| (第十二段) |
| 2003.11.14 |
―生きているか? T― ひと月ほど前友人に、「S氏から連絡来た?」と聞かれた。 「それがここのところないのよねぇ。」と答える。 これは由々しき問題なのだ。 私達ヨット仲間は皆好き勝手に遊んでいるせいか、遊びに夢中でそれどころではないのか(^_^;)、独身が多い。故に一人暮らしとなる。毎日会社に出勤している人はまだ、出社しなければ同僚や上司から連絡が来たり、それでも連絡が取れなければ訪ねてこられたりするだろう。だが独身で、一人暮らしで、しかも自営業ともなると、その日その人が急に具合が悪くなって倒れていてもしばらくは誰も気づかないと言うオソロシイ状態になり得るのだ。それで我々は自衛手段として「たまにはみんなに"生きてるよ"とメールを送る」ことにしている。メールなら時間の空いたときにいっぺんに何人にでも送信でき、読む方も好きな時に読める。時間があれば近況報告を書き送ったりしている。便利になったものだ。 そのメールがない。独身で、一人暮らしで、自営業の、一番心配なS氏だ。で、こちらから"生きているか?"と言うメールを送ることにする。だが返事が来ない。結構律儀な彼が返事を出さないことは希だ。仕事が忙しいのか、出張にでも行っているのか、パソコンが壊れたか、はたまた彼女でも出来て忙しくなったかと数日待つ。来ない。パソコンが壊れても携帯がある。楽しくて忙しいならそれで良い。だけど「ひょっとしてホントに死んでたらどうするんだ!」と脅かす人まで出て、ついに電話してみる。まぁホントに死んでいれば電話なんて通じないし、今更どうにも出来ないんだけど。 S氏は東京のアパートに住んでいる。コール5回目にしてやっと出る。まだ夜の10時前だというのに寝ていたようだ。 「寝てたの?ゴメン。別に生きていればいいんだけどね。」 「それが何だかだるくて。」 「えっ?仕事が忙しいの?」 「いや、両親も上京して来たりして忙しくて。」と要領を得ない。 結局、仕事はしているものの身体がだるく、別にご飯を食べられないわけでもなく寝られないわけでもないのに元気がないそうだ。他に心配事があるわけでもないらしく、何しろ好きなビールを飲んでいないと言うからには重症に違いない。 「とにかく病院に行くのよ。」 「いやぁ、今歯医者に通っていて前歯がないから。」 「前歯の問題じゃないでしょ。」 「来週行ってみる。」 説得して電話を切った。病院なんて誰だって好きじゃないし、面倒だし、嫌な病気がわかったらどうしようと思うと憂鬱だし、行き慣れているわけじゃないからどこへ行って良いかわからないし、平日の昼間時間を作りにくいことくらい、誰だって知ってる。だけど"生きてるよ"ってメールひとつ打てないなんて重症この上ない。私はだるいというのは肝臓が悪いのかもしれないと疑い、友人は糖尿病を心配した。 |
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2003.11.18 |
―生きているか? U― 数日後、そのS氏からメールが来た。今更人間ドッグをいろいろリサーチしているそうだ。 「だからぁ、定期検診じゃあるまいし、具合が悪くなってから人間ドッグを受けてどうするのよ。」 「人間ドッグは保険が効かなくて高いけど、症状を訴えて治療を受ければ保険が効くのに。」と歯がゆい。 それから一週間が過ぎ、10日が経ち、2週間となる。友人達が「もし死んでたらもう葬式まで終わっているかも。」と言い始めた頃、「病状報告」と言うメールが来た。良かった、生きてた。やはり人間ドッグを受けたようだった。 結果は何と本当に糖尿病だった。それに脂肪肝と高血圧。これがクイズだったらみんな大当たりだ。笑い事ではなく、数値は相当悪いらしい。人間ドッグの検査結果を待つまでもなく、その日そのまま検査室から外来に回されたそうだ。医者から「本来なら即入院させるのだけど、他の数値が低いので様子をみましょう。」と言われ、血糖値を下げる薬を飲み始めたとのこと。糖尿病教室とやらに通い、栄養教室に参加しなければならないそうだ。そのメールには「油と塩分を減らしたレシピを教えて欲しい」と書いてあったが、そう言う問題じゃないってことにS氏はまだ気づいていない。 本当は「だから言ったじゃないの!」と言う気分なのだ。 そもそもこれがS氏を一番心配だと言ったゆえんである。S氏には茶碗蒸し事件の他にいろいろな逸話がある。そのひとつが「コロッケ事件」。3年ほど前、みんなで唐津の「櫻窯」に泊まって陶芸などをして楽しんだ。朝ご飯の時だ。S氏は昨夜の残りのコロッケを食べようと自分の皿に乗せた。ソースをかける。そこへたまたま別の友人が来た。「Sさんそれ、何?」私はもう一度その皿を見た。それはコロッケではなく、ソースだった。友人がわからななかったのは無理もない。コロッケはソースに隠れて見えなかった。そもそも私だったら朝から昨日の残りのコロッケなど食べない。 みんなで集まった時に私がみそ汁を作れば薄くて味がしないと言い、うどん専門店に行ってまで肉うどんを注文する。コロッケのソースばかりかご飯にかける生卵はもはや卵の色ではなく醤油の色で、納豆は醤油で粘りが消えている。一緒にハワイに行って食べ放題の店に行った時私はパパイヤと寿司、別の友人はボイルした蟹に夢中になっていたがそんな時でもS氏はチャーハンに焼きそば。ボリュームのある、脂っこくて味の濃いものが好きなのだ。甘い物はほとんど食べないと言いながらアイスクリームを食べ、そんなに飲まないと言いながら食前、食事中、食後にもビールを飲む。肉より魚が好きだと言いながらうどん屋でも肉うどん。他の人が何ともない時にひとりで暑がり大汗をかく。温泉の無料血圧計では私の上の血圧よりS氏の下の血圧の方が高かった。本人は体脂肪は標準値だと言っているがどうみても私のイメージでは彼はお腹が出ており、それも細い腕足に比べてお腹が目立つ外人タイプだ。実はS氏の髪が薄くなってきているのも歯がグラグラするのもトシのせいではなく、私達仲間はそう言った食生活のせいだと思っている。そうそう以前、S氏はみんなでゾロゾロと坂道を上った時、ひとりでゼィゼィと途中で立ち止まっていた。ラグビーをやっていたと言うのが嘘のようだ。 糖尿病は食べ過ぎと運動不足で起こり、肥満と高血圧が最もいけないらしい。 |
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2003.11.22 |
―生きているか? V 食事の15箇条― だから私は、S氏は一品だけの「油と塩分を減らしたレシピ」を食べれば良いってものではなく、もともとの食生活を見直した方が良いと思ったわけだ。そもそも食事を毎食外食にするとどんどん濃い味付けのものが欲しくなるらしい。反対にトンガに行った友人はあちらでは全く塩を使わず、例えば食材をココナッツミルクなどで煮るだけだそうで、日本に帰ってきたときにはどれもこれも塩辛くて何も食べられなかったと言う。一種の慣れである。私としては数年前のコロッケ事件の時からずっとS氏が普通の、例えば私と同じ食事をしていればこうはならなかったのではないかと思い、教えて欲しいと言う「油と塩分を減らしたレシピ」の代わりに、食事の15箇条を書き送った。 1.まず醤油は「減塩醤油」を買うこと。(普通の醤油をダシで割っても可。ただしその場合は冷蔵庫へ。) 2.外食は極力避けること。(昼食はお弁当だとなお良い。ご飯を炊いて夕食とお弁当に分けると効率的だよ。) 3.麺類を食べる時、汁は絶対飲まない。 4.醤油やソースは出来るだけかけず、かけてもほんの少滴にすること。ちなみに市販のシューマイなどは何もかけなくても充分塩辛い。 5.濃い塩分の代わりにダシやお酢、胡椒などの香辛料を使うのはいかが?(みそ汁の味噌を減らすにはその分ダシを濃く取ると美味しい。) 6.揚げ物(特に衣の付いてるもの)はやめること。どうしても食べたければ質の良い少量の油を使ってフライパンで焼く。 7.揚げたり、炒めたりするより蒸したり、焼いて油を落として食べる。 8.お寿司の寿司飯は思い切り塩分が強いので食べたければ家で酢を混ぜ作って食べること。 9.玄米とか、ご飯に混ぜる五穀米のようなものを売っているので炊くときご飯に混ぜる。身体にも良いし、良く噛むので満腹感もあり。 10.野菜は油炒めではなく、さっと湯通しするか電子レンジで加熱する。 11.タマネギは水でさらさない。血液サラサラ成分を活かすため加熱する場合も切ってから数分置いて。 12.ポン酢を使おう。冷や奴、茹でたブロッコリーなどの野菜、サラダなどには醤油やドレッシングやマヨネーズの代わりに。キャベツなどもおひたし風にサッと茹でてポン酢と鰹節をかけて食べると美味しい。友人のひとりは納豆にも醤油よりポン酢が美味しいと言っているほど。ことに手作りポン酢は最高だよ。 13.もちろんカップラーメンやインスタントラーメンは御法度。 14.ヨーグルトも美味しいよ。カスピ海ヨーグルトならあまり酸っぱくないし、牛乳を足しておけば次々出来るし、デザートの他、シチューに入れたりニンニクやハーブを入れてドレッシングやソースにすると美味しい。 15.肉の代わりに野菜、コンニャク、海草、キノコをたくさん使うと美味しいしカロリーもなく満足できると思う。 これはほとんど私のふだんの食生活。あまりにも普段のままなので、お医者様から指摘されるほどだったらもっともっと気をつけなくちゃいけないと思う。鰺の干物や塩焼きの魚にまでお醤油をかけるそこのあなた、危ないなぁと心当たりのある方は1日も早く食生活改善をしてください。 |
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2003.11.26 |
―生きているか W 糖尿病とは− 親しい友人S氏が糖尿病だと診断された。 一体、糖尿病とは何なのか。そもそも食べ過ぎや運動不足で起こるそうだ。現代病である。日本人の6、7人にひとりが糖尿病またはその予備軍とのこと。私はただ単に尿に糖分が混ざって甘くなる病気かと思ってた。 食事をして吸収されたブドウ糖は血液中を流れ筋肉に運ばれるのだが、なぜか筋肉に取り込まれないまま血液の中で増えてしまう。筋肉に取り込まれるために必要なインスリンと言う物質の働きが悪いらしい。この状態を「血糖値が高い」と言う。つまり食べても食べてもエネルギーにならないので、だるい、疲れると言う症状になるのだ。まるで燃費の悪い車みたいだ。S氏の「だるい」はここから来ていた。その血糖値が170だかの値を超えると尿にまで出ることがあるらしい。ここで初めて「糖尿病」の語源を知る。尿の中に糖が混ざると言うのは血液中に糖があふれているというサインだったのだ。おー、恐ろしい。 血糖値は空腹時で110未満と言う値が正常値らしい。当然、血糖値はご飯を食べた後は上がる。そこでブドウ糖を摂取して2時間後の、つまり食事をした後の状態での血糖値は140未満が正常のようだ。 じゃ一体S氏の血糖値はいくつだったのか。 な、なんと空腹時血糖値290! この値は食事後の正常値をも遙かに上回り、血液中からあふれ出た糖が尿に混ざってしまうほどの170をも軽く凌いで正常値の約2.5倍。これじゃ素人の私だって誤差では誤魔化されない数字である。グリコヘモグロビン(HbA1c)と言う過去1、2ヶ月間の血糖の状態に至っては5.8%未満が標準値で、6%以上が糖尿病と診断される所を、2倍の12%。実は290と言う値は、糖尿病の人が日々記入する表に欄もないほどの高い数値なのだと本人から聞いた。 どうもピンと来ない。血液や尿に糖が増えるだけだったら、糖尿病は何がいけないのか。死因のワースト5などに糖尿病は登場しない。 S氏や糖尿病の患者がそのままの生活を続けると、手足がしびれる神経障害、失明する網膜症、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす動脈硬化と言う病気になるらしい。糖尿病が一気に恐ろしくなる。心筋梗塞や脳卒中だったらりっぱに死因のワースト3である。そして「血液中の糖は、増えるとそれを薄めようとして水分を取る」ので、血圧が高くなる。高血圧もまた、動脈硬化になるそうだ。悪循環と言うか、まっしぐらと言う感じだ。S氏は糖尿病の他、高血圧と脂肪肝とも診断されている。結構やばい。 そこで血液中にあふれているのに筋肉に取り込まれずエネルギーになってくれない「糖」をどうしたら良いか。つまり「血糖値を下げたい」わけだ。考えるだけなら簡単である。増えすぎて困る物は、増やさないか、消費するかだ。ひとつは摂取カロリーを減らし、もうひとつは筋肉を増やして少しでも多く糖を消費する。もっともだ。 やはり糖尿病の治療は「減塩」、「肥満解消」、「禁煙」、「運動」。S氏はタバコを吸わないことだけが救いで、結局「食事制限」と「運動」と言うことになる。手術などと言う特別な治療でないだけに余計やっかいである。ほとんどダイエットのようだ。糖尿病患者には肥満が多く、脂肪細胞がただでさえ悪いインスリンの働きを更に悪くするそうで痩せることも必須らしい。S氏の場合は何とか入院を勘弁してもらったくらい悪く、しかも加えて高血圧と脂肪肝。血圧を下げるためにも減塩が必須となる。食事と運動だけでは足りず、血糖値を下げる薬も処方されている。塩分と油を減らした野菜中心の食事をしなければならず、みそ汁は塩辛いので1日1杯まで。毎日1時間(約8,000歩)歩くか、天候の悪いときはプールでの歩行をしていると言う。もちろんビールは飲んでいないとのこと。 長年培った習慣や味覚を、そう簡単に、ましてやひとりで改善出来るとは思えない。日本人1日平均の塩分13グラムを7グラム未満にすることは、S氏にとって塩気が無いに等しい。しかもこれからずっと続けなくちゃいけないのだ。だが、今の彼が一番苦痛なのはビールを飲めないことでも油や塩を多く使った食事が出来ないことでもなく、「毎日何を食べたら良いか考える」ことなのだそうだ。 |
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2003.11.30 |
