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2000.12.21 |
−電子辞書− 電子辞書というものがあることは知っていた。 テレビショッピングだか、どこかの景品だったかで見かけたと思う。 結構バカにしていた。 辞書を引くことが大変だったり老眼向けのものだと思っていた。 ところが、である。 最近偶然にも3人の英語電子辞書愛用者の話を聞いた。 しかも3人とも英語が得意なのだ。 ひとりは妻子をおいて単身オーストラリアに留学中。 もうひとりはこの度アメリカにお嫁に行く会社の女性。 3人目はご主人の転勤で香港に引っ越した学校時代の同級生。 前者ふたりは海外旅行には電子辞書が欠かせないと言う。 会話の途中困ったら迷わず相手の前でバッグから取り出すそうだ。 香港に引っ越した友人は、ご主人の仕事の引継ぎをした前任者からメーカー指定で勧められたそうだ。 ご主人は愛用し、彼女ももう一台欲しいと言う。 そこで大型電気店へ行ってみた。 驚いたのはメーカーや機種で選ぶよりも辞書単位で選ぶこと。 これは○○英和辞書と○○和英辞書版だって。国語辞書も一緒に納められているそうだ。 しかも3冊の辞書が入っていながら小さい、軽い。一見電卓のようだ。 なるほど、これなら乗り物の中でも店のレジでも使えそうだ。 昔、カラオケが流行し始めた頃、「カラオケなんて楽器の弾けない人用よ」なんて言っていて世の中に取り残された。 電子機器を侮ってはいけない。 使える物はなんでも使って楽しく向上する、柔らかい頭を目指そう。 |
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2000.12.25 |
−ヨットと海から教えてもらったもの− 来年の年明け早々、町の公民館で「ヨットの話」をすることになっていたのだ。 何となく引き受けてしまったのは春で、「まぁその時になったら考えよう」と思っていた。 平日だし、相手はお年寄り。 それが「先生におかれましては・・・」と言う突拍子もないハガキで目が覚めた。 「先生って誰?」 参加者はなんと300人、しかも講演時間とやらは1時間半。 その町にはりっぱな公民館があったのだ。 八重大学と言う、高齢者の集まりで最高齢は86歳。 ど、どうやって86歳に、しかもヨットの話。 こういうとき頼るべきは友で、あちこちに救いを求めるメールを出した。 とりあえず題名をテーマにし、プロフィールを提出した。 話ばかりじゃ楽しくないし、飽きてしまうので、 テレビ放映された今年の火山めぐりヨットレースとスーパーカップのビデオを少し見て頂くことにした。 他にもヨットのウェアやカッパ、ハーネス、長靴などを持って行って展示もしくは私が着て見せると言う案、写真や自作のノットボードなどを展示して見てもらうと言う案、実際に帆(セイル)を広げて触ってもらうと言う案など、貴重な意見がたくさん寄せられた。とりあえずこれを全部やることにする。 まさか実現はしない、とたかをくくって提案してみた「全員にロープを配って欲しい」と言う私の提案を、役場の方は飲んだ。これで300人の「ロープの結び方教室」。うまくいけば話す時間はほとんどない。 あとは普通のOL(?)が、どうしてこんなにヨットに魅せられたかをお話ししよう。 内容を考えていて、初めての感動を思い出した。 きっと当日も聞いていただく方達から、たくさんのことを教えてもらうに違いない。 |
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2000.12.29 |
−「茶碗むしのうた」− さて、年末年始スペシャル。私が鹿児島に来て3年、究極の歌をご披露しよう。 意味がわからない、しかも日本語であるはずの歌を覚えるというのは英語の歌を覚えるより、実はやっかいなのだ。 これから県外での隠し芸にはこの歌を歌うことにする。 ♪茶碗むしのうた♪ んだも こりゃ (あら、まあこれは) いけな もんな (どんな、ものなの) あたい がーどん (わたしの いえの) 茶わん なんざ (茶碗 などは) 日に日に三度も (1日に三回も) 洗もん せーば (洗います から) きれいなもん ごわんさあ (きれいなもの でございます) 茶碗に 付いたむっじゃろかい (茶碗に付いた虫じゃろうかい=茶碗に付いた虫のことですか) めご など けあるく (かご などを 歩いている) むっじゃろかい (虫じゃろうかい=虫でしょうか) まこて げんね こっちゃ (ほんとに 恥ずかしい ことです) わっはっは だいたい「ん」で始まる歌を私は今まで聞いたことがない。 この、まったく意味不明の歌は、鹿児島の人なら誰でも知っている。ただ、誰が作ったのかは誰も知らない。 この歌のシチュエーションは、諸説ある。仲居さんだかお手伝いさんだかが茶碗蒸しを作れと言われてわからなかった、また客として行った先で茶碗蒸しを勧められてどんなものだか知らなかった、などである。 ただ、誰でも知って居るであろうことをわからない、知らないと言う事実を前に、「笑える」と言う姿勢が気に入った。 |
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2001.01.06 |
−職業− 世の中には数限りない職業がある。 高校生の頃、「どんな仕事がしたいのか」と親に聞かれてとても困った。 どんな仕事があるのかわからない状態では何がやりたいのかわからない。こんな感覚の私だから新しいベンチャー企業等というアイデアはない。華やかなスチュワーデスとか、買い物に行くお店の店員とか、私には出来そうもないお医者さんや大工さんなどしか知らなかった。 今でも知らない職業が山ほどある。知っていてもまさかそんな仕事をするとは想像もできない職業もある。 友人の一人は車の配送をしている。聞くだけでは全然楽しそうに思えない。 それが新車のバスを運転していて、バス停でバスを待っているおばさんに停まらなかったとにらまれた話や、消防自動車を一人で運転し、ひとけのない場所でちょっとサイレンを鳴らしてみた話などを聞くと俄然興味深い。 環境庁の知り合いに、「今年飛来した鶴の数と言うのはどうやって調べるのか」と聞いたことがある。何か最新の機械でもあるのだろうと思った私が浅はかだった。人海戦術だという。近くの学生などと一緒に朝早く集まり、必ず朝になるとエサを求めて一斉に飛び立つ時間をねらって飛び立つ鶴を数えて合計するのだそうだ。 看護婦の友人も居る。緊急治療室だとかICUだとか、結構ヤバそうな仕事をしている。そこへ愛人と二人で居る所にバイアグラを飲んで心臓発作を起こし、かつぎ込まれた患者が居るらしい。大変迷惑な話である。飛んできた奥さんに説明するのが難しそうだ。現に友人は「救急車で運ばれたのにどうして主人の車が駐車場にあるのか」と問いつめられたと言う。 極めつけには刑事さんも居る。刑事と言ったってテレビドラマのようにカッコ良くはないだろうと思ってはいけない。何日も徹夜で食事はカップラーメンだけなんて言う生活を本当にしている。素手で、路上で日本刀を振り回し渋滞を作っている男と向き合ったこともあるそうだ。 その刑事さんの所に「頭が落ちている」と言う通報があったそうだ。「どうせお面か何かだろう」と思っても確認に行かなければならない。表はどしゃぶりの雨。近くで見てもただのお面の様だったという。だがそれは本物の、首から上の「頭」だった。血は雨で流されてしまったらしい。建物の脇の細い通路に地面から首だけ出しているように落ちていたと言う。近くに木に激突したと思われる事故車があり、事故車の中には首のない死体。自分の首にロープを巻き付け、反対を樹木に結び、アクセルを踏んだ精神病患者だったとのこと。あまりに驚いて、どうやって頭を拾ったかを聞くのを忘れた。 今年も好奇心を忘れず人生を謳歌しよう。 |
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2001.01.10 |
