| (第十段) | ![]() |
2003.03.21 |
−完全優勝− 久しぶりにヨットの話題。(^O^) ヨットレースにはゴルフみたいなレーティングと言うハンディがあるので、1着になっても1位になるとは限らない。たいてい、大きなヨットは大きさも帆の面積も大きいのでレーティングが高い。つまりその大きなヨットが1着でフィニッシュ(ゴール)したとして、すぐ後ろに居た小型艇が2着になった場合、小型艇が1位になったりする。つまり、レーティングでひっくり返る訳だ。そして1着で、尚かつ1位になった場合を完全優勝と呼ぶ。さて・・・。 今日は久しぶりのヨットレースだった。春分の日のスプリングレース。実はあんまり乗り気じゃなかった。先週からこの日の天気予報は雨。ここのところ週末になると雨なのだ。それが今日は祭日で金曜日だと言うのに私達のお休みを知っているかのようにまたもや雨と言うのだ。だが前日になって雨は午後からと言うことになった。それでも予報を疑っていた私は朝起きて、「取りあえず降っていないので行ってみるか」と言う気分で出掛けた。 外は思いのほか晴れていた。海沿いに車で走る。これも思いのほか、風がある。錦江湾で風があるというのはめったにないことなのだ。たいてい湖みたいに静かで、風もほとんどない。つまりヨットレースを楽しむにはいつも風が足りない。あまり乗り気のしない一因でもある。反対にレースじゃなくてランチでも持ったクルージングなら、最高と言うことだ。港に着いたときには快晴だった。これまた思いのほかメンバーも揃っていた。この時になって初めて、今日はセイリンググローブも持っていないことに気づいた。まっ、いいか。今日のレースコースはスタート後、加治木沖のブイをアンクロック、つまり反時計回りで回って、小島を回って元に戻ると言う大きな三角形のコースだった。 通常のヨットレースはスタート後、まず風上にあるマークに向かう。これを上マークと呼ぶ。だが加治木沖は風下側にあった。スタート前にちょっと頑張って追い風用の大きな帆「スピネーカー(スピン)」を揚げる。我が艇はあの、ディズニーと同じ「Tigger」と言い、黄色いスピンに黒いトラの足跡マークのご自慢のスピンである。そのままスタートラインを切り、カッ飛んだ。晴れているのでマークはすぐに見つかる。風が変化(シフト)して走りにくい。マークを周り、トラブル。後続艇に追いつかれる。島を目指す。何とかトップ。島を回る。再びスピンの用意。アップ。そのまま逃げ切った。 Tiggerの後ろには2艇。その後ろは見えなかった。その2艇はTiggerよりもレーティングの高い大型艇なので文句なく完全優勝だ。港に戻り、表彰式の前にヨットのデッキで乾杯と昼食。その時になって初めて、今年こそつけようと思っていた日焼け止めを持っても来なかったことに気づいた。雨は、みんなで温泉に入り、家に帰る途中の車の中で降り始めた。桜が、きれいだった。 |
2003.03.25 |
−英語版ハリー・ポッター 9− 付加疑問文なんて言葉を久しぶりに思い出した。「付加疑問」なんて言うから何だか難しく、面倒に聞こえるのだろうけれども、結局は「〜でしょ、だよね。」と言う、確認と言うか念を押す、同意を求める言い回しなのだ。ダイアゴン横町の洋服屋に登場したマルフォイが次に、ホグワーツ特急のコンパートメントに現れると、その、「付加疑問文」を言いまくる。同じ課の、ジオスに通っている子にテキストをコピーしてもらって確認したのだが、「う〜ん、やっぱりねぇ。」とどうも納得がいかない。 そもそも「付加疑問文」とは、否定文には肯定で、肯定文には否定で付加疑問がつくのではなかったのか。コピーしてもらったテキストにもそう書いてある。「付加疑問文の作り方」と言うヤツだ。「It's raining, isn't it ?( 雨、降ってるよね。)」 「It isn't raining, is it ? (雨、降ってないよね。)」と言う具合である。 それが憎っくきマルフォイ少年はいやらしく、この法則を無視している。自分の名前を紹介した時、笑いを咳でごまかしたロンに向かって「Think my name's fanny, do you ?(私の名前がおかしいと思っているんだね。)」と言う。