| (第九段) | |
2002.11.11 |
−Tokyo− ご無沙汰しました。あんまりいっぱいいろんなことがあって飽和状態。 そうそう、今日は、会社の女の子によると「ポッキーの日」なんだそうだ。(^_^;) 連休、久しぶりに東京に帰った。 ベネトーファースト40.7のヨットレースには出なかったが、代わりに「相模湾ヨットウィーク」と言うレースに出た。私が12年前、生まれて初めて乗せてもらった「さち風」に乗った。今はYAMAHA30Rと言う艇種だ。二日目は30ノットオーバーの風が吹き荒れ、相模湾特有のうねりまで満喫した。だけどちゃんとメンバーが揃っているし、私の師匠も乗っていたので何の不安もなかった。「楽しそうな顔してるねぇ」と言われた。クルーが全員勝とうとしていた。本当に楽しかった。30ノットの風と言うのは、そうだなぁ・・・小型艇は横倒し状態で帆走らなくちゃならないってことだ。だけどその風の中、優勝した。靴の中までびしょびしょだったが、もっともっとゴキゲンになった。 翌日は中華料理を食べ、鹿児島にはない文明堂のクッキーやちくわぶ、しょうゆ味の生ラーメンを買い込み、ヨット乗りで知り合いの歯医者に行った。親不知を抜いた後の開口障害に、鹿児島での治療に加えて低周波やスーパーなんとかと言う電気を当ててもらい、だいぶ良くなった。帰りに羽田空港で崎陽軒のシュウマイ弁当を買った。羽田空港の地下には探せば結構いろいろな店があり、探していた輸入物のオレンジチョコレートまでゲットした。当然、鹿児島に帰った夕飯はシュウマイ弁当。翌日はちくわぶと鶏肉、ゴボウ、人参などを煎り煮し、お弁当に持っていって会社のみんなに見せた。ちくわぶの感想は「おもちみたい」だそうだ。ストーブを出したので今度はちくわぶを入れたおでんを煮込んだ。コーヒータイムにはオレンジチョコレートを食べ、土曜のお昼にはラーメンを作った。あ〜食欲の秋、かな。 東京へ行った目的のひとつは「携帯電話の買い換え」だった。私の携帯はNTTDoCoMoのもので、もともと東京の契約だったから、鹿児島での買い換えは安い電気店などでは出来ない。「ドコモショップ」へ行かなければならないのだ。当然、安売りの電気屋の方が安いと言うわけだ。だが、しかし、東京の安売り電気店はどこへ行ってみても申し合わせたように同じ値段で、鹿児島の正規ドコモショップよりずっと高かった。 |
2002.11.14 |
−携帯電話− と言うわけで、鹿児島へ帰った翌日、会社の帰りにドコモショップへ行った。以前は会社の帰りなどと言う時間帯には当然開いていなかった店もどうやら改善されたらしく平日は午後7時まで、土日も開いているらしい。 で、携帯電話を買い換えた。支払った金額はなんと315円。ヨット仲間達が安売り店で「P211i」と言う揃いの機種に買い換えていたので同じ物にした。流行の、カラー画面二つ折りだ。充電器も同じだし、使い方も聞くことが出来るので便利である。何より、この機種を逃すと「ゲームなどが充実して出来る画面の大きな高級機種」になってしまうらしい。画面が大きくなれば最近せっかく長持ちしている電池なのに、またまたしょっちゅう充電しなくちゃならなくなる。「携帯なんて電話が使えれば良いのだ」と思っていたのだが、どうやらそう思っているのは私だけらしく、「早くiモードにしなよ」と友達にせっつかれていた。メールはパソコンのアドレスに送ってくれれば良い物を、と思うのだがタイムリーではないとのこと。ドコモショップにはiモードではない電話だけの機種はもはやなく、ほとんどがカメラ付きで値段も高い。2、3千円で買い換えられた機種変更は2、3万円になっていた。「デジカメがあるのに、そんな画質の悪い写真を撮って、しかもわざわざ携帯で送ってどうするのだ」と思うのは私だけだろうか。1年くらいしか保たない携帯電話の電池を交換するよりも、携帯ごと買い換えた方が安い、と言う時代は終わってしまったのだろうか。 「P211i」の機種変更は8,800円だった。なぜか東京の安売り電気店より安い。 しかも確か3,000円ほど貯まっていたはずのポイントは6,000円分だと言われ、「初めてiモード加入のお客様割引」で500円値引かれた。東京の契約なので、「手数料2,000円は来月通話料と一緒に引かせて頂きます」とのこと。 わずか15分ほどで無事、機種変更が完了した。 未だに、一文字一文字携帯を使ってメールを打つのには慣れない。インターネット検索もままならない。電源が入れっぱなしなので夜中に突然届くメールに驚き、寝る前には毎日電源を切っている始末である。 |
2002.11.18 |
−ふるさと収穫祭 1− 「竹子」と書いて、なんと「たかぜ」と読むそうだ。鹿児島県溝辺町の収穫祭がその竹子で開かれた。 そもそも収穫祭なるものが何であるのか都会っ子である私にはまったくわからないのだが、ヨットレースを手伝いに行った折、寺の住職であるオーナーの一人に「絶対楽しいから来るように」と言われたのだ。この時期、収穫祭なのだから、米などが採れた祝いの祭りなのだろうと言うことは何となく想像出来たが、思っていた以上に収穫の多い祭りだった。 まず、段差のある山間の広場に、「溝辺町」とでかでかと書いてあるテントが何張りか並んでいる。思った通り各テントには取れたての野菜や花などが即売されている。その中に「合鴨農法」などと言う難しそうなパネルや説明書きが並んでいるかと思えば、「イノシシ被害でお困りの方へ」などと言ったブースもあった。いや、ブースと言ってもただのテントだ。本当にこんなところにイノシシが出て、しかもそれが一度や二度ではなく、被害に困るほどだとは驚きだ。だって私は野生のイノシシなんぞ、お目にかかったことはないのだ。是非一度見てみたいくらいだ。だがしかし、被害に遭っている農家は現にあるらしく、何だか私が見てもさっぱりと言う農機具状の、電気を流すしくみのような撃退装置が展示されていた。 私はまず「極楽おばちゃんの無人販売」と言う、取れたて野菜のテントへ行った。わかりやすく、全品100円。安い。文字通り馬が食べそうなほどの葉っぱのついた人参が束ねてあり、ほうれん草もスーパーの2倍はあろうかという量だ。私は大きな、6個くらい束ねてあったカブと、東京では好きになれなかった、明らかに違う味の里芋一袋、おばちゃん手作りと言う高菜の漬け物、おばちゃんお勧めの、生のまま生姜醤油で食べると言う手作りこんにゃくを買った。しめて400円である。そこへ妙なものを見つけた。「これ、なぁに?」「たけのこいも」「えっ?タケノコ?芋?」「たけのこいも!」どうやらそれはタケノコと里芋の中間くらいのものらしく、里芋よりも煮崩れしにくいとのことだった。みそ汁や煮物に入れて食べると美味しいと言うのでそれも買った。大枚500円をはたいたところで身動きがとれず、一度駐車場の車に置きに行く。周りの景色は紅葉がきれいだった。 |
2002.11.21 |
−ふるさと収穫祭 2− 「極楽おばちゃんの野菜」の「極楽」とは、「もうすぐ極楽へ行くおばあちゃん」でも、「すでに極楽に居るおばあちゃん」でも、「極楽へ行きたいおばあちゃん」でもなく、ただの地名なのだそうだ。なんとまぁ、粋な地名なんだろう。ここのおばちゃん達は本当に極楽に居るような明るさで、誰かがマイクの前で唱えば踊り出し、私にヒエや黒米、赤米を入れたご飯を説明し、隼人ウリやセロリを入れた漬け物をごちそうしてくれた。 隣はクリスマスリースを売っているテントだった。こちらでは山に入り、「かずら」と呼ばれる蔓状の植物を取ってきてグルグル巻き、リースを作る。この蔓にリボンを巻いたり、ベルをつけたりするのだ。様々なリースが売られていた。輸入ものの蔓はあまりにきれいな形をしているのでこういった自然の、味わいのあるリースにはならないのだそうだ。私は蔓を活かし、そこに自然のままの唐辛子の赤い束や黄色く小さな柑橘類、ツルウメモドキだか南天だかの赤い実のついた枝、ネコジャラシのような植物などがついているものを気に入って見ていた。農家の人で、リースはただの内職だというおばさんは「それがいいの?どうしてかしらね。私はそのタイプは売れないと思ってあまり作って来なかったのよ。そっちの方が手が掛からないのに売れるのよねぇ。それだったらクリスマス以降、お正月まで使えるわよ。」と言う。だって、既製のベルやリボン、クリスマスケーキに乗っているようなプレートはどこでだって買えるのだ。おばさんにとっては、畑に嫌と言うほどある唐辛子や赤い実なんて珍しくも何ともないのだ。しかもこちらの自然派タイプは安かった。私はそのリースにシルバースプレーをかけた松ぼっくりをサービスしてもらい、「クリスマスが過ぎたら赤いリボンと一緒に外して正月飾りにしてね」とアドバイスを受け、300円を支払った。東京じゃ1,500円はするだろう。 そうそう、そのリースについていたネコジャラシ様のものは実はネコジャラシではなかった。何と穀類のヒエだとのこと。社会科か何かで習ったヒエやアワのヒエである。そう言えば隣の「極楽おばちゃん」がご飯に入れて炊いたヒエを見せてくれた。ネコジャラシのような穂をバラバラにすると、昔飼っていた小鳥のエサに似ていた。それとこちらでは鷹の爪をトウガラシとは言わず「コショウ」と呼ぶ。干していない、咲いている時だけを指すのかもしれない。確かにコショウ科の植物なのかもしれない。リースのコショウの束は真っ赤のものと緑のものがあってクリスマスにピッタリだった。料理に、普通に使えるそうだ。 リース屋さんの近くにはタダで配っている、本当にくどくなく上品な甘さの甘酒があり、その隣は、給食室でも見たことがないような、500人用の大鍋が据え付けられ「合鴨鍋」が仕込まれていた。どれだけの大根や人参や味噌を入れるのか見当もつかない。 |
2002.11.24 |
−ふるさと収穫祭 3− どう数えてみても、参加者は500人は居ないだろうと思うのだが「早く買わないと売り切れる」と、友達であるお寺の住職の長女が言うので何となく大鍋のそばをウロウロしていた。鍋の横にはこれまた大量の、美味しそうなゴマを振ったおにぎりが準備されていた。「合鴨汁」も「おにぎり2個セット」もどちらも100円なのだそうだ。う〜ん、これは売り切れるかもしれない。しかもおにぎりは「合鴨農法米」だとのこと。 合鴨農法とは聞いたことはあるが詳しくは知らない。合鴨とはカモとアヒルの交配種だっただろうか。そして農薬を使わず、虫などを合鴨に食べさせると言う知識しかない。合鴨鍋の味見をしていた男の人が私達の疑問に割って入った。文字通り、口角アワを飛ばして説明してくれたところによると、田植えが済んだ所に合鴨を放す。合鴨は飛べないので逃げない。反対に田んぼの周りに柵を張り巡らして電気を流し、合鴨が襲われないように守る。合鴨は虫ばかりではなく、雑草も食べる。なぜか合鴨は雑草は食べるのに苗は食べない。出来る米は美味しいが苗は雑草よりも美味しくないのではないか、とおじさんは言った。さらに田植えが済んだばかりの苗は荒らされることも倒されることもないそうだ。また、合鴨が田んぼの中を泳ぎ回るので土の中の栄養分が撹拌され、良いことづくめだと言う。そして米が出来る頃、合鴨は捕獲され、目の前にある合鴨汁になったと言う訳だ。来年、田植えを見に行く約束までしてしまった。 合鴨汁は美味しかった。発泡スチロールではなく、ちゃんとお椀に盛った汁は豚汁の豚肉が合鴨肉になったようなもので、わずかに唐辛子か何かが入っていた。臭みもなく、暖まった。会場の真ん中では次々にギター演奏や歌が披露されていたが何かイベントが行われるとのことで行ってみる。ご飯の食べ比べなのだそうだ。炊き立ての、大きな炊飯器が3つ並べられた。同じように炊いた3種類の米を当てろと言うのだ。「合鴨農法米」「ステビア米」「普通米」の3種だ。それを何と少しずつ、柿の葉っぱに盛ってもらい試食する。う〜ん。普通米はすぐにわかった。問題はあとふたつ。一体ステビア米とは何なのだ。仕方がないから一番美味しく、香ばしいご飯を合鴨農法米とし、残りをステビア米に決めた。こんなことならステビア米も勉強しておくんだった。 私の舌は正しかったようで、全問正解者に贈られる「合鴨農法米」をもらった。メッチャ嬉しい。友達は1問正解の抽選でこれまた1個で3個分はあろうかという特産の梨を一袋もらい、これまたゴキゲンな、収穫の多い収穫祭だった。 |