−職業U− 私は推理小説とか、刑事物の小説などを良く読む。最近は女性検屍局長が主人公の、海外の小説を愛読している。だから犯人の指紋を取るために証拠品には直接触らないようにするとか、青酸カリはアーモンドの臭いがするとか、解剖にはY字切開するとか、一本の髪の毛からDNA鑑定して犯人が割り出せる、なんてことは知っている。ただそれらを現実だと思ったことはあまりない。当然脚色されているものだと思っていた。だが、現実はもっとスリリングだとわかった。 くだんの刑事さんは現在、捜査一課と言うところにいる。 一般の企業では総務課、経理課、営業一課、営業二課などと分類されている。一課、二課というのはたいてい便宜上のものであって、会社によって一課が大口顧客で二課が個人顧客などと言うように分かれている。それが警察は違うらしい。捜査一課と言うところは殺人や強盗事件を扱うのだそうだ。恐ろしい。地域別や事件発生のタイミングなどではなく、常時、殺人事件。ちなみに麻薬関係が捜査二課で泥棒が捜査三課の担当らしい。 火事が起こったのに住民が暴れて消火活動できないと言う現場に行った時のことだそうだ。暴れているのは精神病患者で、部屋に入ってみると、布団のスペース以外、床から1メートルくらいの高さに隙間なくあたり一面ゴミが積み上げられていたそうだ。居るはずのその母親を捜索したところ、ゴミに埋もれて死んでいたと言う。 警察では作業着かスーツかを選択して一定期間ごとに支給されるそうだ。それが靴下や靴、長靴なども高級品ではないが支給品があるという。最初「いいなぁ」と思ったが、その靴や服で落ちている頭を拾ったり、ゴミの中から死体を発見するのだ。何枚あっても足りないだろう。しかも県警には予算に限りがあって、普通の企業とは反対に文房具などは手出しが多いそうだ。 最近、仕事上やむを得ず自費でノートパソコンを買ったと言うので見せてもらった。ごく普通のNECのノートパソコンに、聞くもおぞましい「死体検案書」だとか、「死亡なんとかにおける考察」などという名前のファイルが並んでいた。怖くてファイル名さえも直視出来ない。年始早々徹夜だそうだ。 いくら仕事とはいえ、今年はこの刑事さんが夜中にそんなファイルを開かず、毎食きちんと食卓でご飯が食べられることを切に願っている。 |
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2001.01.13 |
−ヨットと海から教えてもらったもの U− 鹿児島の公民館でヨットの話をした。 年に10回行われているお年寄りの「八重大学」という講座だそうだ。 体育館のような中にはすごい数の人。壇上には活けた花と、なんと私の名前の垂れ幕まで下がっている。 さすがにびっくりしたが、配られた資料に年齢までは書かれていないので一安心。 参加者の年齢は70歳から86歳。300名のメンバーの出席率は驚くべきかな常時8〜9割だという。 男女の比率は見たところ4対6くらい。 教育長に紹介され「おはようございます」と高いところから挨拶すると、全員が大きな声で返し、頭を下げてくれた。 話はなるべく少な目にして、ヨットで着用するカッパやハーネス、フリース、アンダーウェアなどを広げて説明し、夏に鹿児島で行われた「火山めぐりヨットレース」のビデオを見て頂く。ヨットが方向を変えるべくタックするたびに「ほぉーっ」と声が上がる。その後、ヨットの帆の中でも一番小さい「ストームジブ」を会場に広げ実際に触ってもらう。「結構厚いね。」「こりゃあ、丈夫そうだ。」「昔はキャンパス(帆布)だったけどなぁ。」などと盛り上がる。 実際に少しでも体験してもらおうと提案した「ひも」が全員に配られていた。 本来、ヨット教室などでは「もやい結び」を教えるところだが、それでは難しいと思い「スクェアノット」にする。これはロープの長さが足りない時、つなぐためのごく簡単な結び方である。これを「隣の人とつないで下さい」と説明した。だいたい4人ずつ座っているので4本つなげることになる。初めはみな恥ずかしいので自分一人で輪に結んでいる。それじゃ、つまらない。壇上を下りて通路を説明して歩く。「ひとつだけは覚えて帰って下さいね」と言うとみんな一生懸命に結んでくれた。スーツ姿の館長や教育長までが懸命に結んでいるのが何かおかしい。 やった!300人のロープ結び方教室。 結び終わった4人組が、結んだロープを嬉しそうにかざしてくれた。私の方が嬉しくなった。 1時間半が終わった。 本当に本当に、ご静聴ありがとうございました。 誰一人そっぽを向いたりせず、ましてや寝ている人など皆無で、私のつたない説明にいちいちうなづき、何やらメモまで取っていらっしゃる方も居た。さすが、「大学」。そりゃあ、聞いて下さった方達が当日夕飯の時だけでも話題にしてくれたり、海に浮かぶヨットを見て孫に説明してくれたりすれば、こんなに嬉しいことはありません。 操船や海図の見方だけでなく、釣りや天気や星のこと、エンジンや魚の捌き方、人の優しさや暖かさ、ひとつでも人の役に立てたうれしさや自信、ヨットと海は私にいろいろなことを教えてくれた。さらにまた今日一日、多くのことを教わった。 あと何十年かたってこの方達と同じ年になった時、まったく知らない世界の話をこんなに前向きに、 ぜひ聞けるようになりたい。 *講演にあたり、いろいろなアイデアを下さった方、また、ビデオやFAXや資料をお送り下さった方々、本当にありがとうございました。 |
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2001.01.17 |
−2センチの大雪− 鹿児島にしては大雪だった。 日曜日くらいからチラチラと舞っていた。鹿児島の雪はどちらかというと「降りしきる」ではなく「舞う」。 それが月曜日、畑や車の上に積もった。牡丹雪のようだった。 大雪だ。 東京に居た時も雪は何度も積もったし、何メートルもの積雪のスキー場へも行った。 だがここは鹿児島。 大雪やスキーの経験者も少ない。 鹿児島ばかりではなく、九州のあちこちで雪が降った。 長崎では34年ぶりの大雪だと言う。 あちこちで交通渋滞が起こった。高速道路も通行止め。 駅のホームの真ん前で乗用車の衝突事故が起こっており、雪に慣れないドライバーはあちこちで立ち往生していた。 列車も遅れており、ホームは寒い。何もかも慣れていないのだ。 北海道のようにガラス戸に囲まれた待合室もないし、皆厚手のコートやダウンジャケットなどを着ているわけではない。レインコートを着たサラリーマン、制服のままマフラーを巻いた高校生。 山陰でも大雪が降ったそうだが、けが人は九州が一番多かったそうだ。 火曜日の朝も雪だった。一面の白。 アパートに1台きりのストーブでは心細い。もちろんサッシ一枚のガラス窓は白く曇っている。 鹿児島に雪は似合わないと思うのは私だけだうか。 |
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2001.01.20 |
−波 さらにその後− 何か一つのものを成し遂げようとするときには、いつだって何某かの困難がつきまとう。 旅行に行きたいのにお金がないとか、休みが取れないとか、大学へ行きたいのに学費が工面出来ないとか、成績が足りないとか、結婚したいのに親が反対するなどと、本当に様々な壁が立ちはだかっている。いざお金が貯まって上司を説得して休みを取り、航空券を買ったとしても、旅行直前に風邪をひいてしまうかもしれない。 困難が多いほどやりがいがあり燃えると言う希少価値の人を除いて、障害は出来るだけ少ない方が良いに決まっている。だけど「どうしても、何としてもやりたい」と言う気持ちさえあれば必ず何とか出来ると私は信じている。 まず、少しでも障害を減らすために身軽になる。ベストセラー「捨てる技術」や「海からの贈りもの」にもあるように、不要な物に囲まれていたのではそれを維持管理するだけで大切な時間やスペースが費やされてしまう。セイルバッグひとつで何日もヨットに乗ったとき、人が生活するためにはそんなに多くのものを必要としないことを学んだ。 私は母から「出来る時にやっておけ」とよく言われた。 今やりたいと思っていることに「また今度」はないかもしれないし、来年はさらに困難な状況になっているかもしれない。やりたい今がチャンスなのだろう。 「持ち時間を逆算すると、そろそろ本気で動きださなければならない」とあるシンガーソングライターが年頭のインタビューに答えて言っていた。 以前ここに、いつ波が来ても乗れるように万全の準備を持続するのは難しい、と書いた。 今年は、出来ればこちらから波に乗りたい。 |
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2001.01.23 |