―生きているか? X 看護婦からのアドバイス― 友人でありまた16年だかのベテラン看護婦、かおるちゃんのアドバイスはかなり的確だった。問題は「糖尿病だと告知されてから1ヶ月後」なんだそうだ。誰しも自分が糖尿病と聞いて初めはビックリし、ショックを受け、合併症で目でも見えなくなったら大変とばかり食事療法も運動もまじめにする。それがひと月も経つとダイエットみたいに「なかなか体重も減らないし」とか、食べたいものをガマンしているのでイライラするとか、著しく具合が悪いわけでもないのでだんだん面倒になって運動をおろそかにしたりするのだと言う。彼女はとにかく続けることだと力説した。「3ヶ月続けばね、体重も少し減って楽になるし、体質も変わって習慣も身について油物や味の濃い物はあまり欲しくなくなるの。」だそうだ。 ■とにかく出来るだけガマンしないで続けるためには「コンニャク」だ、とかおるちゃんは言った。それも調理しておかずに食べるのではなく、食事をお腹いっぱい食べるためにご飯に混ぜて炊けと言うのだ。よく女性の間ではカロリーのないコンニャクばかりを食べるダイエットがある。そう言えばご飯に混ぜて炊くとご飯と区別がつかないほどの細かいコンニャクがあった。彼女は「シラタキとか糸こんにゃくを刻めばいいのよ。例えば半分をコンニャクにすれば1膳しか食べられないご飯も2膳食べられる。」とのこと。何もそこまでしなくてもとも思うが、どうやら満足感が大切らしい。 ■そして酢。そう言えば酢は塩分もなくカロリーも低いはずだ。彼女によると酢は血液中にあふれている糖を筋肉に吸収させるインスリンの働きをもよくするとのこと。一石三丁くらいである。とにかくS氏の場合、一番問題となるのは昼食。自営業の彼はもちろん社員食堂があるような会社にはおらず、あちこちの港やマリーナの船に機械や装置を取り付けに行ったりするわけで馴染みの定食屋に行くというわけにもいかない。医者も、かおるちゃんも、とにかく定食屋が良いと勧めている。ご飯と野菜にみそ汁と言ったバランスの良い食事を、醤油の量を減らしたり、みそ汁を薄めたりして塩分調整するのだそうだ。そんな定食屋がない場合、そば屋やラーメン屋は塩分が強すぎるし、中華やトンカツ屋も油が多いのでコンビニや弁当屋の弁当となる。そんな時は「おにぎりと酢の物やなます」にしろと言う。ダイエットでも確かにサラダはドレッシングが思いのほか油が多い。 またまたガマンしないためにも酢を使うのだそうだ。飲み物もお茶ばかりでは飽きて、たまにはジュースが飲みたいなぁと思った時には酢を飲む。鹿児島の黒酢なども良いそうだ。酢にちょっと砂糖やハチミツを入れ、水やお湯で割った物を持ち歩けば良いとのこと。そう言えば私は今年、頂いた梅を黒酢と黒砂糖につけた梅酒ならぬ梅サワーを作った。炎天下でのヨットレースに良いかなと思ったものだが糖尿病にも良いらしい。 ■何より問題なのは継続。同じような病気の人のサークルやメーリングリストに入って仲間を作りお互いに情報交換する、ホームページに日々の体重や血糖値を掲載しみんなに見てもらうことで励みにする、定期的に友達に経過を報告する約束をするなど励みになることが必要なのだそうだ。人間の意志は結構弱いらしい。 ■かおるちゃんは最後に今主婦の間で流行の食事や素材を宅配する業者を勧めた。毎日とか、いつといつとか、契約した日に、洗ったり切ったり捌いたりしてある素材が届けられ、ただ炒めたり煮たり加熱するだけで食べられると言う手軽なものだ。それの「糖尿病食」なら、いちいちメニューを考えなくても、買い物に行かなくても、洗ったり切ったりゴミを捨てたりしなくても、何時に仕事から帰って来ても、ただ加熱して食べるだけだ。看護婦が言うと妙に説得力がある。手抜きとは違って病気なのだ。毎日が嫌なら週に2、3回だけでも、と勧める。その日食べられなかったら翌日に食べればよい。確かに入院生活を強いられることを考えればこのくらいの出費は許容範囲内だし、外食をすることを考えれば安いくらいで、S氏の場合外食をしている場合ではないのだ。 案の定、私が電話で「休みの日にたくさん作ってご飯やおかずを冷凍しておくのはどうか」と言う提案をしたら面倒だと一蹴しておきながら宅配業者の話には「その位は自分で出来る」とS氏は答えた。どうも矛盾している。頑固である。何を食べたらよいか考えるのが一番面倒だと言っていたではないか。目が見えなくなったり、足を切断しなきゃならないより、とにかくかおるちゃんの言うように宅配業者だろうが何だろうがこの際使える物は皆使って、体質自体をフツーの身体にしなきゃいけないってことにS氏はまだ気づいていない。 |
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2003.12.04 |
―健康のススメ― 友人が病気になったから、と言うわけではないが健康に気をつけている。外食はほとんどせずに家で自炊。昼食は手作り弁当。お弁当作りも無理はしない。何らかの野菜を必ず入れる。前夜の残り物で足りなければ卵や冷凍のシュウマイなどを加える。あとはご飯にゴマを振り、梅干しか沢庵を数切れ入れるだけだ。もちろん塩分や油は控えめ。と言っても家で作った食事はそもそも外食のように塩辛かったり、揚げ物ばかりと言うことにはならない。自分で作ればあの、外食のような味にするためにはどれほどの塩を入れるかと言うことがわかるので恐ろしくてそんなには使えない。自炊とお弁当は金銭的にも安上がりで一石二鳥。私はこの、ひとつの石で二羽や三羽の鳥を取るのが好きなのだ。誰だって少ない労力で大きな利益を得るに越したことはない。だから味も美味しく、健康にも良く、安価である手作りに走る。実は作るのも楽しい。 ベーコンも、ラッキョウも、寿司屋にあるガリ(生姜)も、ピクルスも、ポン酢も、ハーブオイルも、ぬか漬けも自家製で切らしたことはない。今はこれに加えて梅酒と黒酢を使った梅サワー、カスピ海ヨーグルトがある。これだけあれば食事も簡単である。茹でたスパゲティに手作りベーコンとあり合わせの野菜、ハーブオイルを混ぜるだけとか、パンにハムや野菜を挟んだサンドウィッチもピクルスを入れるだけで何かホンモノっぽくなる。ピクルスはミキサーで砕いて缶詰のトマトと合わせるとピザソースにもなる。便利でお勧めだ。 そして体重と体脂肪を減らすべく、体脂肪計のついた100グラム単位の体重計で朝晩計測する。壁の表に記録する。測るだけなのでそんなに大変ではない。測るだけなのにひと月で1キロ減った。簡単なのでこれもお勧め。 そしてついに長いこと欲しかったシャワートイレを買った。通称ウォシュレットと言うヤツだ。私は賃貸のアパートには付けられないだろうと思っていたのだが今は取り付けるためのビデオや工具までついたセットが売っている。体重計とプリンタを物色すべく通った電気屋の店頭で安売りしていたものだ。日立製で、19,700円。結構安い。もちろん便座は暖かくなり、水の勢いやシャワーノズルは前後に調整でき、ビデやムーブのボタン、節電ボタンまでついている。快調である。女性や便秘がちの人には欠かせない。第一清潔である。 健康にはホコリもよくないだろうと思っている。だから朝起きた時や夕方帰ってきた時には換気扇をつけることにしている。結構効果があるそうだ。何もしないのに出て行ってくれれば有り難い。で、10月から始めている「少しずつ大掃除」も順調に進んでおり、カーテンや、台所のマットなども洗濯した。そもそも掃除が嫌いなのはホコリのせいなので気が向いた時に「ウェーブ」(ユニチャーム社)を愛用している。なでるだけだ。汚れたら捨てる。そうそうカーテンだけはなぜか以前からマメに洗濯している。タバコを吸わない家で1年に2度以上洗うと快適である。1年以上放置すると洗濯機の中の水はドロドロで2度洗いしたくなるほど健康に悪そうな色をしている。 ストレスも良くないそうだ。そこで大掃除のついでに、ドアを開けるたびに外れてブラブラしていたドア用郵便受けをお菓子の袋についていた金色のワイヤーでくくって直し、破れそうだった洗濯機のパネルにビニールを貼ってガムテープで補修、押入のドア代わりにかけていた目隠しのカーテン(パレオ)が、金具が壊れて外れかかっていたので新しい金具を購入して交換した。金具は1セット170円だった。直してしまえばどうと言うことはなく、たいした手間も、時間も、お金もかからないので「早く直しておけば良かった」と言うことになるのだが、なかなか手をつけられないのは私の怠惰な性格のせいか。家の中の不具合=ストレスは些細なことなんだけれど、考えてみれば結構あるのだ。いちいちぞうきんを洗濯するのも面倒でストレスになるかもしれないので、古くなったタオルや伸びたTシャツなどは適当な大きさに切って重ねておく。床やガラスやレンジの上を拭いたらそのまま捨てる。 最近は健康の源と言われる足裏のマッサージもたまにしている。ハワイの「ボディショップ」でもらったFOOT LOTIONがあるのだ。実はどうも足の形がいけない。ハイヒールは履かないので流行の外反母趾ではないがベタ足、つまり扁平足気味で疲れやすい。アーチがない。そこで会社ではアーチを作りやすいサンダルを履いている。たまにはテーピングなどもする。毎年年末に知り合いのマッサージ師にお願いする足裏マッサージも楽しみなのだ。 ここまで書くと「まぁ、なんて健康的な」と思っていただけるかもしれない。だがしかし、人には不得手な部分が必ずある。運動である。どなたか、すっごく簡単で、お金もかからず、楽しく、長続き出来る方法をご存じの方、ぜひ教えて下さい。 |
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2003.12.08 |
―またまた今年も中古車の話― 糖尿病と脂肪肝と高血圧になった友人の話題で持ちきりだったが、別の事件も起きている。そうそうちょうど去年の今頃、私の愛車が減速する度に、信号で停車する度に、エンストしてついにお釈迦となり、何とか予算内で嘘みたいな良い車をゲットしたという話をした。何だかこの話だけはみんな読んでいたらしく、会う人ごとに「これが15万の車ね」などと言われている。 実は今度は友人の車が不調になった。 私達の仲間は皆、車は走れば良いと思っていて尚かつビンボーなので、新車はおろか中古車も買わない。じゃどうするかというとほとんど「もらってくる」のだ。捨てようかどうしようか迷うくらいの車を、ほとんどタダ同然でもらってきて何とか安い車検を通す。別の友人はその車にしょっちゅう塗装までしている。そのため、鹿児島でいつもヨットに行く4人のうち、ひとりは車を持たず、3台の車でクーラーが効くのは私の車だけと言う事態となっている。従って勤務先である損害保険会社の私が在籍する自動車営業課へ回ってくる「中古車でも良いから車を買ってくれそうな人を紹介する」と言う私のカードは白紙のままだ。「予算7万円未満」なんて書けない。 不調なのはその、しょっちゅう塗装をしている方ではない友人の車だった。12月が車検だそうで、「何とか車検、通らないかなぁ」と言っていた矢先だった。マニュアルの軽貨物車で、助手席の内側の取っ手がなく、乗せてもらうと何だかヨットの中より怪しげな臭いがした。オイルか燃料か、とにかく何か漏れている。どこかで車検を取れそうか見てもらうことにする。私が去年勤めていたディーラーの人が「持って来て良いよ」と言ってくれた。持って行こうとしたその日、その車からとてつもなく凄い音がし始めたとメールが来た。ディーラーにたどり着くかどうかわからないほど不調だそうだ。で、何とかなだめすかしてたどり着いた。そこのディーラーの女の子と電話で仕事の話をしていた時、先方に着いたようだ。ディーラーの人はその音を聞いて後ずさりしたらしい。途中道行く人は皆振り返ったそうだ。 とにかく、その車はもうダメだった。仮に修理しても中古車を買えるほどの費用がかかるだろうとのことだった。取りあえず友人はディーラーの人から代車を出してもらって帰った。廃車も安く引き受けてくれたそうだ。「廃車するような安い車」はタイミングで、今は見あたらないとのことだった。ディーラーの女の子は「とにかく爆音がしない車が良い」と主張した。 友人は多くの鹿児島の人と同様、通勤に車を使っている。「しようがないから自転車か原付かなぁ」と言って翌日、中古の原付を探しに行った。ボロボロの、中古の原付でも5万円はするそうだ。高い。しかもいくら何でもこれから冬である。ディーラーに居た時のコネを利用して当たってみる。保険料や自動車保険の規定を聞くために電話して来た相手に、「ねぇ、捨てるような値段の車があったら教えて」と言っておくのだ。 すぐに「あるよ」と言われた。またまた私の時と同じ15万円だそうだ。ちょっと予算オーバーだったが、良く聞いたら車検を通したばかりだそうだ。それなら超お買い得である。知り合いの車で、平成7年式の、軽四輪乗用車でマニュアル車。すまなそうにクーラーの効きが悪いと言われたが、そもそもクーラーなんて今までの車だって無かったのだから問題はない。友人はこの際トラックだろうが、クレーン車であろうが免許があるので構わないが「何とか車検を通すくらいの予算」しかなく、従って「欲しいがそんなに支払えない」と言った。「じゃ二分割でもいいよ」と言う案にあっさり決まった。 翌日、車を見ずに、1円も払わずに、急ぐならとしてくれた名義変更が済んだと言う連絡が来た。車の色も、どんな形の車なのかもまったくわからないままだ。「ピンクだったらどうする?」と聞いてみたが、「屋根があってちゃんと走れれば2年車検が付いているだけで嬉しい。」と言われた。友人はすでにゴキゲンだった。お礼にと、車を受け取った足で会社まで迎えに来てくれた。驚いた。傷ひとつない、シルバーの車だった。シートカバーまで付いていた。セカンドカーにしていた前の持ち主の主婦は屋根付きの車庫に入れたままほとんど乗っていなかったようだ。しかも5ドアだった。(私のは3ドアなのに) 翌日、私は超VIP待遇で任意保険の車両入替処理と、自賠責の名義変更をしなければならなかったことは言うまでもない。何か見返りを期待しよう。塗装を繰り返している方の友人の車は、車検は通したものの来年まで保つだろうか。 |
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2003.12.13 |
―12月― 北海道は雪で東京も寒いと聞いたが、鹿児島は妙に暖かい。なんと最低気温17度なんて言う日もある。半袖セーターやジャケットを着ていくものだから会社では暑くて、クーラーをかけるかどうかでもめている。嘘のような話だ。ダイエーでは冬物一掃セールとやらで服が半額となっているが、私は未だコートや厚手のセーターさえ出していない。 だけど世間の話題はクリスマス。あちこちにクリスマスツリーが立ち、例の飾りがきれいだ。どうも私はこのデコレーションと雰囲気に弱く、ついウキウキしてしまう。海外旅行などへ行くと必ず、季節を問わず1年中営業しているクリスマスの専門店に吸い込まれる。大掃除のついでにアパートのドアに去年のリースをかけ、クリスマスのジグソーパズルを飾った。暇より忙しいのが好きなのでひょっとすると12月が一番好きな月かもしれないと気づいた。 さて、その少しずつの大掃除は着実に進んでいるので、たまっている機内誌スクラップとか、切り抜きの整理などまで始めた。情報は整理しなければタダのゴミになってしまう。ゴミの中から読みたいと思って切り抜いておいた書籍一覧も見つけて、さっそくネットで注文。便利である。面白そうな、しかもまだ読んでいない本が手元にあるというのは気分が良い。ゆとりが持てる。年賀状の印刷まで始めたので尚更余裕で嬉しい。あとやっかいなのは換気扇くらいになった。 で、料理をする。ここのところ「レンコン」にはまっている。確か東京では皮付きのものでもきれいに洗って売っていたと思うが泥付きなのだ。その泥なのだが、ご承知の通りレンコンは蓮の根なので、池と言うか、沼に咲いている。だからゴボウや里芋に付いているような泥ではなくて粘土なのだ。売っている時はそれがレンコンなのかどうかさえもわからない。流水で洗うとだんだんに白っぽい地肌が見えてくる。皮をむいて輪切りにするとクリーム色の例の形が現れる。輪切りにして水と一緒にビニール袋に入れて売られている物は白いが、酢などで漂白しないとあんなに白くはならない。最初は輪切りにしてきんぴらなどにした。切って売っているものとは数段の違いがある。ちなみに2節?くらい、1袋100円。 最近は皮をむいたレンコンを包丁の柄や、丼の底などで叩き割る。当然輪切りにはならず縦に割れるのだが、見た目にこだわらなければ味のしみこみ方も、歯ごたえも叩いた方が美味しい。それを豚肉の一番安い細切れ肉と一緒にごま油で炒めて、少量のみりんと醤油で味を付け、たっぷりの白ゴマと七味を少々。これに1個30円のカブをぬか漬けにする。夕飯も翌日のお弁当も楽しめる。 自然薯も売っていたのでゲット。とろろ芋だ。鰹だしを取ってすり下ろした芋に加える。卵、青海苔、ワサビ、醤油を入れて出来上がり。ちょっと贅沢して牛タンの塩焼きにレモンを絞る。野菜たっぷり味噌味の鍋も美味しいし、キノコ三昧のご飯も炊いた。せっかく下降気味の体重が元に戻らないように注意しよう。 |
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2003.12.17 |
