「冬支度」

    乾いた
    木の葉を振り落とし
    あなただけが生き延びる

    それがあなたに
    必要な作業

    限られた
    冬の季節を過ごすため

    信号待ちで
    見上げる私の
    その
    わずかな隙間にも

    黄色い記憶が
    風に離れる

    足元に
    散らばる哀しみは
    やがて
    どこにいくんだろう

    あなたに戻り
    あるいは消えて

    やがて
    どこにいくんだろう

    梢は
    はるか空を目指して
    だけど
    重なるはずもなく

    ただ
    やり過ごすためだけに
    あなたは
    無心に振りほどく

    それが
    私に出来ない作業

    冬を過ごせる
    はずもない

   
   

   

12/06/06

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