在外研究途中経過 (4月23日) 

4月21日(金) 4:15〜定期講演会

Impermanence and Historicity

in the Buddhist

"Thought of Enlightenment"

by Dale Wright (Occidental College)

題名の意味がよく理解できないのですが、発表者は禅の専門家です。

Carlさんの紹介では、「Zen biyond Zen」について語ってくれるとのこと。興味津々で聞いていたら、どうも、今までに東洋の歴史家や宗教史家が、語ることから逃げていた「悟り」、あるいは「ニルバーナ」について、積極的に解き明かそうというものだったようです。

それを、禅の見地からどのように捉えるのか、とても興味のあるところでしたが、正直言って、ほとんど聞き取り不能でした。やはり、思想的な議論となると、どのような展開になるか予想もつかないので、私の今の語学力では、ちと無理なようです。

後で確認したところ、どうも「さとり」は、社会や宗教や歴史などの変移には関係なく、それ自体として(つまり「無常」という状態として)のみ存在し得るというような議論だったようです。だから、何か具体的な形(実践形式)に集約されるべきではないということなのでしょうか。

そういわれてみれば、「Transcendent(超越した)」という単語が飛び交っていました。ただし、論旨として「少し古い」という意見や、「悟り」はの解説出来ないものとして定義されるのではないかといった厳しい質問も出ており、全体として厳しい評価だったようです。

講演後の夕食会にて

「講師を囲んで」と言いたいところですが、なぜか講師は、後列右から3番目にいます。(つまり、一番後ろ。私が一番大きな面をしてる?)

学生に聞いたら、講演会後に、学生と食事をするのは、このスタンフォードぐらいだそうな。とても喜んでいました。

どうもこれ、カールさんが始めたことらしいのですが、どこかの大学の課外ゼミと似てますよね。そういえば、カール先生の日本での在外研究の受入先って、どなたでしたっけ。

なお、今日は中央にいる、ヒゲのデビッド君の誕生日だったため、この後、大学のカフェでもう一度盛り上がったとか。(終了時間不明)

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「ZEN Buddhism」の講義

今週は、仏教の基本教理と大乗仏教についての解説でした。

17日(月) 禅のバックグラウンドとしての仏教の基本思想。三宝印についての解説。現世における救済の意識から、大乗仏教の発生へと菩薩の出現に、話が展開していました。

19日(水) 前回を受けて、「大乗(Great Vehicle)」についての解説。やはり「菩薩」を中心にそれを特徴づけていました。それから、修行階梯の説明に移り、戒定慧の三学(Three Disiplines)と、その上に、Four Stages をという階梯をたてて説明していました。これは、菩薩十地の区分を示すために、各経典の分類をカールさんが再編してみたものだそうです。「1.training。2.insight。3.cultivation。4.realization」と言っていたと思います。

21日(金)大乗仏教の最後は、「The metaphysics of Enptiness」。空の思想についてですが、これについてのコメントは控えさせてください。カンファレンスと同様、思想的基盤が足らず、充分な理解が得られませんでた。

Main Quadの一角

なぜか桜がたくさん植わっています。ソメイヨシノはもう葉だけ。八重桜も終りに近づいています。