| アリランレース顛末記('99.5))) |
1年おきに開催されているアリランレースに出ようと言うことになったのは、錦江湾ヨットクラブの忘年会の時。それからというもの、年明けから毎週、艇の準備と整備に追われ、ついにこの艇初めての海外レース出場と相成りました。具体的には航行区域を沿海仕様から国際航海に改め、ORCレース規定のカテゴリー3というきまりをクリアすべく整備したのですが、これが一言で済ませられるほどの量ではなく、他にも当然、デッキを塗り替えたり、船底を掃除したり、ヨットにどっぷり浸かった半年間でした。
4月中旬、鹿児島湾の一番奥から出航した我がグーフォは、3日かけて福岡の博多湾へ回航したのでありました。その間約265マイル。およそ500キロメートル。
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所属:鹿児島県錦江湾ヨットクラブ 艇名:GUFO.Exp 艇種:YOKOYAMA30RCS オーナー:森山 輝男 氏 |
| 1.4月29日・第1レース(博多→厳原62M) GW初日、回航に引き続き晴天に恵まれこれ以上ないコンディション。午前10時スタート。函館の水野さんを加え8名。錦江湾ヨットクラブの神さんより激励の電報にクルー全員感激。 ゴキゲンな風で艇速は7ノットを越え、このまま行けば夜7時にはフィニッシュかと思いきや、凪に捕まる。リタイアの声や同じく鹿児島よりクルージングクラスで参加した樹王の機走を無線で聞きながら何とか午前12時過ぎに海豹(オットセイ ジャヌー38)と絡みながらフィニッシュ。23艇中、着順13位、修正11位。途中、友人の乗ったTEAM JUST WIN(YOKOYAMA43)と何度もミートし、そのたびに振り切る。結局一度も抜かれなかったのは嬉しい。前回、前々回の優勝艇キャプティーヌ(バンドヘッド30)も午前2時すぎのフィニッシュと振るわず14位。優勝リベルテEXP。 2.4月30日・パーティー(対馬・厳原) 一夜開けた厳原はやはり気持ちの良い晴天。各自ゆっくり休んで朝食。事前にパソコン通信で教えてもらった、ビジネスホテルでのおすすめバイキングは800円で美味。夜は回航なので気楽。買い出しを兼ねて散歩。艇長木佐木さん出国手続き、ごくろう様です。 初めてのパーティはお揃いのポロシャツで。大きなレースでは同じ様な顔ぶれ。去年、第一花丸で来鹿した山下さん(キャプティーヌ)が舞台で年末のグァムレースのPR。で、負けずに私も火山めぐりのPRを。食べ物も美味しく、実行委員長松尾氏の配慮も行き届いており良いパーティーでした。 3.4月30日〜5月1日・釜山へ回航 出国手続きの後、各艇自由に釜山へ回航することとなる。あまりに良い天気なのでのんびり行こうと夕方出港。 夕陽がきれい。各自ワインや地酒を片手におつまみ。キャビン天井に張ったバイク用ネットが大活躍。デッキからでも好きなつまみが取り出せると好評。イカ釣りの漁船があちこちに明るく光る。海は相変わらず穏やか。月も出てきた。対馬を北上し、釜山へ向かう。博多から対馬より距離が短いのが不思議なくらい。翌朝、釜山の五六島を見る。岩の上に灯台、日本にはない風景に記念撮影。これを見ただけでも来た甲斐があると言う物だ。行き交う漁船にハングル文字。いよいよ外国に入港。 入港日の午後と、翌日湾内レースをサボって1日半釜山を満喫!! ★宿………一人一泊1500円。しかも大会本部ホテルの目の前。宿の予約や観光案内ま でしてくれた朴さんたち学生に感謝!ハングル文字にはお手上げでした。 ★食べる…到着後、すぐに焼き肉、冷麺、石焼きビビンバ。各種キムチは食べ放題。辛い 物苦手の私でも大感激。自分で味の調整が出来るのが嬉しい。夜遅くまで立ち並ぶ屋台でのチヂミや韓国風海苔巻。身振り手振りで食べたサムゲタンコムタン、しかも安い。外国に来た気がしない程馴染める街。 ★垢擦り…これだけでも来た甲斐があると女性陣。毎日お風呂に入っていたのは何だっ たのかと思うほどの垢。痛くない。全身マッサージにシャンプーまで。スベスベ。
4.5月2日・パーティー(釜山) 湾内レースをサボリ、充分釜山観光を楽しんだ夜、パーティーが開かれた。チーム別に着席の落ち着いたパーティーで雰囲気は終始和やか。ただ翌日の天気の崩れだけが心配された。
5.5月3日〜4日・アリランレース(釜山−博多107M) 空は初めての曇り空。低気圧接近。11時30分スタート。風は始めから25ノット前後。ただ、嬉しいことにほとんど波が無い。夕方6時、スタートからおよそ6時間たっても、見よ、このシーン。後ろに50フィート艇。雨に加え、30ノットオーバーの風となり、小型の我グーフォはストーム&1ポンリーフから少し落ちるとリーフ解除、NO3ジブを繰り返し、夜中セール交換も出来ず苦しい展開となった。公式距離107マイルを23時間4分で、フィニッシュ! 初めての国際レースがバテン一本失っただけで無事終了した。前半バウマンの、美味しいところ取りの瀬知くんに替わって、後半参加の嵐を呼ぶオーナー森山さん、韓国ガイド兼ヘルムの木佐木さん、ヘルムもトリムもこなした内尾さん、バウの岩上くん、トリムの山川さん、ナビゲーター直ちゃん、そして雪の降る函館からフルレース参加したさっちゃん、最後までワッチの仕事を怠らなかった良寛さん。みんな、お疲れさま。29艇中17着12位。よく頑張りました。 6.5月5日パーティー(博多) ふたたび晴天。びしょぬれのヨット片づけに励む。なぜかすでに皆ゴキゲン。午後、シーホークホテルでパーティ。クルージングクラス全艇に賞品が渡され、韓国艇の一位など心憎い表彰がされた。グーフォは私がねらっていた懐かしきボートハウスの布製バックが当たり、なぜかその場でオーナーより授与された。ワーイ !そうそう、優勝はまたもリベルテEXPでした。
みなさん、大変お疲れさまでした。たいしたトラブルも無く、良かったですね。 これもほぼ4ヶ月、毎週整備した賜物だと思います。楽しかったね。また行こうね。本当にありがとうございました。ヨット乗り大受けのこぼれ話。今回参加した良寛さんの16才の息子さんが言ったそうです。「この忙しい不景気の世の中に、10日間も家を開けられる人がお父さんはいいとして、他に7人も居るとは考えられない。」出来た息子さんです。既婚者の方、充分に気を付けましょう。 この場をお借りして、今回のレース実行委員長のご尽力に心より感謝致します。 |
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