主語が省略されているのは良いとしても、どうして「don't you」とはならないのか。また、ハリーとロンに散々嫌みを言っておいて、二人が立ち上がると、「Oh, you're going to fight us, are you?」(おお、君たちは我々とケンカしようとしているのかね。)」とあざ笑った。ここは「aren't you」となるはずではないのか。ペーパーバックとは別に聞いているカセットテープの、マルフォイの嫌みな口調が聞こえてくるようだ。 その直後に登場するハーマイオニーはさすが優等生だけあって、「You haven't been fighting, have you ?(あなた達、ケンカしてなかったでしょうね。)」とお約束通りだ。マルフォイの言い方もスラングのひとつなのか。はたまた私の知らない高度な掟があるのか。 謎のまま読み進んでいる。 |
2003.03.29 |
−くずもち− 私の車の燃費は約10キロ。これはご承知の通り、1リットルのガソリンで10キロ走れると言うことだ。現在各自動車会社は、しのぎを削って燃費の良い車を作っている。1リットルで30キロ走れる車もあるのだ。それが今日の週間子供ニュースで戦車の燃費と言うのをやっていた。何と戦車は1リットルの燃料で100〜200メートルしか走れないのだそうだ。キロではない、メートルである。私が毎日ゴミを分別しているのはその「資源」を大切にするためではなかったのか、と思うと腹が立つ。それで人が傷つけられると思うと尚更である。必死に納めている税金が悪いことに使われていることを知った時と同じだ。 さて、いつまでもニュースを見ていても腹が立つだけなので料理をする。鹿児島は今、桜が満開。明日の日曜日、会社の子達とどこだかゴーカートのある公園へ花見に行くのだ。一緒に行く課の女の子とは暇さえあれば料理の話をしている。ってことは二人とも食いしん坊なのかなぁ。花見なので桜ご飯を炊くことにした。ちょっと餅米も入れてみる。炊けたら、桜の花びらの塩漬けを混ぜるのだ。こんにゃくのピリカラ炒めと茎ワカメのおかか煮も作った。卵料理は別の子が持って来るそうだ。夕飯は炊飯器を占領されているのでクリームシチューとフランスパンにした。これはストーブにかけておくだけなので楽チンなのだ。 それで、課の女の子に教わったくずもちに挑戦することにした。今まで和菓子は未知の分野だったのだが、聞けばとても簡単なのだ。スポーツクラブの帰り、スーパーで195円の葛(くず)と、85円の黄粉(きなこ)を買ってきた。黄粉も健康によいと聞きながらなかなか食べる機会のなかった食品である。ご多分に寄らず我が社の女性達もダイエットの話題で持ちきりなのだが、現在のターゲットは「夕食後につい食べてしまうチョコレートなどの甘い物」。くずもちを進めてくれた子曰く、「口寂しいときにも良い」のだそうだ。 彼女の言うとおり、鍋に小石のような白い葛をバラバラと入れ、水を加える。彼女は牛乳と抹茶を加えるそうだが私は取りあえず水で溶き、抹茶は入れた。思ったより簡単に溶けた。葛の袋には砂糖も加えるとあったが私も黄粉に加えるので入れない。彼女の忠告通り、火に掛ける前に別の器に黄粉と砂糖を混ぜておく。火に掛ける。すぐに固まってくる。木へらでかき回し続ける。適当なところで火を止め、妙な塊のまま黄粉の器に放り込む。 あっけないくらい簡単に作れた。くずもちなんてお金を出して買わなくても良いと言うくらいだ。ただ、ゼリーのように四角い容器に流し入れて固める間はなく、ドデッと黄粉の器に入れただけなので見栄えが悪いとも言える。それも黄粉の器の中でキッチンばさみで一口大に切ったらわからなくなった。手作りの和菓子も悪くない。 |
2003.04.03 |
