GPXシリーズのGPSアンテナユニットは、徒歩で持ち歩く形態などのために本体上面に直接ドッキングできます。車載時には(運転者の視界確保のために)本体から外してダッシュボード上に設置するよう指示が出ています。フロントガラス寄りに設置した方が受信状態も良くなりますし。
本体とGPSアンテナを結ぶケーブルもそれに合わせ短いものと長いもの2本が付属しています。
GPSアンテナについては付属のアンテナブラケットに入れ、右テール内(タンデムシートを支えるためにシートレールから立っている板)に設置していました。なるべく電波を遮断する金属から上空が開けた位置にしたいところです。始めはアッパーカウル内を考えていたのですがどうしても金属ステーの影になってしまいます。人体も電波を阻害するかもしれませんのでシートの直下や、パニアのベースプレート(ウチで使用しているものは樹脂製のように見えてアルミ製)の直下もなるべく避けたいです。で、結局は右テール内に。この位置も人体やシートレールで電波をさえぎる角度がありベストではありません。
パニアのトップケース上にでも貼り付けておくのがもっとも受信状態が良い(バイクの中で高い位置にあり周りに電波をさえぎるものが少ない)そうですが、パニアの脱着のたびに配線するとか、見栄えよい防水加工が面倒なので今回は見送り。
アルミでステーを自作、防水としてジップロックに包み振動低減用にソルボセインシートをはさんでインシュロックで固定します。リア・テールカウルの脱着の際に邪魔なことは確かですけど。
取り付けていた当時の画像はありませんが、左上のまだ両面テープが残っている部分に取り付けていました。

ナビには「GPS天空図」という受信状態を表示するツールがあり、それで見る限り何とかなりそうです。
使ってみたところ、意外に悪くありませんでした。
ナビを買い換えたので新旧のGPSアンテナを並べてみました。比較用に乾電池を置いています。ロッドアンテナがつき、大きな方がGPX-V55のものです。バイクに積むには馬鹿にならない大きさがあります。モデルチェンジしたのであればむしろ小型化してくれ。

GPX-5用に作ったステーにそのままGPX-V55のGPSアンテナを固定してみました。ただし実走すると『GPS/FMアンテナの接続状況が変わりました。システムをリセットします。』とメッセージが出て時折リセットがかかりました(リセット多発2回目)。
アンテナが一回り大きい為、カウルと衝突しているようです。段差を超える際にカウルから押されることによりアンテナとアンテナブラケットに固定しているコネクタの接触がずれ瞬断を起こし、ナビは接続状況が変わったと判断してリセットをかけている可能性があります。
設置位置を変えました。今までは車体側に固定していたのですが、今度はカウルの内側に固定です。タイラップで固定し、取り外し可能にします。

リセット多発は直ったものの、こちらは思ったより受信感度がよくありません。なんでだろ?
それとリアシートに金属質の大きな荷物を積んだ場合には電波が遮断されるという大きな欠点があります。
結局、バイクにおいて最も高く周囲に遮蔽物が少ないであろうスクリーン裏側に貼り付けとなりました。この位置は目につく場所なので見栄えよく防水加工せざるをえないゆえ面倒で避けたかったのですが。
電波を遮らないようにFRPおよび樹脂板で専用ブラケットを製作します。こういった小物はアルミで作ったほうが楽なのですけどね。FRPですと型を作らなくてはなりませんし、乾燥待ちで数日間ロスしますので。
できあがったブラケットはスクリーンの曲面と微妙に合わなかったので軽量パテで整形します。乾燥したら艶消し黒で塗装です。
専用ブラケットはクッション付き両面テープでスクリーンに固定しました。これに伴い、左側の自作LEDマップライトは取り外しました。メンテ時に備え専用ブラケットからGPSアンテナを取り外せるようにしてあります。
使用してみるとGPSアンテナが良い位置にあるので感度良好です。


ただしスクリーンにかなりの大きさの物体が貼り付いているわけですから、正直いってうっとうしいのも確かです。またGPSアンテナユニットは約200gもあるので長期の使用/振動で両面テープがはがれて落下しないか不安です。

受信状態については星まかせです。
GPSの場合、最低3つの衛星からの電波受信が必要です。その場合であっても例えば一方角から3つ受信しても意味が薄く、なるべく自車位置を中心に東西南北にばらけた方角から受信する方が望ましいです。地平線近くの衛星からの電波は障害物が多いので受信しづらく、頭上近くに位置する衛星の方が受信は容易です。
GPSの電波を発する衛星の位置は変化していくので、衛星が東西南北にばらけて頭上寄りにある日は受信状態が良く、特定の方角に偏ってかつ地平線近くに衛星が位置する日は受信状態が悪い、というのが現状です。