2002.11.27 |
−魔法使い− その「ふるさと収穫祭」では、竹箒の製作実演を行っていた。頼めば作り方を教えてくれるらしい。どうも以前から竹箒は使いにくいと思い、買ったことはなかった。何か余計にホコリが飛び散りそうで、もっと小型で安い、ほうきの掃く部分が平たい物を求めていた。竹箒は大きな庭や山などを持っている人専用なのだろうと思っていたのだ。竹箒が便利だと思ったことは一度もない。その、趣味で作っていると言う農家の老夫婦の前には何段階かの、ほうきの製作過程が展示されていた。ところが、それが、びっくりなのだ。私の実家の庭にあった竹箒は完成の一段階前のものだった。 「私の家にあるのはこれなんですけど」 「あー、東京ぼうきね。」 「えっ?」ほうきに東京用なんてあるものなのか。それは見慣れた、太い竹に細かい枝状の竹が縛り付けられている物だ。掃く部分が円筒形と言うか放射線状で、常々私が使いにくいと思っていたそのものだった。ところが完成品は一度円筒形状に縛り付けた小枝を、平たくしてある。つまり、掃く部分だけを扇形にするのだ。これぞ私が求めていた形だ。東京で初めて売った人が、少しでも手間をかけたくなくて製作途中で売ることにしたのだろうか。当時、竹箒は製作が間に合わないほどの人気で(?)、有名になった料理店の味が落ちてしまうように、手間を抜いたのだろうか。それとも、東京以外の地域の人達がそもそもあった竹箒を使いやすいように改善し、東京だけが取り残されてしまったのだろうか。 東京ぼうきがなぜ製作過程で販売されるようになってしまったのかは結局わからずじまいだったが、もっと楽しいものを見つけた。竹箒製作過程の第一段階だ。これがまた、私が「魔法使いのほうき」だと思っている物、そのものだったのである。 魔法使いのほうきはもちろん空を飛ぶためのものなので、「掃く部分のボリュームがありすぎてはいけない」と私は思っている。だけど見るからにそれらしくあるためにはプラスティックだとか赤や青では感じが出ない。自然そのものの素材が望ましいのだ。それには竹箒製作過程の最初、これがピッタリなのである。 「ニンバス2001」や「ファイアボルト」は無理でも、これだったら入手出来る。 |
2002.11.30 |
−ハリー・ポッター− そう、ご多分に漏れず私も5冊を二度ずつ読んだ。ごく最近のことだ。 「ニンバス2001」とか「ファイアボルト」と言うのは本の中で登場する魔法のほうきのことなのだ。 本屋で「予約受付中」の張り紙などをたびたび目にしているから、ベストセラーなのは知っていた。だけどどうも魔法とかSFなどという、現実的ではないものが苦手だった。しかも1冊2,000円もする。予約までしなきゃならない。図書館の予約は半年先までいっぱいだそうだ。・・・そんな理由で読んでいなかった。だけど職場の、ハリー・ポッター本人みたいな女の子に「貸すから読んでみて下さいよ」と言われて読み始めた。読むべき面白い本が増えるのはいつだって大歓迎なのだ。一晩に一冊ずつ読むのは何の苦もなかった、と言うかそこで読み終えて寝なくちゃいけないのは残念だった。もっと残念なのは先日発売になったばかりの第4話までしか出版されていないことで、1年に一冊しか発売されないのだと言う。執筆済みの全7話が発売されてから読めば良かったと思うくらいだ。 著者がシングルマザーで、子育てをしながらたった一杯のコーヒー代を持って喫茶店で執筆したとか、小さな出版社を経営している夫が亡くなり、友人の薦めで残された妻が大手出版社を凌いで版権を獲得したとか、そう言うことではなく、ただ楽しい。 何とか9番線と10番線の間の9と3/4から列車に乗ることが出来れば、「魔法の世界に行かれるかもしれない」と読者に期待を持たせてくれる。郵便を運ぶペットのふくろうだとか、防水で保存のきく火だとか、かぶると寮を決めてくれる組分け帽子だとか、発想があまりに豊かで脱帽する。子供達のおやつはカードのおまけつき「蛙チョコレート」や闇鍋状態の「百味ビーンズ」だ。 職場にはクゥイレルとスネイプ先生に打ってつけの課長が居る。友達は私がハーマイオニーにそっくりだと言う。魔法使いの血が一滴も流れていない「マグル」なのは気に入らないが100点満点で112点取るほどの(?)学年一の首席だから良しとしよう。 ダイエーでカード付き「蛙チョコレート」を買った。もうすでに売り切れらしい。 |
2002.12.03 |
−車− ハリー・ポッターのカード付き蛙チョコレート箱入りは、ダイエーは売り切れだがサンクスにならある。 さて、私の車が不調である。不調なんて悠長な物ではなく、瀕死の状態と言って良い。 夏の終わり頃、エンジンを切ろうとキーを回すと、3度に2度くらいはまるで止められるのを嫌がるようにゴロゴロ、ガラガラとうるさくノッキングのような状態になった。知り合いの整備士に聞いたところ、それはカーボンか何かが溜まってしまっているのだろうと言われた。その症状がなくなったのも束の間、今度は走行中加速しようとアクセルを踏むと一瞬止まりそうになった。これは結構やばい。加速のタイミングで更にぐっとスピードが落ちれば、後ろから追突されそうだ。ところが昨日の朝、今度はなんと走行中にエンストした。角を曲がった直後で加速しようとしたら、バッテリーランプからオイルランプまでとりどりのランプがついており、エンジンは切れているものの惰性で走っていたのだ。ここで慌ててはいけないと左ウィンカーを点滅させ、左に寄せて停車した。もう一度エンジンをかけ、会社まで何とか無事に走った。 会社に着いてサービス工場の人にみてくれるようお願いした。8月から車のディーラーに勤めているのでこんな時便利なのだ。車検でも何でも、仕事中にやっておいてくれるらしい。事務所のビルの隣は5階建ての駐車場のような作りのサービス工場になっている。社員の駐車場はそこの屋上なのだ。「上にあるんですね。見ておきますからナンバーだけ教えて下さい。」 昼休み、同僚や先輩は「危ないからすぐに買い換えるべきだ」と主張した。帰社時間に申し渡された診断結果は予想以上にひどかった。悪い点は15箇所くらいあって、オイルが汚いなどと言うわかりやすい物に始まって点火プラグ不良とか、オイルが入ってはいけないところに入ってしまっているとか、何とかシールがダメとか、ブレーキが、とか、まともなところはなかったのかと言いたいくらい連ねられた。いつもなら「あんまり悪くないところまで替えて儲けようとしているんでしょ。」と思うところだが、そうは思えなかった。心当たりは大ありなのだ。 私が初めて乗った5万円のマークUは、元の持ち主もヨット乗りだったから潮のため錆びて、ひとりで通称解体屋横町の怪しげな店を周りトランクの蓋だけ買い求め、挙げ句、ラジエターに穴が開いて、ペットボトルに入れた水とコルクのような凝固剤を常時携行していた。確か7万円くらいの2台目のカリーナEDは、オイルがすぐになくなってしまうため5L缶を積んで走った。だからたいていのことでは驚かない。どの車も7万キロくらいで入手して13万キロくらいまで走った。今の車は15万円のスターレットで13万キロを超えている。(値段が高くなっているのに車が小さくなっていくのはどうしてだろう・・・) 「いつ止まってもおかしくありません。遠出は絶対にダメです。」とサービスの人は言った。修理は20万円以上、それもエンジン内部がやられていなければ、の話だそうだ。中古車担当の女の子にすぐに電話を入れた。「希望はありますか?」「安いの。」 今度はどんな車になるかなぁ。 |
2002.12.07 |
−新しい車− 13万キロ走っている瀕死の私の愛車は、前週末「いつ止まってもおかしくない」と整備の人に言われた通り、月曜朝の出勤時にはますます容態が悪化した。恐くて週末は乗れなかったのだ。信号待ちで停止していると回転数が下がり、エンジンが止まりそうになる。そのためギアをニュートラルに入れて常にアクセルを踏んでいなければならない。一定速度を下回るとバスが爆発すると言う、映画「スピード」に似ている。 我社、中古車担当の部長は、「マークU2000cc。今なら2年車検付きで25万ポッキリだ。」と言ったが、11年前のマークUじゃどれだけガソリン代がかかるかわかったもんじゃない。それに会社の駐車場はパズルのように、場合によっては誰かの車を動かして自分の車を出すなんてこともあるわけで大型車は迷惑千万だろう。アパートの駐車場もお隣のお兄ちゃんがランクルに買い換えたばかりなので大きいのは停めにくい。 「中古車はタイミングなんですよねぇ」と言った担当の女の子が、昼休みが終わってすぐに「ありました!」と駆けてきた。「平成6年車、走行距離4万6千キロ、パワステのターセル。車検は来年の3月まで。下取り価格が低かったので予算内です。」と胸を張った。「それそれ、それにして」と私。「う〜ん。まず見てみた方が良いですよね。・・・」「どこに行けば良いの?夕方6時過ぎならどこへでも行くよ。」彼女は中古車センターの所長と親しげに電話で話している。「ホントにお勧めなんですかぁ。ステレオ、付いてます?」なんて強気なことを言ってる。 1時間後に彼女から手招きされて行ってみると、なんと会社の前にその車が停まっていた。引き取りだか納車だかの人に調整をしてもらい、乗って帰ってきてもらったらしい。きれい・・・。周りは傷もへこみもなく、室内のシートさえシミもなさそうだ。今までのスターレットとほぼ同じ形の3ドアハッチバック。後ろにスピーカーが設置してあるのが見える。今度は担当の彼女、そばの電話で電卓片手にどこぞと値段交渉している。すべて彼女にお任せしよう。通りかかった他の社員も数歩離れて眺め、代わる代わる運転席に座ってみて「良いじゃないですか」と言い、同じ課の女の子は同じ排気量なのに一目で「グレードアップですね」と言った。今までの3台の車は選択の余地なくその車になったので何をチェックして良いのかわからない。ただ、今まで白い車ばかりだったのでたまには違う色も良いなぁと思っていた矢先、そのターセルの色は濃いグレーでもなく、紺色でもない、メタリックなブルーグレーでとても気に入った。 値段交渉が成立したらしい。安すぎると言う支店の言い分をはねつけ、「整備付き15万円」だそうだ。その時はまだ「あ〜、前の車と同じ値段ね。あのときは走行距離7万キロだったからちょっと安いな。」としか思わなかった。 |
2002.12.10 |
