(第八段)                             




2002.08.22

−新しいお仕事−

大変ご無沙汰しています。
天気予報では30度を超えてはいるものの、ここ数日、どこか秋の気配がする風が吹いている。
ものにはタイミングと言うものがあるらしく、10月の20何日かまでもらえるはずの失業保険を打ち切って働き始めた。仕事は前回の損害保険関係の派遣会社からの紹介で、車のディーラー本社の保険課。この就職難に土曜出勤を断り、9月に1週間ほどの休みが必要だとごね、車通勤でなければ嫌だとわがままを言う私の条件はすべて飲まれた。慣れた保険の仕事に問題はないのだが、市中引き回しの刑のように毎日大勢の人に紹介されまくり、しかもそれが最も苦手な鹿児島弁だったりするので、なかなか人の名前や部署名が覚えられない。しかも、副社長も専務も、支店長まで同じ苗字だからたまったもんじゃない。この会社がまた、朝礼あり、制服あり、お茶入れあり、女性は毎日何某かのお当番をしていると言う古風な会社なのだ。だけど、「制服」は結構可愛い。最近はほとんどの会社が制服を廃止しているけど、長いOL生活で制服が可愛いとか気に入っているなどと言う話は初めて聞いた。何だか総務だか庶務だかのベテラン女性社員が、一番傷んでいると思われる人の制服を手に社長に直談判するのだそうだ。その直談判を何度か繰り返すとOKが出るらしい。その後みんなでカタログを見てデザインを決める。この経費削減のご時世、だいたい2年に一度は夏服も冬服も替わるらしい。冬服は外出しても私服と間違うようなブレザーも揃えられている。

とにかく、今まで「毎日出勤する」と言うことに慣れていなかった、怠けた私の身体が悲鳴を上げている。
そして課長が誰かに紹介してくれても、廊下や階段ですれ違っても、お茶室でお茶を入れていても、老若男女問わず名前も顔も覚えられない相手から「ヨットとは何か」について質問責めにあっている。どうやら私が入ると決まってから、ご丁寧に誰かが広めてくれたらしい。そう言えば初めて派遣会社の人とこの会社を訪れたとき、専務に1時間半もヨットのことだけを説明するハメになったのだ。初めから目立ちたくはないが、「あいつはヨットに乗っている」とみんなが思ってくれた方が有り難い。以前、東京のOLだった頃も、「あいつはヨットに乗っているので普段は休まないが休暇を申請すると長い」とか、「夏はレースが多いので毎年休む」「土日は予定が空いていない」と認知されていた。認知されればしめたものである。いちいち説明しなくても「あ〜、ヨットね。」で済む。そう言えばハワイにいた時も事あるごとにヨットの話題におすがりした。あちらでは仕事や勉強以外、何か趣味とか特技がないと困る場面がいくつもある。

さて、新しい会社では「日焼け止めは塗らないんですか?」「試合(なぜかヨットはレースと言うケド)は毎週あるんですか?」「いつからヨットをやっているんですか?」「友達にもヨットをやっていると言う子が居るんですけど」などと聞かれる。そんな時は「よろしければご一緒にいかがですか?」と答えることにしている。この答えに応じてきたのはまだたったの一人。やっぱりまだヨットは日本国民に認知されていないらしい。中には「ヨットでは左右に動かなければならないと聞いたのですがどうしてですか?」なんてやや高度なものまで含めて質問の嵐だ。

そしてこの日焼け。ハワイ留学から帰って来て、家に居るかヨット仲間と遊んでいるうちは気にならなかったが、普通の会社の事務所へ行くと本人でもびっくりするくらい目立つことに、今更気づいた。社内のどこを歩いていてもジロジロ見られる。これはもう気のせいだとか自意識過剰だとか言うものの域を超えている。まず自分の片方の掌を開く。もう一方の手を甲を上に向けて並べる。自分の左右の手が白と黒に見え、まるで別人のようなのだ。よく見ると掌と甲の間に日焼け境界線が出来ている。黒人の人の手と同じなのである。

すでにアピールし過ぎである。それでも今週末はハウステンボスカップヨットレース。まっ、いいか。

2002.08.27

−つくつくほうし−

幸い、ハウステンボスカップ当日は曇りだったので、著しい日焼けの増進は免れたようだ。「曇りでも日焼けする」なんて言う程度の皮膚はとうに過ぎてしまっているので、何ら変わりはなかった。これで夏の大きなヨットイベントは一段落。ハウステンボスでは「つくつくほうし」が鳴いていた。このセミが鳴き出すと夏も終わりに近い。友達に言わせると、「夏はつくづく味わった。夏はつくづく味わった。もういい。もういい。もういいよぉ。」と鳴いているのだそうだ。言われてみると、確かにそう聞こえる。もうたくさんだと思っている事でも、終わってしまうとなるとちょっと寂しい。

