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「はちどりの森」

「一枚の地図」

「手と手」

      

    

     

            

 「はちどりの森」

   劣等感は持つだけ無駄だった
   てか
   これ以上は持てないのだ
   表面張力で
   あふれる寸前のコップみたいに

   で
   あふれてみたら
   たいしたことなかった
   テーブルが少し濡れました
   みんなトゲを負ってる
   ということもわかりました

   君の哀しみと僕の哀しみに優劣はない
   世の中ってやつはすぐに数列にしたがるけれど
   哀しみや思い出や幸せには優劣がない
   君の存在を素直に暖かく思うこと
   それでいいよね

   世界中でひとりぼっちで君は丘に立つ
   たぶんそれは僕の位置とよく似てる
   緯度や経度にしばられない小さなドット
   僕たちはドット結ばれないドット独立した自分だけの自分達だけの
   ドット

   君の周りには豊かに人が息づいていて
   それは君の財産だからそのままでいいよ
   ひとりぼっちであることと豊かに囲まれていることは
   むしろ同義なんだと思う

   森を飛び回る はちどりの自由
   森があるからこその自由を
   ひとりぼっちはそんなに悪くない

   求める
   ことができるから

   もし
   ホバリングに疲れたら
   ここにおいで

 

      

   

      

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   「一枚の地図」

     あなたと私は
     一枚の地図

     無数の道路が
     ふたりをつなぐ

     だけど
     たとえば行き止まり
     たとえば一方通行で

     私はいつも迷ってしまう
     うまくいかずに塞いでしまう

     あなたと私は
     一枚の地図
     正しい距離がわからない

     たとえば
     頬に口づける
     たとえば
     あなたの指を受く

     溶け合って

     あなたと私は
     一枚の地図
     愛し方さえわからない

     だけど
     ふたりは一枚の地図

     つながっていく
     未来を
     今を
 
 
  

            

    

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  「手と手」

    君の手が
    とても冷たかったので
    重ねて

    すごいですね
    ゆたぽんみたい
    ゆたぽん?
    はいー

    ゆたぽんですよ
    レンジでチンです
    あはは
    なんとなくわかった

    あったかくなりました!
    でも
    こんどはそっちが
    冷たくなっちゃいましたね
    あー
    すごいね
    冷えピタだね
    はいー

    行き来する
    温度と
    温度

    あるいは
    ことば

    あるいは
    

    手と手
    伝えて

    もっと