−換気扇掃除− 大掃除も「残すは換気扇くらいだ」と書いたが、換気扇掃除はやっかいである。会社の友人達に聞くと「換気扇専用洗剤」なるものを買ってきてきれいにすると言う人、換気扇の掃除などやったことがないと言う強者、中にはあまりに掃除をしなくてついにヒモを引っ張ったら付け根の部品ごと割れて壊れてしまったためそれからはマメに掃除をしている人など様々。壊れてしまっては大変だ。だが「換気扇用洗剤」もCMみたいに劇的に汚れが落ちると言うものは聞かず、結局100円コーナーのタライを買ってきて漬けておくとか、スプレー式の洗剤をかけて放置するとか、結局は手袋をはめ、ゴシゴシこすって汚れを落としているらしい。 そんな中、ポストに投函される無料紙に「お試し価格」が掲載されているのを見つけた。洗剤を使わず、スチームで換気扇などの汚れを落とすと言うデモンストレーションだ。なんと1,000円。友人達は「ホントなの?」と胡散臭そうに聞いた。何か別の器具を買わされそうだとか、1,000円で済むはずはないとか、彼女たちの意見ももっともである。確かに怪しげではあるが、もしついでに何かを勧められて買わされそうになるだけだったら私には断る絶対の自信があったので、とにかく電話をしてみる。電話では住所と名前、どうやってこのデモンストレーションを知ったか、何をきれいにして欲しいかと言ったありきたりな質問をされただけだ。デモンストレーションなのでその汚れの落ち具合を見てぜひ他の場所の掃除も依頼して欲しいとのこと。大丈夫そうだ。 当日の朝、確認の電話があり、夕方帰宅後6:30の約束通り軽自動車に乗ったおじさんがやって来た。事前に電話で換気扇のタイプは無料紙に載っていた物と同じでそれをお願いしたいと伝えてある。換気扇の他にはエアコンや1部屋分の畳などいずれかを頼むことが出来る。私はとにかく換気扇さえきれいになれば文句はない。よく工具売場に居るようなデニムのエプロンをかけたおじさんは大きなクーラーBOXのようなものから、どうみても掃除機を取り出した。その掃除機状のものの中に水を入れた。中で沸かしているらしい。手際よく換気扇をそっと外し、流しのシンクにタオルを敷いた中に分解して並べる。スプレーに入った水のようなものを吹き付けている。これは洗剤ではなく重曹水だとのこと。最近流行らしく、食べ物にも使われる重曹は環境保全にも良いそうだ。湯が沸いたようだ。掃除機の先の部分に更にタオルをかぶせ、換気扇をなでていく。蒸気は140度だそうだ。あっという間にきれいになる。タオルにくるんでやっているためにシンクの周りにも汚れが飛ばない。薬や洗剤を使っていないので安心である。ついでに換気扇の横の壁もざっとタオルをかぶせた掃除機を滑らせてきれいにしてもらった。いくら洗剤をつけた雑巾でこすってもきれいにならなかった部分である。 これで1,000円。消費税もかからなかった。所要時間は1時間弱。次回頼むときの正規料金表と名刺を渡され、そのおじさんがちゃんと来て掃除をしてくれましたよと言う書類に名前を記入しただけだ。ラッキー!!換気扇用洗剤やタライ、ビニールの手袋を買うことを考えれば安いくらいだ。その上手荒れも気にせず、掃除した後の周りについたベタベタもなく、ゴミも一切出ず、「蒸気でのスプレーはいかに環境に良くてその後汚れも付きにくいか」と言う説明を聞いただけで、私の大掃除は終了した。 |
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2003.12.22 |
−クリスマスキャロル− 今まで暖かかった鹿児島もクリスマスまでにはと思ったのか一気に冬となり、気温がガクンと落ちて、桜島は冠雪した。 早めに少しずつやった大掃除が大方済んだので余裕である。久しぶりに花など活けてみた。そんな、たいした物ではなくて、真っ赤なカーネーションにシルバーの羽毛に覆われたような枝と、緑の葉に黄色い斑が入っている枝のセットがなんとなくクリスマスっぽいと思い、いつも野菜を買いに行くディスカウントストアで買ってきたのだ。クリスタルの花瓶に挿した。イイ感じである。 ひとつ余裕が出来ると何となく周りを見回すゆとりも出来て、会社で同僚が一冊の本を持ち歩いているのに気づいた。「クリスマスキャロル」だそうだ。果たして私が読んだことがあったかどうか、忘れた。確か有名な児童書だったはずだ。キャロルとは祝歌などと言う意味だ。彼女は、学校時代の先生が毎年クリスマス前に読むという習慣を真似ているのだと言った。心が洗われるのだそうだ。それはぜひ私も読んで見なくちゃ。 彼女も言った通り、こんなに有名な、しかも岩波書店の本を探すのに本屋を3軒も回ってしまった。インターネットで注文するまでもないと思ったのが浅はかだった。これで鹿児島に、何でも揃っている書店と東急ハンズがあれば言うことはないのに。やっと見つけた「クリスマスキャロル」は一晩で読んでしまったのだが、子供向けの本だからと言って英文訳を探さなくて良かった。やはりイギリスの生活習慣には聞き慣れない言葉が多い。「ドアに打った飾り釘が死んでいるのと同じくらい確かなこと」って表現は日本語だって理解しがたい。一体、ミンスパイってどんな食べ物? 極端だけど、ひょっとしたら誰しも人はこんな嫌な部分を少なからず持っているのではないかと思うような主人公のスクルージが、3人の幽霊に会って考え方を変えると言う話である。気むずかしそうに装ってみてもスクルージもみんなと心を分かち合って楽しみたかったのだ。不器用だっただけである。行き違いや陰険さがなく、素直に浸みる良い物語だった。 私もヨット仲間の家でやる誕生会兼クリスマスパーティーに行くことになっている。みんなでチーズフォンデュをするのだそうだ。タンドリーチキンを作って、ワインを1本ぶら下げて行って、大声で笑って、心から楽しみたい。 Merry Christmas!どうか皆さんも楽しいクリスマスを過ごせますように。 |
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2003.12.26 |
―天皇誕生日― 天皇陛下はホント、素晴らしい日に誕生日を迎えられた。こんなに忙しくて忘年会やパーティーづくめの時に祭日があるのは大変有り難い。大助かりだ。 日曜とその祭日に挟まれた月曜日の夜、ヨット仲間の家でクリスマスパーティーをした。チーズフォンデュにサラダとワイン、持ち寄ったフルーツ、タンドリーチキン、クリスマスケーキをたらふく食べ、プレゼントを交換し、夜遅くまでおしゃべりした。 仕事が終わって直行したので、バスに乗るまでのわずかな時間を使って髪を揃えに行った。美容院で髪を切ると言うのは結構大事業で時間もかかるのだが、10分で1,000円と言う美容室が会社の近くに登場したのだ。美容院にはめったに行かず、自分で切りそろえる勢いの私はぜひ試したいと思っていたのだ。本当に10分程度だったし、待ち時間もなく、技術も文句なかった。消費税もかからなかった。長いこと椅子に座るのが苦痛な人とか、子供とか、重宝する人は多いはずだ。時間のない人でも昼休みに行くことが出来る。シャンプーこそないがコートを預かってくれて、ケープをかけてくれて丁寧に髪を梳かし、スプレーで湿らせて少しずつ束ねた物を降ろしてのカットは普通の美容院と変わらない。椅子の座り心地も悪くなかった。慌ただしさもなかった。最後にドライヤーでブローをして終了である。次回もここにしよう。 翌日の天皇誕生日は少し寝坊して、ブランチを食べ、簡単に片づけて洗濯物を干し、買い物に出掛けた。大掃除も済んだし、年賀状も出したし、オマケの休日と言った雰囲気。しかも暖かい。買い物と言ってもタマネギとか牛乳とかそんな程度で、ついでに「ブックオフ」と言う古本屋へ行って不要な本を売った。620円と50円券を渡されたのでそれを使って更に3冊の文庫本を買った。本も片づいたし、何だかトクした気分だ。たまたま行ったスーパーでは砂糖が1キロ89円だったので三温糖も購入。漂白されていない砂糖の方が身体に良さそうだし、コクがある。 最近きゅうりが1本50円と高めだったのが今日はなんと78円に値上げされていたので3個150円のカブをゲット。久しぶりに糠味噌をかき回してカブを投入。ゆっくりお風呂に浸かってから夕飯は早めにし、ビデオを見ながらペディキュアを塗る。年末の準備は万端。今年もまたヨット仲間と知り合いの家に滞在する。大型テレビでDVDを見、みんなでうどんを打って鍋を囲む。それからパンを焼いて、ピザも作ろうかな。 年末最後の祭日はゆっくり休むことが出来た。あと4日間の仕事を何とか乗り切ろう。 |
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2003.12.29 |
−冷蔵庫− 10月に購入した100グラム単位の体重計で朝晩体重を記録し、何となく1キロくらい体重が減った。会社で仕事中に履くサンダルを足によいアーチを形作るものに替えて、エレベーターではなく階段を使い、なるべく歩き、なるべく腹筋を使うように心がけてほんの少しウエストも減った。何より良かったのは12月に入って店頭のバーゲンで買った温水便座である。この通称ウォシュレットは、清潔なだけではなく、私のような便秘を気にする人には打ってつけで、快調だと足取りまで軽くなって相乗効果が得られる。そうそうトイレットペーパーの消費量も減るのだ。19,700円は安かった。便秘と言うのは動く気分も減退させるものなのだとわかった。従って私は風邪もひかず、元気である。そうそう、半年くらい前に始めたカスピ海ヨーグルトも健在である。これも私の元気に貢献しているようだ。 早めに大掃除を済ませ、年賀状も印刷して投函し、数年前に流行った毛足の長い毛糸玉ひとつで出来る毛皮のようなマフラーなんかも編んじゃって、面白そうな文庫本も何冊かゲットした。そうなるとやはり、次に気になるのは冷蔵庫だ。もらいものの冷蔵庫ももう風前の灯火で、庫内にたまった水を雨漏りのように容器で受けている状態だ。だから毎週のようにあちこち鹿児島市内の電気屋をリサーチしている。体重計、温水便座、プリンターとここのところ電気屋通いなのでたいていのことには詳しくなった。 狭いキッチンではスペースが貴重なので、冷蔵庫の上にはデロンギのオーヴンが乗っている。だからそのままの状態を保つためにはロータイプ、つまり背の低い冷蔵庫が良い。だが、冷蔵庫と言うのは小さければ消費電力が低いと言う物ではなくむしろその逆で、大きい方が電気代が安かったりする。どこの電気屋の、どの店員も、「スペースが許す限り、冷蔵庫は大きめのものを」と言った。あちこち見ていくうちに、私にはどうしても野菜室が別個になっている3ドアタイプが良いように思えた。鹿児島では特に夏、野菜を冷蔵庫に入れないと大変なことになる。2ドアタイプの野菜室ではスイカはおろかキャベツすらも丸ごとは入らない。それに野菜室には今まで置き場に困っていた手作りのラッキョウやピクルスや生姜やポン酢の瓶を立てたまま入れておけるのだ。あの、標本のような瓶類が片づけば本来の冷蔵室もゆとりを持って使えると言うものだ。3ドアタイプのものはだいたいが6〜7万円で、これまた値段も大きさにはあまり比例していない。いつくかの候補を毎週見回っているうちに、ボーナスシーズンに合わせてバーゲンが始まったようだ。最近の電気店ではよその電気店の、安売り価格のチラシを持っていくとそれと同じ値段にしてくれるというシステムが流行していて、冷蔵庫にも「○○電気さん××円のため同じ価格に値下げしました」などと書かれている。 それらはたいてい安くて5万円台と言う価格帯の中、ひとつの電気店の創業祭で初めて4万円台となった。狙っていた電気店よりは5千円は安い。古い冷蔵庫の引き取り代がバカにならず、安くても5千円程度なので有り難い。その電気店では目を付けていたロータイプも背の高いタイプも同じ49,800円になっていた。大きい方は野菜室も冷凍室もロータイプの仕様の2倍の容量が入り、100L分大きい。どうみてもそちらが良いと言うことになってそれに決めた。シャープの「どっちもドア」で、左右好きな方からドアが開けられる。その機能は素人の私には壊れ易そうに思えたのだが、かえって片開きよりパッキンが痛まないとのことでシャープは10年以上このタイプを作り続けているそうだ。 決めたその足で今度はディスカウントストアやアウトレットの家具店をあちこち回り、冷蔵庫の横の、わずか30センチ余りの幅に収まるキャスター付きのワイヤーラックを探し当てた。ここに炊飯器とオーヴンを置けば、冷蔵庫の前に椅子を置いてよじ登ってオーブンを覗く必要がなくなり、以前より使い勝手が良くなる。冷凍庫も大きな引き出し式になったので来年夏のヨットレースの時にはペットボトルのままの水も凍らせることが出来る。 今年はハワイにも行かれなかったけど、その分買い物して生活が大幅に改善されたので良しとしよう。と言うか、結構満足で幸せな気分。(^O^) |
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2003.01.02 |
−ガルバンゾー− あけましておめでとうございます。 年の初めだからと言って「頑張るぞ」と抱負を言っているのではなく、これは豆の名前である。私も初めは「ガンバルゾ」と読んでしまったのだがこれは微妙に違って、「ガルバンゾ」なのだ。 遠い昔、家庭科の授業で毎日の食事の献立を習った。それによると人は毎日、良質のタンパク質の他に根菜類を含む様々な野菜と芋類や豆類を摂る必要があるとのことだった。その「マメ」が長いことずっと引っかかっていたのだ。。私は自炊し、割と健康的な食生活を送っている。野菜を摂るよう心がけ、塩分や油は控えめ。だがどうもこの「マメ」だけは自信がない。果たして何人の人が毎日適量の豆を食べているのだろうか。 日本人の食生活で頻繁に登場するのは大豆だけだ。豆腐、納豆、味噌である。私も食べている豆類と言えばこんなもの。それも毎日食べているわけでもなく、加工されているのでそのままの豆よりも繊維分とか何か栄養素が足りない気がするのだ。それに何かこう、これだけではあまりに情けないというか、豆と言うからには野菜をサラダにして食べるが如く、わっしわっしと豆を主体に食べられる機会はないのかと常々思っていた。 確かに日本には甘い「煮豆」と言うものがある。だが私から見ればそれはお菓子と言うか、お茶請けと言うか、あくまで箸休めなのであってメインのおかずにはなりにくい。だいたいメインのおかずがこんなに甘くて良いわけはない。たくさん食べれば糖分過多になってしまう。あとはまたまた大豆を、時にはコンニャクやひじきなどと一緒に煮たものがあるがあれもどう見ても副菜で付け合わせのイメージが強く、たぶん近頃ではおばあちゃんが居ない限り家庭では作られていないような気がする。 それで豆を探した。始めは「レンズ豆」だった。これがまたちっちゃくて緑色で可愛い。直径5ミリくらい、円形で平たくて凸レンズのような形をしている。小さな宇宙船みたいだ。だがこれは小さすぎて、スープの浮き実などには可愛いが味として美味しいと言うわけではなかった。次にコロンボ警部がよく食べていた「チリビーンズ」を作った。悪くはないけど挽肉を入れるので少し油っぽく、やはり豆は具の中のひとつだった。そこで「ガルバンゾー」である。別名ひよこ豆、チャナ豆、エジプト豆とも言うのだそうだ。何となく聞き覚えはあったが食べたことがあるかどうか、はたまたそれが美味しかったかどうかは覚えていない。パッケージには「もっともポプュラーな豆のひとつ」とあり、「カレー、シチュー、スープ、サラダに加えてお使い下さい」とあった。乾燥状態で300グラム400円。色はピーナッツのようで大きさはその半分くらい。丸くてゴツゴツしている。 まず普通の豆と同じように一晩水につける。そして茹でてから料理に入れるらしい。茹でて味を見たところ驚いた。何も味を付けていないのに美味しいのだ。これはいけるかもしれない。パッケージにあったレシピを無視してフライパンに3枚ほどの手作りベーコンを刻んで焼く。もちろん油は入れない。それを思い切って大量のザクザク切ったタマネギと一緒に空の鍋に放り込む。ついでに冷蔵庫にあったエリンギもスライスして加えた。そこへトマトの水煮缶を一缶。水は入れない。調味料もベーコンから出てくるうまみを期待してわずかな塩胡椒だけ。そして先ほどのガルバンゾーを投入する。煮る。たったこれだけだ。 久々のヒット作。糖尿病の友人にもこれなら大丈夫だろう。ぜひお試しを。 今年も健康で良い年にしましょう。 |
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2004.1.10 |
