあります。 ・・・レブンクル自然館 рO1638−6−1089 宮本誠一郎 |
■自然情報コーナー(BOOK愛ランド礼文)にあります。 花ガイド・旅ガイド・自然関連の本がたくさんあります。 レブンクル自然情報を始め道内外の自然情報を閲覧できます。 ・レブンクル自然情報・利尻島自然情報・リシリイ利尻町立博物館だより・サロベツファンクラブ・礼文風土記 ・クッチャロ湖通信・温根内通信・北海道ウォチングガイド・・・・・・・など |
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