−お花見− 私は東京生まれ東京育ちなので、花見と言う物は「あ〜寒い、寒い。」と言いながらホッカイロを持って、両手をこすり合わせるものだと思っていた。だから飲み物はホットで、酒はもちろん燗が望ましく、たいていはおでん鍋を用意してつつく。マフラーや手袋、ダウンジャケットや膝掛けまでが必需品だった。寒いところにじっと座っているのは我慢大会に近い。だが、しかし・・・。 花見に行こうと言う前日、鹿児島の翌日の天気予報は晴れで気温は上がると言うものの、朝は霜注意報が出ていた。だが私は昼間の最高気温20度と言うのを信じて、半袖のTシャツにジーンズ、それにGジャンだけで行くことにした。会社の屋上の駐車場に9:30。道も空いていて楽チン、しかもこれでもかと言うほどの快晴である。 一緒に行く会社の女の子達の提案で、丸岡公園とやらに行くとのこと。高速を使って1時間ほど、鹿児島県大口市である。本当に手軽なこんなところがあちこちにある。鹿児島の人はどうしてもっと出掛けないのだろうと思うほど空いている。「今日花見をしないでいつするのだ」と言う日和である。取りあえず駐車場はほぼいっぱい。だけど私の感覚では午前も11時をまわってのこのこ出掛けて行って、一般無料の駐車場が開いているということすらが奇跡的なのだ。空は真っ青、陽が射して車の中は半袖で充分だった。 丸岡公園は思ったよりずっと広く、何というか、広場だった。ゴミゴミした店とか、わざとらしい遊技施設がないのが気に入った。大きな広場を囲むように桜の木がぐるりと一周している。花見客達は思い思いに桜の下にビニールシートを敷く。故に、真ん中の巨大な芝生状のスペースが空いているわけで、子供達がビニールボールを追いかけている。ただひとつ、公園を一周するゴーカートがあった。ゴーカートは公園の縁を回るわけで、必然的に桜の下を長いこと走り続けることになる。 私達はすぐにシートを広げてお昼ご飯にした。す、すごい。たった4人の花見に誰がこんなに食べるのかと言うほどのごちそうである。菜の花のお浸し、日本そばをいなり寿司の皮に詰めた物、レンコンのハサミ揚げカレー味、サンドウィッチ状のおにぎり、エビを包み込んでしっぽの出た一口ハンバーグ、タケノコ、スタッフドエッグ、パスタ、それに私の持っていった俵型の桜ご飯にチキン、こんにゃく。デザートはフルーツの他に手作り白玉やくずもちまであった。夢中で食べていると桜の花びらがコップやお皿の上に乗った。 子供用の、柄の短いバトミントンセットで空振りばかりのバトミントンをした。二人乗りではなく一人ずつゴーカートに乗って、わざと前の車に追突した。ヘトヘトになって息が出来なくなるほど大笑いした。桜と風が心地よかった。 鹿児島の桜はもう散り始めている。 |
2003.04.09 |
−ハワイ帰り− ランチを食べにぽかぽか陽気のセイリングをした翌日、ハワイに行っていた友人が帰ってきた。私のちょうど1年後、同じハワイ大学で、同じ3ヶ月間の留学だった。鹿児島空港の到着ロビーから出てきた友人はな、な、なんと半袖Tシャツで現れ、慌ててハワイ大学のパーカーをかぶった。飛行機に乗っていた他の人も、もちろん出迎えの人もさすがに半袖はひとりもいない。しかも、思わず「Where are you from?」(どこから来たの?)と聞きたくなるような黒さだった。授業の合間を縫って、ワイキキビーチでサーフィンやボディーボードをやっていたそうで、荷物が少ない上にボードなんか脇に抱えていた。 第一声は「日本は息を吸うと肺が凍り付きそうに寒い」だった。おー、何を言っているか、これでもずいぶん暖かくなって桜だって咲いているんだぞ、と反論する。しかもここは鹿児島で、日本の中では暖かい方に違いない。だが確かに去年、同じ時期に私が帰ってきた時は桜は散ってしまっていた。 友人は私と同じ卒業証書を見せてくれた。だが見慣れない証書がもう一通。「ジャパニーズカルチャークラブ」の証書だそうだ。そんなのあったっけ・・・。実は友人、私も出席していたアメリカの学生向け日本語の授業にボランティアで参加したらしい。日本語を英語で教える授業というのはとても興味深く、かつ英語の勉強にもなって楽しかった。それがひょんなことから同じ日本人留学生にその授業参加を促すビラをまくことになり、その参加希望者が思いの外増え、ならいっそと双方の先生を引き合わせ放課後に教室を借りて双方の学生を集めて会話をしたのだそうだ。多いときには教室3つ分にもなったマネジメントの結果がこの証書だそうだ。「sea-laの10倍は楽しんだ」と豪語している。まっ、言わせておこう。私も燃焼しきった。何もかも倒れるまでやったのだ。悔いはない。 友人からメールが来た。もう、ホームシックの域を超え、ハワイに恋煩いだそうだ。朝起きると自分がどこにいるのかわからない、そして目覚めたときどうしてハワイじゃないんだろうとがっかりする、空が青くない、真剣にダウンタウンに行ってパパイヤ買ってこなくちゃ、と考えているのだそうだ。そして今晩にでもハワイに帰りたい、とダダをこねている。 その気持ち、よ〜くわかる。 |