新しい職場は、初めての鹿児島の企業なので、何かと戸惑うことが多い。
まず挨拶である。東京の会社や、首都圏に拠点のある会社では聞き慣れない挨拶が横行している。「お疲れさま」である。
もちろんこの挨拶は全国共通語なのだが、使い方が大きく異なっている。私の知っている「お疲れさま」は何かし終わったときのねぎらいの挨拶だ。それがここ、鹿児島では朝から「お疲れさま」を用いる。例えば営業課の人が庶務課に行くとする。部屋に入るなり、「お疲れさまでぇ〜す」と挨拶する。同じく「お疲れさまです」と返す。廊下で誰かとすれ違う。その時も必ずお互いに「お疲れさまです」と言う。もちろん帰るときも自分から「お疲れさまでした」と言う。1日に何十回も交わされるのだ。私が知っている挨拶は、他の部門の部屋に入る時は「失礼します」とか「こんにちは」であり、廊下では社内の人間ならば「こんにちは」か会釈くらい。仕事が終わって自分が先に帰る時は「お先に失礼します」で、「お疲れさま」と言うのは先に帰る人を見送る側の挨拶なのだ。朝一番に支店から電話が来る。まず「お疲れさまです」と言われる。鹿児島弁では「おやっとさぁ」とも言うらしい。

本当に、夏の疲れが出て来る頃だ。

2002.09.01

−社訓−

ようやく、最高気温が30度を切ったと思ったら台風だった。15号は地図上で鹿児島の下、つまり南側をかすめた挙げ句、そこから北上している。鹿児島の角を曲がった台風に影響を受け続けている南九州は「ここ数年間で一番」土砂崩れなどが危険な状態だとテレビは字幕で伝え続けている。しかも更に16号が控えている。今年は何と台風の多い年か。久々に「体制を整えるための土曜日」にするはずだったのに、これじゃさすがに洗濯も出来ない。

新しい職場では朝、強制されないラジオ体操と、気にならないほどの短い朝礼がある。朝礼のある会社なんて初めてだ。しかもこれまた初体験の「社訓」を唱和する。

一、第一等の人となれ
一、一致協力 目標は信念を持って達成しよう

と言うのだ。覚えてしまった。何か古い日本映画のようだが、社長だか会社だかのポリシーを社員に徹底するには最もわかりやすい方法だろう。専務によると、全国52社あるこのカーディーラーは函館の1社を除き今期すべて黒字なのだそうだ。結構儲かっている。だから今時、しょっちゅう女性の制服をモデルチェンジし、ひとりひとりの湯飲み茶碗の柄を覚えて1日3回もお茶を入れていられるのだ。

私に仕事を引き継いでくれた賢い前任者のおかげで、社内の人間関係やカーディーラーのしくみが少しわかった。今まではトヨタとか、日産とか、ホンダとしか知らない車種のメーカーだったのに、「これはカローラ店か、ビスタ店か」とか、「クリオ店のホンダ車だ」と考えられるようになった。加えて、通勤に使っている自分の車はサービス工場の屋上に当たる部分に置いてあるので、調子が悪かったり、車検の時は仕事時間の間に見てもらうことが出来るらしい。中古車情報も県内の15支店の情報がすべて一括管理されているので好みや条件を言えば探してもらえるそうだ。私の車は現在走行距離13万キロ、12月には次の車検が来る。

新しいことにはそれなりのパワーも要るが、いろいろ初めてのことがわかって楽しい。
ヨット訓を作ってみた。

一、全員で同じ目標を持て
一、チームワーク ヨットは人で帆走る

2002.09.07

−交通違反−

運転免許証を取って初めて、つかまってしまった。私は運良く十数年間無事故無違反で、もちろんゴールド免許だ。
もちろん「違反したことがない」とは言わない。だがスピード違反等というわかりやすいものではなく、未だ「ほんまかいな」と、どうも腑に落ちない違反なのだ。

罪状は「信号無視」。だからと言って直進の赤信号を「えいやっ」と突っ切ったわけではなく、右折した時のことだった。三越の駐車場の前で誰かが赤い旗を振っていた。駐車場から別の車が出てくるので止まってくれと言われたのかと思い、素直に停止した。それが駐車場係ではなく、おまわりさんだったのだ。私が右折した道は鹿児島では唯一の繁華街で、広くて複雑だった。真ん中に路面電車が走っており、信号も普通の信号の下に矢印や路面電車のための赤い×印が付いていると言う、これまたやっかいなシロモノだった。右折するには線路をまたがなくてはならない。そこはふだんはは右折しても良いはずだった。もちろん、右折車線がある。だが、交通量の多い平日の朝と夕方だけがダメらしい。私の車の後ろには交通渋滞かと思うほどの車が止められていた。おまわりさんは皆、思い切り低姿勢だったので素直に従ってサインをした。

実は仕事の帰りだった。8月から車のディーラーの保険課で勤める際、9月に1週間か10日ばかり休みますよと言う条件だった。そこで私は今年2度目のハワイ行きを企んだ。折しもこの時期、ハワイでは一番のお祭り「アロハフェスティバル」が行われる。知り合いのお土産に、日本茶を買いに立ち寄った帰りだった。今まで違反はしていないので点数の2点は痛くもない。だが罰金の9,000円は痛い。たった1,000円かそこいらのお茶が高くついてしまった。