−新しい車 U− 車を見つけてくれた中古車担当の女の子は、「今日はこれに乗って帰って、良いようであれば明日決めて下さい。」と寛大なことを言ってくれた。確かに自分の車をこれ以上走らせるのはスリル満点どころか危険なので、有り難く申し出を受けることにした。帰りがけ、担当の課長まで見に来てくれた。「4ドアだったらあまり安くはならないんだ。家族連れが欲しがるからね。さっき私も乗ってみたけど調子は良かったよ。タイヤもいいね。ただし早めに燃料を入れた方が良いからね。じゃ、気をつけて。」 取りあえず今までの車から私物を移し、途中でガソリンを入れて帰った。たばこ臭くもなく、かといってトイレの芳香剤のような臭いもせず、快適だった。マークU、カリーナED、スターレットと中古車ばかり乗り継いで、前の2台にしか付いていなかったパワーウィンドが復活したのが嬉しかった。スターレットにはなかった「ガス欠ランプ」が点灯していた。翌朝、たぶん父の車以外、今までのどの車にも付いていなかったオートミラーであることに気づいた。やっかいだったサイドミラー調整が手元で出来るのだ。挙げ句、ステレオのスピーカーは全部で6個あることがわかった。乗る度に嬉しい発見がある。 「あれでいいの?」と翌朝部長に聞かれ、「もちろん」と言う答えを飲み込んで「はい」と答え、注文書に記名捺印した。前の車がダメだとわかってからすぐに休日でも取れる印鑑証明を2通と実印を持ち歩いていたので、中古車登録の女の子が「VIP待遇ですよ」と持ってきてくれた書類に言われるがままに捺印した。税金、手数料などを含めてちょうど15万円にしてくれた注文書の控えを持って昼休みに郵便局でお金を降ろし、経理課に持って行って入金した。 「明日出社したら駐車場に停めず、工場に入れてこの書類を工場長に渡しなさい。」と部長に言われた通り、翌朝車を工場に入れた。工場長に今までの車からアマチュア無線機とアンテナを外してくれるようにお願いし、取りあえずペットボトルのジュースを数本差し入れた。昼休みに内線電話が入り、「タイヤは前のと径が違ったから今までのままだよ。あと左右のブーツがダメだったので交換しておくね。」と言われた。帰りに工場に引き取りに行って驚いた。サービスのつなぎを来た人が持ってきてくれた車はピカピカに磨かれており、彼が車内から取り出したのは足跡のマークが印刷されている大きな紙だった。と言うことは車内もきれいにしてくれたらしい。現状渡しでも今までの車に比べれば充分きれいだった車が新車のようだ。点検明細にはブーツ交換の他、3.5Lのオイル交換とか、何とかクーラントの交換とかが書かれていた。ペットボトルのジュースじゃ、悪かったかなぁ。 「整備付き15万円」の価値がだんだんにわかってきた。走行距離も、傷やへこみやシミがないことも、パワーウィンドも、オートミラーも、ステレオももちろん嬉しいけど、「整備」には安心感があった。少なくともしばらくはオイルや、水や、穴をふさぐ凝固剤を持って走らなくても良く、もちろん信号待ちでニユートラルのままアクセルをふかし続けなくても良いわけだ。 中古車登録の女の子に「VIP待遇だ」と言われただけあって、名義変更の車検証も、車庫証明も、前の車を廃車した抹消登録証明書もほどなく届いた。車検証なんて、今まで持ったことがない新品のビニールケースに入れてくれた。そう言えば今まではダッシュボックスの車検証なんてホコリだらけで、広げようとするとビニールがひっついてうまくいかず、ひどいときは中の書類がそのビニールに写ってしまって読めなかったりしたものだ。 任意保険の車両入れ替え手続きや、廃車した車の自賠責保険の解約は私の本業なので何の苦もない。念のため次の車検まで3ヶ月ほど残っている自賠責保険の名義変更もしておく。これで完全に私の物になったわけだ。 友達から「買った値段より1万円多く16万円出す。しかも車検の切れる来年の3月に買う。」と言われた。 絶対、売らない。 |
2002.12.13 |
−土産物− 新しい私の愛車にはさらに速度調節の出来るワイパーと引き出し式のカップホルダーがついているのがわかりゴキゲンだ。だがシートベルト未着用ランプまでついていて、まぶしすぎてシートベルトをしないわけにはいかなくなった。そうそう、今までの4台のうち、前の車にだけついておらず、つい助手席の鍵をかけ忘れていたオートロックも復活した。その代わり、鍵をつけたままドアを開くとピーピーうるさい。中古車担当の課長は「どうだね、調子は。悪いところがあったら直してあげるから、すぐに工場で見てもらいなさい。」と豪語している。そう言うだけあって調子はすこぶる良い。ただこんなにきれいだと、今まで車なんて走ればよいと思っていたのに「ぶつけたり、こすったら大変」とか、「ワックスかけなきゃ」なんて余計なことを思ってしまう。まるで新車気分。 さて出張や旅行の、「土産物」と呼ばれる物はほとんどが美味しくない。「スキーに行ってきました」饅頭とか、「好きです、北海道」クッキーの類だ。まぁ、あればよいと言う義理なので買う方も気合いを入れない。自分が買う方の立場になった場合、美味しい物は値段が高くて保ちが悪いことに気づく。 それが、久々のヒットを見つけた。名古屋土産の「ごっさま」と言う。「名古屋方言まんじゅう」と書いてあった。和菓子系で中に餡が入っており、周りは、何というか上品な、心許ないくらいのカステラ状のものだった。ひとつひとつ包装してある。(株)美濃忠と言うところのものだ。名古屋の土産の中では、私は「ういろう」はあまり美味しいとは思えず、「赤福」は翌日になると餅が固くなって会社では取り分けにくいのでぜひこれにしてもらいたい。だがしかし、えび煎餅の「ゆかり」も捨てがたいか。(^_^;) 他に私のお気に入りは宮城県仙台の「萩の月」と佐賀県の「伊万里まんじゅう」。鹿児島の名物は「かるかん」が知名度NO.1だが、スィートポテトに更に生クリームを加えて上品にしたような「ラブリー」が一番人気である。 |
2002.12.17 |
−ハワイ・ハワイ・ハワイ− 我が社にはスネイプ先生とクゥイレルに似た二人の課長の他に、ダードリーにそっくりな部長が居る。ダードリーはハリー・ポッターがブームになる前、スズキムネオ氏に似ていたため「ムネオくん」と呼ばれていた。ちなみに「ムネオくん」は社内に1号から3号まで3人居る。 私の大好きなハワイでは、ノースショアの大好きなアクセサリーショップ「ジャングルジェムズ」と、有名なビーズ専門店と、「ホノルルクッキー&カンパニー」までが、これまた大好きなワード・ウェアハウスにお目見えしたそうだ。加えて、火事で閉鎖されていたパンケーキ屋「エッグスン・シングス」も11月7日にリニューアルしたとのこと。ウクレレ奏者、ジェイクシマブクロさんの2枚目のアルバムも発売されたらしい。情報が入る度「行かねば」と、つい思ってしまう。そう言えばホストマザーも引っ越しした、とメールをくれた。 今年2度、合わせて100日も行っていたハワイなのにもう、「帰りたい」。最近、仕事の最中に、例えばファイルに書類を綴じていたりして、急にハワイを思い出す。思い出す、と言うよりふと、感じる。あの陽射しとか、潮の香りとか、草いきれとか、暑さとか、花の映像なんかがチラッと横切る。ビョーキですね、きっと。 私のHP、つまりここに来てお便りを下さり、それからすっかり仲良くなっていろいろ情報交換をして頂いたククイナッツさんと、9月にハワイでお会いした。ハワイでの私の予定をお教えしておいたところ、モーハワイで掲載された写真を覚えておいてくれたらしく、お祭りのオープニングセレモニーで声をかけて頂いた。彼女は毎年9月に行われている「アロハフェスティバル」の時期に夏休みをずらしてハワイに通っているそうだ。数日前、その彼女からメールが届いた。な、なんと来年9月の航空券を押さえたとのこと。びっくりした。予定をきちんと立てたがる私がヨット乗りになって学んだことは、「明日はわからない」と言うこと。「来週はどうするんですか?」「お前ねぇ。明日のことだってわからないのに来週のことなんてわかるかよ。」といつも言われた。確かに、雨だけでなく嵐が来るかもしれないし、時化ればヨットは出せない。だけどいいなぁ、9月6日から行くんだって。 鹿児島のヨット乗りの友人は、なんと私が去年やったように手続きをたどって、年明けからハワイ大学N.I.C.E.プログラムに参加することにしたと言う。1年の間に更に学生ビザ取得は難しくなっていて、去年要らなかった戸籍謄本まで、しかも英文訳付きで必要だったそうだ。だが取得出来た。彼の学生ビザはあと5年あるのに対し、当たり前だけど私のはあと4年しかない。 今年1月から3ヶ月、その留学先で同じクラスだったマイコからメールが来た。彼女はまだ頑張っていて一番上のクラスになれたとのこと。 あ〜、来年も行くぞ。 |
2002.12.20 |
−ごく普通のお好み焼き− ギョーカイで、今一番売れている車はホンダの「Fit」だという。小型車の売れ行きが良いのだそうだ。ってことは大型車は売れず、台数が出ても儲けが少ないのだと専務が言っていた。そう言えば前を走っていた小型車を何だろうと思ってみたらフォルクスワーゲンのPoloだった。外車とは思えない大きさ。海外では小さく見えるだろうなぁ。 ハリー・ポッターの本を貸してくれた会社の女の子がある日、「夕飯はお好み焼きがいいなぁ」と言った。 「あなたの家のお好み焼きってどんなの?」 「ごく、普通の。」 これは面白くなってきた。「ごく普通」と本人が思っている食べ物で、それが他の人にも「普通」だった試しはあまりない。ごくありふれた目玉焼きに何をかけるか、なんて話題もみんなの意見が一致したことはない。やれ醤油だ、ソースだ、塩胡椒に決まっているでしょ、マヨネーズしかない、ケチャップだ、・・・と言うことになる。 「まず、冷凍のシーフードミックスに、卵と・・・」「えっ?シーフードミックス?それを凍ったまま入れるの?」「そうです。」 う〜ん。イカ天とかエビ天は良く聞くけどシーフードミックスなんて初めて聞いた。すでに「ごく普通」ではない気がする。アサリ入りのお好み焼きかぁ、一度食べてみたい。 「豚肉とかキャベツは?」「入れることもあります。」「ほう、それで?」「焼いて食べます。」 「小麦粉と具を水で溶いて焼くんだよね。」「いえ・・・」 急に彼女が口ごもった。他に作り方なんてあったっけ。 何と彼女の家では水ではなく牛乳で溶くとのこと。なんだかホットケーキを想像してしまった。シーフード入りのホットケーキ。オプションで抹茶や挽いたゴマを入れるらしい。 お好みで焼くからお好み焼きなのだろうか。 |
2002.12.23 |
−炊肉− 鹿児島はまだ暖かいと思うのは気のせいでしょうか。昨日は半袖ポロシャツにGジャンで外出しましたが、寒くなかった。助かります。 土日祭日がお休みのサラリーマン、OLのみなさん。今年はあと4日働けばおしまいです。頑張りましょう。 さて、課の女の子が「内緒の忘年会」に行きましょうと誘ってくれた。内緒と言うのは課長などには声をかけず、仲の良い子だけでご飯を食べに行くことらしい。そこで前から「食べたことがなければ是非一度試して下さい」と言われていた「炊肉」と言うものを食べに行くとのこと。「たきにく」と読む。生まれて初めて聞く料理だ。鹿児島料理ではなく、店のオリジナルらしい。 当日までにメンバーは増え続け、女性ばかり9人になった。次々に知らん顔で仕事を終わらせ、バラバラと会社を出る。友達の車の後ろを走り、安い駐車場に案内してもらう。天文館の「牛ちゃん」はその「炊肉」の専門店らしい。雰囲気はお好み焼き屋のようで、座敷も椅子席もガスのついたテーブルのまわりに座るようになっている。メニューは黒豚、ロース、カルビなど何の「炊肉」かをチョイスする。オプションでイカやエビなどを追加出来る。 「ロース+カルビ+イカの炊肉セット」と言うものを人数分注文した。すると9人が囲む2つのテーブルに何やら怪しげで大きな銀色の鉄板状のものが二つ運ばれてきた。正方形のその板は左右に持ち運びのための取っ手が付いていて真ん中にほんのわずかな円形のくぼみがあるだけでお盆のように平らだ。それをガスの上に置いて火を付ける。わずかな、皿一枚ほどのくぼみには何やら汁が少し張ってあり、そのくぼみを囲むように、土手が築かれている。土手はドーナッツ状の大きなババロア型のような形で、生の刻んだ肉にキャベツやもやしなどの野菜が混ぜてある。包む前の、餃子の具のような風情だ。それを内側から崩してそのわずかなくぼみに入れ、少し煮えたところを、好みで焼き肉のタレをつけて頂く。コツは、食べないのにそのくぼみに土手を崩して入れすぎると野菜の水分がくぼみからあふれ、鉄板からテーブルへこぼれる。要はどんどん食べれば良い。肉も野菜もあまり火を通さなくても食べられる。小皿のキムチが付いている。 土手がなくなった頃、丼に少し汁をかけたうどんが運ばれる。それをくぼみにあけ、煮えたらまた食べる。肉や野菜の出汁を吸っていて美味しい。すき焼きの最後に食べるうどんに似ている。最後はそこへ、これでもかと言う具合にご飯を入れる。ご飯は残った水分を全部吸い、余すことなく堪能出来る。生卵を回しかけて火を止め、また食べる。 う〜ん。満足。 |