−電子辞書U− 電子辞書をゲットした。 電子辞書というのは電気メーカーで選ぶのではなく、現存する辞書で選ぶと言うので学生の時使っていた「研究社の英和中辞典」でインターネット検索した。どうやら研究社はセイコーと提携しているらしく、セイコーインスツルメンツ社(SU)から発売されていた。去年の8月に発売されたばかりと言う、英和中辞典(9万語)と和英中辞典(7万語)に加え、三省堂のデイリーコンサイス国語辞典(7万語)に英語の類語辞典まで付いた電子辞書が2万円だった。これをインターネットのオークションでたまたま見つけ、使ってみることにした。新品未開封を半額の1万円で落札した。 まず、軽い。単4電池2本で動き、145グラム。2つ折りの電卓のようで画面は縦4センチ、横10センチある。これがとんでもなく賢い。まずは形から。思わずミシンを引っぱり出して皮のケースを作る。 和英で「からい」と引いてみた。 カレーなどが辛いhot、spaicy、お酒がからいdry、塩辛いsalty…とたくさん出てくる。 あれ、severe、どうしてこれが「からい」なの?ということになる。そんなとき、本物の辞書なら今度は英和辞書を引っぱり出して引かなければならない。今までは面倒でそんなことやったことがない。それがこの場でsevereにカーソルを当て、ボタンひとつ押すだけで和英から英和に切り替えられ、意味が表示される。当然、辞書に出てくる例文もすべて網羅されており、英和でsevereの項を調べているうちに「彼は子供に非常に厳しい」なんて言う例文が読める。(評価が)からい、厳しい、なるほどね。なんて言う感覚。結構楽しい。しかもこれ、すべて通勤の電車の中。 友人は辞書で選ばず、大きさで選んだものを使っているとのこと。Yシャツの胸ポケットに入るようなソニー製で、なんとこちらはカタカナで「ブック」などと入れても検索出来るらしい。 この他、私の入手したSR750は似たような言葉「類語」や漢字、スペルがわからない部分を?マークにした検索、2つの単語を使った例文などまで検索出来る。辞書4冊分以上の価値がある。しかも一万円。文字も大きく出来るし、軽いし、安いし−。これじゃ辞書を持つ人が居なくなるのではと言う懸念さえ感じる。このシリーズの上位機種は同じ大きさ重さでこの他に広辞苑まで丸ごと入って、何と「しゃべる」のだという。しかもしゃべる声を男性か女性に設定も出来るのだそうだ。 発音までしてくれる辞書。何だかアトムか007の世界のようだ。 |
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2001.01.27 |
−美容院− ものすごく久しぶりに美容院へ行った。 長いままの髪は後ろで縛り、前髪はうるさくなると事務用ハサミで切っているため、めったに行かない。だがしかし、世の中は私の知らない間に進歩していたのだ。 私の髪は縛らないと大変なことになる。スフィンクス状態とでも言おうか、膨張するのである。髪の少ない人には誠に申し訳ないが、量を半分くらいにしたいほどだ。洗って濡れているうちはまだ良い。乾いてくるとだんだん膨張する。 3時間かけて「縮毛矯正」をしてもらった。すごーく簡単に言うとストレートパーマのようなものだ。ただ、パーマは落ちるが矯正は落ちない。半永久的に保つ。ただ、当然伸びた部分には効かないのでこのまま伸ばしていると毛先の方だけがまっすぐな状態となるらしい。私の髪はくせっ毛の一種だが、パーマをかけたようなクルクルとした天然パーマではなく、髪の毛が毛糸のようにケバケバしていると思えばわかりやすい。濡らすとケバケバがなくなって毛糸が細くなったように見える。そのままだと嬉しいが乾けばまたケバケバになる。 まず糊のような薬で髪を柔らかくする。髪に薬を塗ってサランラップをかぶせる。一度洗って今度はヘアアイロンで丹念に伸ばしていく。伸ばした髪が元に戻らないようにまた薬をつける。再度洗ってドライヤーで乾かすとあら不思議、髪はまっすぐに伸びている。 疑り深い私は、自分で洗ったらどうなるかちょっと不安だった。だが、洗ってタオルで拭いただけでまっすぐになっていた。しかもツヤツヤ天使の輪。ケバケバが治まると同時にツヤツヤしっとりの髪になった。留めなくても縛らなくても良いとは極楽。ドライヤーさえかけないものぐさな私にぴったり。昔の、エメロンシャンプーの(古いなぁ!)CMのようだと悦にいる。 たまには良いか、美容院。 |
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2001.02.01 |
−春よ来い− 東京やあちこちでは大雪が降ったと言うのに、気分は春。 鹿児島の気温だって10度を越しちゃいない。2月はこれからだと言うのになぜか気分は春。 日曜日、ユニクロのバーゲンで、色がついているかいないかの薄いグリーンのフリースを買った。 いくらフリースでも気分は春。私としては大冒険の、初めてのシャーベットグリーン。 インカローズという、ピンクの石が揺れるピアスをつけて買い物に出かけた。 今年の私のモットーは「スッキリ」。 髪型もスッキリしたし、16冊の本を持って古本屋に売りに行く。 これもまた初めての経験で、全部で880円で売れた。文庫14冊と新刊2冊。 今時の古本屋はベストセラーか否かではなく、いかに本がきれいかで値段を決めるらしい。 何だか得した気分。 友達と図書館へ行き、ドーナツ屋でお茶を飲んだ。 夕方になって外はまた冷え込んできた。 せめて花でも買って帰ろう。 |
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2001.02.05 |
−英会話が出来ないわけ− 私は英語がしゃべれない。 そりゃあ、中学、高校、短大と計8年も英語に接してきた。落第点は取ったことがない。 海外へは何度も行った。それでも買い物と道を聞くのがやっと。8年もかかってたったそれだけ。 テレビの英語のニュースも解らなければジョークで笑うことも出来ない。 中学で初めて習ったのは、忘れもしない 「This is a pen.」 私はそれ以前もその後も、授業以外で、日本語でだって、「これはペンです」などと言ったことはない。 だけど海外へ行って、たったひとつのハンバーガーが買えなかった。 しかもハンバーガーとジュース位しか置いていないバーガーショップで通じなかった嘘のようなホントの話。 「他に売っているものはないだろうが!」と日本語で言いたかったけど通じなかった。 死活問題である。 「これはペンです」なんて使わない言葉じゃなくて、「ハンバーガー1個下さい」を教えてはくれないものだろうか。 カメラのシャッターを押すことを他人にお願いするとき、「Just press this botten.」などと言うそうだ。 私は press じゃなくて push だと思っていたし、ボタンなんて何度聞いても発音出来ない。ボタンやオレンジジュースなどもそうだが、外来語はもともと間違っている。「はんばぁがぁ」じゃなくて「へんばがぁ」だったら、たぶん私もハンバーガーを買えていたのではないかと思っている。最初にカタカナにした人は耳が悪かったのだろうか。 「彼女は今会議中です」と言う意味の、「She’s in a meeting right now.」。この right って何サ。 今まさに、ちょうど、って意味らしいんだけど、とてもじゃないけど使えない。 どうしても「ちょうど」って言いたければ「 just」 って言っちゃうな、きっと。これが私が英語が出来ないカギなのだろうか。 他にも学校の帰りなんかに、店の前で「ちょっと寄って行かない?」って聞くとき、どうして「Do you want to go in?」なんて言うのだろう。「寄っていくか」と聞いたのはあなたの方なのに、つまり寄りたいのはあなたなのに、私が望むかと聞くのは何か変だ。 あまりにも日本語と重ねて考えるからだろう。 和製英語や外来語のカタカナも日本人の英会話能力に悪い影響を与えていると思うのは私の「逃げ」だろうか。 |
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2001.02.09 |