2003.04.22 |
−ひょっこりひょうたん島− ちょっとご無沙汰。ハリーポッターの英語テープは未だ聞き続けており、ペーパーバックはやっと半分ほど読み進んでいる。 ビンボーな私の英語勉強法はハリーポッター一筋からほんのちょっと進化した。NHKのニュースは午後7時と10時の2回だけが二カ国語放送だとわかったのだ。私のところのオンボロテレビでも、録画するかビデオデッキを通せば副音声の英語で聞くことが出来る。これは日本語で放送しているものを同時通訳しているので結構楽しい。ウラではわずかに日本語が聞こえるし、ニュースの見出しは日本語字幕だ。とにかく英語により多く浸れば良いと思うので、ニュースは録画せずご飯を食べながら流していたりする。だからせっかくニュースを見ているのに何が起こったか把握出来ないなんて言う事態も起こるけど、まぁ、致し方ない。 そこへ、何十年かぶりに「サンダーバード」が放送されることになった。1965年から放送されていたイギリスの人形劇である。もちろんイギリスのものなので二カ国語放送、英語で聞くことが出来る。先週から始まっていて2回分、録画して見た。黒柳徹子等の声ではない、生の声を初めて聞いた。小さい頃の記憶なんていい加減なもので、何となくそのような類のテレビは勧善懲悪もので悪者をやっつけるものだと思っていたのだが、何とサンダーバードは国際救助隊の話で、爆弾を仕掛けられた飛行機から乗客を救い出したりする話だったことに感動した。しかも、CGなんか無い時代にあれだけの動きや小道具をひとつひとつ手作りして動かしたと言うから凄い。肝心な英語もさすが子供向けだけあって、ERなどと比べるとゆっくりしていて聞き易かった。ハリーポッターのテープと同じくらいだろうか。人間のように表情がない人形なのだが、ニュースよりはずっとわかりやすい。 日曜夜、7時からのサンダーバードの後に「ひょっこりひょうたん島」も始まった。これはもちろん日本語なのだけれども、今更第一話を見るとびっくりする。遠足に行った先で火山の爆発が起こり、その爆発のせいでひょっこりひょうたん島は陸から離れて動き始めたと言うことをご存じだろうか。そしてよく考えればそうだったかと思うのだが、このドラマはミュージカルだったのだ。しかもドンガバチョは何とテレビ画面からひょうたん島に転げ落ちて来て登場したのだ。 大人の見る子供向け番組も結構楽しい。しかもこの2本は何十年も前だと言う年代を、まったく感じさせない。携帯電話や電気製品は進化しても人間の感性はあまり進化していないのではないか、と考えさせられる。 |
2003.05.02 |
−GW 前半− またまたご無沙汰してしまいました。m(__)m 車のディーラーでのお勤めが4月25日までとなり、○○海上火災保険(株)鹿児島支店に戻ることになった。派遣期間が切れてもまたすぐに次の仕事があると言うのはこの時代結構有り難いことなのだろうが、慌ただしい。もう少しのんびりさせてくれないかなぁ、などと不謹慎なことを考えたりする。GW明けから勤務する保険会社の自動車営業課は、今まで車のディーラーの保険課から特に課長が日に何度も電話を掛けて問い合わせていた先である。その電話に私が出て答えることになる。特に5月から保険会社では、日々の申込書処理などの事務作業は事務センターで集中処理されることになっており、営業部門である自動車営業課の社員は大幅に減らされる。特に女性は半分以下となり、正社員2名と私だけだ。正社員のひとりは社員2年生だそうで、もうひとりは以前私がその保険会社の別の部署に勤務していたときの友人だ。今までの課長に、「規定集の○×ページをご覧頂ければおわかりになると思います。」と言ってみたい。 たった8ヶ月ほどだったのに盛大な送別会を催してくれた上、大きな花束を4つも抱えて帰宅した。その後課の女の子とこっそり食事に行った。彼女は私が勤め始めた頃ストレスで体調を崩したこともあってか仲良しで、私の派遣契約切れを泣いて悲しんでくれた。勤務先のビルはほぼ斜め前なので糸電話を引こうと本気で話し合った。