2002.12.26 |
−生姜− 新しい私の中古車は(わかりにくい表現(^_^;))絶好調である。サービス工場の人のアドバイスによると車をきれいに保つ裏技はなく、当たり前のように「まめな洗車」こそが大切とのことなので、珍しく、晴れた土曜日にぬるま湯をいれたバケツとボロのTシャツを用意し簡単に拭いてみたりした。今まで車は愛称で「私のベンツ」と呼んでいたのだが、これもあまりにわかりにくいので「sea-la号」にした。「sea-la号」は通勤時間帯の渋滞を朝晩走っている割にはL/10キロと燃費も良い。今頃気づいたのだが前の車も同じ1300なのに、近頃妙に燃費が悪かったようだ。みなさん、燃費が悪くなったら点検しましょう。 ヨットクラブの忘年会では、毎年恒例で「競り」が行われる。温泉に入り、一杯飲んで良い気分になったところで、一段高くなった座敷の上座に競り人(ヨットクラブ会長)が「ハエ叩き」を持って現れる。品物はメンバーが家にあって使わないものや、安く提供出来るものを持ち寄るのだ。売上金は歳末助け合いへの寄付と、クラブ運営費の足しにする。その「競り」に今年は農産物が出された。農業をやっている人が持ってきてくれたらしい。山ほどの大根や白菜、ジャガイモに混じって生姜を見つけた。生姜は身体にも良さそうだし、4本束ねられた大根や4個ずつくくられた白菜は消費する自信がないが生姜なら何とかなるだろうと一袋70円で競り落とした。安い。 それがスーパーで売っているような、ひとカケ100円なんて生姜ではない。見たこともないほど大きく、長く、きっと生姜と言うのはこういった状態でなっているものなのだろうと思わせる大きさだ。それが袋の中に5本も入っている。家に帰って測ってみたら1本300グラムほどあった。一袋で1キロ半もあったことになる。取りあえず1本を友達にあげて来たがそれでも凄い量だ。しかも表面がひからびてしわしわになっているものと違い皮を剥く必要もないほどの取れたての生姜だった。 「ガリ」を作る。寿司屋にあるあの「ガリ」だ。手作りのものは毒々しい色もなく、美味しい。今回はちょっぴり贅沢して鹿児島名産の黒酢も少し入れてみた。瓶に1本出来た。冷蔵庫はすでに6月に作ったラッキョウ漬けやピクルスで瓶詰めだらけだ。ひとカケは保存用の薬味としてそのままおろせるように冷凍した。だが、使い切れない。他に生姜の使い道なんてあっただろうか。豚肉の生姜焼きや湯豆腐の薬味、イカ焼きに乗せるくらいでは消費量が少ない。ちなみに、「ガリ」は生姜の繊維に対し垂直にスライスするのに対し、ピクルスだと繊維に平行に切るらしい。 会社の料理好きな女の子と話してインターネット検索した。ジンジャーエールを作ったらどうかと言うことになったのだ。おろした生姜と砂糖だけではなさそうだし、おろしたまま炭酸に加えれば濁ってしまうだろう。 結果、おろした生姜と砂糖、シナモン、クローブを水で煮出して漉し、炭酸で割るのだそうだ。見つけたレシピには鷹の爪まで入れるとあった。これを作って置けば炭酸だけでなく、喉の調子の悪いときにお湯で割って飲んだり、お酒に加えても美味しそうだ。 70円でとことん楽しめる。 |
2002.12.29 |
−英語版ハリーポッター− 「ジンジャーエールの素」の作成は成功したが、台所は香りだけで風邪が治りそうなほど・・・。 ネット上で本が購入できる海外の「Amazon」と言うサイトを利用したことがあるが、ひょんなことから日本語版の同サイトもあることがわかった。覗いた時にハリーポッターのコーナーがあり、原作本のペーパーバックが安く売られていることもわかった。ペーパーバックは軽いし安いので便利なのだ。ただし意味がわかれば、の話だが・・・。日本も重くて高級なハードカバーの本を出さないでペーパーバックにしてくれたら良いのになぁ。 原作本でもハリーポッターなら楽しいし、日本語でも読んでいるので少しはわかるかなぁ、と思っていたらCDやカセットテープも売られていた。「家事やドライブのお供にもどうぞ」とのこと。私は車通勤を始めてから、常々通勤時間をどうにか出来ないものだろうかと思っていたのだ。電車通勤なら本も読めるが、運転しながらでは出来ることは限られている。英語を勉強したいと思っていたところだった。そうだ、これを聞こう!と決めた。 ドイツ語やフランス語版は良いとしても英語版だけでもアメリカ版とイギリス版、つまり原作版があった。無論、アメリカ版は原作ではなく翻訳版のコーナーに売られている。何となく、ハワイで英語を勉強したのでアメリカ版にしようと思っていたら会社の子も買って欲しいと言った。彼女もアメリカ版を選んだ。理由は「イギリスよりアメリカへ行く機会がありそうだから」と言う明快なものだった。 このサイトでは1,500円以上買うと送料無料で宅配される。1時間ごとにベストセラー100冊が更新されていてわかりやすい。しかも本ごとに「24時間以内に発送」などと記載されている。東京に住んでいた頃は本屋に立ち寄る機会も多かったが、鹿児島には大きな本屋は少ないのだ。しかもぬくぬくと暖かいところで注文し、家まで届けてくれるので重くもない。値段も変わらない。中古のコーナーまである。普通の本屋さんも苦しいだろうなぁ。 と言うわけで、取りあえず第一巻「ハリーポッターと賢者の石」のペーパーバックとカセットテープを注文した。両方で4,000円ちょっと。JALのマイレージが貯まるクレジットカードからの引き落としにした。24時間以内の発送で、翌日には発送しましたと言うメールが来、その翌日に届いた。テープは6巻あり、ペーパーバックは「ホントにこれ一冊であの一話が納まっているのか」と思うほど軽かった。 通勤時間にテープをかけた。「うっ」と拒否したくなるほど早口だった。だけど会社へ着く前に何とか慣れた。留学してまだ1年も経っていないのに危うくあのスピードを忘れるところだった。日本語訳を2度も読んでいるので、渋滞や信号待ちだったら、どこのシーンかは辛うじてわかった。だけど走っているときやカーブを曲がるとき、追い越しをかける時はボリュームを高くしているにもかかわらずまったく聞こえていない。日本語のラジオだったら意識しなくても聞こえてくるのになぁ。 以前別のペーパーバックを、次の翻訳版が出るのを待ちきれずに、無謀にも入手したことがある。その時はペーパーバックを見ている時間より辞書を読んでいる時間の方が長かった。1行で何回も辞書を引かないと意味がわからなかった。今回は子供向けの話だからか、日本語で読んでいるからか、留学で少しは英語に慣れたのか、そんなに苦痛ではなさそうだ。それでも1ページに1ダースほど電子辞書のお世話になりながら5、6ページ読んだ。テープは登場人物毎の声色が面白い。 これで来年の秋に次号が出版されるまで、十二分に楽しめる。 |
2003.01.01 |
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 −英語版ハリーポッター 2− 私の場合「今年の抱負」なんて毎年年の初めに改めて考えることではなく、いつも山ほどの抱負を抱えている。抱負だらけ・・・。 とにかく、英語のレベルを退化させないことが今の抱負と言えば抱負になる。抱負と言うより「ヤバイ」って感じなのだ。焦りとも呼ぶ。もちろんできれば向上させたいのだが、何もしないでいるとただでさえ増えてしまう体重を何とか食い止めようと現状維持するような感覚に似ている。 年末にハリーポッターのペーパーバックとテープを購入し、2本のテープを2度ずつ、運転しながら聞いた。面白いことに、テープだったらわかる単語と、文字を見れば解る単語が違うことに気づいた。聞こうが読もうがわかるに越したことはないのだが、テープの場合わからない単語は聞こえてこず、本を読む場合、発音出来ない単語はわからない単語になる。 聞こえなかったひとつに「owl=フクロウ」がある。何が飛び交い、昼間でも出現しているか、主語が聞き取れない。話を知っているので「フクロウのはずなんだけど」と思うのだがそれでも聞き取れない。短すぎて何を言っているのかわからないのだ。主語が聞き取れないようでは話にならない。だけど今まで単語だけ覚えていて混同してしまうことがあったexpect=予期する と、except=〜を除いて などは、聞いていれば前後関係で間違えようがないのでいともたやすく理解できた。 知っているはずなのに辞書を引いてしまった単語も山ほどある。 fall=落ちるの過去形fell、スタントマンなどと日本語にもなっているstunt=行動、これまたクラッチと言われれば何とかなったであろうclutch=つかむ、ストライクと言えばわかったのだがstruck=strike打つの過去形、そしてその名詞形stroke=打つことと同じスペルで「なでる」だった。どうりで自分のヒゲを打つのはおかしいと思った。ふーっ。発音の仕方がわかっていないし、動詞など変化されると弱い。 頑張らない。今年はとにかく、通勤時間にただずっとこのテープを流し続ける。 |
2003.01.05 |
−吹雪− Oh, my god!とは、こんな時に言うのだろうか。 鹿児島が雪である。それも半端な雪じゃない。ブルーグレーの私の車は、窓から覗いた限り、白だった。もちろん地面もまっ白。まだ7時前だったので表は真っ暗だ。あまりの静けさと寒さにベットから出るのが恐ろしかった。しかも未だ雪は降り続いている。積もりにくいと言う牡丹雪ではなく、本格的な雪。確か一昨日、東京の友人が2度で寒いと言っていた時にはそれでも最低気温は8度だったはずなのだ。 こんな日に、友人がハワイに出掛ける。ちょうど1年前に私がしたことをそのままたどってハワイ大学に留学する。私は彼を、去年私がしてもらったように鹿児島空港まで送るという約束をしている。鹿児島から大阪伊丹空港に飛ぶ飛行機は9:15に出る。いつもだったら空港バスで1.5時間、自分の車なら40分と言ったところだ。たいしたことはない。それでも、空港で朝食を食べようと言うことで私は8時に家を出ることになっていた。テレビをつけた。九州自動車道は全面通行止め。とにかく着込んで7:30に家を飛び出した。 軽装の友人を乗せ、まず九州自動車道まで行く前の指宿スカイラインを、前の車の轍をそのままたどりながら思い切りゆっくり走っていると何台かの車が前方で固まって止まっているのが見えた。玉突き衝突である。まだ警察の車も来ておらず、けが人も居るようだ。高速道路管理の黄色い車に乗ってきたおじさんが途方に暮れている中、友人は車を整理し、脇に寄せ、他の心あるドライバーと共に凍結止めの薬を蒔いた。なんとか脇を通り抜けたがそこまで。バックするのだけは免れたが反対車線のUターンに変わっただけだった。到底間に合わない。そんな時でも楽天的な友人は「うひょうひょハワイ!」などと言っている。ハワイの気温は26度なのだそうだ。 いつも走っている国道は吹雪だった。海からは白い湯気のようなものが立ち上り、山はスキー場に来たかと錯覚するほど白かった。雪道になれている友人に運転を変わってもらい、私は2台の携帯で鹿児島空港やJAL、高速バス会社に電話をかけ続けた。だが、つながらない。やっと東京の友人に調べてもらったJALの大阪につながり、インターネットで予約した確か変更不能のはずのチケットを変えてもらうように頼んだ。JALのスエダさんと名乗った大阪国際線担当の女性は滅法親切だった。「お差し支えなければ東京経由で・・・」「もちろん何も差し支えありません。」と私。友人は運転席で何度も大きく頷いている。本来なら大阪の関空で、昼から夜9時まで待たなければならなかったチケットは羽田、成田経由の接続の良い便に変わった。鹿児島発は午後の2時。それなら余裕で到着出来る。日本ーホノルルはこの時期空いているにしても国内線は満席のはずだった。何をどう手配してくれたのかはわからないけれど、丁寧に携帯に折り返しかけてくれた2度目の電話ではもう変更手続きが完了したとのことだった。 鹿児島空港はごった返していた。お茶を飲んでいるとキャンセル待ちの放送がひっきりなしに流れた。昼食にお寿司をごちそうしてもらって見送り、帰路についたが高速道路は未だ不通でひどい渋滞に巻き込まれた。やっと帰り着くと電話が鳴った。私が大阪JALの電話番号を調べてもらった東京のヨット仲間が羽田まで迎えに行き、一緒に成田へ向かっているとのこと。 成田へ送っている東京の友人は長男。私は長女である。 末っ子は楽天的で調子が良い。 |
