| 礼文島の自然を楽しむ人のために レブンクル自然情報 NO.50 1999/4/1 レブンクル自然館 tel01638-6-1089 宮本 |
| ■春の日差しとともに鳥が動きだしました・・ 3月24日から4日間暖気が続き、一気に道路の雪が融け乾いてしまいました。この暖 気に乗って来たようで、ハクセキしイ、ムクドリ、ミヤマホオジロの姿があちらこちらで 見かけるようになりました。26日の久種湖湖畔の牧草地は雪融け水で洪水状態で中央の 車道も水面下に沈んでいました。陽が高くなると見る見る間に水かさが増し、大備川の上 流から流氷のように氷が流れて来るのも見れました。27日には六畳ほど氷の融けた久種 湖の水面にダイサキ2羽が一番乗りしていたとの情報も頂きました。すぐにアオサギの群 れも来ることでしょう。 26日スコトン岬にはミヤマガラスが7羽いました。普段、生ゴミをあさる大きな体の ハシブトガラス、磯で餌を捜す小型でくちばしの細いハシボソガラス、更に小型でくちば しが白っぽくくすんでいるのがミヤマです。警戒心が強くて車が近寄っただけでも逃げて しまいます。今年の利尻島ではミヤマの群れの中に更に小型でハト位のコクマルガラスか 混じっていたそうです。毎年、久種湖に湿原ができるこの時期だけミヤマガラスが百羽ほ どの大きな群れで飛来しています。「なんだカラスか!」と馬鹿にせず、よく注意をして 観察してみると意外な鳥たちに出会える可能性があります。 |
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鳥16 ミヤマカラス・深山鳥 カラス類カラス科・L=47cm ハシボソより小型でクチバシの根元が白っ ぽくくすんでいる。4月上旬、百羽ほどの 群れで久種湖で餌をとる姿を見る。 |
| ■昨年4月の出来事 |
| 昨年4月の出来事 | |
| 4日 | 久種湖:ミヤマカラス百余羽、ホシムクドリ(ムクドリの群れの中に1羽)、 キンクロハジロ等カモ類が多種飛来した。 |
| 5日 | ジョウビタキ、タゲリ初 |
| 7日 | オオコノハズク保護 |
| 9日 | エゾアカガエルの産卵、起登臼:エゾエンゴサク,ガンコウラン開花、 元地:キバナノアマナ開花 |
| 12日 | コハクチョウ保護 |
| 13日 | 久種湖:アトリ百羽以上 |
| 14日 | 香深:ウグイス初鳴 |
| 19日 | 久種湖:エゾノキンリュウカ,ミズバショウ,ザゼンソウ開花 |
| 22日 | 久種湖:ツグミ千羽以上 |
| 25日 | 香深:ミソサザイ初鳴、知床:ヒメイチゲ開花 |
| 27日 | 香深:コマドリ初鳴、元地:エゾイズナズナ開花 |
| ■お知らせ 4月25日(日)10時〜 アオサギとマガモを見よう 久種湖に休む渡り鳥たち、サギとカモの仲間だけでも27種も確認しています。今年は どんな鳥が見られるでしょう。この時期、湿原にはミズバショウも咲き始めます。暖か い服を着て双眼鏡、図鑑などを持って道場牧場に集合しましょう。 4月5日〜21日 富士フォトサロン札幌「オープニング写真展」 場所:富士フォトサロン 電話:011−241−7366 札幌市中央区北2条西4丁目2 札幌三井ビル別館1階 礼文の本見つけました。 ほっけりょう かがくのとも115号2 大石可久也さく・福音館書店 ほっけのまさあみ漁の様子を描いた付録絵本で、船泊の大石茂雄氏の康寿丸の漁の様子 、イサダの群れに集まるホッケやチカップの様子、ホッケを狙うカモメの様子まで細か く描写されていました。 5月29日,30日(日) 礼文島盗掘防止キャンペーン 場所:ピスカ21・勉強会 アツモリソウ群生地見学 主催:北海道盗掘防止ネットワーク委員会 |
