初めての陶芸  自作の茶碗でご飯を食べよう!


食器などの焼き物には陶器と磁器があります。磁器は洋食を食べる時によく使われる花柄などのついた真っ白い皿、あれが磁器です。石を砕いた粉を固めて作ります。きれいな整った形をしています。それに対して陶器は土から作るので粘土細工のように誰にでも作ることができます。和食や花器には味のある陶器の方が似合うと思います。陶芸はその陶器を作ることです。

1999年6月、陶芸を始めました。(sea−laの部屋「陶芸を始めた不純な動機」参照)
弱冠10ヶ月、若葉マークのついたままの私は月2回の陶芸教室の他に幸運にも陶芸の花形、登り窯を体験させていただく機会に恵まれました。この感動をぜひみなさんにご紹介したいと思います。
故に専門的なことは何もわからない、初心者から見た陶芸。みなさんも作ってみてはいかがですか?

       
  陶器の作り方(下記)
B級陶芸員の登り窯体験記(窯焚きまで)
B級陶芸員の登り窯体験記(窯焚き)
作ったものたち(sea−laの作品集)

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まずは簡単に、陶器の作り方

1.粘土を練る 修行中 本格的には自分で土を探し掘ったりするらしいがここでは購入する。いろいろな種類がある。鉄分が多い土は焼き上がりが小豆色っぽくなる。
購入した土は水分を均一にするために練る。ここできちんと練らず、粘土の中に空気を封じ込めたりすると焼いているときに膨張して爆発する。自分の作品だけでなく他の人の作品も壊れてしまうのでヒンシュクを買う。
「荒揉み」と「菊揉み」がある。菊の花のようになる菊揉みは体重移動だそうだがなかなかうまくいかない。
2.形作る 電動ロクロで作成中 「手びねり」と「ロクロ」がある。手びねりは子供の粘土細工の要領で作る。味わい、風合いがある。その辺の木ぎれやスプーン、麺棒、刷毛など何を使っても作り手の想像力次第。
おなじみ「ロクロ」はなめらかにきれいに仕上がるが集中力と技術が必要。厚手すぎるものや厚みがまちまちのものは均一に乾燥されず、割れやすい。そうそう、ここで作った物は完成までに85%の大きさになる。つまり縮むので少し大きめに作るのがコツ。
3.乾かす 高台を切る 作って生乾き?になったところで茶碗などものによっては高台(コウダイ)を切る。作りたてでは柔らかすぎ、カチカチに乾くと加工できない。
高台とは茶碗などをひっくり返すと見られる円形などの土台である。そのまま完全に乾かす。
4.素焼きする 乾燥後素焼きする 窯に入れて900度くらいで焼く。植木鉢のような状態にする。素焼きしない備前焼などもあるが備前焼は次の行程である釉薬をかけない。通常素焼きすることで釉薬を付着させやすくする。
5.釉薬をかける 釉薬をかける 釉薬(ユウヤク、またはウワグスリ)は1200度くらいで溶け、ガラス質になる。長石と灰を水で溶かした物で灰の種類や長石の配合により実に様々なものがある。土によっても焼き方によっても発色が違い、なかなか思うようにいかない。焼くとき、下の板に接する部分にだけは釉薬をかけると溶けて板と離れなくなるので注意。下絵を描くこともある。作品を釉薬にくぐらせる、浸ける、または上からかける、刷毛で塗るなどやり方も様々。
6.本焼き 灯油と薪で焚く窯です 釉薬が充分溶け、なおかつ土が温度に耐えられる状態までの温度で焼く。だいたい1260度くらい。酸素をふんだんに使った酸化焼成と、極力さえぎり土や釉薬の中の酸素までを引き出す還元焼成がある。焼く燃料も窯によってガス、灯油、薪などがある。
7.完成 窯を開けると作品がリンリンと音を立てます 焼き上がってから数日そのまま自然冷却し最大の山場、窯出しとなる。まだ熱いので軍手が必要。窯を開けると作品は空気に触れ、リンリンという高い音で鳴るのは何度聞いてもドキドキする。高台をサンドペーパーなどでなめらかにし、水洗いまたは煮沸して使う。


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