他の友人たちも、「携帯メールを出しますから2社の間のうどん屋でお昼に会いましょう」と誘ってくれた。保険課から短縮電話の063を押すと私の勤める自動車営業課につながるのだと教えた。 そんなこんなでやっと迎えたGWなので、前半は花束を抱えたまま唐津へ行った。釜山のヨットレースと言う話もあったのだが、勤務先の保険会社からは「出来れば韓国へも行かないで欲しい」と言うお達しが来たのだ。例の新型肺炎である。危険なのは中国と香港ではなかったのか。戦争も肺炎も本当にやっかいだ。今回は押し切ってまで行きたいとも思わなかったので唐津の知り合いの家で仲間とのんびりすることにした。もんじゃ焼きやチヂミを焼き、トンカツパーティーを開き、餃子を作って巨大な画面でDVDを見た。 今回は、DVDが発売したばかりの「ハリーポッター第二話・秘密の部屋」と、二話を見る前にどうしても早く見なくちゃとみんなに勧められた「ロード・オブ・ザ・リング」、それとアカデミー賞を受賞した「千と千尋の神隠し」を見た。 仲良しの課の女の子に「DVD、見たよ。だけど彼が最初に死んじゃうのは悲しい。」とメールした。すぐに「大丈夫、死んでないから。」と返事が来た。果たして・・・。 |
2003.05.06 |
−DVD− それは「MD(ミニディスク)が丸なのか、四角なのか」と言った、素朴な疑問から始まった。私はFD(フロッピィディスク)のような四角だと思い、友達は小さなCD(コンパクトディスク)だと言うのだ。「会社の子にメールで聞いてみる?」「三角だって言われたらどうするんだ」と言うことになる。今更恥ずかしいので自分たちで確かめるしかない。これでも私はご承知の通りノートパソコンを持っており、HPも開設し、デジカメを使い、携帯メールだって出来る、ごく普通の日本人だと思っている。宇宙から来たわけじゃない。 そもそも、ハワイへ留学した友人に「英語の勉強のために安い洋画ビデオを買ってきて欲しい」と頼んだ。友人は帰国するなり、「ハワイにはビデオは売っていない。ビデオ屋はすべてDVD屋に変わっている」と言った。去年私が留学した時は、まだビデオ屋の棚には安売りビデオのコーナーがあったはずである。だが、よく考えると3/4のスペースはDVDだったかもしれない。そもそも私がDVDが良いと思ったのは画質の良さではなく、ビデオのように「字幕版」か「吹き替え版」かを選ばなくても良いことであり、見たいときに「じゃ、今日は字幕も英語にしてみよう」なんてことが出来ちゃうためだった。 そして先日、久しぶりにパソコンショップを覗いたら、あの大きなデスクトップ機は中古のコーナーにも見あたらず、ノートパソコンはDVD対応になっていた。DVDとCDは同じ大きさのようで、同じところに挿入するらしい。 「じゃ、一体これからどうすれば良いのよ」と言うことになる。まったく何も持っていないならいざしらず、中途半端にスペックの低いパソコンと、中古の小型テレビと、安いビデオデッキ、それに毎年1度は壊れるステレオがあるのだ。捨てるのも勿体ないし、すべてを新しく買い揃えるほどの予算はない。デジカメ全盛のこの時代に、今更フィルムを装填するカメラを買うようなことはしたくない。だけどビデオが売り出された頃のベータシステムのビデオを買った人はやむなくVHSに買い換えるハメになり、その後発売されたレーザーディスクなんて今時どこにも見あたらない。だからといって映画くらい見たいし、音楽も聞きたい。自分だけ、「LPレコードで良いんだ」と思っていても、もはやプレーヤーの針さえ売っておらず、音楽家達は新しいアルバムをLPでは発売しない。しかも友人から借りたり、レンタル屋から借りたり出来なくなるのは辛い。 電気屋へリサーチしに行くことにした。玉手箱を開けてしまった浦島太郎の気分である。 まず、やはり世の中はDVDのようだ。だがしかし、ソニーやシャープなどのメーカーと、東芝やパナソニックなどのメーカーのDVDのシステムが微妙に違っており、ベーターとVHSほどではないが互換性がないらしい。つまり、市販のDVDを買って楽しむ分にはどちらのシステムでも見ることが出来るが、システムの違う友人の家でDVDに録画したテレビ番組を借りては見られない。だけど「今や映像は断然DVD」なのだそうだ。