日曜日には錦江湾で「国際親善ヨットレース」が行われる。
終わってからハワイへ飛ぶ。思いっきり遊んでやる。

2002.09.19

−ハワイ編1 買い物−

メールを下さったみなさま、お返事が遅れ、誠に申し訳ありません。昨夜やっとハワイから戻り、100通余りの未読メールを取り込んだところです。返事は気長に待ってやって下さいまし。m(__)m

ということでハワイから戻って来た。
私は旅先で気に入って欲しいと思い、更に金額の折り合いさえつけば、ただ単に「持って帰るのが大変だから」と言う理由で買い物を諦めたことはない。サンフランシスコから大きな枕やペーパータオルを持ち帰ってきたり、ハワイで巨大なクーラーボックスを買い他の荷物をそれに詰めて来たり、とだから今までいつも結構大変なことになっている。

交通費、ホテル代、飲食代を除く今回の買い物総額は約700ドル余り。留学したときの友達に言わせれば、「ブランドもののバッグ1個買ったと思えば安いもんでしょ」と言うことになるかもしれない。だがブランドもののバッグひとつなら持ち帰るのはたやすかっただろう。私の買い物はほとんどの単価が30ドル以下。最高額は35ドル。今回はフツーの「カゴのバック」が欲しかったのでそれ系と、大好きなビーチサンダルが多い。下記はそのだいたいの一覧。他人の買い物ってちょっと楽しいでしょ。5ドル単位にしてあります。

UHの長袖Tシャツ ハワイ大学ブックストア 25ドル 半年前の留学時にはなかったデザイン
カード200枚と収納ボックス ハワイ大学ブックストア  5ドル 英語の文章を書くのにちょうど良い大きさの愛用カード。
古着 good will (カイムキ) 15ドル 流行のスリフトショップ。改装して店舗が拡大されていた。古着と言っても新品のものもあり、程度の良い物が多い店。ギャップボーイズのジーンズ、派手目なストレッチ製ズボン、短パン2枚、LIZの黒でスリットの入ったロングスカート、5点合計のお値段。自分に合うサイズを探すのが大変ですがそれもまた楽しい。
ロス・ドレス・フォーレス 35ドル 何軒もあるロスですが、一番メジャーなアラモアナS.C裏よりもチャイナタウンとワード地区にある店が好き。これはたった6ドルほどの7分のカーディガンとラルフローレンのトレーナーの合計。
青くてちょっとおしゃれなカゴバック メイシーズ(カハラ) 10ドル 留学中に鏡の前で肩にまでかけたバックをセール中のワゴンで発見。定価は30ドル。
Tシャツ ロコ・ブティック(ワード) 25ドル 行く前に雑誌で見かけた可愛いデザイン。真っ赤な生地に白い女の子の横顔ラインがきれい。
パレオ ワード 25ドル 腰に巻いたりするあのパレオ。イルカ柄が見つかりました。パレオはバリ島やタイなどあちこちで有名ですが私はハワイのものが好き。値段は高めだけど生地が薄くて柔らかい。
ビーチサンダルA サンダル・ツリー(ハイヤット) 25ドル お気に入りのインポートもののサンダル屋さん。ちょっと高級なのでビーチサンダルがやっと。それがピンクの鼻緒にはフラの女の子が並んで織り込まれ、ソフトで履き心地もバツグン。
Gジャン カイトサーフィン店(ワイキキ) 25ドル 友達につき合ったカイトサーフィンの店で見つけたユースドのGジャン。シンプルで、珍しく袖の長さまでぴったり。
カゴバック ロングスドラッグス(カイルア) 15ドル 長いこと探し回っていた、何の変哲もない、ラウハラ(ハラの木の葉)を編んだだけのポプュラーなバックは何のことはないロングスの棚の上にありました。
ビーチサンダルB サーフショップ(ロイヤルハワイアンS.C) 10ドル どこへ行くにもご愛用のビーチサンダルマニアの私としては、どうも予備のサンダルがないと落ち着かない、と言うことで今回は赤に黒のハイビスカス柄プラス黒の鼻緒。
ピアスA ブティック(ロイヤルハワイアンS.C) 10ドル 前回も購入した店。おしゃれなピアス2個で10ドル。
パンツ パウダーエッジ(ワード) 30ドル 山登りなどハードギアが多いパタゴニアと言うメーカーの、すぐに乾きかさばらないベージュのロングパンツ。30%off、しかも子供用Lサイズ。ここのメーカーは長さまで子供用がぴったりで重宝してます。
シュノーケル スポーツオーソリティー(ワード) 20ドル 劣化して捨ててしまった物の替わり。友達が釣り竿売場や水着売場で悩んでいたためゆっくり選べ、店員のお兄さんにフィンの選び方まで教えてもらった。
TシャツB surf and sea(ノースショア) 10ドル またもや子供用。クーポン持参で20%off。
怪しげな7分パンツ surf and sea(ノースショア) 30ドル グレー系で、ファスナーもボタンもゴムも何もなく、ただウエストの切り目を結ぶだけの怪しげなズボン。畳むとハンカチ程度のカサで、肌触りも滅法良い。
ビーチサンダルC surf and sea(ノースショア) 35ドル 単価最高額。だけどこれがたかがビーチサンダルと侮れないすばらしさ。高級な運動靴の要らない部分だけを切り落としたような作り。もちろん底も滑りにくくなっている。
手提げ surf and sea(ノースショア) 15ドル ちょっとサーフィン系柄の、水着などもOKで丈夫な生地の手提げ。かさばらず便利そう。
アクセサリー ジャングルジェイムズ(ノースショア) 20ドル イルカのペンダントヘッドと、同じくシルバーの鎖。ここもお気に入りの店。
ショルダーバック ノースショア 25ドル ノースショアマーケットプレイス内の店。派手な南国調布製で内側がビニール加工、外内ポケットと携帯ケース付き。肩にかけられる取っ手の根本には絵の描かれた木製の飾り付き。柄は水族館の中のようでイルカが泳ぎ回っている。
ピアスC、D ドールプランテーション 20ドル 持っているプラスティック製ビーチサンダルのピアスに新型が出ていた。それとニューバージョンの極楽鳥花。クーポンで15%off。
フィン Kマート 15ドル 大人用と子供用の間だと言われていた私のサイズがやっと見つかった。ダイビング用のものはどうも重いので小型が見つかって嬉しい。
Kマート 15ドル バックスキン調のもの。いろいろあったのに私の62/1で見つかったのはこれだけ。あとはすべてサイズ7以上だった。日本人で23.5センチと言うのは最もポプュラーなサイズなのになぁ。
ミュール Kマート  5ドル 定価9.99。この店のしくみで靴は2足買うと安い方が半額になる。従って5ドル。笑いが止まらない。
下着 Kマート 70ドル 中にはロス・ドレスで見つけたものも数枚含まれるけどもうこれは買い出し状態。上下合わせて10枚以上合計のお値段。
包装用リボン フローラ・デック 15ドル 巨大な手芸洋品店と言うか、造花などの材料店を教えてもらった。リボンの数だけでも凄い。狂喜乱舞。
携帯用防水型懐中電灯 ウエストマリン 15ドル ヨット用品らしい唯一の品。持っている物は調子が悪かったので。改良されていて使いよさそう。
手芸小物 フラ・サプライ・センター 10ドル シンプルなカゴバックに自分で飾りをつける為に、ココナッツで作ったカメや、ハイビスカスを描いて穴を開けたククイナッツなどをゲット。
CD ブックスボーダーズミュージック(ワード) 75ドル 計5枚。単価平均は15ドルくらい。1枚はジェイク・シマブクロさんの、レストランでの野外ライブを聞きに行って直接本人から買った未発売の物。あとは行く前から目星をつけておいたハワイアンミュージックなど。
ポーチ メイシーズ(カハラ) 30ドル えいやっ、と帰国直前に購入したトミーフィルフィガーの小型バック。デニム製。
化粧ポーチ メイシーズ(カハラ) 10ドル 上記を買いに行って見つけたバーゲン品。ラルフローレンのもので白いキャンバス地に星条旗柄。
アロエジェル ワイキキアロエ 15ドル もう何年も前から私のただひとつの化粧品であるアロエと、アロエの入った日焼け止め効果もあるリップクリーム。アロエは日焼け後、カサカサ肌、やけどや虫さされなと゜何でもOKで便利です。
モイスチャークリーム ボディショップ 15ドル クリームと言っても私は日焼け止めとして気が向いた時、たま〜に使っている。普通の日焼け止めはベタベタするし臭いもひどいので使わない。これはビタミンC入りでオレンジの香りがする。たぶん日本未輸入。ただ、SPF15と言うのはフツーの人には日焼け止めにはならないかも。
あとはこれに加え大量の食品なのだ。