2003.01.11 |
−留学− 去年の私と同じ道のりをたどって、鹿児島が16年振りの大雪に見舞われた日、その楽天的な末っ子はハワイに旅立った。 しかも大雪で道路が閉鎖になり、定刻までに空港へ着くことが出来なかったことを逆手にとって予約して置いた便よりもっと接続の良い成田乗り換えになったあげく、どういういきさつからかエコノミーの料金で座席をビジネスクラスにしてもらったそうだ。あの航空券は本来なら変更も不可能だったはずだったのに、運の良い友人である。 さっそくホノルルに到着した友人からメールが届いた。これも本来ならば大きな荷物を持って乗ることが出来ない、1ドル50セントの市バスでワイキキに到着したそうだ。まぁ、確かにボストンバックひとつで行った私より更に少ないと言えば少ない荷物だった。1週間だけ予約しておいた、それも成田でFAXを入れた、いつもの安い常宿?に着き、シャワーを浴びて散歩しているとのこと。クーラーが効いているというJCBセンターからだった。そのままコピーすると「単パンにアロハ,ビーサンにサングラス,のんびり歩かないと汗かいちゃうので,木陰をえらんで歩いています.やっぱいいねHAWAIIは.うひょ!」だそうだ。この場にいたら絞め殺してやる。(^_^;) 次に来たメールは更にひどかった。 「ダイヤモンドヘッド登頂成功です、って大げさですね。お昼前11時にはアラモアナビーチパークで凧上げに挑戦しましたが、風なしです。気温は15−26度ですから、朝晩ちと冷え込みます。風が無いので、裸で1時間ほど芝生の上でごろごろしてたら、焼けちゃいました。いやーハワイの太陽はきついね。明日は無料ウクレレに挑戦です。ワイキキは、なんかもう自分の街になりつつあります、ほんと、すぐになじんでしまっております。」だと・・・。鹿児島にはまだ道ばたに雪だるまの残骸が残っているというのに、どうしたら気温15度で「冷え込む」ことが出来るのか、ナゾだ。彼はヨット乗りだが最近「カイトサーフィン」をやりたいらしい。バラセイルのような巨大な凧を自分の身体にくくりつけ、そのままサーフィンすると言う恐ろしげなものだ。去年のハワイで、専用の練習用凧を購入していた。勉強しなさい、勉強。授業が始まったら思い知ると思うけど。先生にメールしてうんと厳しくしてもらおうっと。 悔しいので、通勤時間にハリーポッターの英文テープを聞くだけでなく、この3連休に留学中の教科書でも引っぱり出して少し勉強することにした。私の時は空港に着いたとたんからずっと英語で、ワイキキの街でさえほとんど歩く時間がなかった。負けちゃいられない。 |
2003.01.15 |
−留学 2− お好み焼きに、すった山芋を入れすぎてそれが小麦粉の比率より著しく高くなると、焼いてもなかなか固まらない。(^_^;) ハワイについてゴキゲンの友人は、初めの一週間の安いホテル滞在の後は、ネットの掲示板で見かけたshareの話を頼りにしていた。相手の人は会ってみると感じも良く、苦労しながら大学院を目指している日本人の学生だそうだ。その、ハワイ大学に徒歩10分だか15分だかの、妙に立地条件の良い部屋に置いてもらうことが決まったらしい。「枝もたわわにライムの実る木の前の」アパートの滞在費はわずか月300ドルだそうだ。ワイキキ界隈は東京と同じくらい家賃が高いのだ。男性諸氏にはこの手(簡単にshareする相手を見つける)があるから羨ましい。女性じゃ、ネットの掲示板で見かけた情報にいきなり飛びつくわけにも行かない。 だがウキウキしていられるのもこの辺まで。授業初日には組分けの筆記試験と面接があるのだ。故に、次に来たメールは 「アローハって言ってる場合じゃないよ!全然出来ない,解らない,めちゃ難しいし,インタビューと来たら,自分が何言ってるかわからんようになってしまいました.ははは まぁーこんなモンでしょ! 宿題出ました.それで今,頭爆発状態です,5時まで図書館で宿題してたけど,まだ3分の1しか終わってません,素晴らしい週末にばんざーい(ちょっとやけくそ).だいたい英語を勉強するのにいきなりレベルの高いもの読んで来いなんてあんまりだーー しゅしゅしゅしゅーーーん.へなへな」 溜飲が下がった。思い知ったらしい。そうそう、勉強しなさい、勉強。日本はとっても寒いんだから。なんて私、性格悪くなったかなぁ。 私は運動不足を解消すべくスポーツクラブに行き、午後は豚汁をストーブにかけながら英語を勉強する。あ〜、なんて充実した休日。HPにお便りを下さった方に教えていただいた丸暗記英会話のベストセラー「べらべらブック」を読む。これでBGMには英語版「ハリーポッター」をかけようか。 「We learn by listening.」(聞くことによって身につく)と言う言葉が本当だと良いんだけど。 |
2003.01.18 |
−英語版ハリーポッター 3− 英語版のハリーポッターを読むか聞くかしようとする私と同レベルの方は、これだけは覚えておくと少しは助けになる、かもしれません。 ◆まず、「wizard」と「witch」。これは前者が「(男の)魔法使い」、後者が「(女の)魔法使い」または「魔女」。魔法使いが男女で違うなんて知らなかった。しかもこのふたつ、結構聞き取りにくい。 ◆次はほうきの「broom」。もちろん、一般的なあの箒も、空を飛ぶことの出来る箒も同じです。。ちなみに「bloom」だと花ですからね。ほうきの柄は「broomstick」。 ◆そして「wand」は杖。「stick」だったらわかりやすかったのですが。 ◆「cloak」もしょっちゅうでてきます。「マント、外套」ですね。手荷物を預ける「クローク」は「cloakroom」ですよね。 ◆あとは魔法関係の単語と言うより普通のコトバなんですが、お勧めは「appear」と「disappear」。「現れる、姿を見せる」と反対語の「見えなくなる、姿を消す」。これがわかると結構楽しいです。「ささやく」の「whisper」と、もちろん「フクロウ」の「owl」も必須です。 ◆ダンブルドア校長先生が、よく生徒の前でゆっくりと「Well-done」と言います。私は「良くできましたね」くらいにテキトーに考えていたのですが、香取慎吾の「べらべらブック」には「えらい!」(目標を達成した友達などに)とありました。辞書を引いてみると、「見事になされた、出来の良い」の他に、な、な、なんと、あの「ウェルダン」。ステーキが「よく焼けた」とも書いてあってビックリ。同じ単語だったんですね。 まだまだ当分楽しめそうです。 |
2003.01.22 |
−英語版ハリーポッター 4− 良く言えば飽きっぽくない、悪く言えばしつこい私は、ほぼ1ヶ月間、ハリーポッター第一巻の6本の英語テープを毎日聞き続けている。机に向かわなければ出来ないのだったら今日はいいやと言う気にもなるが、車のエンジンをかければ自動的にテープが流れるわけで、通勤や買い物など車必須の生活だとテープを聞かない日はない。途中で止めて巻き戻して聞いたりするのは面倒なのでそのまま流す。1本目のテープが終わったらとりあえず次のテープに変える。特に朝夕の渋滞時には他にやることもないのでイライラすることもなく一石二鳥なのだ。 このページを読んだ父からは「危ない」と言うメールが届いたが、運転に忙しいときはボリュームを上げているにもかかわらず聞こえていない。カーブを曲がるとき、スピードを上げるとき、停まっているバスを追い越す時、「何を言っているのかわからない」のではなく、まったく聞こえていないのだ。「あっ、そろそろガソリン入れなきゃ」と思うときも聞こえていない。日本語のテープやラジオだったら何をしていても聞こえるのに。 性格と運転以外に飽きない理由がある。「わからない」のだ。つまり、1回聞いて100%理解出来てしまうならすぐに飽きてしまうだろう。それがわからないから飽きないのだと思う。2回目、3回目、4回目・・・と聞く度に新しい発見がある。(^_^;) また、1回聞くと1度は笑える。ホグワーツ特急の到着前の車内アナウンスとか、学校の校歌の節とか、ハーマイオニーの早口とか、息を飲むシーンなどもリアリティがあって楽しい。擬音など余計なものはなくただジムだかトムだかの朗読だけなのだが、時々ふっとトイレなどで彼の口調が聞こえてくるほどだ。 テープと同じ内容のペーパーバックは机に向かわなければ読めないので、テープのようにはなかなか進まない。だけどだいぶ辞書を引く回数も減って少しは楽しめるようになった。聞こえない部分もカバー出来る。 さて、今までで一番長い第5巻が6月に発売されるそうだ。もちろんイギリス版とアメリカ版の英語のみで日本語版ではない。私が英語版を読むのと、日本語翻訳版が出るのは、どちらが早いだろうか。 |
2003.01.25 |
−体力 1− ダイエットに最も有効なのは、高価なダイエット食品でもエステティックサロンの会員になることでもなく、鏡と体重計なのだそうだ。確かに毎日鏡に映った自分を見、体重計に乗るとうんざりする。「がまの脂」の気分。 それを逆手にとって、もう2週間ばかりある「表」をつけている。A4のコピー用紙を縦に4つに区切り、一番左の欄には日にちを入れておき、あと3つの空白には「その日量った体重」、「腹筋運動の回数」、「英語の勉強をしたかどうかの○×印」を記入する。小学校の夏休みの天気記入や朝顔の観察日記のようだ。だが別に数字と○×だけなので記入に苦はない。だが何となく、×印をつけたり昨日より増えた体重の数字を記入するのは、人情として気が進まないと言うわけだ。体重は量るだけなのでやることはたったふたつ。しかも英語の勉強は車のエンジンをかければテープが流れるので○。あとは寝る前に腹筋をするだけだ。 確かに体重は増えている。一昨年のハワイでのヨットレース前や去年の留学前に体力作りをしたし、留学中は慣れない勉強と、急な坂の上にあったホームステイ先のおかげで減っていた。だが去年の秋、親不知抜歯後口が開かず、その後花粉症のような状態になったので風邪をひいては大変と無理に栄養のある物を食べ続けた。そのおかげで風邪はひかなかったが体重は増えてしまった。 体重は減らしたいが、もっと問題なのは体力である。すでに今年はGWと夏のヨットレース参加へのお誘いも頂いている。体力がなければ船酔いもするし、何より何をしても楽しくない。その点腹筋運動は過去に試した中では効果が高い。しかもインフルエンザが猛威を振るっているのだ。先週末は看護婦をしている友人が出るはずだったヨットレースに代わりに出た。その友人が風邪をひいたのではなく、同僚の看護婦さんがインフルエンザで倒れたためのピンチヒッターだそうだ。医者や看護婦が倒れたと聞くとなんだかゾッとする。冷静に考えれば多くの患者さんに接するわけでうつる可能性も高いのだろうが、何か私達とは違った秘密があってうつらないような気になっていたのだ。しかも倒れた看護婦さんはインフルエンザのワクチンを打っていたとのこと。打ったワクチンとは別の型のインフルエンザにかかったそうだ。おー、なんて恐ろしい。 手を洗い、うがいをする。暖かくして湿度を保つ。栄養のバランスに気をつけ、ビタミンCや水分を摂る。そして適度な運動。インフルエンザに罹らない方法はこの程度しか思いつかない。あとは体力のみ。何より、身体が資本なのだ。 |