そう言えばカーナビもDVD対応が発売されている。カーナビでも映画が見られるそうだが、音楽ならともかく運転中に映画など見る必要があるのだろうか。実はGW前半に知り合いの家で巨大画面で見たDVDは、プレイステーションと言うゲーム機で再生していた。恐るべしDVD。その知り合いも互換性のない機種を買うのは嫌なので今のところ様子を見ており、統一されたら買うのだと言う。 たくさんのDVDが並んでいた。何と再生専用の物は、メーカーは聞いたことがないが7,000円ほどからあった。よく聞くメーカーのものでも1万円くらいで売っていた。だが、自宅で録画しないで、購入するDVDだけを見るのは高くつく。録画出来るDVDとなると桁が一桁違った。7〜8万円だ。そして更に高価な15〜16万円程度の物にはDVD本体にハードディスクが内蔵されており、そのハードディスク自体に録画出来るそうだ。そのため150時間なんて言う長さの録画が可能なわけで、DVD1枚でそんなに録画出来る訳じゃなかった。一度ハードディスクに入れて置き、その後残したい物だけDVDに保存するのだそうだ。おー、まるでパソコン。だけどこんなに良いDVDを買ったら(買えないけど)、新しいテレビも欲しくなるに違いない。 次はMD売場だった。 |
2003.05.10 |
−MD− そろそろハリーポッター第一巻もさすがに飽きてきたので、ビデオの副音声で二カ国語放送されているテレビを見るチャレンジを続けている。以前アクション物の007シリーズやダーティーハリーが良いと書いたのだが、ビバリーヒルズコップは最悪だった。自信のない人はやめた方が良い。エディ・マーフィーが異様な早口で、日本語でも辛いくらいだ。最近ではアクション物よりディズニーなどの子供向け映画がお勧めである。 そうそう、MD(ミニディスク)売場だ。 私は以前、ソニーの「ウォークマン」を持っていた。カセットテープを入れて、歩きながらでも、電車の中でも好きな音楽が聴けると言う夢のような機械だった。大きさもカセットテープを一回り大きくしたくらいのもので、ソニーは毎年、より小さくおしゃれな機種を発売していた。 その「ウォークマン」に比べ、大きさは半分、厚みも半分くらいだろうか。つまり、1/4くらいの大きさである。ズボンのポケットではなく、ワイシャツのポケットに入れて違和感がないほどだ。しかも軽い。そもそも友達と疑問を持ったMDソフトは三角形ではなかった。四角い、小さなフロッピィディスクの中に、小さくて丸い、小型のCDのようなものが入っていた。カセットテープのように74分とか80分と言う物が売られていた。それを挿入してヘッドフォンで聞くのだ。MDを試聴してみたところ、予想に違わずステレオのように迫力のある、それでいて繊細な音だった。 MDにも再生専用の機種と、録音出来る機種があった。では一体どうやってこれにCDの音楽などを録音するのか、係の人を捕まえて聞いてみる。「ステレオの出力端子と、MDの入力端子をつなげるだけです」と簡単な答えが帰ってきた。「出力端子がなければ、ヘッドフォン端子でも代用出来ます」とのこと。思ったより簡単だ。ソニーの新しく発売された機種では何やらソフトがついていて、インターネットからダウンロードした音楽や、パソコンに取り込んだCDを編集してMDに落とすことが出来るのだと言う。さすが、ソニー。 ついでに素朴な疑問。英会話のテープなどのようにほんの少しだけの巻き戻しが可能かどうか。答えはノーだった。CDが出来ないように、MDもカセットテープのようにほんの数秒の巻き戻しは不可とのこと。MD売場の人はそれら簡単な当たり前のことを、どうしてこの人は知らないのかと不思議に思ったに違いない。どこか宇宙から来たのだろうかと思われたかもしれない。だけど笑いもせず、まじめに答えてくれた。結果、少しだけバージョンアップ出来た。 これから映像は、カーナビであろうと、ゲームであろうと、映画であろうと、ビデオに変わってDVD。外出で見られないテレビ番組もDVD録画と言うことになるのだろう。DVDは専用機を使ってテレビ画面で見る他、ゲーム機のプレイステーションやカーナビを使って見ることも出来る。パソコンに挿入してパソコン画面で見ることも可能だ。当分ミュージシャンは新しいアルバムをCDで発売するだろうが、画像付きのDVDも増えるだろう。マイカーでだったらCDをそのまま車のプレーヤーに挿入して楽しみ、通勤通学の途中だったらMDに落として楽しむのだ。 ひょっとしたら、カメラのついた携帯のように、MDも携帯と合体しちゃうかもしれない。それこそ007の世界である。私の小さな希望としては、携帯できるものはせめて日常生活用防水で、MDも会話テープのようにほんの少し巻き戻せると良いなあ。 |
