全日本鍼灸学会 2006金沢大会 レポート

2.ワークショップ「免疫研究委員会」 

大会初日の午後2時開催で満員、立ち見も室内だけでは収まらず廊下まであふれかえるぐらいの超人気ぶりでした。動物実験による免疫の研究では、実験そのものを開発中とのことでしたが、体の各器官に対する鍼灸効果が免疫に作用していくというシンプルな実験も行って欲しいところです。腸なんかも免疫と大いに関係ありますので。また国内外の人における免疫臨床試験報告の文献調査は、白血球がらみの免疫的なパラメーターは多数が改善したという結果が出ているが、対象者など不明な点も多く含むとありました。そこでは、ナ、ナント驚くべき論文が一つ!それは、地方紙にて「喘息の人募集」と鍼灸の治験者を募集し結果を報告したものです。治療結果が良かったのはもちろんとして、新聞に広告を出して患者さんを募集したというのにビックリ。そうなると、言葉は悪いでしょうが「余命3ヶ月の癌の人いらっしゃーい」など、学会単位で思い切って大きく募集してはどうでしょうか。全国に数多くの癌医療難民がいる日本ですからね。また、免疫がらみでも、鍼灸、ツボ治療を部分的にネーミングを変えて拝借する人がいますが、とても寛容な我々鍼灸師。黙ってたらアカン!免疫のみならず、今こそ声を大にして、鍼灸の効能や可能性を、広く国民に新たに周知徹底させる時ではないでしょうか。

3.ワークショップ「日韓鍼とEBMのワークショップ」

2年前の千葉大会より試みられた本ワークショップは、今年で3回目となり、従来と違って日本語を交えることなく全て英語で行われました。ですから、発表もスライドも英語のみ。途中でメモを取っていたら、聞き逃したことがたくさん出てきて当惑してしまいました。また、日本サイドから韓国に対する倫理面での質問では、回答が少し的を外れていたのに、そのまま次の質問に移ったような気がしたのですが。質疑の時だけでも同時通訳者を入れた方が確実な回答を得られるかもしれません。しかしながら、母国語に頼り過ぎず世界の共通語で語り、討論できるよう語学に対する日々の努力を惜しんではいけないと自分自身にも発破をかけた次第です。来年も楽しみにしております。

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