2003.01.28 |
−体力 2− そんなわけで再びスポーツクラブに行き始めた。何も高価な会員になった訳ではなく、会社から1回行く度に税込み735円を支払えばよいという法人券をせしめて来たのだ。以前利用したときもその時勤めていた会社の法人券を頂戴していた。久しぶりに行ったのだがまだ私のカルテ?は存在した。壁一面の鏡を見るも、始めて行った時のような衝撃はない。「デブを見るのに慣れたのか」と思いきや、体重は戻ったものの、体脂肪率は戻っていなかった。標準の下限値である。ラッキー!充分ストレッチをした後、初心者のエアロビクスクラスか何かに参加して、ゆっくりサウナ付きのお風呂に入る。めったに使わないドライヤーなども使ってみる。310円だかの銭湯よりもずっと良い。そうは見えないらしいが、私は何か用事がないと一日家から出たくないタチなのだ。好きな音楽をかけ、好きな本を暖かいところでぬくぬくと読む。で、美味しいお茶とケーキなんぞあればこの世は極楽。おっといけない。 スポーツクラブへ行った帰りは身体が軽くなっていることを実感する。そしてこのまま運動しなかったら大変な目に遭って居るだろうことを悟るのだ。わずか1時間ほどの、最も運動量の少ないクラスに参加しただけなのに、である。よくトレーニングジムにある数々のマシーンは飽きてしまうので使わない。ベルトコンベアーの上で走るのもモルモットみたいで気乗りしない。もともと私はあまり運動が好きではなく、汗をかきにくいのでこの程度の運動でも有効なのだろう。とにかく1時間は腕を上げたり下げたり、飛んだり跳ねたり歩いたり、運動し続ける。格好悪いので途中で教室を出るわけにはいかない。エアロビの最後は腹筋である。これが結構キツイ。 まず、着替えると体重と血圧を測ることにしている。それから時間があればマットの上で、流れているビデオに合わせて15分ほどストレッチする。体育の授業があった頃にはこれくらいのストレッチはただの準備運動と言うか、あまり効かなかったと思うのだが、これが結構あなどれない。毎日会社に行って机で仕事をし、家に帰ってお風呂に入ってご飯を食べ、または同僚と飲みに行き、休日はゆっくり寝てテレビを見るかせいぜい買い物に行って過ごすサラリーマンやOLの皆さん、あなたが最後にアキレス腱を伸ばしたり、手首や足首を回したり、仰向けに寝て足を上げたのはいつですか?今でも後ろ手につま先を持って、片足だけで立つことが出来ますか?私はこの準備運動だけでも充分価値があると思う。日常生活でだって階段で転びかけたり、たいした物ではないものにつまづいたりするのだ。 街では結構、「あの人、ちょっと運動するかカロリーを減らさないとヤバイんじゃないの?」と言う人を見かける。もともとスポーツクラブへ行くほどの関心のある人は太らないのか、運動したから良い体型になれたのか、スポーツクラブでは不思議にそんな体型の人を見かけない。 取りあえず法人券が続くだけ、せめて風邪の季節が峠を越す春までは続けよう。 |
2003.02.01 |
−英語版ハリー・ポッター 5− 難しい本や、読みにくい本を読むときは軽い読み物を近くに置かない方が良い。「猫に鰹節」と言うか、ダイエットしている人の前ににケーキとか、禁煙している人の前にに煙草を並べるようなものだ。 と言うわけで今、私の手元には「英語版ハリーポッター第一巻」しかない。「ちょっと何か読もうか」などと言う時は必然的にこれを読むことになる。車のエンジンをかけると自動的に流れるカセットテープと違って、本は「読もうか」と思い、尚かつ辞書がないと読めないので時間がかかる。だが以前と違って今日は3行でおしまいと言うことはなく、読み始めれば寝るまでの間に2、3ページは読める。だが未だ40ページそこそこ。「ハリーポッターと賢者の石」の日本語版は一晩、それもアッという間に読み終わったのだ。 カセットテープだけを聞いていた時と比べ、「あ〜大きな勘違い」がいくつもある。読んで更に意味不明な部分なんて言うのも出てくる。電子辞書を引くと頻度の高い、ふたつ星**以上がついている単語もゾロゾロ。「封筒」(envelope)も知らなかったのかと唖然とする。そこで今回解明できたことをいくつか。あー、レベルの高い皆さんは飛ばして下さい。(^O^) ◆fast asleep テープで聞くと「ファースト スリープ」つまり「first sleep」と聞こえてしまう。「第1番目に眠る」ではどうもつじつまが合わない。私がテープで聞き取っただけで、「赤ちゃんのハリーポッターが毛布にくるまれている時」、「ニシキ蛇が動物園で」、「フクロウが鳥かごの中で」、そして「ペットのネズミの様子」と4回もこの「fast asleep」が登場する。「fast」は「ファスト」、「first」は「ファースト」と発音すると思いこんでいたのも間違いだった。「fast」の発音は伸ばす音と2種類存在するようだ。それに「first」は「r」の発音が入るはずなのに聞き取れていなかった。答えは「熟睡して」と言う意味だった。「fast」を「速い」とだけ考えるから間違うのだ。形容詞を修飾しているわけだからこれは副詞だったわけで、「速く」「急いで」「しっかりと」「固く」そして「(眠りが)ぐっすりと」と続く。答えにたどり着くまで5分は辞書と格闘した。 ◆Would you care for a lemon drop? こちらはテープで正しく聞き取れていた。だからこそ違うと思ったのだ。このポイントは「care」で、「心配する」「気にかける」「関心を持つ」などといわゆる「ケアする」と思っている人は私と同じ穴にはまる。「あなたはレモンドロップを世話しますか。」じゃ何のことだかわからない。「care」には「好む」「欲する」「したいと思う」と言う意味があった。ダンブルドア校長先生がマクゴガナル教頭に、「レモンドロップをいかが?」と勧めるシーンなのだ。コーヒーを勧める時などにも使われるらしい。 ◆If the motorcycle was huge, ..... このフレーズを私のように、「もしそのバイクが巨大だったら」と訳すとまったくわからなくなる。この前の文章で「巨大なバイクが空から落ちてきた」ことになっているのだ。一度大きいと説明しておきながら、大きかったらと言うのはあまりにもマズイ。ここの問題は「if」だった。「もし〜ならば」とだけ覚えているからいけないのだ。ここは「たとえ〜だとしても」と訳すらしい。降参して市の英会話教室の先生を捕まえて聞いたのだ。「たとえそのバイクが巨大だったとしても」、なるほどそれだったらしっくりする。 軽い読み物はなかなか買えそうもない。 |
2003.02.06 |
−確定申告− 仕事も一段落していたので、久しぶりにお休みを取って確定申告に行った。 鹿児島は晴天。いつもの時間に目は覚めてしまったけどちょっぴり寝坊して、洗濯。 去年は8月からしか勤めていないので「自分で確定申告するように」と言われたのだ。確定申告、と聞くと、何だか税金を納めなければ行けない気がしてちょっと嫌な気分。だけど3月17日までと聞くと、「あ〜、行かなくちゃ」と始終気にするのはもっと嫌いなのだ。源泉徴収票、印鑑、生命保険の控除証明書、それになぜか通帳を持って車に乗った。場所は毎年「火山めぐりヨットレース」が行われる北埠頭。そこに仮設のプレハブが建てられている。あと10メートル走れば海に落ちてしまうと言う特等席。目の前にはほんのり雪を頂いた桜島がそびえている。平日なので空いていて楽チン。 確定申告はどうってことはなかった。会社で「年末調整」をしていないのでその代わりだそうだ。92番と書かれた緑のプラスティックの札と書類をもらって、床の緑の線をたどる。座って住所と名前だけを記入する。番号を呼ばれたので行くと、銀行のATMのような画面が何台も並んでおり、そこで担当の親切なお姉さんと数字を入力して行く。タッチパネル式になったそうだ。世の中進んでいる。源泉徴収票の金額を入力し、生命保険料を入力し、「保険や年金は?」と言うことになった。「年金は失業中だったので免除されていますが国民健康保険には加入していました。」「いくら支払ったか書類はありますか?それも対象になるのですが。」「うっ」と私。一度家に帰らなければならないかと思ったら「通帳でも良いですよ。」と来た。「お役所」とばかり思っていたけどそうでもなかった。「お役所」も進んだのか。お姉さんと一緒に通帳の数字を拾って入力した。 それでおしまい。あ〜、通帳持ってきて良かったぁ。7,620円の税金が戻って来るそうで、通帳の口座番号を記入した。だけどたった7,620円が振り込まれるのに2ヶ月かかると言う。やっぱりあんまり進んでいないのか、お役所。 |
2003.02.10 |
−インフルエンザ− 鹿児島は昨日今日と20度に手が届くほど暖かい。だがイ、インフルエンザが流行している。アメリカ人達は「flu(フルー)」と言っていた。今までは「対岸の火事」だったのだが、月曜の今日、会社へ行ったら大変なことになっていた。先週末まで元気だった同僚達が軒並み倒れたと言う。ひとりは入院したそうだ。いくら「生命の危険」があると言っても、小さな子供かお年寄りの話ではなかったのか。 「風邪をひいても休むことのないようにしましょう。」と、朝礼で鬼のようなことを言ったウチの課長でさえ、始業前に病院へ行った。周りとしてはうつされては困るので休んでいただきたいところだ。うがい薬と薬の白い袋を持って帰ってきた。昨日は高熱で何も食べず寝ていたらしい。私と二人きりの、課の女の子も咳き込んでいる。彼女は土日、大分へ社内の友達とスノーボードをしに行ったと言う。そのうち二人が風邪で、ひとりは旅行先の病院で筋肉注射まで打たれたそうだ。注射を受けた女の子は普通の風邪と言う診断だったが今日になってインフルエンザだと判明した。出勤前に立ち寄った病院でわかったそうだ。それを目撃した別の社員は「歩くことも出来ずに抱えられていた」と証言した。 オーマイガット! 私が仕事をしているフロアは、風邪をひいていない人が少数派なので風邪の人を隔離するわけにも行かない、と冗談が飛んだ。入院してしまった子と、普通の風邪だったはずがインフルエンザに診断が変わってしまった子、それぞれの課長は咳き込みながら不機嫌そうに彼女たちの席で仕事をしていた。私は何度もうがいと手洗いをし、水分とビタミンCを飲んだ。 今夜会社の帰りに同僚の家でご飯を食べると言う計画はひとりが入院、もうひとりが仕事中に病院へ行くほどの風邪で中止になった。家に帰ってテレビをつけると、現在日本では学校全体を閉鎖している所は200校とのこと。ある朝突然、父兄から休ませますと言う電話が鳴り、他の生徒も早退し、学校閉鎖に踏み切った話が放送されていた。小さな子供でインフルエンザのために脳炎になってしまう子は薬の効き始める前に、半日くらいで死んでしまう例もあるそうだ。おーこわ。インフルエンザの特効薬が足りなくなってきているらしい。専門家の話によると、今までヒトには感染しないとされてきた130種類余りのウィルスが人間にうつるようになり、インフルエンザの勢力はますます強力になってきているそうだ。 もう一度手を洗い、うがいをする。ニンニク、タマネギ、生姜を入れた、豚肉と菜の花の炒め物にゴマをたっぷり入れて卵でとじたものと鰹の刺身を食べる。デザートにヨーグルトとココアを飲む。 これ以上私にどんな予防策があるのだろう。 取りあえず早く寝て、明日の祭日はスポーツクラブで汗を流し、ビタミンをたくさん摂ることにしよう。(10日以上このページが更新されなかったら風邪だと思って下さいね。) |
2003.02.15 |