2003.05.14 |
−梅の実採り− GW明けから保険会社の自動車営業課で働いている。初めて出社した日は新しい文房具ひと揃いと生花のバスケットが迎えてくれた。損害保険の仕事に変わりはないが、久々にぐっとレベルアップした感じ。車通勤も制服もなくなった。私服の首から名札をかける。ドラマで見た新聞社かテレビ局のようだ。 自営課には以前この保険会社の別の部署に居たときの友人が居た。日曜、その彼女の家で梅の実を収穫すると言うのだ。梅の実なんて取ったことはないし、毎週行っているヨットから歩いていかれるほどなので見に行くことにした。 何と梅の実は叩き落として取る。手の届くところは一粒ずつ取っても良いが100年も経った木なのだそうで、届かない。竹を振り回し、叩き、落ちてきた物を拾うのだ。それがまた凄いお屋敷で、梅の木の下には満開のツツジがあったりしてよく見ていないとどこに転げたかわからなくなる。落ちている梅に気を取られていると上からバラバラ降ってくる。 行くなり、「そんな靴じゃダメですよ。長靴を履いて下さい。」と言われ、虫よけスプレーと軍手を手渡された。友人と友人のお母さん、それにお母さんの同窓生と言う女性数人と一緒に夢中で梅を集めた。結構楽しい。友人はそこには住んで居らず、毎週管理に来るのだと言った。昭和2年に、5年がかりで建てられた建物だそうで、長い廊下やたくさんの部屋、風呂釜かと思われるご飯を炊く釜と、かまどがしつらえてあった。本当の浴室はタイル張りで、いつまでたっても暖まりそうもなく広く、庭には池や大岩があり、見上げるほどの桜や楓があり、山歩き出来そうだ。 敷地内に竹藪もあった。梅の次は「コサン竹」取り。普通のタケノコと違い、細くて柔らかいのだそうだ。 この日、何もかも初めての経験をして、たくさんの梅とコサン竹をもらって帰った。帰る途中、ホワイトリカー、氷砂糖、粉の黒砂糖を買う。 |
2003.05.18 |
−梅・梅・梅− そう言えば今日はお誕生日。お祝いして下さったみなさん、ありがとう!!ちなみに、今日のヨットレースは準優勝でした。(^O^) 初体験の梅を取ってきた日、さっそく梅を漬ける?ことにした。そう言えばイチゴ狩りとか、梨狩りとか、栗拾いなどと言うが、梅は何と言うのだろう。さしずめ梅叩き落とし、拾い・・・(^_^;) 梅と言えば梅干しと梅酒だが、それだけでは私としてはあまり触手を動かされない。そのお屋敷の友人は梅サワーと梅ジャムも作ると言うので俄然やる気が出たのだ。梅サワーと言うのは梅酒を作る行程とほぼ同じ。保存容器に洗って水分を取った梅と氷砂糖を入れ、ホワイトリカーの代わりに酢を注ぐ。あのすっぱいお酢だ。これを梅酒のように1、2ヶ月漬け、炭酸や水、氷などを入れて飲む。思いっきり身体に効きそうである。炎天下のヨットにも良いかも知れない。梅はひと月も漬けておくと成分が出つくしてか、しわしわになるのだそうだ。 そして梅ジャム。イチゴやリンゴなどのようには砂糖を入れて煮ても簡単に柔らかくなりそうもないが、すこぶる美味しいらしい。パンに塗ったりする前に、スプーンですくって食べてしまうと言う。友人のお母さんは疲れが取れるのだと言った。ただし友人は焦げないように4時間も鍋をかき回し続け、腱鞘炎になりかけたと言った。 頂いてきた梅を洗い、枝の端が残っていたへその部分を取り、水分を拭き取る。まず1.8Lのホワイトリカー2本と氷砂糖1.6キロを使って2キロの梅を梅酒にする。熟れすぎたり、傷のあるものをガラス鍋一杯残して、ジャムにするため粉の黒砂糖をかけて置いておく。何となく黒砂糖の方が身体に良さそうな気がしたのだ。そして梅サワー。きれいな青い小梅を750グラムほど頂いたので、梅酒で残った氷砂糖と、ちょっと奮発して鹿児島特産の黒酢1本(500ml)に家にあった純米酢を半本くらい足して漬けた。 焦げないかと心配していた梅ジャム用の砂糖をかけた梅は、一晩おいて置いたら水が出ていた。ただそれだけで弱火にかけたら面白いように水分が出てきた。しばらくすると丸のままの梅が崩れてきた。問題は種だが、友人のアドバイス通り食べる時に出せばよいことにした。二日がかりで2時間ずつ煮た。砂糖は少な目だからちょっと酸っぱいが、その酸味が美味しい。3つの空き瓶を熱湯消毒して詰める。 コサン竹は下ゆでしなくて良いと言うので軽く湯通しして、ひと煮立ちした酢醤油に漬けた。こちらはすぐに食べられる。 取るのも、その後も楽しい。来年も絶対行くゾ! |