−ご近所友好条約− これは日産火災が去年の10月から販売している火災保険の名前である。 普通日本では、自分のところが火元で火事を起こして近所が焼けてしまっても責任は負わない。つまり賠償する義務はないのである。自分の家は自分の火災保険で守ることになっているのだ。けれど人情的にはそうもいかない。そこを補った保険として注目されている。近所の家や家財に加えてケガも補償されるそうだ。今までありそうでなかった保険なのだ。 さくら銀行とか日石三菱石油などと合併が流行っている。もうすでにどことどこが合併してその会社になったのか、よくわからない。 保険業界でも同じ事が起こっている。自動車保険や火災保険などを扱う損害保険会社と、生命保険会社の壁がはずれ、どちらの会社でもどちらの保険も販売できるようになり、一律だった内容も会社によって変わってきた。消費者としてはよ−く見極める必要がある。 例えば自動車保険ひとつ取ってみると、車種以外にも運転者が「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」のいずれなのか、エアバックがついているか、ABSがついているか、環境対策適応車であるか、安全ボディ仕様になっているか、車両保険をつけるのか、保険金額をいくらにするのか、家族限定割引をつけるのか、車に乗っていないときのケガも補償するのか、などなどなど…で保険料は変わってくる。 車両保険にもどんな事故で補償されるのか、免責金額(契約者自腹)はいくらか、事故があった時のレッカー代や宿泊費など、果ては今流行のタクシー代まで諸費用も補償した方が良いのか、で違うのである。当たり前のように、基本的には補償範囲が広く、補償金額が高いほど保険料は高くなる。 各保険会社はしのぎを削ってCMを作っている。各社ほとんど同じ保険を売っているにもかかわらずまったくニュアンスの違ったCMが面白い。どこに力を入れるか、と言うことなのだろう。安田火災のように年齢条件に「35歳以上」を新設したり、微妙な点で各社違った特色を出している。当然その分保険料も違う。 あげく、各社独自の保険を開発している。掲題の「ご近所友好条約」のようなものだ。東京海上はこの度「ストーカー保険」を売り出すことになった。どちらも今のところ他社にはない。 保険会社の合併・統合は、第一生命と安田火災、三井海上と住友海上、同和火災とニッセイ損保で「ニッセイ同和損保」、大東京火災と千代田火災で「あいおい損保」、そして東京海上火災と朝日生命、日動火災が「ミレア保険」となる。その中に自分も居るはずなのに何が何だかわからない。 一般の人にはわかりにくい。社員でさえもなかなかついていけない。あまりに変化する内容に規定集もコンピュータの検索に変わった。この際、「頼りになりそうな人」を見つけて希望を伝え、その人にすべてお任せするのが良いだろう。かかりつけのお医者様のように、かかりつけの代理店を見つけるのが賢い方法だとオススメしたい。 |
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2001.02.13 |
−幼なじみ− 昔々の、小学生だったころの友達から、突然数年前に年賀状が届いた。それからは便利な電子メールでやりとりし、小学校卒業以来会ってはいない。その彼女がご主人の都合で香港に引っ越したそうだ。 もともと頭は私などよりずっと良かった。確かお父さんもお母さんも、おじいちゃんまで学校の先生だったかと思う。その彼女が香港で英語と悪戦苦闘しているらしい。 彼女とは飽きるまで何度も「ナルニア国物語」(岩波書店)を読んだ。何度も読んでナルニア国の地図まで作った。二人で物語の中に入り込んだ。 悪いこともした。下校時間になっても帰らず、プールの下に潜り込んで新聞紙を敷き、廃棄になった木製の椅子や机を積んで囲い、ロウソクをともして真っ暗になるまでおしゃべりしたり、お菓子を食べた。今考えるとあんなジメジメした場所がどうしてあれほど素晴らしいと思えたのか解らない。見回りに来た用務員のおじさんに見つからないよう息を潜め、物音を立てず、心臓が口から飛び出さんばかりにドキドキしていた。「どうしてこんなに遅くなったのか」と母に問いただされても答えられなかった。よく考えると、そんなに悪いことをしていたわけじゃない。 彼女はスマートでスポーツも出来た。鉄棒の逆上がりも出来なかった私がヨットに乗っていると聞いて彼女は驚いた。彼女はサッカーと山登りにはまっているらしい。メールと一緒に写真が送られてきた。まったく変わっていなかった。名前呼び捨ての文面が、ランドセルを背負っている頃と変わりなかった。 思いっきり久しぶりに、香港まで会いに行くのも楽しそうだ。 |
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2001.02.18 |
−水まくら− 友達が風邪をひいて「熱さまシート」と言うものを買ってきたと言う。どうやら水まくらの替わりらしい。 私は子供のころからどうもこの「水まくら」が好きになれなかった。 茶色というかレンガ色の、ゴム製のものだった。まず第一にコ゜ム臭い。ただでさえ具合の悪いときにあの臭いはたまらない。しかも水と氷が入っているので不安定だ。あのふわふわ感が気に入らない。落ち着いて寝られない気がする。氷を入れすぎればゴツゴツして寝にくいし、少なければ冷えない。そんな訳で私は熱が出ても水まくらだけは避けてきた。同様に氷嚢と言うか、おでこに乗せるバージョンも好きになれない。上を向いては寝られない私はすぐにおでこからずり落ちる。布団が濡れるのではないかと気になる。水まくらと同様、氷を入れすぎれば冷たすぎるし、少なすぎれば冷えない。タオルを巻くとなかなか冷たくならないか、さもなければタオルがビショビショの状態となる。それが「アイスノン」等という近代的なものでもほとんど同様で、私にとっては安眠妨害以外の何物でもなかった。 それが画期的なのだそうだ。まるで捻挫や肩こりに使う湿布薬状のもので、それをおでこに貼るだけ。コ゜ム臭くもなければゴツゴツもせず、水も滴らない。寝返りを打ってもずり落ちず、6時間ほど心地よい冷たさが持続すると言う。実は発熱ばかりではなく、暑さで寝苦しい時や勉強疲れ、歯痛、捻挫、リフレッシュにも使えると書いてある。今は各メーカーで「熱さまシート」とか「冷えピタ」、「なんとかクール」などと言うネーミングで売り出しているとのこと。 私のように水まくらが苦手な人が居たに違いない。 夏の暑い、風のないヨットレース。みんなでおでこに貼るなんて言うのも楽しいかもしれない。いっそ三角にすればもっと涼しそうだ。 |
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2001.03.04 |
−霧島−
一雨ごとに暖かくなるはずの鹿児島に、なんと今日雪が降った。 宮崎県との境、霧島と言う有名な温泉街。朝はどうにか薄日が射していたが、こんなときにばかり天気予報が当たり、雪が舞い始めた。露天風呂の雪が鹿児島で味わえるとは思わなかった。硫黄臭い湯ノ花に舞う雪、梅の花に舞う雪。だが風流に浸っている場合ではなく、あっという間にアスファルトの路上にまで降り積もり、慌てて帰ってきた。霧島は山の中で坂道が多いのだ。当然チェーンなどもなく、もちろんスタッドレスタイヤも履いていない。 1時間ほど山を下りて市内まで戻ると大雨だ。狐の嫁入りのような雨。ピカッ、ドドドーンと雷まで落ちた。 ハワイとは言わない。せめて、春は何処に。 |
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2001.03.07 |
−肝刺し−
食べ物の好き嫌いの代表的なものに「レバー」がある。 嫌いな人ほど、水にさらしたり、牛乳に浸けたり、火を通しすぎたりして余計にまずくしているような気がする。 私は美味しい、つまり鮮度の良いレバーは生で食べるに限ると思っている。嫌いな人は「うわぁ、気持ち悪い」と思うだろうが実は甘みがあって美味しいものなのだ。ヘタに味付けせず、ゴマ油と塩で食べる。う〜ん、最高。 それがまたすごいものを見つけてしまった。鶏のレバーだ。 鹿児島は地鶏が有名で、関東ではささみくらいしか生では登場しなかった鶏を、砂肝(鹿児島では砂ずりと言う)でも何でも刺身にする。有名な「地鶏刺し」だ。レバーは通常、暗褐色で内臓の色をしている。 それが霧島の地鶏屋さんでオレンジ色のレバーに遭遇した。生のウニとまったく同じ色合いだ。お決まりの「血の色」をしていないので、聞かなければ嫌いな人でも平気で食べてしまうだろう。しかも極上の美味。生ウニから独特の海の生臭さを取り除いたような、まったりと濃厚でありながら癖のない味。メニューには「レバ刺し」ではなく「肝刺し」となっている。一皿600円也。 聞くところによると鶏の種類が違うわけでもなく、放し飼いにして飼っている鶏の中にまれにこのオレンジ色のレバーが混じるそうだ。常連の客は特にこの「オレンジのレバー」を指定するのだという。 この地鶏屋さん「みやま」は一見ラーメン屋さん風。各テーブルに鶏を焼く小型のグリルが置かれ、一皿600〜700円の地鶏、皮、肝、腸、砂ずりなど、それぞれ「焼く」バージョンと「刺身」バージョンとあり、あとはごはんにビールくらいしかない。それが安くてとびきり美味しいのだ。 都会じゃ食べられない口福?を味わった。 |