−英語版 ハリーポッター6− 会社ではまだ次々に休む人が出ているが、取りあえずまだ私はなんとか、風邪から逃れている。 そして年末インターネットで買ったハリーポッター第一巻のカセットテープ6本を、飽きもせずにまだ聞いている。これだけ毎日聞いているのに少しは進歩しているのかどうかも自信がない。ただ、ただ、毎回別の発見がある。と言うか、聞くたびに別のことが気になる。同時に買ったペーパーバックの進捗状況は更にひどくてまだ60ページ程度。で、わかったこと・・・ ◆見る 「見る」と言う単語をlook、see、watch程度しか知らない私は閉口した。まず「sight」。これはサイト、つまり視界とか風景、眺めなどの「見ること」と言う名詞だと思っていたのだが動詞もあったのだ。「(近づいて)〜を認める、見つける、(天体などを)観測する、ねらいをつける」と言う単語だった。そして「gaze」、私はゲイジ=「目盛り」かと思っていたら「(熱心にじっと)見つめる」と言う意味だった。名詞の意味もあったが目盛りではなく「凝視」だった。「stare」も何度も出てくる。「(人が目を丸く見開いて)じっと見る、凝視する、じろじろ見る」だ。「peer」何て言うのもある。これも「じっと見る、凝視する」だ。なんと「eye」もあった。メジャーな「目」と言う意味の他に「(〜を)じろじろ(注意深く)見る」だと来た。これらの単語が第一巻の最初の3、4ページにすべて出てくる。確かに日本で物を書くときも同じ表現は避ける場合がある。だからと言ってもこれじゃどんな風に「見ている」のか、わからない。(^_^;) ◆cupboard この単語の意味は「食器棚」で正しい。だけど発音を「カップボード」だと思っている人は私と同じ目に遭う。実は、これは主人公ハリー・ポッターの10歳までの住処と言うか、部屋なのだ。本当の食器棚では人が寝ることは出来ないので押入と言う感じだろうか。映画では、よく階段下にあるような物置だった。これは「カバード」と発音する。テープで聞いた限りでは「覆う」の「cover」だと思っていた。「covered」で「覆われる」だと思っていた。だがそれでは意味が通じなかったのだ。オーマイガット。 ◆nail up ネイル、もうこれは絶対に「爪にマニキュアを塗る」だと思うでしょ。それが違うんだな。だいたい、これをしたのは太っちょのハリーのおじさんで、「He nailed up the mail slot.」とある。マニキュアじゃ変だ。だいたい郵便ポストが「mail slot」だった。ポストと言うよりアパートのドアに付いている郵便受けの感じかな。「nail」にはなんと爪の他に「くぎ、びょう」と言う意味があり、更に「釘付けにする」と言う動詞の意味まであったのだ。手紙が来ないようにポストを釘付けにしたわけで、ポストにマニュキュアを塗った訳じゃなかった。 他にもわからないことは山ほどあるが、擬音にはまったくお手上げだ。「キーキー声(squeaky)」だとか、「ガタガタ鳴る(rattle)」とか、「こそこそ歩く(creep)」、「くすくす笑い(chuckle)」、「バタンと閉める(slam)」などなど。きりがない。面白いのは日本語だと言葉を繰り返すのに繰り返す言葉は見あたらない。だから余計に「この単語何だろう」と思って調べてしまう。繰り返してくれればまだ「あぁ、擬音か。まっいいか。」と出来るのに・・・。まだまだだなぁ。 |
2003.02.19 |
−英語版ハリー・ポッター 7− まだ、風邪はひいていない。 聞き続けているカセットテープは、いつダメになってもおかしくない。車の中はあまり良い環境とは言えないのだ。そんなわけで6本のテープをダビングする事に決め、スーパーでテープを買って帰ったとたん、ステレオの調子が悪くなった。デッキの電源が入らない。 私のステレオはかれこれ10年以上前、東京に居る時に秋葉原で買ったパイオニアのもので、一度に51枚のCDが入れられる。いちいち出さなくても、どのCDでも聞くことが出来るので買ったものだ。そのCDチェンジャーと、チューナー付きのカセットデッキ、2つのスピーカーだ。それが何かしようとするたびにどこかが不調になる。幸い鹿児島にも修理品を持ち込むところがあり、何度も持ち込んだので修理担当者の名前まで覚えてしまった。谷川さんと言う。最近はパソコンと同じく、びっくりするほど安く小型のものが買えるのだが、直せば使えると思うとどうも買う気になれない。修理代も数千円と良心的だ。しかも何度も修理に持ち込んで慣れて(^_^;)いるので修理する方が気軽なのだ。今までの修理明細さえ全部取ってある。だがカセットデッキを修理に持ち込んで10日余り。部品が届かないとか、届いて修理すると他にも不具合が見つかったとかでなかなか直らない。見たい番組がない限りはテレビをかけない私は音がないと寂しいし、テープのダビングが出来ない。と言うわけで谷川さんに相談したところ、かわりのデッキを貸してくれた。スピーカーにさえ繋げば同じように使えるとのこと。車通勤なので簡単に持ち帰る。ダビング成功。谷川さんは「買い換える必要はありません」と診断したし、やっぱり当分は買い換えないだろうなぁ。 と言うわけで今回はハリーポッターの中の面白表現。「鶴」、「ひな鳥」、「ツバメ」、「オオカミ」。これらの生き物の名前、名詞を動詞にすると一体どんな意味になるか、ご存じででしたか? ◆crane ご存じ「鶴」です。工事現場などで見かける「クレーン」と言えばおわかりですよね。この動詞の意味は、「(よく見ようとして)首を伸ばす」でした。ハリーのおばさんが近所のゴシップを探そうと首を伸ばすシーンで使われています。 ◆chicken チキン=鶏肉ですね。この動詞は「chicken out」と使って、「しりごみする、怖じ気づいて手を引く」と言う意味になります。ケンカをしかけた方のマルフォイが来ないので「きっと怖じ気づいたんだ」とロンが言います。 ◆swallow これは何度も出てきます。スワロー=ツバメです。私は知りませんでしたが、少なくともここまでの3つは動詞としてポプュラーに使われるそうです。「(ぐっと)飲み込む」と言う意味で、言葉や叫び声、食べ物、飲み物などに使われています。 ◆wolf 今度はウルフ=オオカミです。なんと「ガツガツ食べる」。「wolf down」として、幼いハリーが、従姉妹のダドリーの癇癪が始まらないうちに食べてしまおうと朝食を頬張るシーンに出てきます。 |
2003.02.23 |
−事故− 私の勤めている車のディーラーでふたつの事故と言うか、事故が起こった。会社自体の事件ではなく、同僚の身の上に起こったもの。 まずは課の女の子。課には彼女と私、それに課長しかいない。前々から言っているようにフロア全体はインフルエンザを含めた風邪の菌が蔓延しており、20名以上のうち、同じくスポーツクラブに通っている女性と私の2人以外は全員風邪をひいている。運動も少しは効果があるのか。「辛かったら送って行くから運転しない方がいいよ。風邪薬は眠くなるんだからね。」「大丈夫、へっちゃらです。気をつけて帰ります。」と言う会話の後、私は先に帰った。翌朝、彼女はまるで私の心配を絵に描いたように、「車ぶつけちゃいました。」と言った。 「いやにポールが近いと思ってはいたんです。だけどぶつかっちゃいました。」と不思議なことを言う。実は食後すぐに飲まなければならない風邪薬を昼食後に飲み忘れ、午後になって飲んだらしい。しかも効かなかったので余計に飲んだそうだ。それで頭がボーッとなり、帰りに車の左前をぶつけた。私は見ていないのだが、「運転することは出来たのですがちょっとひどかったので工場長に電話をしたら取りに来てくれました。」とのこと。何だかランプが割れたそうだ。だがそれだけではないらしい。結果、社員割引を差し引いても157,000円の請求書が来た。私の中古車より高い。明細はバンパー交換の他、板金など結構な事故だったことがわかった。誰もケガをしなかったのは幸いだが、彼女の1ヶ月分の給料が飛んだ。彼女は軽の新古車に乗っており、相手が居ない場合の自分の車両損害は補償されないと言う自動車保険に入っていた。何でも補償される車両保険は高いのだ。 昨日は私の車を見つけてくれた中古車担当の女性が、な、なんと、「トイレで携帯電話を流しました。」と言い出した。私達の職場は2階で、普通の水洗トイレが設置されている。いくら小型だとは言ってもそんなものが詰まらないで流れるものなのか。みんなでゾロゾロトイレに行く。詰まってはいない。「ガッタン、と凄い音がして下に落ちてしまったようです。」と言う。笑うに笑えない。また良いタイミングで水の流れているトイレに落としてしまったものだ。こちらは何とか彼女が加入している積立女性保険の携行品損害で請求する。中古車をVIP待遇で探してもらったので、もちろんVIP待遇。だが減価償却後の携帯電話数千円よりも、中に入っていた知人の電話番号やメールアドレスの方が貴重だろう。昼休みにその話題が出た矢先のことだったのだ。幸い、ドコモの携帯で、電話番号は変更せずに済んだ。 とにかく、みんな、気をつけようね。 |
2003.02.27 |
−16分の3− 石油ストーブの灯油を買ったら、ここのところ鹿児島は最高気温が20度近くになり暖かい。 NHK「ためしてガッテン」によると、朝7時に起きる人は14時間後の夜9時からおよそ2時間、11時までの間に身体の中で「自然の睡眠薬」が作られるらしい。だからその時間までに運動や食事や入浴を終え、あまり照明を煌々と照らすのを避け、何となく平和に過ごすと良い眠りが得られるそうだ。つまり食後すぐに寝て胃に負担をかけるとか、そう言った身体に対するストレスがないサイクルなのだろう。6時に起きるパターンだと平和に過ごすべき時間は夜8時から10時の間になる。だいたい私も7時−11時(過ぎるか)の生活をしている。 と言うことは、人間はだいたい16時間、起きている。 一方、英語教材の宣伝文句で「1日たった30分聞き続けるだけで英語がみるみる上達する。」と言うフレーズをよく耳にする。この30分と言うのがミソで、それだけ聞けば確かに「たった」なのだが、16時間のうちの30分は結構大きなウエイトを占めるものだと言うことに最近気づいた。週に3回、1時間ずつの英語教室に通うより多いことになる。しかもその時間を毎日、新しく作るのは結構大変なことだ。当然、ただ漫然と聞いていたのでは「みるみる上達」はしない。 私は平日9時から5時半まで仕事をしている。通勤時間は往復でほぼ2時間。残業がないとしてこれで10時間半。あと5時間半しかない。朝は準備と朝食とお弁当作りで1時間。夕方30分ほど買い物をし、夕食を作って食べ、お風呂に入って2時間。あと寝るまでの2時間ボーッと?過ごすとなるとそれでおしまい。だいたい標準的なところだろう。 この、標準的な会社員が何か仕事とは別のことにチャレンジする場合、かわりに何かの時間を使わなければならない。さもなければ何かしながら別のことをやることになる。それで私はまず通勤時間に目をつけた。現在は車通勤なので本は読めない。で、英語版ハリーポッターのテープを流し続けている。もうすでに2ヶ月、1日2時間聞いているのに「みるみる上達」しないのは私の聞き方か能力に問題があるか、「みるみる上達する」と言う宣伝のテープではないせいか。だいたい上達しているのかいないのかさえ定かではないのだ。 だいたい英語は「みるみる上達」しにくい。スキーのように「取りあえずボーゲンさえ覚えればゲレンデを降りてこられる。」と言うのがないのだ。初心者はこの単語100個覚えれば当面心配ないなんて話は聞かない。ベテランにだって初心者にだって同じ風が吹くヨットレースに似ている。 留学していた時期は起きている16時間全部が英語の時間だった。日本で週に何回か、どんなにレベルの高い英語教室に通ったところで比較にならない。2時間でダメならせめて何とか1日の3/16、ひねり出せないか。 |