2002.09.28

−ハワイ編2 買い物2−

腫れた私の親不知は奥歯の更に奥で横倒しの状態となり骨に埋もれていたので、抜歯に1時間半もかかり、口も開かず、水も喉を通らず、つばさえも飲み込めず、大変な目に遭った。腫れで喉のスペースが9割方埋まってしまったようだ。うどんくらいなら、と思っていたお昼ご飯は勧められて買って帰ったプリン一匙がやっとで、何とか薬を飲み込んだ。

さて、ハワイ。前回私が買った物を紹介したがそれは左側。友達が買ったイプは別。これでも洗濯中のズボンやジーンズ、5枚のCDなどは写っていない。それより右側。全部食べ物。前回気に入ったマフィンミックス、いつもの生クリームスプレー4本、ココア、ベーグルパン、チョコレートシロップ、4缶で3ドルのビーツ、これまた日本には売っていないサーモン入りのクリームチーズ、マウイオニオン入りマスタードとドレッシング、シーザーサラダドレッシング、缶入りオリーブスパイスオレンジティー、電子レンジで出来るポップコーンのバター味とキャラメル味、ティディベアのクッキー、ドライトマト、塩味の付いていないマカデミアンナッツなどなど。これらを、行きの軽装とは反対にABCでダンボールをもらって詰めて来た。ハワイアンのCDを聞きながら冷凍したベーグルを焼いて朝食にしたり、コーヒーに生クリームやチョコレートシロップを入れてカフェモカにしたり、カゴバックを持って出掛けたりして余韻を楽しんでいる。まだまだしばらくの間は、日本に居ながらハワイ気分が楽しめそうだ。