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2001.03.15 |
−スカッシュ− 友達に誘われて初めてスポーツクラブとやらへ行った。 スカッシュなんてやったことはないが、とにかく運動不足には違いない。この際、楽しく運動できれば何でも良いのだ。 まずジムを覗く。身体は柔らかいので柔軟体操は苦にならない。ただ、ハツカネズミのように同じところでじっと自転車を漕いだり、ベルトコンベアの上で走ったりするのは頂けない。ビスケット1枚ものカロリーを消費しないうちに飽きてしまう。いくらテレビを見ながらとか、ラジオを聞きながらと言っても第一楽しくない。中には雑誌を読みながら自転車を漕いでいる強者も居た。だが、疲れる前に飽きて嫌になってしまう。 4面を囲まれた、テニスコートが半分になつたようなスカッシュコートへ行く。テニスに比べると圧迫感がある。ピンポン玉くらいの大きさの、柔らかい、しかも弾まないボールをテニスよりスマートなラケットで打つ。コートが半分なので味方も敵も同じ側に立っているのが不思議だ。どこの壁に当たるかわからず、当たってどこへ飛ぶか予測できないという大変やっかいなスポーツだった。壁が恐い。どこへ走っても壁なのだ。へたにボールを打とうとするとラケットが壁にぶつかってしまう。ただ、ラリーが続いたり、取れそうもないボールが取れたときは楽しい。しかし20分が限界だった。足がもつれ、肩まで使って呼吸しているにもかかわらず心臓が酸素不足でバコバコしている。どうも身体が退化しているらしい。 一番気に入ったのは「青竹踏み踏みエアロビクス」。普通のエアロビなんて付いていけないと思ったので初心者向きの青竹を踏みながらやるコースに参加した。音楽に合わせながら青竹を踏む。結構バカにできない運動になる。楽しかった。 最後にサウナとお風呂に入って出てきた。すでに車に乗る時から足腰が痛い。痛いと言うより自分の手足が自分の物ではないようにバラバラに感じた。翌日は更に悲惨だった。座っているときや立っている時はさほどでもない。いざ座ろうとしたり立とうとするとヨロヨロする。腕が痛くて、お茶を飲もうと茶碗を持ち上げただけでブルブル震える。力が入らない。おかしくて笑うと腹筋の筋肉痛が追い打ちを掛け、笑いが止まらなくなる。そうとうな重症だ。 夏までに必ず何とかする。 |
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2001.03.23 |
−エアロビクス− うひゃひゃひゃひゃ。立つとき、座るとき、思わず笑ってしまう。一度笑い出すと腹筋が引きつって止まらなくなる。 電車から降りようとしてたった一段のステップをヨロヨロと降りながら笑い出した私を、周りの人はきっと病気だと思ったに違いない。 冬は筋肉が堅くなっているそうで運動を始めるのは春が一番、と看護婦の友達から教わった。 体重も、基礎体力も、夏までにはどうにかしなきゃならない。 まずスポーツクラブへ行って生まれて初めてのスカッシュを体験。たった1時間で、もうその夜から筋肉痛に悩まされた。翌日から筋肉痛に逆らって通勤時に歩くことにした。1日1万歩。で、次の日曜日、スカッシュ1時間に加えてまたまた生まれて初めてのエアロビクスを体験したのだ。これがいけなかった。知恵熱ならず運動熱が出そうだ。 スカッシュは先週より楽だった。少し慣れたのかもしれない。エアロビクスは初心者のクラスで、どうみても60歳をゆうに過ぎた女性や私の体重の2倍はあろうかと言うおじさん達も参加していた。侮ってはいけない。またそれがみなさん、動きが軽やかなのだ。前後左右に歩く簡単な動作から始まり、途中休憩を挟んで最後はゆっくりと深呼吸まで1時間。「ハイ、前へ−、横!」と言うインストラクターの声通りに動けない。ひとつテンポを間違えると隣の人とぶつかってしまう。やっと終わってヘロヘロになった私を後目にその年輩の女性達は疲れも見せずジムで別の運動を始めた。 知り合いにも運動を始めた人が多い。週末ごとのの水泳を始めた人も、ジョギングをやりだした人も「最初の3キロはすぐに落ちる」のだそうだ。「1ヶ月はかからない」と言う。その後運動を続けながらしばらく平行線をたどり3ヶ月で自然に5キロくらい減量されるのだそうだ。ちょうど一週間しか経っていない私の体重は心なしか増加している。友達から「体の中に脂肪を燃焼する工場を建てているのだ」と訳の分からない理由でなぐさめられた。 道のりは険しい。 |
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2001.03.28 |
−150人分の脂肪− 日曜日ごとに運動を始めて3回目、体脂肪測定をした。 まだ二週間とはいえ、筋肉痛になるまでスカッシュや初挑戦のエアロビクスをしたし、その間平日は今までできなかった1日1万歩の歩きを実行したのである。だが現実は甘くない。 もともと「怪しいな、スカートがきつい」とか「夏までに体力つけないとバテちゃう」と思い始めた運動である。そう感じたときにはすでに手遅れの状態だったのだ。今まで何年もかかって蓄積された物がそうやすやすと燃焼するはずはない。 以前測定した時は「ふーん、30%を超えると”軽い肥満”なのかぁ、やばいな」と思っただけである。パーセンテージなんて所詮実感が沸かない。それが重さで表示されると「ぐっ」と来るのだ。 コンピュータの前で裸足になって体重計のようなものに乗る。スポーツクラブの係りのお兄さんに「ちょっと多いですねぇ」と言われドキッとする。体脂肪は外見ではあまりわからない。単に「太っている」とは違うらしい。外見ならまだしも心臓や肝臓などの臓器に付くとやっかいなのだそうだ。そう言えば脂肪肝なんて言うのを聞いたことがある。 記入した診断結果を渡される。なんだか通信簿みたいだ。 「うっ」。 身長、体重に続いて体脂肪率、なんとその後にその体脂肪率から計算した脂肪の重さが出ていた。体重と脂肪率がわかれば誰だって簡単に計算できるのに妙に新鮮だった。それが「15s!!!」。なんと脂肪だけで15キロ。あの、スーパーの、すき焼き用の白い油の塊が目の前にチラチラする。「ご自由にお持ち下さい」というヤツだ。15キロと言えば100グラムの豚カツ150人前。それが全部脂肪。うっひゃあぁぁぁぁぁ!10キロのお米の袋だって相当重い。しかも1.5倍。それがすべて私の身体に付いている。階段を上って息切れしない方がおかしい。お米の袋を1個半も抱えてスカッシュやエアロビなんてできない。 脂肪の次は脂肪を除いた体重。「脂肪がなければ私ってこんなに軽いのね」なんて妙に感心したりする。続いて水分量。男性の適正脂肪率は14%〜、女性は17%〜。つまり脂肪は50キロの体重に対して8.5キロもあれば充分だってことだ。この、私の脂肪は半分に減らさなくちゃならない。 夏までになんとかなるだろうか。脂肪とやりがいだけはたっぷりある。 |
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2001.04.07 |
−ボア・アップ− きのう、損害保険会社で仕事をしている私は面白い電話を取った。相手は若い女性。 だいたいの電話が、いきなり「私の入っている保険は大丈夫なの!?」とか、「財布を盗まれてもいいの?」などと、何がどう大丈夫なのか、そりゃあ財布が盗まれることはいけないことなんだけど、とついつっこみを入れたくなるほどこちらもさっぱりわからないお問い合わせが多い中、その会話は、「すみません、私そちらで原付の自賠責保険に加入している者なのですが−」と、至って優秀な出だしで始まった。 ご用件は、「50CCの原付バイクを改造して51CCにした場合の保険契約上の変更について」だった。答えは簡単、「自賠責保険契約上の”原付”は125CC未満を指すので保険料は変わりません。ナンバーが変更になる場合はその旨お知らせ下さい。」と言うひとことで終わった。だが、しかし−。 今度は「50CCを51CCにして何のメリットがあるのか」と言う私の疑問が残った。バイクに詳しい社内の人に聞いてみたところ、そうやって燃料タンクの内側を削ったりして排気量を増やすことを「ボア・アップ」と言うのだそうだ。その人の言うには400CCくらいだとエンジン自体も大きいので450CCくらいに改造出来ることもあるのだという。ただ、外見からはわからないので内緒に、つまり違法にやる人が多いのだという。 電話をかけてきた女性はナンバーを黄色に、つまり合法的に排気量を上げたとわかるようにすると言っていた。改造も結構な手間がかかり、手数料もバカにならないのではないか。まぁ、排気量が大きくなればその分早くなると言うことだろうが1CCアップしたところで目に見えて早くなるとは思えない。社内の人が言うには「他の人と違う黄色にナンバーが欲しいんじゃないの?」とのことだった。そ、そんな・・・・。 その社員が代理店をしているバイク屋さんで話を聞いてきてくれてやっと意図がわかった。1CCあげて黄色のナンバーにすると制限速度が30キロではなくなり、2段階右折をしなくてもよくなるのだそうだ。 そうか、原付の制限速度は30キロだったんだ。「2段階右折」と言うのは、原付はスピードが遅いのでいきなり右折車線には入れず、左車線から一度歩行者のように向こう側へ渡り、それから右折するものだ、ということをやっと思い出した。私も免許は持ってはいるが四輪に付いてきたオマケなので原付のことなどとっくに忘れていた。 世の中は、知らないことがたくさんあるから面白い。 |