2003.03.01 |
−菜花− なばな、と読む。 菜の花のことだ。東京で菜の花が食卓に乗ることはめったになかったが、こちらではこの時期よく食べられる。食べる物を菜花、と呼ぶらしい。鹿児島では毎年正月早々から「菜の花マラソン」が開催され、菜の花の中を走る。そしてここ一週間、鹿児島は昼間ならブラウス1枚で平気か、と言うほど暖かい。八百屋には「つわぶき」と呼ばれている蕗や菜花が出回って来た。 課の女の子に「菜花が好きだ」と言ったら、おばあちゃんが畑で作っているからと持って来てくれた。「お茶室の冷蔵庫に入れてあるので帰りに持って帰って下さい」と言う。車通勤は便利である。その、デパートの紙袋をそのまま持って帰ってびっくりした。 高さ5センチくらいの、ワイヤー製の、手の付いた丸いバスケットに、高さを揃えた菜花がぎっしり埋められていた。底にはアルミフォイルを敷いて、濡れたペーパータオルが入っていた。周りには赤と白のペーパーナプキン。このまま飾れそうである。あまりにきれいで勿体ないので水をやって台所の涼しいところで鑑賞した。チラホラと黄色い花が見える他はびっしりとつぼみだったのだが、翌日には5分咲きになっていた。「早く食べて下さいよ」と念を押された。仕方なくそのまま冷蔵庫に入れる。冷蔵庫の中でも花が咲き続けることを初めて知った。 茹でる。辛子醤油が美味しいと思う。チューブの辛子を醤油で溶いて和える。そのままでも充分美味しく、お弁当に入れて他の友人と楽しんだ。それに白ゴマを加えたり、油を切ったツナ缶と和えても美味しい。 彼女の家では天ぷらで食べるとのこと。茹でてマヨネーズで食べることもあるという。 明日は天ぷらにしよう。菜の花の天ぷら、ちょっと嬉しい。 |
2003.03.06 |
−車検− 鹿児島ではあと半月足らずで桜が咲くらしい。 前の車が壊れて、勤務先で格安の中古車を買ってから3ヶ月。車検の時期がやって来た。12月、私が予算は30万円位だと言った時、「15万円の車と3月車検代の10万円くらいで予算内です。」と担当の女性は言った。すごい。実は3ヶ月後の車検の費用なんて私は考えていなかったのだ。そもそもディーラーなどと言う高そうな所で車検を受けたことはない。初めての体験でいくらかかるのか、悪いところが見つかるか、ちょっとドキドキした。 直前、ある日ブレーキを踏もうとするといつも効き始める所より深く踏まなければ効かない、と言う事件が起こった。それはその時1度きりだったが、工場長に「いつ車検に入れれば良いか」早めに尋ねた。車検は3月15日だけれど3月は忙しいと言うので2月中にやってもらうことになった。時間があるときの方がお互いに嬉しい。普通の月に350台位売っている車が、3月は500台になるそうなのだ。したがって引き取ってくる中古車も多くなれば何もかも忙しくなる。当然、私の居る保険課も忙しい訳で、契約件数も2倍。だけどどうしてボーナス月でもない時が一番売れるのかなぁ。 出勤時に車を工場に入れ、帰るまでに終わる予定だったが終わらなかった。問題はブレーキではなく、別の所にあった。「ラジエターが・・・」と工場長は口ごもった。費用は買ってからまだ日が経っていないので部長に掛け合ってくれるとのこと。車検自体は終わったのだが、修理のために工場長は代車を用意してくれていた。私のよりずっと大きい高級車。鍵のボタンで離れたところからドアが開く。「乗れるか?」「以前はマークUでした。」「OK。」週末は大雨だったので、私は極力車を使わず家でおとなしく過ごした。 週明け、車はちゃんと直っていた。だが金額が決まっていないと係の女の子に言われた。あードキドキ。 |
2003.03.09 |
−パスタ− 3月に車がたくさん売れる理由が少しわかった。まず我が社は決算期なのでたくさんの車を売るため、ローンの利子が6%から3.8%に引き下げられているとのこと、それに今年は三ツ星のエコカー、つまり環境に優しい車を購入すると税金が半額になるらしい。また、4月1日付けで車を持っているとその年の自動車税がかかるので要らない車を処分したりする動きもあるようだ。 そもそも車検は、税金など、絶対にかかる費用が高い。小型乗用車の場合、重量税25,200円、自賠責保険27,630円(24ヶ月)、これだけで52,830円だ。これに印紙代と検査費用、あとは修理を要する箇所の部品代と工賃。ラジエターが壊れていると言うのに、どうにも10万円で納まる気がしない。工場長は「思っていたよりひどかった」と言ったのだ。 それが、合計で104,630円で済んだ。嬉しい。工場長と部長に感謝する。 明細を見て驚いた。 まずブレーキフルードと言う物を1L取り替え(これは1Lと言うくらいなのだから液体なんだろう)、冷却液を取り替え、パーキングブレーキを調整し、エンジン・シャシの洗浄、ここまでは何となく納得した。わからないのが「パスタ」だ。まさかここでスパゲッティが出てくるとは考えにくい。420mlを2本と言うからこれも液体のはずだ。つなぎを着たサービスの人に恐る恐る聞く。これは錆止めのようなものだとのこと。それを車の下の部分に吹き付けてくれたそうだ。ただでさえ私は始終海のそばへ行くので嬉しい。そうか、世の中にはそんなものもあるのか、とちょっとバージョンアップした気分。いつか、修理工場に持って行って、「パスタの吹き付けをお願いします。」と平気な顔で言ってみたい。 それにVベルトの交換、ホィールシリンダカップキット取り替え、それに何と左右のワイパーゴムまで交換してくれている。とにかく今までは「安く」をモットーに車検を受けていたので、「通ればOK」だった。ワイパーのゴムなんて、「これじゃあんまりだ」と言うまで放って置いた。 そして問題のラジエターは「修理」とあった。ここだけは値段の記載がない。ウォーターポンプを取り替えてもいるらしい。これらの合計に値引きを入れて上記の値段になる。今までの一般格安車検に比べて値段が高いわけでもないし、得した気分。 |
2003.03.13 |
−英語版ハリー・ポッター 8− 大好きな007シリーズ「ユア・アイズ・オンリー」を録画し、音声を切り替えて英語で見た。このくらいアクションが多いと「何となくわかる気がする」という魂胆なのだ。だけど、題名の「Your eyes only」のそもそもの意味が「極秘」だとは知らなかった。「あなたの瞳だけ」ではなく、「あなただけが見る」と言うことだったのだ。ハハハ そんな調子なので、そろそろ3ヶ月になるが未だ飽きもせず「ハリー・ポッターと賢者の石 英語版」の6本のテープを聞き続けている。友人は「そんなに聞いてると理解するんじゃなくて覚えちゃうんじゃない!?」と言うのだが、そう簡単に覚えられるもんじゃない。7時間分くらいあるのだ。もちろん100%の理解なんてとんでもない。ただ最近、ひょっとするとこのテープの速度は早くないかもしれない、と思い始めている。自分としては、ひとつながりに聞こえていた単語がやっと別々の単語だと聞き分けられる程度なのだが、テレビ放映された別の、女性FBが活躍する番組を007と同じように録画して英語で見たら、まったく聞き取れなかった。ハリー・ポッターの5倍速くらいだったのだ。女性同士の会話はどこでも早口なんだろう、と、取りあえずそちらは諦めた。 テープと同じ内容の、ペーパーバックの方は未だ100ページ。3分の1と言ったところだろうか。これでも私としては凄い快挙なのだ。生まれてこの方、未だペーパーバックを1冊終わりまで読めた試しがない。そのハリー・ポッターを読みながら、留学しているときに記録し始めた「自分の単語帳」に、辞書をひいた単語を加えているのだが、あまりに数が多すぎて「二つ以上星がついているものだけ」と決めている。にもかかわらず単語帳の単語は600を超え、ABC順にするためにEXCELで何度もソートし直さなくちゃならない。しかも最近の傾向は「三ツ星単語」が増えている。つまり中学1年生で習いそうな、基本中の基本の単語。今まで「知っているものとしてひかなかった単語」である。 例えば「come」。「来る」としか理解していないと、「I'm coming with you.」は訳せない。私の辞書によると「goは出発点を中心に考えるが、comeは第1に話し相手の方に誰かが移動してくる時に用い、第2に相手を中心にして相手の思う場所へ移動する時にも用いる。その時、日本語では行くになる。」とあった。余計に難しい。つまり、「私も行くわ」ってことなのだ。 基本と言うより、すでに「習うより慣れろ」の気分。 |
2003.03.17 |
−姿見− 鹿児島の最低気温が東京より5度、北九州より3度、高くなった。12度で、ストーブも要らない。こうでなくちゃいけない。気象庁の開花予想では、今週桜が咲くのだ。ただ、この「毎週末雨」と言う事態をどうにかして欲しい。 1年間探していた、鏡を買った。姿見と言うやつだ。 去年ハワイに留学してホームステイしていた部屋は日本で言う一間の押入れの、引き戸自体が鏡だった。ドア2枚分全部である。もちろん、ホストマザーの部屋にもあったし、お邪魔した別の家にも巨大な鏡があった。よく日本の玄関で見かける細長い、申し訳程度の姿見じゃなくて、誰かと並んでも充分なほどの、アメリカ人の高い身長にも充分な、鏡だった。部屋を広く見せる効果もあるらしい。これがとても重宝した。ホストマザーは服を合わせるだけでなく、横に積まれた靴も一緒に合わせていた。あちらでは下駄箱、いや、靴箱は玄関にあるのではなく各部屋に置いてある。 私の部屋にある鏡は上半身しか写らない。部屋を広く見せる効果はこの際どうでも良いから、ダイエット効果もあるという「全身写る鏡」が欲しかった。これが結構難しい。狭いアパートの部屋では鏡を立てかけるような広い壁面がなく、まさか借りている部屋のドアを鏡にする訳にもいかない。しかもあちこちのスーパーや安売り家具店を見たが結構高い。自立する、後ろにつっかい棒?のようなタイプも、鏡に斜めの角度がついている分結構場所を取るし、鏡そのものよりも周りの飾りが多かった。ガラス屋にも電話してみた。飾りのない、ただ鏡だけを好みの大きさに切ってもらうことは出来たが、「ケガをしない程度に」周りを加工してもらう代金が高いらしく、家具屋の既製の鏡より高くなる。 結局、千趣会のカタログで見つけた。オリジナル商品と言うもので、すき間家具のひとつだった。一応、鏡と言うよりも収納家具のひとつで、タンスと壁のすき間を効率よく使うと言う趣旨の、ハンガーラックだった。まず、市販の姿見のように斜めに立てかけるのではなく、直立している。そして鏡の後ろに、鏡の幅のポールが渡してあり、ハンガーをかけられる。つまり横から見ると鏡部分を縦の線にしたコの字型だ。斜めに立てかけるよりずっと場所を取らないし、壁面も不要だ。ちょっと服をかけるハンガーラックも欲しかったので一石二鳥だった。キャスターも付いていてどこにでもゴロゴロと引っ張っていける。鏡の部分が普通の木目のもの、つまり本当のすき間家具のバージョンもあった。私は鏡タイプの、幅の広い、鏡の面が大きい方を購入した。鏡の面は縦170センチ弱、横45.5センチある。もちろん鏡の周りには何の飾りもなく、値段は12,800円。JALのマイレージが貯まるカードで買った。 配送されたものを組み立ててもらうには2,500円だかの料金がかかるのだそうだ。もちろん自分で組み立てることにした。結局何も難しいことはなかった。狭い玄関で、自分より高いダンボールを開けて中からひとつひとつの部品を出すのが大変だったくらいで、プラスのドライバー1本で組み立てられた。ヨットのメンテナンスを考えればどうってことない。 積み重ねられた服を整理してハンガーラックにかけ、掃除機までかけた。ゴキゲンである。 |
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