12月7日その2 「負けないカラダ(旧バージョン)」

   負けないカラダを
   ください眠りに負けない
   カラダ
   をください
   欲望にくじけないカラ
   ダをください
   強いベクトルをもの
   ともしないカラ
   ダをください
   やさしいことば
   には理由が在ると気
   付いてしまうカラ
   ダをください
   この膝のゆく先を
   まるで問わな
   いカラ
   ダをください
   せめて
   だれかひとりでも
   貴方のカラダが
   あって良かった
   そんな
   皮膚をとおして無防備に
   負けないカラダを
   ください

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

大きく違うのは2点。前半の改行位置。前半「ください」の繰り返しが、ちょっと独白調になってしまって、それはそれでいいんだけど、ただ羅列したって感じがちょっとしたんですよね。もっと破滅的な、なだれ落ちるような自己への切望が欲しかったので、「ください」ってフレーズを大幅に削ったこと。

もうひとつは、後半に「無垢な祈り」というフレーズがはいった。旧バージョンでは、切望自体がテーマで、それはある意味無い物ねだり。新バージョンでは、祈りこそその切望を全て黙らせるキーだと宣言したんですね。だけどそれは「あたたかい」「敗北」。それをも受け取らないという、意志表明。

たぶん新バージョンの方がもっと追いつめられてる、かな。自分的には。出口も見えたわかってる、でもいらない。あたしの欲しいのはただ、「負けないカラダ」。

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