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2001.04.15 |
−形状記憶体重計− 鹿児島に夏が来た。 桜と同時につつじが咲いたかと思ったら、ちょっとヨットに乗っただけで真っ赤に日焼けし、帰りの車にはクーラーが必要だった。 月曜から金曜、毎日1万歩を歩き、毎週日曜日にスポーツクラブへ通って1ヶ月となる。 「バテない身体」を目指しているのではあるが、「できればちょっと」痩せるといいなぁと思ってみたりするのが人情だ。 タダでさえ体脂肪30%。男性は25%から、女性は30%からが「軽い肥満」とされる。脂肪、つまり油を15キロも抱えて生活していると思うとゾッとする。 いや、しかし、体重は落ちない。 ふつう、一般的には最初の1ヶ月で3キロくらいは「すぐ落ちる」のだそうだ。それから先が落ちないのだという。それが私の場合、最初から落ちないのだ。体重計は同じ所を指したまま、「形状記憶体重計」となっている。いや、身体の方が「形状記憶」しているのかもしれない。始めは「筋肉を作るための工場が体内に作られているんだ」等という慰めにも納得していたのだがどうも怪しい。まぁ、毎日大瓶5本のビールを飲んで居た人がビールをやめたとか、何本も飲んでいた缶コーヒーをやめたとか言う場合は顕著に落ちるのだろうが、今更やめたところで大幅に改善されるものはない。お酒も飲まず、缶ジュースも飲まず、外食もしていない。強いて言えばコーヒーはブラックでは飲めず砂糖やクリームを入れてしまうとか、会社で配られるお土産のクッキーや饅頭をつい食べてしまうくらいのものだ。食事を減らしたのでは意味がない。 スポーツクラブでスカッシュやエアロビクスを始めて3回目くらいまでは、ひどい筋肉痛になった。翌日とは言わず、ジャグジーに入って帰る時からすでに痛い。車の乗り降りからして辛い。疲れて、バテて、ヘロヘロになって家に帰り、なぜか野菜や果物が食べたくなり、野菜ジュースを飲んでサラダやポテトを食べて寝る。翌日起きても、更に翌々日でも痛い。それがこのところあまり翌日に響かなくなった。これを「体力強化」されたと言うのだろうか。ただ身体が「慣れた」だけなのだろうか。 ここまでやって諦めるわけにはいかない。この際、腹筋も加えてとりあえずもう一ヶ月、続けてみる。 |
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2001.04.23 |
−ノートパソコン− 「軽くて安いノートパソコンが欲しい」と、しばらく前から探している。 それが驚いたことに「これは」と言うものに行き当たらない。 私が持っているのは3年前の、テレビのようなデスクトップだけ。当時としては最新式で3.2ギガのハードティスクと初のUSB接続ポートを備えていた。メモリを32から64に増設し、MOを接続しただけで今でも健在である。だが、しかし、持ち歩けないとパソコンの前に座る時間が限られるため、メールに目を通すだけでも大変になってきた。当然旅行中も使えない。 この、「軽くて安い」に、せいぜい「ホームページを更新したい」というくらいのささやかな希望が叶わないのだ。 本当に「軽くて安い」のはwindows CE機で、メールをチェックするには良いけどホームページを更新するのはやっかいで、やはり普通のwindows機ということになる。この際OSは、windows98だろうが、2000だろうが、MEだろうが構わない。でもやはり「これは」と言うものが見つからないのだ。 そりゃあ画面は大きい方が見やすいに決まっているけど、画面が大きいと言うことはそれだけパソコンも大きくなる。バッテリーも消費する。女性が、例えばその他のサイフとか(これは軽いけど)、手帳とか、ハンカチと言ったものと一緒に持ち歩くにはA4サイズは大きすぎ、重すぎる。A4サイズとは普通のコピー用紙の大きさで、当然厚みも2センチ以上有り、だいたいが重さも1.5キロ以上となる。中には3キロなんて持ち運ぶだけで一苦労なんて言うものやA4ファイルサイズと言って「A4を綴じるファイルの大きさ」=A4より一回り大きい、なんて言うのもある。メーカーは本当に「持ち運ぶ」ことを考えているのだろうか。まさか技術が足りないなんてことはないはずだ。持ち歩くのは車で移動するビジネスマンだけだと思っちゃいないだろうか。 初め、カシオの「FIVA」がいいかなぁと思っていた。結構値段も安そうだし、大きさも手頃。だけどよく調べてみると必須のCDドライブやFDドライブなどが付属して居らず、別に購入するとあまり安くはならない。外見もちょっとおもちゃっぽくって扱いの荒い私には「壊れそう」な感じ。次に、IBMのThink Padを見つけた。こちらはB5サイズで画面も大きく、重さも1キロちょっと。何せIBMはアフターケアに定評があり、故障などの際は宅配業者が取りに来てくれるそうだ。だが、何せバッテリーの持ち時間が公式で1.8時間。と言うことは使い方によっては1時間そこそこってことで、これはあんまりじゃないの?!。いくらなんだって電車の中かどこかでメールを書いていたら「ブチッ」ってことがあり得そうだ。 そうこうしているうちにB5版のThink Pad1124のバッテリー保ち時間は5時間になっていた。パソコン業界は1年に3回も、つまり4ヶ月に一度バージョンアップしているのだから当たり前と言えば当たり前なのだが結構感動した。「やっぱりThink Padかなぁ」と思って値段を調べたが別売りのCDドライブを加えると20万を超える。「そうかぁ、高いなぁ」と思いながらパソコンショップを覗くと、何と「本日発売」の札。今度はSONYのVAIOだった。 新型VAIO505Rは、B5より一回り大きいB5ファイルと言うサイズながらハードディスクは15ギガ、メモリはなんと128メガでそれにCDに書き込む事もできるCDRWが付属して20万円を切っていた。う〜ん、ヤラレタって感じ。こうなるともう、あまりに高性能過ぎてもったいないとまで思える。SONYは業界でも独特で、ひとたびSONYの世界に足を踏み入れると、デジカメやウォークマン、ビデオなどすべてSONY製品で揃えなければ居られないような世界に入り込みそうで恐ろしい。別に揃えなくても良いのだが専用ケースから何から至れり尽くせりでどうしても揃えずには居られなくなるらしい。 もうひとつ、小型のVAIOC1は見た目A4の半分くらい。これでも10ギガ、128メガあり、CDドライブ付きで17〜18万。こちらにはビデオカメラまで付いている。カメラを外してもいいからもう少し安いものはないのだろうか。 こうやっているうちにまた新型が発売される。これじゃ、一生買えそうもない。 |
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2001.05.04 |