−お正月休み− ちょっとご無沙汰です。いやぁ、のんびりした暖かなお正月気分がまだ抜けきらず・・・ 年末年始はここのところ毎年、車で鹿児島から300キロほど北に走り友達と集まって過ごしている。掟は「のんびりする」。ヨットにも乗らず、美味しい物を作って食べ、巨大画面でDVDを見まくる。それから知り合いの足裏マッサージ師に来てもらい友達価格でマッサージを受ける。この家の主は刑事さんで、30羽ほどのウコッケイと、犬のシロと一緒に住んでいる。大きな家に豪華なマッサージチェアと巨大画面のテレビがある。大事件が起こって呼び出されなければ(しかもしばしば呼び出されるが)極楽である。 年末、到着すると以前店をやっていた部分のコンクリートの床で炭を起こし、殻付きの牡蠣(今年は何と15キロあった)を焼く。今年はS氏が糖尿病その他の病気に罹ったので野菜も焼く。いちいち殻から外すのは日頃やりなれないので結構大変。ひたすら食べて、飲む。翌朝は正月飾りを取り付け、我々唯一の仕事である自動販売機の補充をする。ふだんやらないことをみんなでやるのは何だって楽しい。それと私には毎年花を活けると言う役目が待っている。昔もらった華道の看板なんて活け方と一緒にどこかにしまい込んでしまった。しかも大きな日本家屋なので花器も花瓶も、花や枝さえも巨大で誤魔化しにくい。年に1度、何とか思い出す。毎日運動しなければならないS氏はシロの散歩。日頃散歩に連れていってもらえないシロは私達が到着したとたん、ゴキゲンなのだ。 のんびりすると言っても、美味しい物を食べるとなると結構忙しい。みんなでうどんを打つ。毎日パンも焼く。今年はピザも焼いた。インターネットで取り寄せておいた殻付きの帆立と蟹、嬉野というところの豆腐が6丁。この豆腐は温泉水で湯豆腐にすると溶けだして白濁する。それが何とも言えないなめらかな味になるのだ。夜は刺身に鍋。以前東京でトンカツ屋をやっていた友人がプロの味を披露する。焼いたり刺身にした残り(今年はS氏が食事制限で食べられないので)の牡蠣や帆立のフライも作ってもらった。この友人は毎年年末年始に体重が増えてしまうことを恐れて4キロ落として来たそうだ。当然帰る頃には元に戻った。 荷物も膨大である。私は車なのを良いことに各種調理器具や調味料の他、手作りピクルスやぬか漬けの糠、育てているカスピ海ヨーグルトまで持っていく。そのヨーグルトを使ってタンドリーチキンを大きなもも肉2枚で作ったがアッという間につまみで消えた。お節料理にタンドリーチキンも悪くない。 DVDは今年、業者とも呼べるほどの友人から膨大な量借りておいてくれたそうで、とてもじゃないけど見切れない。私としてはもう一度、今度は英語だけで「ハリーポッター」を見せてもらおうと思っていたけどそれどころではなく、まだDVD機を持っていないS氏が持ってきた「パイレーツ・オブ・カリビアン」、見ようと思って見ていなかったこれまたディズニーの「リロアンドスティッチ」と話題の「マトリックス」、ジブリシリーズやニコラス・ケイジの何とか言う映画、もう一度見ると心に決めていた「ロード・オブ・ザリング」だけで精一杯だった。 で、帰るときまでに何と「ハリーポッター」2本と、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDをゲットしてしまった。(^_-)私はS氏と同様まだDVD機を持っていない。だが再生専用機なら1万円を切りDVDソフト3本分くらいの値段だし、課長席に回覧されている「週間ダイアモンド」誌によると今年の4月ごろが機種が出そろって買い時なのだそうだ。DVDは字幕を消したり、英会話で英語字幕などの設定に自由に出来るので買いたいと思っていたのだ。よーし、早々にゲットしよう。 帰る時がわかってしまうらしく、シロはワンワンではなくフニュフニュと鳴いた。 また来るからね。 |
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2004.01.14 |
−今年は・・・− 仕事始めの一週間を何とかやり過ごしてまたまた連休となる。頂き物のフォートナムメイスンの紅茶を入れて、フレンチトーストを作った。砂糖を入れずに卵と牛乳だけで作って、フライパンの上で割った板チョコを乗せて溶けた頃切り分けて食べると妙に美味しいことを発見。早くハワイかアメリカへ行ってハーシーのリキッドチョコレートを買いたい。乾燥注意報が出ているので洗濯物が良く乾く。食べてしまったピクルスをあり合わせの野菜で作って補充する。今回はタマネギ、きゅうり、赤ピーマン、ブロッコリー、人参。レンコンを入れると形がきれいなんだけど。そしてストーブの上でおでんを煮ている。やっぱりエアコンとかファンヒーターじゃなくてストーブが良いな。 年末の大掃除が早く済んでインターネットや古本屋で何冊かの本をゲットしてしまったので、またまた本が手放せない状態となっている。ほとんど中毒。友人のひとりは小さい頃、本を読めばお寿司をとってもらえたそうだ。信じられない。母さん、見てる?我が家では読書は「悪」で、本を読んでいると「早くお風呂に入ってよ」とか、「部屋の掃除はしたの?」とか、「いい加減に寝なさい」と言われ続けて来た。従って懐中電灯を持ち、ふとんをかぶって読んだ。途中でなかなかやめられないのは今も同じ。今読んでいるシリーズはアメリカの、ケータリング(食事の宅配業)をやっている主婦の探偵物。不思議なレシピが山ほど出てくるので料理熱も上がっている。 年末年始に録っておいた英会話番組や洋画のビデオを整理する。普通にテレビを見る時間はほとんどない。どうせ民放は4チャンネルしかなく、見たい番組もない。今年はDVD機を買ってお気に入りの洋画を、英語字幕をつけたり消したりして何回も見る予定。それと何とかネイティブの友人を作るか、定期的に話せる機会を作らなくちゃ。 ハワイで買ったウクレレを取り出す。年末年始に集まったときのイベントとしてウクレレ演奏をしたのだ。課題曲を決めてみんなで練習した。S氏もあちらの無料ウクレレ教室にはまって買って来たので2台ある。初めてでもチューニングさえ出来ていれば結構盛り上がれる。課題曲は「You are my sunshine」。コードが4つしか出てこないし、英語の歌だけど誰でも知っている。曲調が元気である。みんなでフラ(ダンス)のステップまでやって思いの外盛り上がった。「鉄腕アトム」も弾いた。だいたいみんな弾けるようになった。ギターと違って小さいので持ち運びに便利だし、軽いし、弦も4本しかないので手軽である。流行らせよう。それがS氏のウクレレは私の29ドルのウクレレの2倍以上もするのにどうも弦巻部分が不調だった。本人はもう嫌だと匙を投げたので私が持ち帰る。修理か部品交換が必要のようだ。これならもう一台29ドルのウクレレを買った方が早い。無料ウクレレ教室の先生お勧め、アラモアナショッピングセンターをずっと北へ行ったところの、あの楽器屋にまだ在庫はあるだろうか。 |
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2003.01.18 |
−アンダーウェア− ヨット乗りの私にはあまりに普通のことなのでわざわざ人に勧めたことはなかった。それが、年末みんなで刑事さんのお宅にお邪魔する際の手みやげに「ヨットで着るあのアンダーウェアはどう?」と言った友人が居たのだ。その刑事さんが年末の捜査で風邪をひいたと聞いたからだ。そう言えばヨットにも乗らないし、ひとり暮らしなので持っていないかも知れないし、持っていたとしても洗い替えに良いと思って買って行った。刑事さんは知らず、持っておらず、さっそく試してくれてとても気に入ってくれた。今までアンダーウェアはズボン下もシャツも木綿を使っていたようだ。ズボン下状のものを差し上げたのだが上も買いたいのでどこに行けば買えるかと質問され、取りあえず鹿児島へ帰ってから長袖のシャツを買って送った。父にも散歩の時に使えるだろうと思い、買って送ってみた。 手みやげにしたら好評だったと店の人に言ったところ、「これにはせいぜい静電気が起こることくらいしか欠点がないので好評ですよ。最近はゴルフの人も買って行かれます。」とのことだった。そうか、結構知らない人も多いはずだと気づいた。本格的な登山をする人ならご存じだと思う。日本では登山用品を専門に売る店に売っている。 これを私が良いと思うのはまず、冷えない。汗をかくと木綿の肌着は汗を吸って濡れ、そして身体が冷える。ところがこのアンダーウェアは汗は吸ってくれるものの外に放出してくれるので肌との間はサラサラの状態のままだ。反対に外側、つまりアンダーウェアの上に着ているものが吸うので湿る。上に着ているものを着替えるのは裸になるわけではないので楽である。そう言えば通勤時にも普通のスーツの下に着ればきつい暖房で汗をかいた後、濡れたまま外を営業して回ったり捜査しなくても済むわけだ。汗をかくたびに着替えられない状況は登山中やヨットの上だけとは限らない。 ヨット乗りはたいていアンダーウェアの上にはフリースを着ている。フリースは濡れてもすぐに乾くので気にならない。洗っても絞ればすぐに着られそうなほど乾きが早い。その上に専用のカッパ。たいていの天候ならこれで乗り切れる。汗だけでなく、雨が降ったり波をかぶっても同じ事だ。身体が冷えないのは有り難い。アンダーウェアもフリースも素材はポリエステル。メーカーの回し者じゃないけど、洗濯機で洗え、すぐに乾く。軽い。暖かい。かさばらない。 私は海外に行ったついでにフリースと一緒に調達する。安いし、子供用や女性用のサイズが豊富なのだ。好みのメーカーは1位が「パタゴニア」で次が「モンベル」。「ヘリーハンセン」製もある。国内で普通に使う場合は「薄手」が良いようだ。種類は長袖シャツ、半袖シャツ、ランニング、ズボン下、下着等。色は黒、グレー、紺が多い。一番入手しやすいヘリハンはどうも洗っているうちに毛玉が出来やすい気がする。「モンベル」は山岳用品のメーカーだ。値段はどれも2,000〜4,500円ほど。 ヨットでしか着なかったアンダーウェアを試しにセーターの下に着て会社へ行った。暖房の効きすぎなどで汗ばんでも快適だった。何もヨット用の下着と通勤用の下着を別々に買うことはない。ババシャツはやめてこれにしよう。 |
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2004.01.22 |
−大寒− 全国的な寒波だそうだが、なんと今朝は鹿児島も雪。桜島も雪化粧。一年に一度あるかないかの寒さなのだそうだ。 今朝になって慌てて手袋を探し出した。ふーっ。これでも福岡よりは3度ほど高いらしい。やっぱ住むならあったかいとこでしょ。だけど朝7時になっても真っ暗なのは気に入らないケド。日の出より前に起きるなんて何か無理してるって言うか、自然じゃない気がするのよね。ストッキングの上にズボンを履き、ついでにハイソックスも履いて、ヨットのアンダーウェアをかぶる。綿の長袖タートルネックに手編みの厚手ジャケット。上はレインコートで良いかな。おっとマフラー。これで支度はカンペキ。冬の嵐で風も強いんだって。 私の周りでは病気の人が増えている。それもただの風邪じゃない。S氏の糖尿病&高血圧&脂肪肝に始まって福岡の刑事さんは胃潰瘍とこれまた高血圧。東京でお世話になっていたヨットの人達は糖尿病、胃ガン、歯槽膿漏にぎっくり腰と病人ばかりだそうだ。会社では同じ課の人が明日から入院。代理店さんの奥様も先週、さっきまで元気で前日も毎日1時間の散歩をしたと言うのに朝ご飯を一口食べたとたん気分が悪いと言い出し、みるみる顔色が変わり、救急車で病院へ。脳内出血だったそうだ。今朝は東京のヨットの師匠が腸閉塞で緊急入院したというメールが届いた。やっぱり人間は寒さに弱いらしい。みなさん、気をつけましょう。 そんなわけで今年はDVD機を買おうと心に決めている。英語字幕を見るか、字幕を消して英語で見たいだけなのでテレビ録画は要らない。と言うか、録画できるヤツは高いのだ。しかもハードディスクがついているとなると更に高い。安い再生専用で充分だろうと思ってまたまた電気屋へリサーチに行く。確かに、怪しげな?中国製だったら6千円台のDVDがあった。だがしかし、別の事に気づいたのだ。テレビのどこに接続するか・・・。私のテレビはもらいもののmarumanとか言うまるでゴルフ用品メーカーみたいなメーカーで、入出力の端子はビデオにつながれている。とても端子がもう一組あるとは思えない。店員に聞いたところ、「普通、前と後ろに一組ずつあるのですが」と言われた。端子が余っていたなんて覚えはない。 とりあえず、店頭で10台限り1,680円のホットプレートが売っていたので、DVDの変わりというわけではないけど買って帰る。今の物はテフロンが剥げてしまっていたため探していたのだ。良かった。しかも今度は蓋がガラスで透明だし。家に帰ってからDVDの端子が2組あるか探したけどやっぱりなかった。どうやら私のテレビは普通の物ではないらしい。テレビも買い換えかなぁ。ビデオデッキ側に余っている端子にはつなげられない物だろうか。まぁ、何か新しいことをする時には困難は付き物である。ゆっくり研究しよう。 |
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2004.02.01 |
−再インストール− パソコンが不調で、何とかだましだまし使っていたのだがとうとうだませなくなってしまった。立ち上げる度に「ファイルの一部が破損している」だの、DOSモードの黒い画面だの、「Dellファイルがない」だの、「プログラムに必要なファイルがありません」だの、山ほどのエラーメッセージを次々に抹消し、それでも機嫌の悪いときはそのまま青や黒の画面になってしまってうんともすんとも言わなくなってしまうのだ。そんなことをした覚えはない(サポートセンターに電話する人たちは皆そういうのだそうだ)のだが、どうやらプリンタを変えたあたりから機嫌が悪いのでプリンタドライバをインストールした時に何かが起こったらしい。まぁ、ウィルスソフトも変だったのでこのあたりが潮時だろうと久々の、と言うかこのノートパソコンになって初めての、4年ぶりくらいの再インストールを決心した。友人が「再インストールには体力が要る」と言っていたけどまさにその通りで、本当に精神衛生上誠に良ろしくない。何とかテレビみたいに買ったら電源を入れるだけと言うようにはならないものか。ストレス甚だしい。11月末に保存したCD−Rと、最近購入したUSBメモリのおかげで何とかなったものの、保存し忘れた、最近入力した単語50ばかりと、保存のやり方がまずかった過去2ヶ月くらいのメールが吹っ飛んだ。おまけに「このファイルを開く権限がありません」などと自分のパソコンに言われるとたたきつけたくなる。どうやら保存のファイル形式が読みとり専用となっていたらしい。 @リカバリーCDをセットし、C+電源で立ち上げて途中で2枚目のCDと交換して稼働させ再インストールする。 A再起動後、買ったときと同じようにユーザー名を入力して再び再起動、画面に従い設定。(このときパスワードを入れてしまうと立ち上げる度に入れなければならなくなることを忘れていた。) BWindows XP PersonalのCD-ROM、つまりWordやExcelを入れる。全部入れても重くなるだけなので必要なものだけ入れるカスタムインストール。ただし正規ユーザーなのにも関わらず、この後これらのソフトを立ち上げると警告のような「今すぐにユーザー登録してください」と言うメッセージがしつこく表示される。登録しないで使えるのはあと49回だそうだ。で、とりあえずこれでおしまい。買った時の状態にするのは簡単であっという間である。問題はマニュアルには載っていないここからなのだ。 Cまずポインターじゃ使いにくいのでマウスのドライバをインストール−再起動の後設定。マウスをつける。 Dそして私はどうしてもIMEじゃ気に入らないので日本語入力ソフトのATOKを入れるために一太郎のインストール。もちろんカスタムインストールで、デスクトップにアイコンは常駐させない。 E必須の住所録ソフト、筆自慢をインストール。 FメールソフトはOut look expressを使っていないのでnifty manager。今までの状態にするのがちょっとやっかい。 Gホームページビルダーのインストール。 HここでCD−RやUSBメモリに保存しておいたものを元に戻す。本当に大事なものは二重にとか、マメに保存しておくのがおすすめ。私の場合だいたい300メガくらい。ついでに私はどうやってバックアップして良いのかわからなかったので紙にメモしておいた「ダイヤルネットワーク」の、プロバイダーの電話番号やユーザーID、パスワードを入れる。ノートパソコンの場合、いつも自宅から接続するとは限らないので私は実家と唐津、それにハワイの接続も入れる。 I問題のプリンタドライバを入れる。やっと印字テストをして完了。 これで何とか最低限使えるようになる。だが一回でネット接続できたらラッキーなくらい。まだまだ問題はあちこちに潜んでいる。携帯電話を水たまりに落としてアドレスが全部消えちゃって慌てないように、後から後悔しないためにも、今パソコンのバックアップを取りましょう。私はこれからさらにデジカメ写真を整理するためのソフトや、CDを作るためのソフトを入れなくちゃなりません。あー、どなたか、一度に元に戻す方法を開発してください。きっと、いや絶対、売れます。 |