2002.10.01

−ハワイ編3 '' Now Approaching '' −

いやぁ、参った。土曜のお昼前に、歯医者曰く「近年まれにみる」大手術を受け、永久歯1本と、骨の下に埋もれていた親不知を抜歯した後、口が開かない。しかも口の中右下の筋肉が全て腫れあがり、言うことを聞かない。話すのも不自由だ。歯と歯の間は4日目の今日でさえわずか指1本が入るかどうか。つまり1センチも開かないのだ。この隙間に入る食べ物は結構少ない。と言うことで私はこの4日間、スポーツ飲料系の栄養ゼリーとプリン、アイスクリームと飲み物だけで過ごしている。空の胃に炎症止めの薬を飲むことは出来ない。実は、お腹は空くのでいろいろ試してはみた。煮込んだ大根ひとかけを食べるのに2時間かかり、満腹ではなく飽きてリタイアした。半熟目玉焼きの黄味をスプーンですくうことは出来たので卵入りのうどんを煮てみたがわずか5本程度のうどんを食べるのにまたもや同じくらいの時間を要した。今日は贅沢をして茹でた豆腐に蟹肉あんかけをかけてみた。これはいける。口の開かない方、オススメします。

さて、ハワイ。ご承知の方も多いと思うが基本的にハワイのバス停には名前がない。大きなショッピングセンターとか建物の前位は「○○前」と言うこともあるが、日本のようにいちいち「次は××、××でございます。お降りの方は・・・」とは言わない。くどくはなく、静かで良いが、自分の降りるところの近くになったら紐を引いて知らせようと、誰も眠ったり雑誌を読みふけってはいない。降りる場所は景色で判断するしかない。

だがそれもアラワイ運河に囲まれた、観光客の多いワイキキではいくらか放送してくれる。大きなホテルが多いので言いやすいと言うのもあるだろう。そこで何というか。「次は○○ホテルです。」、「○○ホテル」、こんなところだろう。「新宿〜、新宿。次は新宿でございます。」と言うわけだ。だが、何度聞いても何と言っているのか聞き取れなかった。「次は」であるはずの「Next」とも言っていないようだった。留学中、同じクラスの何人かに聞いてみたが正解は得られなかった。苦労して担任に聞いてみた。「Now Approaching」だと教えられた。「アプローチ」なら知らない単語ではないのだ。だが、まったく聞き取れなかった。教わってからすぐには「あ〜、なるほど」とも思えなかったほどだ。 ○○ホテルに、「着く、近づく、ところですよ」と言う意味だろう。

ヨット用語で「ブローチング」と言う言葉がある。あまりうれしくはない、ヨットが横倒しになると言う意味だ。私はどうしても「ナウ、ブローチング」と聞こえてしまっていた。「a」はほとんどと言うか、まったく聞こえない。そこで今回一緒にハワイに言った友達に聞いてみた。ひとりは「Number Thirteen」と聞こえると言った。毎回「No.13」なのでいつになったら14になるのかと思っていたとのこと。もうひとりは「ルーチン」と聞こえたそうだ。毎日決まって停まるからroutineなのだろうか。どれもひどい。

さて、あなたには何と聞こえるでしょうか。

2002.10.06

−ハワイ編4 IPU−

親不知抜歯後、一週間が経った。開くことが出来る歯と歯の間は1センチから1.5センチになったような気がするが、たいした差はない。さすがにプリンやゼリーでは飽きるのでスーパーでレトルトのお粥や雑炊を物色する。ただでさえ量を食べないのに1時間もかかって大根ひとかけらなのだから作れば大量に余ってしまう。知らないうちに結構美味しいレトルト食品が増えていた。「ほぐし鶏とかつお風味雑炊」、「蟹雑炊」、「鮭とじゃこのお粥」、「キノコとチーズのリゾット」など、そう言えばふだんは電子レンジも使わないからそんなコーナーは見たことがなかったのだ。幸い、会社で食事をするコーナーには電子レンジが備え付けられている。
ダイエットしたいみなさん、食べなければ確実に痩せます。それでも食べたければ口を1センチだけ開いて、ほんの少しずつ、ご飯3粒くらいずつ食べてみて下さい。飽きて、食べる量は半減します。

さて、IPUである。
IPUと言うのはひょうたんの一種をくり抜いて作った打楽器だ。フラを踊る時に使う。みんなが知っている、ハワイアンのメロディーに合わせて踊るモダンフラの場合、小型のIPUを、踊り手であるダンサーが各自持ち、叩きながら踊ったりする。

このIPUに、アフリカの太鼓「ジャンベ」を叩いている友人が興味を示した。「是非ひとつ欲しい」と言うのだ。フラも踊らないのに、そんなもの買って一体どうしようと言うのか。まぁ、値段も安いし、部屋のインテリアでもいけそうなのでまっいいか、と思っていたのだ。だが、しかしー。友人は「カヒコ」を見てしまった。カヒコと言うのはメロディーに合わせて踊るモダンフラに対し、メロディーのない古典フラを指す。みんなで優雅に踊ると言うよりも、IPUを叩きながらアカペラで唱う演奏者と踊り手だけの、シンプルなフラである。バンドはおろか、たった二人だけと言う場合もある。私は留学中、初めてフラの先生がカヒコを踊って見せてくれた時、鳥肌が立った。私の中で一気にフラの評価がアップした。素晴らしかった。友人も同じだったらしい。だが違うのはIPUである。