−GW− ヨットレースのため、夏に2週間に渡るハワイ行きのスケジュール調整や山積みの雑用、金銭面、体力作りなどの理由から、生まれて初めてとも言える遠出をしないGWを迎えた。遠出と言っても私にとってはまだ鹿児島に居ることそのものが若干「遠出」の気分なのだが、その鹿児島のGWは雷雨の中、午前4時の桜島の爆発で始まった。 桜島は日に何度も噴火しているらしい。気をつければ噴火の爆発音がすると言うのだが、昼間は自然と、「どこかで車がパンクしたのかな」などと思って気づかない。それが「どーん」と言う、地響きにも似た音で目が覚めた。どこかで工場かプロパンガスが爆発したのでは、と思うほどの音だった。その後、雷と土砂降りの雨。こんな時にヨットになんぞ乗っていなくて良かったと暖かく乾いた布団の中で思ったが、結局前半は3日間とも雨で、予定していた洗濯も布団干しもできずじまい。晴れたら晴れたで「どうして予定を入れなかったのだろう」と言うことになるのは明白で、我ながら人間は不平不満の多い生き物らしい。陶芸教室に出かけ、お気に入りのポットが焼き上がっていたので満足する。加えて人間はゲンキンだ。 毎週日曜日に通っているスポーツクラブはほぼ二ヶ月が経過し、友達とGWの特別プログラムに参加。私の「形状記憶体重計」は相変わらず「形状記憶」したままだったが、わずかに体脂肪が落ちていた。体脂肪2%は、ほぼ1キログラムの脂肪に相当する。500グラムの肉の塊2個分がどこかへ行ってくれた模様。体重が変わらないのは気に入らないが、とりあえずめでたい。 後半は打って変わって晴天。1日4回もの洗濯でシーツやカーテンを洗い、布団を干す。布団干しはエアロビクスよりきつい。そう言えば母が「そんなところへ行くなら階段の雑巾がけでもして、床を磨けば一石二鳥だ」と言っていた。 仕方ない。ガラスでも磨こう。 |
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2001.05.17 |
−免許更新− その、慌ただしい雑用のひとつに「自動車免許の更新」があった。 近所の交通安全センターで日曜日も更新できるというありがたい案内が来たので行って来た。警察署での更新は別途写真を撮って持っていかなければならず、面倒だ。 さすがに日曜日は長蛇の列。この1ヶ月に誕生日を迎える人がこんなに居るとは・・・。全員日曜日に更新しているに違いない。 まず、更新のハガキと免許証を持って一番の窓口に並ぶ。 ここで手数料を支払うのだ。ハガキには確か合計2950円と書いてあった。それがどうもおかしい。次々と、並んでいる更新者をこなしている担当者は機械のように同じ言葉を繰り返しているようだが、最後に早口で「5年間の更新の方には3000円の、協会への寄付をお願いしているのですがよろしいですか」と言う。それまでの言葉もろくに聞き取れていない更新者は「あー、はい。」とあやふやな返事をし、結局5950円支払うことになる。これはまずい。前に並んでいる何人かと左右の列の人たちを観察する。ほとんどの人が寄付を支払っているようだ。大いにまずい。と、労働者風の男性がハガキと一緒に3000円を窓口に無造作に放り出した。係りの人は寄付の話はできなかったようだ。幸い財布には1000円札が3枚あった。「よし、それでいこう」。自分の番だ。書類と一緒に3000円を置く。それでも係りの人は寄付の話をした。(ようだ。早口で良く聞き取れない。)仕方なく、「あの−、持ち合わせが無いのですが。」と言うと、更に早口で「それでは5年後にまたお願いします。」とのこと。あー良かった。寄付なんて強いられてするものではない。 もらった書類に記入して2番の窓口、3番の窓口は視力検査。次は写真だ。壁の大きな注意書きに赤字で、「女性の方は微笑みを」とあったのには吹き出してしまった。 最後は講習。幸い無事故無違反のゴールドカードは30分それ以外の更新者は2時間だそうで、30分ならガマンできそうだ。その30分の間に免許ができあがるしくみらしい。2度目のゴールドカードだが、ほんの何キロかのスピード違反をしなかった人なんて居るわけはなく、見つからなかったと言う方が正しい。講習のビデオでは、6歳、20歳台、65歳以上のそれぞれ男女に行ったスピード感覚のテストが興味深かった。なんと65歳以上だと言う女性は、「近づいてくる車に轢かれないギリギリ安全な時に横断歩道を渡る」と言うテストで最悪の結果を出した。まだ大丈夫だと判断したのにもかかわらず、その時渡ると完全に轢かれる計算となる。その後、係員の説明があった。実は今、鹿児島県は全国でもワーストワンと言うくらい死亡事故が多い。それで、全国で5番目の長寿県の為かお年寄りの事故が多いそうだ。全国的には交通事故そのものは少しずつ増加していても死亡事故は減っているとのこと。それなのに逆行しているので県警はやっきになって減らそうとしている。約170万人の県民に対し免許所有者は100万人、車の台数は150万台なのだそうだ。免許所有者も車の台数も東京などよりよほど比率は高いだろう。お年寄り、しかも女性に気をつけろと言う。 そこで係員曰く、「おばあさんを見たら赤信号だと思え」。 いくら何でもこんな標語、使っていいわけ!? |
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2001.06.17 |
−ヨットレース− 土日で福岡へ行って来た。友達が乗っているヨットが新しくなり、日曜に進水式とレースがあると言う。二つ返事で必ず行くと答えた。鹿児島からだと九州縦断となり、片道数百キロの道のりを運転することになるが、別にどうも思わないのは私がどこか変なのだろうか。職場の人たちに驚かれた。普段はどうしても起きられなくても遠足の時は早く目覚めた、あの子供の頃の感覚をみんな忘れては居まいか。 新しいヨットはベネトーと言うメーカーの40.7フィート。全長約12メートルの大型艇だった。 梅雨の時期だというのに珍しく晴れた。湿度は低く快晴、最高気温28度、風は15〜20ノットくらいだろうか。うねりはない。絶好のコンディションだった。新しい艇は車で言う新車のにおいがしてワクワクする。渡されたユニフォームを着てレースに出る。スタート10分前のフォーンが鳴り、旗があがる。5分前、・・・3、2、1、スタート!目の前の能古島を時計回りで廻る。ライバル艇が帆を絡ませ脱落する。 1位だった。久しぶりの本格的なレースで、最高の気分だった。 冷えたシャンペンで乾杯し、桟橋に机やクーラーボックスを並べて進水式をした。 オーナーは海に投げ込まれた。 夕方マリーナを出たが4時間半で先ほど家に着いた。東京から毎週渋滞を通り抜けてマリーナへ行くのとたいして変わらない。 友達がタイのプーケットでのヨットレースに行った時、地元の女の子と仲良くなって聞かれたという。 「優勝したらいくらもらえるの?」 これは日本でもよく聞かれる質問なのだ。ヨット乗りは苦笑い、もしくは吹き出す。 実は、1円ももらえない。お金どころか賞品だって持ち回りのトロフィーとか盾、あとはせいぜいTシャツくらいだ。ゴルフやテニスの大会と一番違う点かもしれない。世界で一番大きな、国同士の戦い「アメリカズカップ」だって、何億もの費用をかけ、何年も費やして艇を設計し、練習して、持ち回りの銀杯(アメリカズカップ)ひとつなのだ。 どこかの映画で、ジョギングをしようとした登場人物に誰かが質問するシーンを思い出す。 「どうして走るの?」「いや、健康の為に・・・」「それでいくらもらえるの?」と。 世の中、「お金の為」だけじゃないのだ。人は「お金のため」より頑張れることの方が多いと思う。 人の「気持ち」なのだ。どうしてもやりたいと、心の底から楽しいと、思うことができれば何だってできる。 それを仲間で共有してできるってことはやっぱり何にも代え難い。 最高の気分だった。 |
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2001.06.23 |
−世の中のスピード− 以前、何年間も美容院に行かないでいたら、知らない間に「ストレートパーマ」ではない「縮毛矯正」と言う技術が進んでいたと書いた。それと同じ様なことがあちこちで起こっている。パソコン業界がそれの最たるもので、知らない間にケーブルなしでインターネット接続できるしくみや、新しく発売されたパソコンにはわからない言葉がたくさん載っている。そりゃあ1年に3回も新しいものが発売されているのだから、余程気をつけて雑誌などをチェックしていないと置いてきぼりになるのは仕方ない。 私はメガネをかけている。 コンタクトの手入れが面倒だと言う安易な理由からだ。 それが今は面倒ではないらしい。「煮沸消毒」なんて言葉は死語だと言われた。何か洗浄液の瓶ひとつだそうだ。 「2週間もハワイに行くのならその間携帯の料金プランも変えておいた方が良い」と友達に言われた。何でも日割り計算してくれるとのこと。そう言えばもう、かれこれ5年も前に携帯を使いはじめたとき、いろいろ検討して結局普通の「ベーシックプラン」にした。基本料金4500円で当時としては安いと思われた。それが知らないうちにいろいろなプランが出来ていた。基本料には無料通話料が含まれていることも知らなかった。しかも料金プランを変更するのは面倒で平日の昼間、つまり会社に行っている時間帯しか変更手続き出来なかった。それが夜も7時過ぎまで、土曜日でも受け付けてくれるらしい。フリーダイヤルも可能だそうだ。 NTTドコモの携帯をお使いのみなさんへ A.ベーシックプラン・・・・基本料4500円(無料通話料600円含む)+通話料 B.おはなしプラスBIG・・基本料9100円(無料通話料6600円含む)+通話料(A×1.1) C.おはなしプラスL・・・・基本料5500円(無料通話料3000円含む)+通話料(A×1.2) D.おはなしプラスM・・・基本料3900円(無料通話料1100円含む)+通話料(A×1.3) E.パーソナルプラン・・・基本料3500円(無料通話料500円含む)+通話料(A×1.4) 他にも「長得プラン」や「ドッチーモプラン」がある。 あまりの移り変わりのスピードに、「おばあちゃんがお墓から出てきたらびっくりするだろうねぇ」と言う、母の言葉を思い出した。 |