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2004.02.07 |
−キムチ− パソコンの再インストールには思わぬ落とし穴がいくつもあったのでここに記しておく。 @インターネットのお気に入りを保存し忘れた。 Aダイアルアップネットワークの接続先をすべてメモしておいたのは自分で自分をほめてあげたいが、ホームページの「転送先サーバーの設定」も必要だった。 Bなぜか顔文字が行方不明。 C日本語入力システムで自分で登録した文字(めったにない人の名前やヨット用語)が消え、日頃多く使っていた漢字が出にくくなった。 DCDやUSBメモリに保存する時は保存した後、それぞれのファイルがなぜか読みとり専用になっていないか、更新日がその日付けになっているか確認すること。なぜか直前に保存したはずのファイルが2ヶ月前のものだった。 そうそう、キムチである。私は基本的に辛いものは苦手なのだが、釜山へヨットレースで行く度にキムチを買い求め、そのうち自分で作ったら楽しいだろうなぁと考えるようになった。それが最近、教育テレビで「キムチへの旅」と言うシリーズものの番組をやっていたので英会話番組と一緒に録画して見た。作り方にいささか不満もあったが、要は各家庭や各個人で好みのキムチを作ればよいと言うことらしい。やはり基本は白菜のキムチだ。 ■野菜を(白菜なら縦4つ割にして)塩漬けする。教育テレビの番組では4%の塩水とのこと。 ■ヤンニョムと呼ばれる、タレと言うかキムチの素を作る。 ■白菜にヤンニョムをすりつけながら挟み込んで発酵させる。 キムチづくりは大きく分けてこの3行程。どう考えても問題はヤンニョムだ。 千切りにした大根を塩もみして水分をしぼったものや、長ネギ、青ネギ、タマネギ、ニラなど好みの野菜を細かく切ったものをベースに、ショウガ、ニンニクと粗挽きの唐辛子(韓国では甘口と辛口の唐辛子を3:7で混ぜたりするのだそうだ)を加えて混ぜる。ご承知の通りキムチは発酵食品なので発酵させなくちゃいけない。そのため一般的には塩辛を加える。韓国でも地方によって様々らしく塩辛の種類もまちまちで生の牡蠣を入れたりもするらしい。だけど暖かく湿度の高い鹿児島では発酵どころか傷む心配もある。だけど番組のように出汁に餅米粉を溶いて加えるなんてなんか邪道で、そんな作り方はしたくなかった。代表的な塩辛はアミのようだ。そのほかに甘みも加える。それも砂糖だったり、蜂蜜だったり、果物の柿や梨だったり、果ては果物の缶詰を使ったキムチも紹介された。 唐辛子とアミの塩辛、それに100円コーナーかどこかで大きな容器を入手すれば出来そうだ。唐辛子はスーパーにあったがアミの唐辛子がないなぁと思っていたところへ会社の友人がデパートで韓国祭をやると教えてくれた。さっそく行ってみる。 いろいろな種類の塩辛と唐辛子を売っていたコーナーのお兄ちゃんが親切だった。わりと(あくまでわりとなんだけど)日本語が上手で、本当はキムチを作る会社に勤めているのだと言い、メモが必要なほどのキムチづくりのアドバイスをたくさん頂いた。キムチに入れる塩辛は、塩辛と言っても普通食卓で食べるようなものでは浅すぎると言うかまだ味が出なくて、アミの塩辛ならそのアミが溶けてなくなるくらいのものが良いのだそうだ。それでそのお兄ちゃんが売っている高級な塩辛ではなく、瓶詰めになっている液体を勧められた。鰯の塩辛を更に発酵させたものだそうで魚醤に似ていた。その小さな一瓶で白菜なら10個分漬けられるという。で、やはり餅米の粉を加えると言う製法はあるにはあるがベタつくのでお勧め出来ないと言われた。最後のアドバイスは甘みはタマネギで出すとおいしいと言う。これよ、と思えるほど私の好みや感覚通りの説明で納得できた。キムチ大好き、がひしひしと伝わってきた。ショウガとニンニクとタマネギの割合は1:2:4だからね、と念を押され、瓶詰めの魚醤状のものと量り売りの粗挽き唐辛子を100グラム買って1,000円でお釣りがきた。 どんなキムチが出来るか、楽しみである。 |
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2004.02.11 |
−キムチ 2− パソコンの再インストールはやっとウィルス駆除ソフトをインストールし直すところまでこぎ着けた。鹿児島でさえも週末に雪がちらついているのでこの時期に何とか終わらせよう。 キムチ作りはほぼ成功したようだ。 ひとつ100円で買ってきた白菜を4つ割にして塩漬け。これは市販の塩漬けを買ってきて漬ける方法もあるらしい。とにかく、食べてみて「ほどよく漬かっている。おいしい。」と言う具合に漬けると良いとのこと。塩辛ければ水に浸けて塩出しをする。その後水を切ると良いらしい。白菜は包丁を入れるとき根の部分に入れて引き剥がすように割ると後で葉がバラバラにならない。 その白菜の塩漬けにヤンニョムを挟み込む。面倒だったら刻んで混ぜるとのこと。 ・大根半分くらいを千切りにし、塩をふって水気を絞ったもの。 ・ショウガ2かけとニンニクを一株の半分ほど刻んだもの。 ・タマネギ1個分のスライス。韓国物産展のお兄ちゃんの言う通り、タマネギで甘みを出すことにした。 ・長ネギ1本を10センチくらいの長さに切って縦に刻んだもの。 ・アミの塩辛、と言っても塩漬けくらいのものがスーパーに売っていたので半分(約50グラム)。 ・粗挽き唐辛子40グラムほどと鰯の塩辛の液体(魚醤のようなもの)を40CCくらい(これ1本で白菜10個分だと言われたので約1/10)。 ・砂糖スプーン1杯。果物の柿や梨、リンゴなどを入れて甘みを出す場合もあるそうだが今回はタマネギを多めにしてみた。 これだけである。思ったより結構簡単で材料もかからない。他には果物の他、ニラや牡蠣などの魚介類を入れる人もいるらしい。テレビ放送ではヤンニョムにも塩を入れるとあったが、白菜も塩漬けしてあるし、大根も塩で水だししたし、塩辛も魚醤も塩分が含まれているのでやめにした。鹿児島も思いの外寒く、雪などちらついていたので冷蔵庫に入れずに大きなタッパーに入れたまま台所の隅に置く。2,3日して食べた。タッパーの底には割と透明な水が出ていた。少し漬かりが浅いがおいしい。更に1,2日置くともっとおいしくなった。甘さや塩加減などの味はこれで良いと思う。辛いものが好きな人はもう少し辛くしても良いくらいだが私はこれで十分だ。これなら確かに各家庭ごとの味がありそうだ。ヤンニョムを作り置きしておくと言うのも良いかもしれないと思った。 韓国の人は世界一たくさんの野菜を食べると聞いた。食事ごとに各種キムチの他、焼き肉も生の葉にくるんで食べる。最近はマンション住まいなどで屋外の瓶につける製法が出来ないため、キムチ専用の冷蔵庫が売れているそうだ。野菜を食べるためだけの冷蔵庫。欧米の食生活に近くなって成人病が増えている日本人も見習って野菜を食べたい。ただしお塩は控えめにね。 |
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2004.02.15 |
−DVD− アメリカのSt.Valentine’s Dayは老若男女問わず贈り物をするので、街は赤いバラを持った人たちでにぎわっていた。学生を捕まえて聞いたところやはり贈り物は花やぬいぐるみが多く、彼女をディナーに誘って贈り物をしたりするのだそうだ。カードもおばあちゃん向けのもの、おばさん向け、いとこ向けなどといろいろ売られていた。クリスマスみたいに誰も彼もにプレゼントし合うのだ。小さい子供はキャンディーが多く、ハート型などのキャンディーのひとつひとつにコトバがかかれていたりする。女性からチョコを贈るのは日本だけ。チョコ好きの私としては私がもらいたいくらいだ。この日、おすぎが20万円出しても見たいと言った「ロードオブザリング」の最終章、ロードショーが始まった。楽しみ♪ さて、鹿児島では最高気温が19度となり、暗い冬から抜け出そうとしている。で私もついに、善は急げとばかりにDVD機を購入した。SAMSUNGと言う、韓国かどこかのもので8,600円ほど。これで手持ちの「ハリーポッター」2巻と「パイレーツオブカリビアン」の計3枚を見るのだ。「ロードオブザリング」2巻と「リロアンドスティッチ」も近々友人から入手の予定。 今回もリーズナブルなものを求めて電気屋を巡ったわけだが、もう、一体みんなは「何を使って」音楽を聴いたり、家で映画を見たり、テレビを録画したりしているのだろうとアンケートを取りたくなった。だいたい「何を使って」テレビ番組を見ているかすら定かでない。 私は中古の、骨董品みたいな15インチの、しかも今時ブラウン管テレビでテレビを見(リアルタイムで見ることはめったにないけど)、接続したビデオデッキで洋画や英会話番組を録画して見ている。音楽は車ではカセットデッキで聴き、家ではCDとカセットデッキがついたステレオ、外出先ではMDウォークマンで聴いている。先日どうしても英語版ハリーポッターのカセットテープをMDにして欲しくて友達にメールしまくったところ、結局、「私はAさんにカセットテープを郵送」し、「AさんはカセットテープをMP3とか言うデジタル形式に変換してBさんにメール」し、「BさんはパソコンからMDに落として私に郵送する」と言う方法しかないことがわかった。Oh, my God!ちなみにAさんは名古屋に住んでおり、Bさんは東京だ。Aさんはテレビもパソコンで見、CDもパソコンで聴いているとのこと。そのAさんでさえ、学生が電車の中で恐ろしく小さなメディアを使って音楽を聴いていたのに驚いているほどなのだ。 今回購入したDVDデッキも、CDやMP3対応となっている。もう、何がなんだかわからない。例えが悪いけど、自分が加入している火災保険にも傷害保険にも、おまけにクレジットカードにまで同じ賠償責任保険がついているように、重複してお金をかけても何の意味もないのだ。しかもそれを使わなければもっと意味がない。 その電気屋のおじさんは「パソコンで作ったDVDは相性があるらしく、再生出来ないかもしれない」と私を脅かした。高いものが良いとか、どこのメーカーが良いとか言うものではなくて、あくまで相性なのだそうだ。私は自分の勘に頼ることにした。それでもう1,000円ほど安い中国の大宇電子製ではなく、この機種にしたのだ。 家に帰って設置する。骨董品テレビにはビデオデッキが接続されていて他に接続口がない(通常のテレビには接続口が2つある)のでビデオデッキにDVDをつなげると言うややこしいことになった。この際DVDも再生専用機で、怪しいテレビもなだめすかして、切替機も何も買わず使い倒し、世の中が何か別のもの、レコードがCDになったみたいに劇的に変化したら惜しげもなく買い換えられるようにという安易な作戦に出たのだ。 私の勘は正しかった。ブラウン管にはいつものビデオよりずっときれいな画質でハリーポッターが映し出された。英会話で尚かつ英語字幕にする。DVDを見るためにビデオデッキの電源を入れ、リモコンもテレビと併せて3つ操作しなくちゃならないけどそれでも快適である。DVDリモコンには「リプレイ」と言うボタンがあって聞き取れなかった時に押すとビデオみたいに巻き戻しに時間がかかることもなく即座に10秒戻しが出来る。巻き戻しも早送りも(とは言わないのだろうが)簡単である。当分楽しめそうだ。 |
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2004.02.19 |
−I want to speak English more fluent.− で、たった2枚の「ハリーポッター」のDVDをすでに4回ずつ見ている。英会話&英語字幕のため当分飽きることはなさそうで、もう1枚の「パイレーツオブカリビアン」を見るのはまだ先で良いと言う感じ。1巻目は3ヶ月も毎日通勤の車でテープを聴いてペーパーバックも1/3位は読んだだけあって2巻目と比べると楽しいほど聞き取れる。だけど2巻目は難しい。見るたびに覚えなくちゃと思う単語が倍増している。 学生の時ビートルズを熱愛していた友人は、あまりにも毎日レコードを聴き、歌詞を訳し、暗記してしまった。それが高じてたぶん今は通訳のはずだ。そんな古い話を思い出した。楽しいことや好きなことは、それが大変な労力を要することであってもお金をもらわなくてももちろんやるし、ご飯を食べなくてもやりたいわけだ。現に、時化た海でのヨットレースに出ることなんてお金をもらって出来ることじゃない。寒い中頭から海水をかぶって下着までびしょぬれとなり、胃が口から出そうなほど揺れて、捕まっているのがやっとなくらいの横倒し状態の中、あちこちぶつけてアザや傷を作りながら湿って絡んだロープをほどいて引っ張り、ジエットコースターか地震体験ハウスのようなキャビンに潜り込んでひどいめまいに襲われながら細かい海図の文字と格闘する。湿った毛布の中で「この揺れを10分止めてくれれば何万円でも払う」と思いながら仮眠の為に目を閉じる。それで勝ってもせいぜいトロフィーとTシャツ。だけど気づくとなぜかまたヨットに乗っている。「好き」と思う気持ちは懲りると言うことがないほど思いの外強いものらしい。 NHKの英会話番組「英語でしゃべらないと」に出てくる「しゃべれる」ゲスト達は一様に、「思えば叶う」と言う。そりゃそうだ。叶わないのは思いが足りないからだ。 思いが足りないらしく、私の「覚えたい英文ノート」は5冊目976文目で、EXCELに入れABC順に並び替えして印刷した「自作単語帳」は851単語。それでも話せない。書いたって使わなくちゃなかなか覚えられない。何とかしなくちゃ。 必然的にネイティブの人と接する機会を作ろうと考えた。安易なのは英会話教室だ。だけどNOVAとかジオスなんて高価なところには行きたくない。何かちょっと違うぞと思ってしまう。実は私は市の「勤労婦人会館」と言うところの英会話クラブには在籍していていつでも行かれるのだけれど、ここは先生を始め全員日本人で、月2回の集まりはクラブ活動風のためついお茶を飲みながら日本語の世間話になってしまう。それはそれでとても楽しいのだけれどどう考えても英会話が上達するとは思えない。先日、教会主催の無料英会話教室にも行ってみたのだがこちらも無料だけあってレベルもまちまちで世間話になりがち。確かにネイティブの牧師様と話すのだがはじめと終わりに賛美歌を歌ってお祈りしなければならず、どうもピンと来ない。で、ネイティブの人が先生で、しかも安価な教室をふたつ探し出した。 ■鹿児島社会保険センター「ペアーレ鹿児島」英会話入門〜上級まで6クラス。平日夜6:30〜8:00。週1回、4月からの半年。家に近いが交通が不便。 ■「かごしま社会保険センター」英会話レベル1〜レベル4までの6クラス。平日夜6:00〜7:45。週1回、4月からの半年。会社の近くだが帰りは遠回りになる。 場所が違うだけでどちらもほとんど同じだ。授業料はどちらも半年で15,000円程度。ただ後者の方が若干、1クラスあたりの生徒数が少ない。土曜日、久しぶりに以前勤めていた車のディーラーの友達と会ってランチをし、ドリンクバーでお代わりしながら話し込み、そのまま意気投合してあちこち電話をかけたあげく車で回って情報を集めたのだ。これはこれで良いとしても何か、私の思っていることとはちょっと違った。その時、友人は私が前から気になっていた「国際交流センター」の話を始めた。彼女の言うには「あそこには英会話教室はないんですって。」とのこと。確かにインターネット検索で探してもここでは不定期にバーベキューなどのイベントを行っているだけでその都度ボランティアを募集する程度だった。「行ってみたの?」「はい。友達が勤めているので。」「どこ?」「じゃ、そこも行ってみましょうか。」と言うことになる。 県庁跡と言う、その、すばらしく立派な建物の国際交流協会のカウンターで私は頼み込んだ。「毎年国際交流のためのヨットレースをしています。例年50人くらいのALTや留学生の参加者がいます。何人かの人と生活環境の違いや探している食品の話題などで盛り上がりました。出来ればヨットレースの時と同じように彼らと話す機会を得て私が留学していたとき助けてもらったように情報交換をし、同時に私の英語力も高めたいんです。」係の日本人女性は「今ここでメッセージを書くか、私宛にE-mailを下されば留学生のとりまとめをしている人と、ALTのとりまとめをしている人にネットワークで流せるかどうか頼んでみます。」と言ってくれた。もちろんその場で英語で書くことなんて出来ないので(と言うのは伏せておいて)「帰ってメールします」と答えた。 さて、I have to write an e-mail in English immediately! 思いは叶うだろうか。 |