カヒコのIPUは持ちながら踊るものではなく、演奏者が床に座り、それを下に落とす(叩きつける)音と叩く音の両方を使って演奏しながら唱う。IPUの奏者はひとりだけなのだ。故にカヒコのIPUは大きい。それも少しばかり大きいのではなく、中には1メートルはあろうかと言うものまであるのだ。このIPUの名前を特別に「イプヘケ」と言う。

当然の成り行きとして、友人はカヒコ用の、大きな、イプヘケが良いと言い出した。フラの先生にIPUの選び方を聞く。メキシコ産などの輸入ものは肉厚が薄いのですぐに割れてしまうそうだ。実は先生のIPUは私と同い年。それくらい長持ちさせる為には、ハワイ産の肉厚のものを求め、ククイナッツのオイルで磨くのだと言う。オイルひとつ取ってみても日本にはない。先生はオイルの作り方まで教えてくれた。ハワイではレイにも使われるククイナッツの実を、ひっくり返しながら1時間ほど焼くのだそうだ。焼いて熱々の実を冷水にとってはじけさせる。すると中からオイルが取れるとのこと。市販の瓶入りオイル(それでも日本にはない)はナチュラルではないのだとのこだわりようだ。そんなこと言ったって日本にはククイの木なんてその辺に生えては居ないのだ。

結局友人はイプヘケを手に入れた。さすがにククイナッツオイルは市販の物を求めた。抱いて、機内持ち込みして帰った。ハワイの空港では温かい目で見られたIPUだが、もちろん日本の税関では「それは何ですか」と疑わしそうな目で尋ねられたことは言うまでもない。

2002.10.15

−ストレス−

不調である。親不知&永久歯抜歯後3週間目に突入したが依然口は開かない。初めは口が全く開かなかったり、抜歯後が傷んだり、次に顎やこめかみが痛かったり、いろいろ痛みは変わって来て、ここ2日間は舌に何かが当たって喋ったり食べたりが再び出来なくなった。「か行」を話すととんでもなく傷む。消毒のために毎日歯医者へ通っているが口が開かないので治療が出来ないのだ。何と歯医者で針まで打ち、次にわずかに開いた口からレーザーを当てた。今日は、やっと指1.5本分ほど開いた口からピンセットや歯医者さんの小さな丸い鏡を入れて舌に当たっている異物を取り除いてもらった。抜糸し残した糸かと思いきや、なんと歯肉に刺さった骨のカケラだそうだ。あ〜恐ろしい。プリンやゼリーではなく、ご飯を何とか食べられるようになったので良しとしよう。

土日、鹿児島の福祉施設「菖蒲学園」で今年3回目の参加となる「櫻窯」で焼いた陶器を売った。年に一度のお祭りである。ステージを設け、次々に歌や踊りが披露される。園内にはあちこちに工芸品を売る店や食べ物の模擬店が並ぶ。左右をプロの陶芸家に挟まれながら、今年も良い経験をさせてもらった。本当は当日朝、何もしたくないほど嫌なことがあったのだが、車から荷物を降ろそうとしたときに進んで手を貸してくれた施設の人の笑顔で救われた。毎年、出店料5,000円の他、売り上げの10%以上を寄付するため模擬店でお昼を食べるのがせいぜいなのに、毎年プロもアマチュアも喜んで参加している。一年ぶりなのにみんな覚えていてくれた。新しい女性陶芸家と仲良くなった。

私はストレスを感じたことがないと思っていた。どれがストレスなのか、わからなかったのだ。
考えまいとしてもそれはふと油断すると心に広がり、頭からゾワンと内蔵に降りてくる。「嫌だ」と言う感覚、これがストレスなのだろうか。
菖蒲学園のお祭りで、私の尊敬する陶芸家でありヨット仲間でもある村岡良寛氏は、「嫌なことにはどっぷり浸かる。繕わない。抜け出したいと思ったら斜めとか逆さまとか別の方から見る」そうだ。わかっちゃいるけどなかなか出来ない。例えばかわいがっていたペットが死んだとか、失恋したとか、大学受験に失敗したとか、同期で自分だけが主任になれなかったとか、周りから見れば「なぁんだ。そんなこと。何も死ぬ訳じゃないんだし、そんなに気にしなくていいじゃない。」と思うかも知れない。だけど本人にしてみれば他のことは考えられないくらい大きな問題なのだ。

二日間、菖蒲学園に居た。ステージの締めくくりは施設の人達の演奏だった。太鼓や各種打楽器に加えてフライパンまであった。どうしてだかわからないけど皆涙を流して感動した。良かった。終わって、恒例出店者同士の打ち上げに参加した。少しだけ成長出来たかなぁ。