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2001.06.27 |
−ノートパソコン 1− 深みにはまっている。 一度携帯を使ったら手放せなくなるように、どこへ行くにも車を使うように、パソコンを使いはじめると抜け出せない。考えに考えて購入したデスクトップは、もはや3年。何年もかかってモデルチェンジする車と違って1年に3度も新しい機種が出ているのだからたまらない。こちらが良くてもやれ新しいソフトが対応していないとか、インターネットオークションで落札したオリンパスのデジカメで撮った写真をパソコンに落とすにはスマートメディアリーダーと言うものが必要で、それを使うにはOSがwindows98以上じゃないとだめだとか、いろいろ問題が起きてその都度財布の口を開けることになる。昔の「VHF」対「ベータ」のビデオ戦争の時からずっと、とにかく何かひとつに統一して欲しいと願っている私の望みはなかなか叶えられない。 1日2〜30件のメールを読み、返事を書く。夜11時〜朝8時までのテレホーダイタイムには限界がある。とてもホームページをチェックして読むまでの時間がない。だいたいデスクトップじゃあ持ち歩けず、数日間家を空けるととんでもないことになっている。 デジカメで撮った写真はパソコンに落とす。それでまたカラになったスマートメディアで写真を撮る。確かにフィルム代も現像代も、焼き増し代さえ要らないのだが何かするにはパソコンが必要なのだ。海外など長期の旅行ではパソコンがなければスマートメディアを何枚も用意しなければならない。 最近は文章を紙に書かなくなった。紙だと消すのも訂正するのも面倒だがワープロなら消した後も残らない。メモがどこかに紛れてしまうこともない。一度書いた物は何度でも加工して使える。ボールペンのボテッとしたインクもれもなければシャーペンが折れることもない。 旅行の多い、その時に感動も多い私は必然的にパソコンを持ち歩くことを考える。 そこでノートパソコンだ。「そんなに考えていたらパソコンが腐っちゃうよ」と言われるほどリサーチしたのだが、調べれば調べるほど「ここがああだったらなぁ」とか「もう数百グラム軽ければいいのに」とか「値段が高過ぎる」「バッテリーは3時間は保ってくれないと」と言うことになってなかなか決められない。考えているうちに次々と新しい機種が発売になるので余計買えない。だいたいメーカーは女性が私用で使うことを考えていない。何もパソコンを使うのはサラリーマンばかりじゃないのだ。niftyの会議室で相談したところ、値段が安く、画面がきれいで、バッテリーが3時間以上保つと言う新しい機種が出ることがわかった。発売日は私の誕生日だった。きれいな画面に惚れた。 とにかく、買うにはきっかけが必要だったので2週間のハワイに連れていこうと決めた。となると出発まで一ヶ月を切っている今が限度だ。設定後に慣れる時間がない。まぁ、デジカメの写真を落とし、思いついた文を書く。出来たらインターネット接続してホームページに掲載しよう。 購入はやはり都会の方が有利かなぁと思っていたらそうでもなかった。今どの店が一番安いかが常に表示され、その場で注文できるサイトを利用した。最安値だった大阪のパソコンショップから注文したノートパソコンが届いたのは、電話をした翌日の土曜日だった。店から買って帰るような早さだ。送料と宅配便の代引き手数料各1000円を加えても地元のパソコンショップより2万円安かった。 |
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2001.07.01 |
−ノートパソコン 2− そして戦いが始まった。 137,000円と送料1,000円、代引き手数料1,000円、それに消費税を宅配便のお兄さんに支払ってパソコンをゲットした。東芝のリブレットL1。新しく発売になったマイクロソフトのOffice XP Personalと言う、ワードとエクセルの最新版2002が入っている、アプリケーションインストールモデル。B5サイズより一回り小さく、横長のノートパソコン。満員電車の中で立ったまま開くモバイル機と言うよりも、旅行先のホテルでストレスなくホームページを更新するのに丁度良い。OSはWindows ME、CPUはクルース。この小さい体に10ギガと言う、現在のデスクトップ機3倍のハードディスクと、2倍の128メガメモリを積んでいる。これで1.1キログラム。 土曜日の今日やらなければずっと出来ないと思い、まず設定の前に専用ケースを作る。丈夫な物が良いだろうとミシンに通る皮で作り、外側にはヨット柄の生地を縫い合わせ、手提げを付けた。外は30度を優に越えている。とにかく暑い。 さて設定だ、と思うほどのこともなくあっけなく終わった。電源コードをつなげて立ち上げ、自分の名前とOKボタンを3つ、4つクリックするだけだった。半日もかかったデスクトップとは大違い。とにかくもともとCDドライブもFDドライブも何もない。必要なソフトはインストールされている。 その「何もない」ことが問題だった。 設定が終わり、バッテリーを充電し終わるともう、やることは何もなくなってしまった。 デスクトップ機で私がいつも使っているソフトは、メール関係に「nifty maneger」、ホームページ作成は「ホームページビルダー」、で、ワープロはMS−WORDなのだが日本語入力システムは「ATOC」ときている。この3つがインストールされていないとお手上げなのだ。日頃使い慣れていないものを無理に使おうとするとストレスとなる。さて、どうしたものか・・・。 翌日の日曜日、まずストレスの一因である慣れない「マウスポインタ」に代わる携帯用USB接続マウス ¥1,980とパソコンの大きさピッタリのファスナー付きラバーケース(サンワサプライ)¥460を購入する。課題は「ソフトをどうやってインストールするか」だった。まず安易に、パソコン上で教わった「USB接続インターリンクケーブル」を考えた。多少速度は遅くても簡単で安価だ。だがしかし、お店のお姉さんは「不安定で確実ではない」と断言。じゃあどうするか。 次に考えたのは「あるものを使う」。デジカメの中に入っている、あの小さなカードにはどうやら写真だけじゃなくてその他のものも記憶させられると言う。「あのカードの中にデータを入れることが出来ればUSB接続で簡単にデスクトップの情報をノート側に移せるのではないか。」「いや、待てよ。あのUSB接続の、ナントカリーダーとか言うものをノートに認識させるにはFDのドライバ(ソフト)が必要だったはず。FD挿入口さえなく、デスクトップとつなげられなければ認識させることが出来ない。」「じゃ、ドライバだけ自分宛のメールで送ってみたらどうだろう」。無い知識を総動員したところでなかなか解決策は浮かばない。 そこで店のお姉さん。「デジカメの記憶媒体はフラッシュメモリですか?」「うっ。(-_-;)」だいたいメーカーによってフラッシュメモリだとか、メモリースティックだとか、違うからややこしくなるんだ。だから統一してくれれば良いのに、と言ったところで始まらず私のオリンパスのデジカメは「スマートメディア」と言う記憶媒体の名前だったと判明。次に家にあるその「スマートメディアリーダー」は書き込みも出来る物でしょうか、とお姉さん。またもや「うっ。(-_-;)」「書き込みが出来る物だと、スマートメディアリーダー/ライター」と言う名前なんだそうだ。 戦いは始まったばかりだというのに、パソコン業界からの完全な落ちこぼれを今更ながら実感した。 |
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