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2004.02.23 |
−英語の手紙− 鹿児島は暖かいと言うより昼間は暑いほどで、車で走行中クーラーを入れるほど。半袖で買い物に出かけた。こう暖かくなると「もうこれ以上暑くならなるのは嫌だ」などと贅沢なことを考えてしまう。天気予報では北海道はまだ雪。気温は氷点下と聞いて日本の縦長さを感じる今日この頃。 それはそうとニュースは鶏インフルエンザと狂牛病ばかりなので、こうなったら野菜か海産物に走るしかない。昨日はキビナゴの塩焼きにサツマイモを炊き込んだご飯と野菜たっぷりマカロニサラダ、生わかめの刺身。今日はハマチのカマの醤油漬焼きと大根おろし、ほうれん草のお浸し、冷や奴。一昨日は何だったっけ。春雨スープとか春雨サラダ、エビと豚肉と野菜を巻いて生春巻きも食べた。ダイエットにも良いかもしれない。それでもまだ、厚生労働省が発表した目標の「国民1人あたり、1日350グラムの野菜と200グラムの果物」は摂取出来ていないだろうなぁ。 さて、国際交流センターの担当者に頼み込んだからには早速英文のメールを書かなければならない。留学前は英会話教室の先生に相談したり、3ヶ月の留学中はまわりにいくらでも先生が居た(レストランやカフェなどで勉強していると「何か質問ない?」と聞いてくれるほどだった)ので何とかなったが、今回頼れるのは電子辞書ひとつだったのでもうヘトヘト。結局和文の説明に1時間半、そしてたったこれだけの英文メールを書くのに1時間かかった。会ったことのない、不特定多数の人宛に文を書くのは日本語でも難しい。私はどこか商社勤めの英語ペラペラのサラリーマンや、子供の頃から何年も英才教育を受けているような人ではないし、日本の中学と高校を卒業しているフツーの人と同じレベルなので、ひょっとしたらまったく伝わらないかもしれないとも思いつつ、「えいやっ」とばかりに以下のメールを送信してしまった。一応その、日本人担当者からは「ALTや留学生のとりまとめをしている人に、ネットワークで流してもらうよう依頼しました。反応があると良いですね。」と言う好意的な返事が返ってきた。さて、誰かから返事が来るかなぁ。 Hello! My name is 【sea-la】. I'm a sailor and a office worker. We hold "International Goodwill Yacht Race"every year. Did you join it? Last fall,I enjoyed yacht race very much. But I couldn't ask your connect address. Then I think I want more time to talk with you. I can tell you about Japan and Japanese. Please tell me to speak English. I attend English program at Hawaii University last year. But my English isn't good enough yet. So,I'd like to meet someone and enjoy conversation somewhere. Please send an e-mail to me. I came from Tokyo,I live in Kagoshima city now. I'm looking forward to seeing you. Thank you. |
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2004.2.27 |
−To study English− 悪天候の日曜日、午前10時20分からの「字幕版・ロード・オブ・ザ・リング」のロードショーに車を三越の駐車場に入れて40分ほど早く映画館に着いたが、すでに8割方席が埋まっていた。ホッ。なぜか日本語版は立ち見だそうだ。前評判通り、素晴らしかった。良い点はいろいろあるけど、私が一番良かったと思うのは友情は裏切られないってことかな。おすぎはTVで「10万円出しても、20万円出しても見たい」と言ったが、確かに1,800円じゃ、制作者や出演者に悪い気がしたほど。それを私は生協の1,300円券で見た。3時間あまり、席を立つ人もおらず、途中でお菓子の袋をバリバリやったり缶ジュースを開ける音すらしなかった。半袖だったけれど熱気で暑く、汗をかいた。DVD発売が待ち遠しい。だがガンダルフをハリーポッターのダンブルドアと言い間違えてしまうのは私だけだろうか。 さて、前回のつたない英文メールに返事が来た。「日本人ですが・・・」と言う題名だった。バイナリで、つまりテキストだけのメールじゃなかったのでもう少しで抹消してしまうところだった。思いっきり怪しげなメールを毎日たくさん抹消しているのでその中に私宛のメールがあったのではないかとちょっと焦った。メールの主は鹿児島に住む日本人の女性で、実はこの4月にトルコ人男性と結婚するとのこと。結婚相手はトルコ語(そんなのがあったんだ)の他、日本語、英語、ドイツ語が話せるそうだ。だいたいトルコについてなんて何も知らない。日本人が未だに和服でちょんまげを結っていると思っている外国人と同じレベル。確かフランス料理と中華料理に並んでトルコ料理は世界三大料理だったはずだ。だけどトルコ料理なんてシシカバブくらいしか聞いたこともない。一体どこにある国なんだっけ。俄然やる気が沸いてきた。 映画に行った前日の土曜日は「授業料が安くてしかも先生がネイティブスピーカーの英会話講座」のひとつ、社会保険センターへ見学に行った。見学と言っても普通の生徒のように「あの教室へ行ってください」と言われるだけで名前を聞かれることも書くこともなく教室へ行き、適当な席に座る。どうやらもうひとり見学らしい女性も来た。クラスの主みたいな女性が、どうやら英作文の宿題があったようで、私たちを無視し来る人ごとに話しかけている。ところが担当の先生が風邪でお休みだそうで代わりの先生が来たのだ。つまりクラスの主も私たちも同じ立場になったわけだ♪ペプシの、たぶん1リットル缶を持ったまま入ってきた先生は元気に自己紹介を始めた。「出身はルーマニア。ルーマニア語(こんなのもあったんだ)と英語、ドイツ語と日本語が少し話せます。」ほほーっ。「ルーマニアがどこにあるか知っている人!」(おっ、また来たぞ。帰ったら世界地図を探さなきゃ!)「そうそうハンガリーの隣ね。」クラスはレベル3と言うクラスなのでもちろん全部英語。レベル1〜レベル4まであるのだが好みにかかわらず土曜日にやっているのはこのクラスだけなのだ。 先生は出席を取った後、私たちの見学を大歓迎してくれて、続けた。「趣味はねー」と黒板に書く。「ホビー」が複数形になっていることに気づく。「たいていの日本人はどうして趣味が一つなのか、いつも疑問に思っているんだけどね。ひとつを極めて資格を取ったりするよね。だけどヨーロッパでは趣味はたくさんあるのが普通なんだ。」言いながらローマ字で「武道、柔道、空手、剣道」と書きつづった。そして次に私の見慣れた単語が現れた。「sailing」である。「だいたいどうして鹿児島の人は海がこんなにきれいなのにビーチへ行かないのか不思議でしょうがない。」と、私が東京から来たとき南日本新聞のインタビューに答えた時と同じことを言った。 いろいろ勉強になった授業が終わった。先生に「どこでヨットに乗っているのか」と尋ねたら、「ルーマニアとカナダだ」と答えられてしまった。「日本では?」「それがチャンスがなくて」「一緒に乗る?」「It's amazing!どこで?どんなヨット?いつもどこへ行くの?何曜日に乗っているの?」立て続けに質問をされたので答えが日本語とチャンポンになった。先生は隼人町主催の「国際親善レース」を知っていた。知っているばかりではなく一度だけ参加したこともあるそうだ。そんなわけで「絶対連絡ちょうだいね」と携帯電話の電話番号とメールアドレスを渡された。電話は日本語でも良いそうだがメールは漢字だと文字化けするのだそうだ。 英会話教室の授業を受けるより「ヨットで英会話」が楽しそうだ。 |
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2004.03.07 |
−To study English 2− とにかく春だし、何か新しいことを始めなくちゃ済まない気分だったので(どんな気分じゃ)、あちこちの、ジオスまで無料レッスンを受けて、やはりリーズナブルで外国人教師の社会保険センターの英会話教室を受講することにした。確かにジオスは会社と駅の間にあり立地条件は最高だったけど、英会話を学ぶのに最低25万円を一度に支払わなければならないのはどうにも腑に落ちない。ジオスの講師と英語で話してネイティブスピーカーの講師の授業を受けることを許可されたが、何の慰めにもならなかった。ジオスでは10段階のレベル分けがあり、6以上でなければ日本人講師だとのこと。どうやらそのくらいの英語が通じないと教えにくいらしい。 社会保険センター前期申込日の2月29日朝9時、私は毎週金曜日午後6時から1時間45分間の「いきいき英会話」に申し込むべく電話をかけた。何百人もの人が一度にかけるので繋がらないのは覚悟の上だったけれど、東京でコンサートチケット入手やテニスコート予約をするよりあっけなく、掃除機をかけたりしながら何回目かにかけた電話が繋がった。「あのう、それで授業料を支払いに来ていただきたいんですが」「はい」「なるべくおつりのないように持ってきていただけると・・・」とあくまでのんびりしている。私は大勢の人がこの瞬間も電話をかけているのではなかろうかと気が気ではなかった。電話を切ったとたん、授業料16,800円ぴったりを封筒に入れた。この、半年24回分の授業料はジオスの授業料の2時間分にも満たない。(入学金やテキスト代、管理費等諸費用を除き、1時間のプライベートレッスン費用は9,000円プラス消費税だそうだ) 実は私が行こうとしている「いきいき英会話」は、社会保険センターで行われている英会話教室7クラスの中でもっともレベルの高い「レベル4」と言うクラスだった。だけどパンフレットの中の講座内容には「外国に行っても、日常会話なら困らない程度の力をつけたい方のためのコース」と書かれているのだ。英会話が仕事で必要だと言う人でない限り、「日常会話なら困らない程度の力」をつけたいから習うんでしょ、と思ってこのクラスにした。 もちろん事前に見学した。このクラスだけ年輩の人が多いのに驚いた。前に座っていた女性が「このクラスは海外に行ったり、住んでいた経験がある人が多いんですよ」と教えてくれた。別の見学授業で一緒だった女性が雰囲気が良いと言っていた通りギスギスしておらず、和やかなムードだ。4月からの授業はこのままのメンバーではないのだろうがこれより上のレベルのクラスはないわけだし、大方の人は同じクラスを続けるようだった。金曜日の夜と言う時間帯はサラリーマンやOLはいろいろ予定があって参加しにくい為か少し人数が少ないとのこと。少人数は大歓迎である。 まずどこかのコラムの切り抜きか何かを先生が読み、みんなに書き取らせた。どこかの男の子が車に轢かれて病院に運ばれ意識が戻らなかったのだけれど、その子の飼っている犬の名前を出したところ反応があったので両親は毎日その犬を病棟に連れて見舞いに行き、その子は全快したと言う実話だ。こう書くと難しそうだが実際はそうでもない。だけど早くて全然書けない。救急車と言う「ambulance」のスペルを考えているうちに次の文に行ってしまった。そして何とこの日の授業の話題は「裁判」だった。先生は「法律について知っている単語を何でも良いから言ってください」と言った。さすがみんなからは次々と出てくる、出てくる・・・。当然、わからない。せいぜい「あっそうか」と思う程度だ。中でも誰かが「sentence」と言ったのには驚いた。聞き間違いかと思った。「センテンス」は「文や文章」ではなかったか。辞書を引いて更に驚く。「文、文章」の次の意味は「判決、(刑事上の)宣告、刑」となっていた。「capital sentence」で、極刑、死刑なのだそうだ。私だったらcapitalは首都としか訳せない。 こんな程度でついて行かれるのかとも思ったけど、先生は「もうひとつ下のクラスと内容はほぼ同じで少し速度が早い程度です。今日はどうでしたか?今日の話題はみんなにも少し難しかったと思うから大丈夫ですよ。ひとつ下のクラスは高校生なども居るし、少しレベルが高いと思う位の方が向上するには良いです。」と言うような?意味のことを言っていたし、クラスメイトは「今日は先生はやけにまじめで今までで一番難しかった」と言うことだったので決めた。諦めない。 |
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2004.03.13 |