2002.10.20

−ハワイ編5 サンドウィッチバッグ−

親不知を抜いて3週間が立ち、ようやく「毎日の消毒」が1日おきになったものの口が開かないことに変わりはない。開口障害というヤツだ。友人の看護婦に聞いても「日にちが薬」だとしか言ってくれない。おにぎりなどは言うまでもなく、エビフライでさえも食べられない。揚げたてのエビフライなんてそのままかぶりつくから美味しいのであって、細かくすると全く美味しくないモノだという発見をした。

さて、サンドウィッチバックである。日本語でこういうと何かとても大げさな、手の込んだ容器を想像する。だがそうではないのだ。サランラップのあの横長の箱を思い浮かべ、長さを半分にする。その箱をもう少し太らせた、そんな箱に入っている。中身はただの、安物のビニール袋。薄手なのでその箱の中に200枚とか500枚とかが入っている。私が買った物は250枚入りで1ドル99セント。250円ほどだ。

そもそも留学中にホストマザーが使っていた。彼女の使っていたのは800枚入りだった。その便利さに驚いた。それはペラペラの透明なビニール袋で、官製はがきくらいの大きさの正方形をしている。ビニール袋にしては小さい。ただ、中身を入れた後、入り口をひっくり返せるようになっている。それもただ、折り返し部分をかぶせるだけだ。

サンドウィッチバッグと言うからにはサンドウィッチを入れる。ただし、アメリカの食パンは1枚が小さい。日本のイギリス食パンの短い横の長さの正方形くらいである。私は日本でパンを食べるとき、どうも1枚では足りず、かと言って2枚は多かった。その不満が解消された。1枚が小さいくて薄いので融通が利くのだ。しかも小さいのでサンドウィッチを作っても2つに切るなんて面倒なことはしなくて良い。作ったサンドウィッチを切るのは結構難しく、場合によっては中身が出て来てしまったり、バラバラになってしまう経験を持つ人も多いと思う。

ホストマザーは、油断すると焦げてしまうほどの火力の強いオーブントースターでほんの一瞬パンを焼いた。取り出すやいなやスプレーバターを一吹き。ハムなど好みの物をはさんでおしまい。もう一枚のパンを上に載せ、サンドウィッチバックに入れる。そのままハンドバッグへ。その間1分かかっていない。

サンドウィッチバックはサンドウィッチ以外でも重宝した。使いかけの半分のトマトやきゅうりなどは今まで、それこそサランラップをかけて冷蔵庫にしまっていた。サランラップは幅が長いのでもったいないなぁと思っていた。水気の多い物は一度皿などに入れてからラップをかけていた。ラップも幅が短いものを使い分けるのも面倒だし、くちゃくちゃにならないようにかけるのには技術がいる。そして保存したその半分の野菜を再び取り出す時、はがしにくくてイライラした。その問題も一気に解消された。入れるのも出すのも格段に手軽だ。しかも安い。

私は日本で口径の小さく耳のない、サンドウィッチ専用のパンを買った。それでもアメリカのパンより大きいようで切らなければサンドウィッチバックには入らなかった。あの大きさのパンとサンドウィッチバックを日本でも売って欲しい。ついでにスプレーバターとスプレー生クリームだ。売れることは間違いない。

2002.10.26

−土曜日−

久しぶりに、本当に久しぶりに一歩も外に出なかった。運良く、「今週末もまた雨か」と平日の晴天をうらめしく思っていたのだが低気圧は南九州だけを避けたらしい。風も強かったので洗濯物もよく乾き、台所と風呂場のマット、シーツまで洗った。昼にはお日様すら出てきたので布団も干した。冷凍庫の霜取りもしたし、玄米ご飯も炊いた。

朝、真っ先に手をつけたのは米研ぎ。マニュキュアをつけないのはひとえにこのためであって間違っても泡立て器などで研いだりしない。米のとぎ汁で大根を下ゆでし、ゆで卵と生姜、八角と共に昨日買ったトンコツを煮込むためである。コトコト料理するのは秋冬の楽しみなのだ。そう言えば私の愛読書の主人公、女性検屍官も料理をするのがストレス解消にもなり趣味だと言ってたっけ。彼女の料理はイタリア料理だが私は中華。実は頂き物の八角を使ってみたかったのだ。残った米のとぎ汁は植木鉢のネギや花にあげる。洗濯物を干し、掃除機をかける。料理や何かを作り出すのは大好きなのだけれど、どうも片づけるのは好きになれない。洗濯は洗濯機がやってくれるから大好きだ。掃除機も勝手に全自動でやってくれたら良いのに・・・。

ついでにハワイで買ってきたマフィンミックスでマフィンを作る。コーヒーを煎れる。やっと修理から戻ってきたステレオで、やはりハワイで買ってきたCDの封を開けテープに落としながらティータイム。そう言えばいつも手元に置いていた本がないことに気づく。こういうときは何か極上の読み物がなくちゃいけない。ここのところ車通勤なので必要に迫られなかったのだ。おっと雨だ。慌てて洗濯物を取り込む。たまったメールの返事を書いて、ペディキュアまで塗り直した。先週の日曜日は短パン、Tシャツにビーチサンダルと言う出で立ちでヨットの帰りにダイエーへ立ち寄ったら、そんな格好をしている人は居なかった。だけどさぁ、ブーツ履くほど寒くないよ。20度もあるんだよ。ブーツにウールのジャケットじゃ、汗かいちゃうよ。

