Fri 12:45-14:00
私のReading Groupは、今学期も3名の学生の参加を得て、何とか形になりました。
今回は、全員が日本語を話せるので、前回よりも日本語の使用量が増えてしまいそうな気配です。
1/19 は、「玄則丙丁童子」の公案。これは『永平広録』だけでなく、『弁道話』にも詳細に解説されていますので、その文脈に沿って説明できました。でも、「丙丁」がどうして「火」の属性を持っているのかを説明するのに一苦労。五行の説明の後は、なぜか話題が「丙午」の話に展開してゆきました。ということで、その後は「日本人が丙午生まれの子供を欲しがらない理由」として「八百屋お七」の解説をするハメに。学生は面白がっていたけれど・・・まあ、日本文化紹介ということでお許しください。
1/26は、カール先生も出席してくださいました。始めは「善財尽界薬草」の話。そこでは、「尽界薬草」を悉有仏性思想と行の問題について。そしてその延長として、「慧忠試験大耳」の公案から、『正法眼蔵』「神通」・「他心通」両巻における道元禅師の「神通」解釈へと展開しました。
といっても、もちろんこれは私が考えた順路ではなく、『永平広録』の上堂がそのような順番に並んでいるということ。このあたりをじっくり読み直してみると、「興聖寺語録」が、かなり用意周到に順序立てて説かれている様子が良く解ります。この後、私が「永平頌古」の撰述期間ではないかと推定した部分に入っていきますので、そこでまた面白い発見が期待できそうです。と、あまり期待しすぎると見事な反証が出てくるかもしれませんね。