| ■「コウノトリの保護記録」 礼文町役場の方々から島で昔、コウノトリを保護した話を聞きました。役場で昭和50 年1月号の広報れぶんの表紙の写真を見せて頂きましたが日付等の詳しい記録は見つかり ませんでした。それで利尻町立博物館の佐藤学芸員に当時の日刊宗谷の記事を調べて送っ て頂きました。また北海道新聞の記事は入舟の土田欣一氏が所蔵してました。 二つの新聞記事から昭和49年11月7日久種湖にタンチョウヅルがいるという噂を聞 き、日本鳥学会会員の山口隆三氏が見に行きコウノトリを確認した。町教委では宗谷支庁 を通じて道に写真を送り、11月25日付で道からコウノトリと認定され礼文町では1日 3回の監視を始めた。 その後久種湖や大沢川で元気に過ごしていたが、12月1日寒波が来て久種湖から姿が 消えた。9日に香深井川で再確認され、継続監視をしていたが12月25日午前8時頃香 深井川で寒さで衰弱し動けなくなっていたところを今野豊平氏が他2名と捕獲した。 当時の役場(現在町民センター)2階大会議室に保護し、町職員が久種湖の氷を割り網を 入れて捕獲してきたフナ、ドジョウ、イワナ、ウグイをタライに泳がせて与えた。26日 にはかなり回復して、暖房のきいた室内を歩き回るまでになった。 記事はここまでで島からの発送日がはっきりしません。輸送用の鳥篭は会所前の菊地正 雄氏が作り、28日頃シケの中を町職員が漁船で沖の巡視艇まで運び鳥篭を託した。コウ ノトリは札幌の丸山動物園に送られ委託飼育されました。その後、昭和50年7月11日 に東京の多摩動物園に移送され、約12年間展示飼育され昭和62年6月3日落鳥したそ うです。多摩動物園の記録には種名二ホンコウノトリ♂、管理番号T0066青リングと ありました。礼文を出た日付など御存知の方は連絡をください。 −宮本 |
| ■3月の自然日誌 ハクセキレイが帰ってきました。ヤツガシラの確認はだれが一番になるでしょう。 連絡待ってます。 |
| 日付 | 午前の天候・気温・風 | 自 然 日 誌 |
| 1日 | 晴れ −7〜−2℃ | 尺忍:ウミネコ初認百羽 |
| 2日 | 晴れ −5〜−3℃ | 香深沖:ウミスズメ類多数、ベンサシ:トド,アザラシ3 香深井:ウミカラス |
| 5日 | 晴のち吹雪 -9〜-4℃ | 6時半船泊−11℃風1m、海馬島沖:トド20頭,ハシブトウミカ ラス,マダラウミスズメ,オオワシ4,オジロワシ2 |
| 6日 | 吹雪のち晴 -7〜-5℃ | 吹きだまり交通障害多発利礼航路全便欠航 |
| 12日 | 晴れ -7〜-6℃ | 起登臼:シロエリオオハム冬羽、香深井ケイマフリ夏羽 |
| 13日 | 吹雪 -7〜-6℃ | 船泊地吹雪、久種湖でシマエナガ-道場、 幌泊でユキホオジロ-道場、江戸屋:漂着鯨1頭4m程、 上泊:ゴマフアザラシ6頭、漂着アザラシ1頭 |
| 15日 | 晴れ -3〜-1℃ | 利尻見えた、元地:+1℃風1mウミネコ百羽、 尺忍:チョウゲンボウの保護 沼の沢ムクドリ初認−道場 |
| 16日 | 晴れ -2〜-0℃ | 香深井:ムギマキ初認−道場、船泊湾:カモメ初認3羽 金田岬:ユキホオジロ1、高山:オジロワシ1 |
| 18日 | 雪のち晴 | ウミネコの夜泣きが聞こえる |
| 20日 | 晴れ -5〜-8℃ | 沼の沢:ミヤマホオジロ−道場 |
| 21日 | 吹雪のち晴 -10〜-2℃ | ワシタカ調査参加7名、ベンサシ:オオワシ1羽,ゴマフアザラシ 24頭、須古頓〜五番地〜内路:オオワシ5,オジロワシ3,トド1 ,アザラシ3、起登臼:ハクセキレイ初−湯田、 香深井:ミヤマホオジロ−湯田 |
| 22日 | 吹雪 | 利礼航路全便欠航 |
| 23日 | 道場牧場:子牛11頭−道場 | |
| 25日 | 曇 +3〜+5℃ | 雪が融ける。香深井:トビ2、ムクドリ4、ハクセキレイ1 |
| 26日 | 晴れ +4〜+5℃ | スコトン岬:ミヤマカラス7初、船泊湾:ウミネコ,カモメ群 五番地:コオリガモ、上泊:アオサギ1初認 ハクセキレイがあちこちで見られた。 |
| 27日 | ジョウビタキ♂2羽初−道場、久種湖:ダイサギ2初認−鎌田 香深井:マガモ初認−鎌田 |
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| 28日 | 雪 −4℃ | 午後利礼航路欠航 |
| 30日 | 晴れ −2℃ 風3m | 香深井コガモ♂♀初認−鎌田 |
| 31日 | 氷雨 −0℃ |
| ■レブンクル自然館・有料花ガイド・99年6月スタート・花ガイドをやってみたい方 も募集しています。 |
| ■レブンクル自然情報は「ブック愛ランド礼文」に置いてあります。 ・・・レブンクル自然館 рO1638−6−1089 宮本誠一郎 |
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