在外研究途中経過 (平成13年1月29日)


今回のニュース

Bernard Faure教授、インド講演旅行へ

Faure先生が、去る1月22日より、インド・ブータンへ、3週間の講演旅行に出発されました。仏教だけでなく、イスラムやジャイナ教について、都合8回の講演が予定されているとか。

昨年も、パリ・ロンドンで講演をされていました。とにかく、いろいろなところによく呼ばれます。

その煽りで、Stanfoedのセミナーは開店休業中。かといってスキップしてしまうのではなく、しっかりとメイクアップして全回数をこなすとのこと。ですから、2月後半からは、スケジュールはすし詰め状態。なんと、「President Day (National Holiday)にも講義をする」と意気込んでおられました。すごいパワーですが、それを聞いた学生たちが、顔色一つ変えずに納得していたのも驚きでした。

・インド西部で大地震が発生しましたが、フォール先生は、大丈夫なのでしょうか。少し心配しています。


Exploring Winter Quarter Courses

for Guraduate Students

Buddhist Studies

Asian Cosmologies

By Bernard Faure

Tue 15:15-17:30

上の理由で、次回のセミナーは2月13日となりました。


for Underguraduate Students

Jpanese Religion

By Bernard Faure

Tue・Thr 11:00 - 12:15

こちらの講義も、現在休講中です。今後は講義形式を、課題提出形式に変更されました。かなり面白い講義が聞けそうだっただけに残念です。

*


Appendix

Center for Buddhist Studiles

Reading Group

Eihei-koroku

Led by Seijun Ishii

Fri 12:45-14:00

私のReading Groupは、今学期も3名の学生の参加を得て、何とか形になりました。

今回は、全員が日本語を話せるので、前回よりも日本語の使用量が増えてしまいそうな気配です。

1/19 は、「玄則丙丁童子」の公案。これは『永平広録』だけでなく、『弁道話』にも詳細に解説されていますので、その文脈に沿って説明できました。でも、「丙丁」がどうして「火」の属性を持っているのかを説明するのに一苦労。五行の説明の後は、なぜか話題が「丙午」の話に展開してゆきました。ということで、その後は「日本人が丙午生まれの子供を欲しがらない理由」として「八百屋お七」の解説をするハメに。学生は面白がっていたけれど・・・まあ、日本文化紹介ということでお許しください。

1/26は、カール先生も出席してくださいました。始めは「善財尽界薬草」の話。そこでは、「尽界薬草」を悉有仏性思想と行の問題について。そしてその延長として、「慧忠試験大耳」の公案から、『正法眼蔵』「神通」・「他心通」両巻における道元禅師の「神通」解釈へと展開しました。

といっても、もちろんこれは私が考えた順路ではなく、『永平広録』の上堂がそのような順番に並んでいるということ。このあたりをじっくり読み直してみると、「興聖寺語録」が、かなり用意周到に順序立てて説かれている様子が良く解ります。この後、私が「永平頌古」の撰述期間ではないかと推定した部分に入っていきますので、そこでまた面白い発見が期待できそうです。と、あまり期待しすぎると見事な反証が出てくるかもしれませんね。