明日晴れたらTシャツでヨットに行こうっと。

2002.10.29

−ハワイ編7 ハワイアンミュージック−

鹿児島にまたもや秋は来ず、昨日までの夏はどこかへすっ飛んで、いきなり冬が来た。トンコツを煮込んだ次は煮物や鍋と言う気分だ。変わらないのは親不知抜歯後の経過で、季節が変わり1ヶ月が経過しても口が指2本分しか開かない。

さて今回、9月にハワイへ行って6枚のCDを入手して来た。高級なものを買わない私の買い物の中では結構大きな金額を占めている。ここのところヨットレースで一昨年、去年、それに今年の初めに留学した時と行っているので「伝統的なハワイアンのCDはどれですか?」なんて店員を困らせることもなくなった。日本でも人気で、コンサートをやったりしているケアリィ・レイシェルなどのCDは入手済み。行く前にあちこち調べただけあって、今回のCDはなかなか良かったのでご紹介。

◆The Art Of Solo Ukulele
今回、ジェイク・シマブクロさんのコンサートに行った。コンサートと言う大げさなものではなく、屋外でビュッフェスタイルの食事を取りながら聞くライブだ。テーブルは5つ、6つで申し訳程度の屋根があるだけ。周りはトロピカルな植物に囲まれており、風が心地よく、何せ演奏者と聞き手は5メートルほどしか離れて居らず、最高だった。休憩時間と称した時間も気さくなジェイクはみんなとおしゃべりし、写真撮影に応じていた。その場で購入したアルバムだ。一応店では売っていないらしい。CDそのものにサインしてもらった。ライブで日本の琴やスペインギターのような演奏を聴かせてくれたように「これ、本当にウクレレだけ?」と疑うようなソロのウクレレばかり、ジェイクを含め5人ほどのウクレレ奏者の秀逸な演奏が16曲入っている。確か、税なし15ドル。

◆Pure Hawaiian
結構どこにでも売っている。CDショップを初め、ウクレレショップ、帰国する時の空港の売店にもあった。有名な写真家が撮影したというセピアな、フラを踊る女性のジャケットが良い。それこそ伝統的なハワイアンを聞きたい方にお勧め。フラのカヒコと言う、結構ディープな曲で始まりながらケアリィ・レイシェルなどポプュラーなものもしっかり押さえているオムニバス。ワードのボーダーズブックス&ミュージックで、18曲入りでこれも15ドルくらい。

◆Hawaiian Traditional
私は今回初めてだがハワイアンでは有名なAMYのアルバム。Willie Kと共に作ったもので祖母とのデュエットも含まれているそう。きれいな女性のハワイアンミュージックの旋律は落ち着いていて癒される。これも伝統的なハワイアンを聞きたい人にお勧め。ハワイで椰子の葉音を聞きながらテラスでのんびりと食事をする時、どこからか流れてきそうな曲だ。次回は最新アルバム「Pu'uhonua」を聞いてみたい。13曲入り。

◆Facing Future
超有名なイズ(Israel)のアルバム。伝説のハワイアンミュージシャンだ。有名であることは知っていたのだが、アルバムの本人の写真を見て今までちょっと引いていたのだ。これは草原に立つ、腰にパレオを巻いた本人の後ろ姿の向こうに虹が出ていると言うジャケット。とにかく太っている。それが太っていると言うか、何というか、日本のお相撲さんを遙かに上回っている。ものごと外見で判断してはいけないと言うがまさにその通りで、繊細かつ軽快、しかも力強くい歌声が良い。カントリー調の歌や「虹の彼方に」まで入っていて幅広い。次回はぜひ「E Ala E」もゲットしたい。ボーダーズミュージックのセールで12ドル、15曲。

◆Holidays
探した。クリスマスっぽいアルバムなのでクリスマス近くならないと出てこないとショップの店員に言われたのだ。帰国直前に空港で見つけたHAPAのアルバム。クリスマスと言ってもどっぷりクリスマスと言う感じではなく、軽めにアレンジされている。ハワイアンのクリスマスメロディと言った感じで期待以上。そもそも私はクリスマスメロディに目がない。これはパーティーのBGMにも、ひとりで聞くにも良い。14曲で16ドルくらい。クリスマスならもう一枚、Kalapanaの「Captain Santa Island Music」もお勧めだ。

◆Ho'oulu I Ka Na'auao
今回入手した中では最もディープなCD。つまりあまり一般的とは言えない。Sonny Chingと言う人のアルバムで、フラを踊るときの、しかもカヒコと言うものだけの音楽なのだ。日本人みんなが知っているモダンフラのイメージとは全く異なり、どちらかというとお経とか、何かを語っているとか祈っているような音楽だ。伝統的なハワイアンミュージックのアルバムには1曲くらい入っていることもあるけど、これはハワイでも珍しいすべてカヒコだけのアルバム。だけどカヒコ好きにはたまらない。全30曲。



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