−キキとララ− 通勤用バッグが壊れた。丈夫そうな千趣会オリジナルだったが持ち手が合成皮革だったのがいけなかったらしい。去年はハワイで買ってきたお気に入りのカゴを使っていたのだが私の過酷な使用に簡単にすり切れた。なかなか適当なものが見つからない。安いものはすぐに壊れ、ブランドものは納得できないほど高く、革製品は重い。ただでさえ携帯電話、MDウォークマン、電子辞書と電気製品を3つ、英語のノート、自作単語帳、ボールペンなどの文具、領収書とメンバーズカードと小銭で膨れあがった財布、ブラシやアロエ、目薬や爪切りと絆創膏などの入ったポーチ、ハンカチとティッシュ、鍵、列車の時刻表と回数券、それに昼食用のお弁当や時にはデザートまで入れて歩くのだ。最近はつい読んでしまうので文庫本は控えている。 ユニクロで丈夫そうな帆布製の手提げを見つけた。大きすぎず、適度な幅の底があり、ポケットもついている。しかも790円。何とか肩からかけられるほどの共布の持ち手がついている。そこでそのバッグを買ってそのまま持って手芸洋品店へ行く。レザークラフトの売り場へ行って10センチ単位で売っている皮の持ち手を今のものより心持ち長く計って買い、その場で布の持ち手を切りはずして代わりに買った皮の持ち手をはと目で打ち付けてもらう。はと目で打ち付けてもらうのは1つ100円。材料を買うより安いし何もしないで良いのだ。もともとのバック代も含め全部で3,000円もかからずにお気に入りのバッグが完成した。生成の布にほとんど色を付けていない皮の持ち手。ご機嫌。お勧めである。 そうそう、子犬。キキとララはサンリオ製品のことじゃなくて真っ黒なラブラドールの姉妹の名前である。佐賀県、唐津の知り合いの刑事さんがその子犬を飼うことになった。ここのところ毎年お正月にお邪魔している家である。生まれて2ヶ月しか経っていない赤ちゃんなのだ。子犬は3ヶ月もすればすぐに大きくなって成犬のようになってしまう。早いとこ見に行きたいなぁと思っていた矢先、土曜日の昼過ぎに友人から電話があった。何と外は南国鹿児島の3月だと言うのにみぞれのような雪が降り始めており、夕方までの予定の仕事が昼で終わりになったと言うのだ。刑事さんに電話する。朝でも、夜でも、休日でも、祭日でも、事件があれば仕事をしているのだ。幸い今朝帰って来ていて、今のところ明日の日曜日は休みなので何もなければ昼から顔を出せば良いそうだ。話が出て20分後には車に乗っていた。唐津は寒いので準備が必要だったけど、これがハワイだったらもっと短時間で準備が出来たかも、と友人と笑った。天気が悪かったので洗濯物も干しておらず、ジャケットとフリースとタオルと歯ブラシを例の手提げに放り込んで戸締まりと火の元を点検し、道中飲むコーヒーをポットに入れただけである。鹿児島−唐津間はおよそ300キロで夕食の時間には刑事さんの家の台所でトンカツを揚げていた。途中熊本の山間部だけ雪で真っ白になっていた。 子犬は思っていたよりずっと、可愛かった。と言うか、犬がこんな可愛いとは思わなかった。それがその子犬特有のものなのか、ラブラドールだからかは解らないけれど、キキとララには癒しの効果さえあった。彼女たちは私たちが居る間中一度も鳴いたり吠えたりしなかった。足にからみついてくるので踏んでしまいそうなほど。首に鈴をつけていなければどこに居るのか解らない。2匹とも黒くて、お腹にツキノワグマみたいな白い模様があった。キキはしっぽの先だけ1センチほど白く、ララは足の先だけ靴下を履いたように白い。元々店をやっていたと言う土間が彼女たちの部屋で、畳の部屋にあげるとストーブの前で猫のように寝そべった。 翌日みんなで散歩に行った。散歩と言ってもロープでつないだりせず、そのままで大丈夫だった。すでに人間と道路の端の間を歩くようにしつけられており、止まれと言えば止まって私たちを待ってくれた。お風呂が好きで入ってくるそうで、嫌なにおいもせず、毛並みもツヤツヤできれいだ。今は抱っこしたり膝の上に乗る大きさだけどすぐに大きくなってしまうだろう。大きくならないのならそのまま連れて帰りたかったくらいだ。ほとんど家に帰らず仕事のしすぎで身体を壊した刑事さんもこれで少し家に居る時間が増えるだろうと思うと嬉しかった。 犬を飼うなら絶対ラブラドールだ、と帰り道友人は言った。 |
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2003.03.20 |
−キャプテン スパロウ− 久しぶりに海へ出た。レースでも何でもなくてただ海へ出ただけで、しかも帰る頃には小雨さえぱらついたのだけれど、やっぱり海は良かった。東京にいた頃、私の機嫌が悪くなると海へ出ようと言った人が居たけどそれもまんざら間違いではなさそうだ。 キャプテンスパロウに、惚れている。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公である。ジョニー・ディップと言う人らしい。「,savvy?(ね、わかる?)」と言われるとドキドキする。小さい頃は地位や名誉が良いものだと考えていたのだが、いつのころからか「デキル」人に憧れるようになった。キャプテンスパロウはちょっとおちゃらけ者だけど、デキル。海に落ちた人をみたとたん、慌てず、大切な銃と帽子を泳げない海軍軍人に預け、飛び込む。この飛び込みがまたきれいなのだ。当然泳ぎはうまい。そして機転が利く。剣も強い。たったふたりきりで帆船を乗っ取る。もちろん操船はお手の物。ヨット乗りの私としてはコンパスだけを頼りに大型船の舵を取り、時化て波をかぶる中、「もう少し帆を減らして欲しい(=風の抵抗を少なくする)」と言うクルーの言葉を退けて目的地に着く姿にはほれぼれする。だいたい人は、特に私が考えるに(セクハラかもしれないけど)男性は、慌てちゃいけない。それが最近、何かあると女性よりも男性の方が慌てているような気がする。どんなときでも慌てるとろくなことはない。ちなみに特にヨットは、すぐに慌てる人には絶対に向かない。急な風でヨットが横倒しになろうが、エンジンが止まろうが、帆が裂けようが、誰かがケガして出血しようが、慌てない自信はある。キャプテンスパロウが居たらもっと安心なのに・・・。続編を作っているそうで、楽しみだ。 「パイレーツ・オブ・カリビアン」はディズニー映画だ。韓国製の安いDVD機でひたすら何度も見ている。このほか「ハリーポッター」の1巻と2巻、「ロードオブザリング」の1巻と2巻の計5枚をなぜかタダでゲットした。今は最新版の「007」と、ショーンコネリーの「エントラップメント」も知り合いから借りている。後の2本、特に「007」は早くてマニアックな言葉が多いので難しい。これらを英会話と英語字幕で見続けている。時には止めたりして辞書を引くが、それでもお手上げ状態になる。映像や演技力に救われて見ている。わからないのだから内容に飽きることはない。ハリーポッター第1巻は以前3ヶ月間毎日テープを聴き続けていたこともあってセリフを覚えてしまいそうだ。それでも未だにわからない。そしてきのうやっと初めて自分でお金を出してDVDを買った。「天使にラブソングを(SISTER ACT)」の1巻と2巻だ。大好きな映画で、留学中に買ったビデオを時々見ているけど、字幕がないので何度聞いても聞き取れないところがある。1本1,680円だった。他の新しいDVDもこのくらいの値段だったら良いのになぁ。 DVDに加えて日々録画している教育テレビの英会話番組を見、通勤中にMDを聞いて、「覚えた方が便利そうな文章表現ノート」は5冊目でついに1,000を越え、エクセルを使ってABC順に印刷して持ち歩いている単語の数も同じくらいの数になった。そのくらい増えると薄い辞書を持ち歩いているのと変わらず、「果たしてこれが有益な勉強なのか」と自問自答したりする。依然、My English isn't good enough yet.(私の英語は未だ十分ではない)どころか、awful(ひどい)。 4月から毎週社会保険センターの英会話教室に通うことになり、NHKの新しい英会話番組とテキストの載った小冊子をもらってきたがどうもそれだけではしゃべれるようにならない、と言う気に苛まれている。よく、コトバを覚えるためには友人を作るのが一番だと言うが、キャプテンスパロウの「ブラック・パール号」のクルーになれたら、今年中にペラペラになれることは間違いない。 |
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2004.03.25 |
−The wind shifted.− 昔、誰かが私を「怠惰ではない」と表現してくれたけど、そうじゃなくて、何かに熱中していないと気が済まない性格なのだ。ところがこう何か、春のせいか、バイオリズムが狂っていてようやく抜け出せたって感じ。ヨット用語では「風が変わった」と言う。 とにかく、私の頭の中の大半は「いかにして英会話力を高めるか」と言うことなので、4月から毎週金曜日に社会保険センターへは行くことにしたけど、毎日DVDもビデオも見てるけど、それだけじゃどうも足りない気がしていたのだ。なぜかこの時期にどうしてもワンランクアップしたい気分。それで国際交流センターで来日している人たちにメールを流してもらったり、会う人ごとに「ネイティブの知り合い居ない?」と尋ねたり、ジオスの無料体験学習も行ってみた。何もなければGW(私がGWを返上するなんてなかなかやる気でしょ)の集中講座でもないものかと福岡の友人(彼女は子供達の英語の先生だ)にまでメールをした。だが高いジオスでさえ、GWは休みらしい。そこへ私のカラー診断をしてくれた知り合いから「確か知り合いのご主人が外国の方で、英語の先生らしい」と言うメールが届いた。 私の一番の望みは「エクスチェンジ(exchange)」と言って、留学中ハワイ大学ではメジャーな勉強方法だった。この単語の意味する通り、「交換する」。大学構内には至る所にエクスチェンジ希望の張り紙がしてあって、良さそうなものがみつかると電話して相手と待ち合わせ、ただ話す。カフェテリアで安いコーヒーでも飲みながら、例えば最初の30分は日本語で後の30分は英語とか、私は英語で相手は日本語で話すとか、とにかく会話するのだ。相手は日本語を覚えたがっており、私は英語を話せるようになりたいのだからとても都合が良い。毎週でも毎日でも都合の良いときに会える。需要と供給のバランスが取れている。しかも双方に益があるのでもちろん授業料は要らない。 ただ日本で、しかも都会ではない鹿児島でエクスチェンジの相手を探すのは至難の業だ。しかもその知り合いのご主人と言う人は英語の先生だと言うからホンモノなわけで、ある程度の授業料は覚悟しないといけなかった。知り合いには「ぜひお会いしたいがビンボーだと伝えてください。」とお願いした。あちこちで英語を教えているらしく、合間にプライベートレッスンもしているらしい。「1時間3,000円だそうだけど交渉してみれば?」との返事。ジオスと比べれば1/3以下だけど、それでも毎週となれば痛い。その先生の、日本人の奥さんからメールと電話が来た。3人でお会いしましょうとのことだった。で、土曜日の午後1時、ガストで会った。 先生、つまりご主人はオーストラリア人で、日本人の妻を持ちながら本当に、まったく、日本語が話せなかった。私としては日本語に逃げられないので望むところだが、だからと言って奥さんの英語が流暢なわけではなく、日本語の文章の中に英語の単語が混じる程度である。愛があればコトバは要らないらしい。 私は「本当に話せるようになりたいと望んでいるのだけれど毎週と言うわけにはいかないので、月に何回か、空いている時間に教えて欲しい」と説明した。「Great!」と言われ、二人で手帳を開き、とりあえず来週から4、5回レッスンの日を決めた。何年か先にオーストラリアに住む計画だそうでやっと永住権を取ったのだと奥さんが、もちろん日本語で話してくれた。「これから急に私が出かけることになったから機嫌が悪いのよ。」雑談になる。「ホントはね、彼に日本語を覚えて欲しいんだけど、そうすればオーストラリアへ帰ってもガイドとかの職があるでしょ、だけどなかなか覚えてくれないの。」奥さんは教えようと試みたがどうも感情的になってしまってダメだと言った。身内で教え合うのは難しい。私は話のつなぎに何とか英語で、ハワイで体験したエクスチェンジの話をした。鹿児島では相手が見つからないと言う私の嘆きにご主人は「鹿児島には本当のネイティブは少ない」とうなずいてくれた。「私の短大の時の専攻は国文科だったんです。」「じゃ、ぜひ主人に日本語を教えて頂けませんか。」「良いですよ。」「うわぁ、本当ですか?嬉しい!」「あなた、良かったわねぇ」そしてまたまたご主人、「Great!」 そこでご主人が願ってもない提案を持ち出した。「日本語を教えてくれるなら授業料は要らない」と言うのだ。 |
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2004.04.02 |
−Exchange− 「うわぁ、嬉しい!」は私の方である。日本語だったら教えるのは楽しいので、好きで「良いですよ」と言っただけなのだ。それを英語の先生とExchange出来るなんて夢のような話だった。その後、出かけていく奥さんを「Go away!」と追い払い、ガストでそのまま授業となった。たまたまご主人が持っていた練習問題を私が英語で答え、その後日本語で言い直すと言う不思議な授業だった。しかも彼はひらがなさえ解らないのでローマ字で書き取る。こちらからの説明は必然的に英語となる。この「英語で何と話すか考える」ことこそ私が「英語アタマ」と呼んでいる状態で、これが持続出来れば少しはレベルアップ出来るかもしれない。どうやってでも、最後は紙に絵を描いてでも良いからコミュニケーションを取りなさいとは、UH(ハワイ大学)で教えられたことのひとつだった。 留学中に痛感したことのひとつに、「普段何も考えずに使っている日本語を、まったくわからない人に説明するのはとても難しい」と言うこと。生まれてから一度も疑問に思わなかったようなことを聞かれるとびっくりする。だけどそれもまた新鮮で楽しい。 ■There’s a train on the platform and you want to check it’s the one you need.What do you ask an official? (プラットフォームの電車が、あなたが乗る電車かどうか確かめたいときに何と聞くか?)と言う問題に、 「Is there the train for Kagoshima?」 と言う言い方と、「Is there the Kagoshima train?」 と言う言い方があると言われた。 だったら私だって、「これは鹿児島行きの電車ですか?」と、「この電車は鹿児島行きですか?」と応酬する。ははは どちらも私が答えるのはフェアじゃない気がする。だけど来週の授業が楽しみになってきた。今度はガストより静かなジョイフルだそうだ。次回はまず「あいうえお」の一覧でも作って持って行こう。ひらがなはアルファベットの2倍近くある上にカタカナもある。とても漢字まではたどり着けそうにない。私の英語もこんなものだろうか。 |
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2004.04.05 |
−英語の番組− 4月からの新番組です。以下はフツーの、つまりケーブルテレビや衛星放送を持っていない私でも見られるテレビ放送で、英会話を学ぶもののすべてです。どちらかと言うと「これしかないの?」って感じですよね。一週間分ビデオ録画しても楽に1本に収まってしまいます。教育テレビの英会話講座は5分か10分、せいぜい20分です。以前は「基礎英語」なんて難しげな名前のものでしたが今は内容もバラエティに富んでいて、「とっさの一言」の今期のシリーズはハワイ親孝行編だそうで、「エンジョイスピーキング」は実際のニューヨークでの授業風景です。NHKの「しゃべらナイト」と民放の「スマステーション」は勉強と言う感じではないので楽しく見られます。 色の付いていないところが教育テレビで、グリーンがNHK、ブルーが民放(鹿児島ではKKB鹿児島放送)です。この他は午後7時と午後10時のNHKニュース2本が二カ国語で放送されています。副音声で見ましょう。もの足りない上級者の方は二カ国語放送の洋画やドラマをどーぞ。私は面倒なので買っていませんが、教育テレビの番組はすべて書店でテキストが販売されています。たいていの番組は4月1日からではなく、今週から始まります。やろう、やろうと思って今まで出来なかった方、みんなで頑張りましょう!
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2004.04.09 |
−The second time− 会社の帰りに家の近くのスーパーで買い物した。ほうれん草と、小ネギと、スナックエンドウと、エノキダケと、こんにゃくと、豚肉を買って税込み500円でおつりが来た。499円。結構賢い買い物でしょ。 お互いに日本語と英語を教え合うというそのExchangeの授業は、お互いのコーヒー代だけで2回目が無事終了した。ガストは騒がしく、ジョイフルはコーヒーがおいしくないとのことで、次回は「ミスタードーナッツ」になった。私が、横にあいうえお(AIUEO)の母音、縦にあかさたな・・・(AKSTN・・・)の子音を書いた50音表を作って持って行ってあげたら思いの外感激された。ひらがなが読めないときに、例えば「け」だったら縦はEの列、横はKの行なので「KE」と読めと説明したのだ。それと「てにをは」の助詞がまったくわからないようだったのでちょっと乱暴だけど「70%くらいこれでOK」と説明して、例えば「〜の」は「of」とか、「〜で」は「at」とか、「〜と〜」は「and」だと説明した。この70%規則はハワイ大学で覚えたのだが初めは「じゃ、だったら残りの30%はどうしてくれるのよ」と思ったけど結構役に立ったのだ。 もちろん一週間の英語の疑問を溜め込んでおいて質問攻めにした。「Why、キャプテンスパロウは(パイレーツオブカリビアンの映画の中で) change my mind(考えを変える、または考え直す)とは言わず、change me mindと言ったのか」と聞いたら大笑いされた。「Because、彼は海賊だから。」「えっ?」そう言えば日本にも時代劇というものがある。「なぜ、私は、と言わず、拙者は、と言うのか」と聞かれたら「Because、彼はサムライだからだ」と答えるだろうか。 「どこか店へ行って、ショーケースの中のものを見たいとき何と言ったら良いか」と聞かれて「Please show me〜」と真剣に答えてしまってから、「あれを見せてください」と日本語で答えなくちゃいけないことに気づいて慌てた。そんな表現を日本語で尋ねられたことは生まれてこの方一度もなかったのだ。 彼がドリンクバーの「コーヒー」と言う日本語表示が読めなかったので(3年も日本に住んでいて珍しいとも思うけど)、次回はカタカナの表を作る必要があると頭の中にメモする。この日の午後は会社の同僚の誘いで「ウクレレを弾く会」に参加してみる。20人あまりの人たちとみんなでウクレレを弾いて、コピー代と場所代の割り勘200円を支払って帰ってきた。日曜日はセイリング。何とかと言う小島まで行ってヨットを係留し、持っていったフランスパンとチーズ、ワインのランチをして思い思いに昼寝や釣り、貝殻拾いをする。ご承知の通り、セイリングの動力は風だ。帰りは330円の温泉に立ち寄る。珍しく、久々に日焼けした。 お金をかけなくても充分楽しんだり勉強出来た週末だった。「貧乏人の週末だ」と言ったら、バチがあたるだろうか。 |
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2004.04.13 |
−DRIPPY(The Runaway Raindrop)− おー!私の英会話は泥沼化している。。。英語に触れる時間が足らない。 「家出のドリッピー」とは、私が学生の頃だからもうずっと前から、雑誌などの広告ページに必ず載っている英語の教材だ。1日何分か聞くだけで英語力が一気にアップすると言う類い。先日見た「TVガイド」にも載っていたので未だ健在である。これが私の元に転がり込んで来た。会社の同僚が、ご主人の仕事の慰安旅行か7月のハワイ行きを前に英会話を始める気になったらしく、NOVAは高いとやはり私と同じ道をたどって社会保険センターの初心者クラスに申し込んだ。その彼女が「10年も前に購入し、引っ越しの度に捨てようかと思った」のだが、持っており、10年ぶりにパッケージを開けたそうだ。それをMDでもらった。私が払ったのはMD代3枚300円だけなのだが彼女は気前よくペーパーバックサイズの本までくれた。どうやら別に詳細な解説書があるらしい。 会社の往復に聞いている。始業時間前や寝る前に少し読む。さすがシドニィシェルダンだけあってよく考えられている。OO7のようなスラングもないし、ハリーポッターのような魔法用語も出てこない。あくまで基本的でわかりやすい言葉だけで書かれている。雨粒の子供、ドリッピーがあちこち冒険をする話である。バッタに会ったり蜂に会ったりしてその都度数の数え方とか曜日などを教えてもらって成長する。内容がその調子なので一度聞いただけでもどんなストーリー展開かはわかるのだ。「1、2、3・・・」とか「月・火・水・・・」とやれば誰にでもそこだけは聞き取れる。ペーパーバックとは言ってもカラーの挿絵がふんだんにあるし、更にテープはハリーポッターのように一人が読むのではなく登場人物ごとに役者が居て、効果音もばっちりである。「あっ、危ない!」と思ってしまう。だから本を読んでも珍しいほど今までの何倍もの速度で読むことが出来るのだ。内容がわかるって言うのは楽しい。だけどこれを聴いた後、久しぶりにかけたハリーポッターのテープは異様に早く感じた。 留学する前、私は春になったり何か機会がある度に「さぁ、英会話の勉強を始めよう」と思って教育テレビのテキストを買ったり、英会話教室のパンフレットを集めたりしていた。ドリッピーをくれた同僚と同じである。今回彼女は本屋へ行って並んでいる教育テレビ放映のテキストを全部買ったそうだ。道具からそろえたくなる気持ちはよくわかる。読書のやり方で「積ん読」というのに似ている。だけど誰でも頭ではわかっていると思うけど、テキストを買うことで勉強した気分になるのは大間違いである。その彼女が今一番欲しい物は「飲めば英語が喋れるようになる薬」なのだそうだ。もちろんそんなものはない。 私がハワイ留学で思い知った最良の英語勉強法は、NOVAに通うことでも、家出のドリッピーを申し込むことでも、社会保険センターの英会話教室に通うことでも、もちろん英会話のテキストを揃えることでもなかった。簡単なようでなかなか出来ない「1秒でも多く英語に触れること」である。あちらに居るというただそれだけで朝から晩まで起きているときはずっと勉強していることになる。3ヶ月は今までの何年間もの勉強より有効だった。だからツールはどれでも何でも良く、とにかく一日にどれだけ多く「英語するか」ってことだと思っている。で、会社の往復にMDを聞き、夕飯とその後はNHKのニュースを副音声で見るか毎日録画している英会話番組を見る。毎月買うのは面倒なのでテキストは買わず、わからないところは巻き戻して見たりメモする。寝るまでにまだ時間があればDVDを見る。金曜日の夜は社会保険センターの2時間の英会話教室、土曜日の午前は喫茶店などでオーストラリアの人と日本語と英語を教え会うエクスチェンジで1時間。それらすべての中で覚えたフレーズや単語を独自の単語帳と英文ノートに書いておく。だけど合計してもたいした時間にはならない。 なかなかレベルアップしない。だいたい向上しているかどうかも定かではない。他の資格試験の勉強と違って上達度が計りにくい。先が見えない状態で地道に継続していくのは私がもっとも苦手とすることのひとつなのだが、継続するしかなさそうだ。 となればその本人が楽しく勉強し続けられる方法を探すしかない。今私が一番楽しいのはエクスチェンジと愛しのキャプテンスパロウが出ている「パイレーツオブカリビアン」のDVD。 当分は何とかこの二つで持ちこたえる。 |
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2004.04.17 |
−ホタルと英語− 会社で隣の席に座っている課長代理の提案で来月「ホタル舟」に乗ることになった。何が何だかわからないうちに「すごいんだから」「ホント感動しちゃうよ」と言うコトバに圧倒されていつの間にか参加することになっていた。課では私とその彼が東京っ子で、どうしても「ホタル」と聞くと胸がときめく。私は生まれてこの方、忘年会も歓迎会も慰安旅行も何一つ会社の行事を楽しみだと思ったことはないが、これは結構楽しみだ。 場所は鶴田町。逆U字型の鹿児島の上の方だそうだ。町役場とホタルを守る会の主催である。営利企業っぽくないのが良い。何しろ期間が短い。5/13〜28の、たったこれだけの期間だ。ホタルってもっと6月頃とか夏にも見ることが出来ると思ってた。私は大昔、東京の高級ホテル「椿山荘」の庭でホタルを見たことがあったが確か夏だったと思う。だけど何しろこちらは自然のままのホタルなのだ。せっかく鹿児島に居るのだから楽しまない手はない。夜暗くなった頃、各船頭さんがタイミングを見計らって舟を出すらしい。それも何か本物っぽくて良い。舟は10艇、川内川を40分ほど下るとのこと。 課長代理によると「ホント、乱舞なんてもんじゃない。凄い!」とのこと。みんなの都合で5月15日土曜日に予約した。雨は中止だそうなので晴れるといいなぁ。 さて、日本語を教え英語を習うエクスチェンジのレッスンは順調に続いている。しかもすこぶる楽しい。場所はガスト−ジョイフル−ミスタードーナッツと転々としたが今はミスドで落ち着いている。甘いもの好きの彼は毎回シェークにドーナッツと言うすさまじい組み合わせで注文し、BGMが良いとゴキゲンである。私はいつも飲み物と好きなドーナッツひとつのモーニングセット299円。ひらがなの一覧表に続き、カタカナの一覧表を作ってあげて、前回は「外来語」の説明をした。カタカナで書いた、ペン、ノート、シャワー、ハム、コーヒー、ココア・・・の発音が出来なくて二人で大笑い。だけどドリンクバーやメニューの「コーヒー」くらい読めなきゃ不便だと思うんだけどー。 映画「パイレーツオブカリビアン」の中で、「ヨーホー、ヨーホー俺たち海賊♪」と言うディズニーの例の歌が流れている。キャプテンスパロウとエリザベスは置きざりにされた無人島でラムを飲みながらこの歌を歌う。歌詞の中に「bad eggs」と言うのが出て来るのをご存じだろうか。どう訳してみても意味が通じない。どうしてこんなところで「卵」なの?ドーナッツを食べながらネイティブに聞いてみる。「ハハハ。そりゃあ、卵は人ってことだよ。」「えっ?」どうやら「腐ったミカン」の英語版らしい。腐った卵がひとつあると他の卵まで腐ってしまうと言うわけだ。なるほどねぇ。だけどミカンなら他のみかんも傷むと思うけど、卵ってとなりのものも傷むかなぁ。 何をやるにも「楽しい」気持ちを大切にしたい。 |
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2004.04.24 |
−go banana− 昨日の社会保険センターの英会話教室は後半は課外授業と称して居酒屋へ行った。3つのテーブルに分かれてしばらく会話するとジャンケンで負けた二人が席を移動する。2,000円で料理とワンドリンク付き。料理が次々出されるので何を注文しようか迷わなくて良く、話がはずんだ。下は浪人生から上はリタイアして暇をもてあましているおじいちゃんまで様々。「何のために英語を勉強しているか」で盛り上がった。英語と日本語のチャンポンだ。 そうそう、この「ゴーバナナ」というのは正真正銘、教育テレビの英会話番組で出てきた表現である。実際に行われているニューヨークでの英語プログラムを放送したものだ。どんなに英語が不得手でもどちらの単語も知っているはずなのにわからないのがミソである。「バナナ」と言う場所へ「行く」なら、go to Bananaとtoか何か付きそうだし、地名なら固有名詞だからバナナの最初のBが大文字になるだろうと勝手に思った。そうなると私の訳は「バナナ化する」である。言うなれば「バナナのようになっていく」。なかなか良い訳だと悦に入ったがこれでは意味が通じない。 で先週、その英会話教室社会保険センターで熟語と言うか、イディオムを勉強した。右の列の単語と左の列の単語を線で繋げるクイズのようなやつだ。「fall」と「asleep」を繋げて「眠り込む」。これはハリー・ポッターで何度も出てきた。赤ちゃんのハリーも、プレゼントされたばかりのフクロウのヘドウィックもぐっすり眠っていたのだ。「hold your breath」で「息を止める」、「keep in touch」で「連絡を取り続ける」、さて、「hit the roof(ceiling)」って何?「天井にぶつかる」?何がぶつかるのかわからない。それこそハリー・ポッターでドビーがお仕置きだと称して自分の頭を壁に叩きつけていたのを思い出した。 実は「go banana」も、「hit the roof」も、同じ意味だった。もちろん「バナナ化する」のではない。「get angry」、つまり「怒る」である。日本語にも「頭に来る」と言う表現があるが、何かが頭にやって来るわけじゃない。「怒りのあまり天井に頭をぶつける」と言うのは日本語の「頭に来る」よりわかりやすい。激怒って感じが伝わってくる。マンガみたいで楽しいくらい。だが、しかし、未だに「go banana」がどうして「怒る」のかは腑に落ちない。 どこも暖かいらしいが鹿児島は本当に暖かい。すでに4月初めからストーブのお世話になっておらず、会社や電車の中はきついほどのクーラーがかかっている。夜でもシャツやブラウス1枚で歩けるほど。明日はホタル舟を誘ってくれた会社の人の家族がヨットに乗りに来てくれる。しかもママは全員分のお昼を用意して来てくれるそうで、子供達も大はしゃぎらしい。迎える側としてもとっても楽しみ♪島に上陸して海水浴が出来そうだ。 これ以上暑くならなければ、ホントに鹿児島は良いところなんだけど・・・。 |
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2004.04.29 |
−GW前− きのう一番嬉しかったことは、会社の友達が私に似合うだろうと突然ハワイアン花柄のポーチを作ってきてくれたこと。しかもリバーシブル!!一番悲しかったことは良い天気だったので朝軒先にぶら下げたままにした洗濯物が雨で湿ったこと。よく考えると私って結構幸せな暮らしをしているのかも。 だけど私だって夜中に目が覚めちゃったり、目が覚めると何だかこう、胸がザワザワしていたりすることだってあるのだ。だけど別に命に別状があるわけじゃないし、今日食べるご飯がないわけでもない。さっ、とにかく余分なこと考えるパワーがあったら英語に注ぎましょ。と言うわけで祭日の今日、すっごく良いお天気の中、慌てて洗濯物を干してミスドに向かう。ドーナッツは全品105円だった。日本語を教えて英語を教えてもらうエクスチェンジのレッスンなのだ。この先生があんまり日本語を覚えてくれないので、今度はひらがなに漢字を併記して名詞一覧を作ってみた。朝とか夜とか、肉とか魚とか、頭とか足とかそんな程度。牛(うし)が、後ろに肉や乳がつくと(ぎゅう)と読むのが理解できないらしい。そんなこと言ったって「ラジオを聞く」のラジオにはtheが付いて、「テレビを見る」のテレビにtheがつかない方が変じゃない?えっ?「家(いえ)」と「いいえ」は大きく違うよ。(^_^;)へぇ、fish(魚)とsheep(羊)は複数形でもsが付いたり変化したりしないんだって! 先日入手した高速バス回数券の話をする。鹿児島から福岡まで4枚の切符で15,000円。片道3,750円。JRもあまり値段が変わらなかった頃にはJRの方が好きだったんだけど、新幹線が開通して在来線がなくなったらいきなり高くなった。しかも途中で乗り換えだし。4枚切符を買っても片道7,800円で2倍以上するんだもの。いくら早いと言っても2時間10分と3時間半の違いにそれはないよね。初めは「だって新幹線は速いでしょ」と言っていた彼も値段の違いに驚いたようだ。1日からこの回数券を使って唐津へ行く。いつもの刑事さんの家。巨大画面でDVDを見て、知り合いのマッサージ屋さんを呼んで友達価格でマッサージを受け、全粒小麦でパンを焼き、ウクレレを弾き、糖尿病のS氏の為にもヘルシーフードを作って食べる。英語の勉強もしなくちゃ! 帰って布団を干し、DVDをかけたまま荷造り。旅行の前の荷造りが面倒で嫌いだと言う人が居るけどこんなにワクワクするものはないと思うけどなぁ。さすがに着替えの他にごま油だの手作りポン酢だのキドニービーンズ用の豆だのを入れたら凄いことになってきた。それにDVD10枚、パソコン、ウクレレまで持って行くのだ。まぁどんなに重くてもバスに乗るまでだから良いか。 4月に入ってなるべく野菜を食べようとお昼はお弁当箱いっぱいのレタスやキュウリ、タマネギ、さもなければトマト、人参を酢やワインで煮たもの、春雨サラダやポテトサラダを持って行ってる。それに小さめのおにぎりひとつとかパン1切れ。ゆで卵やチーズも入れたりするので結構お腹いっぱい。足りなければスープを飲んだりデザートにヨーグルトやリンゴを加えると普段のお弁当より豪華だったりする。その為でもなかろうが、朝晩の計るだけダイエットの成果か、以前と比べると1〜1.5キロくらい落ちた。内臓脂肪はタニタの体重計で5から4。だけど留学から帰ってきた頃よりはまだ2、3キロ多い。体脂肪もなかなか落ちないし。GWで元に戻らないよう、気をつけなきゃ! |
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