2003.05.22 |
−日本語英語− 英語で見る映画で、「ビバリーヒルズコップ」は早口過ぎてわからないと書いたが、「スターウォーズ」は複雑すぎて更にわからない。(^_^;) 留学していたときの自分専用単語帳に、ハリーポッター第一巻を半分まで読み進みながら加えた単語数が700を超えた。このままいくと結局その都度ホンモノの辞書を引いた方が早そうな勢い。で、これまた最近の傾向は「わかるはずだと思っていた単語」である。 そこでクイズ。以下の5つの単語を辞書で引いたとき、最初に表示されている意味は何でしょう。(参照「研究社:英和中辞典」) 1.ジャスト「just」、2.コンプレックス「complex」、3.アパート「apart」、4.ハイヤー「hire」、5.フェイント「faint」 1.justは「ちょうど」だと思いこんでいた。確かに副詞だと「まさに、ちょうど、まさしく」と言う意味になる。だがしかし、辞書を引いて最初に表示されていたのは形容詞だった。その意味は「(人・行為など)正しい、公正な、公明正大な」とある。「公平で、正当な」と続く。「ちょうど」じゃ意味が通じないと思って調べたのだ。 2.コンプレックスと言うのは、もうすっかり日本語になってしまっていて訳せない。何というか、弱みとでも言うような感じだろうか。これが辞書をひいてみるとびっくりする。まったく違うのである。形容詞で、「複合の、いくつかの部分から成る、合成の」そして「複雑な、入り組んだ」と続く。私の知っていた意味は形容詞の項が終わって名詞になり、「複合体、合成物、集合体、工場団地、コンビナート」の後、精神分析用語として「コンプレックス」と表示されていた。 3.日本でアパートと言えば私が住んでいるような住居を指す。だが本当はそれはアパートメント「apartment」であって、アパートは副詞または形容詞なのだ。「(時間・空間的に)離れて、別れて、別々に」そして「〜離れて、別れて、離れ離れに、ばらばらに」と続く。さしずめ私の住まいは「別々の部屋」とでも言うような意味なのだろう。 4.タクシーとかハイヤーの、あのハイヤーである。それが「雇う」と言う動詞だった。employと違って正式に雇用するのではなく、お金を払って一時的に人を雇うときに使われる言葉のようだ。だからハイヤーと言うのであって、白い手袋をした人にドアを開けてもらって黒い車に乗ることだとは限らないのだ。ハハハ 5.日本語ではフェイントをかけると言う。これも日本語になってしまっていてうまく訳せない。一時的にだますと言うか、ふりをする、と言った感じだ。だがしかし、「(音・色・光など)かすかな、ほのかな、(考え・希望など)わずかな、ぼんやりした、(疲労・空腹・病気などで)気が遠くなって、めまいがして、(努力・行動が)弱々しい、気のない、弱い」と、なんと私の知っているような意味は辞書にはなかった。あれは別の単語だろうか。形容詞の意味に続いて動詞では「卒倒する、気が遠くなる、気絶する」と言う意味の恐ろしげな単語だ。 日本語の中で慣れている単語こそ、確認が必要なのが情けない。 |
2003.05.26 |
−お金の話− 物いりである。「a drain on my purse」だ。 自動車税を払わなければならず、2日間通った歯医者の治療費は負担が3割に増えており、アパートの家賃が6月から値上げされ、挙げ句敷金の値上げだそうだ。 だいたい敷金の値上げだなんて変ではないか。敷金と言うのは日本独自のシステムで、例えば私が家賃を払わなくなってしまったり、引っ越しした後にドアが壊されていたりした場合の修理代に使うお金だ。それが住んでいる途中に値上げされたりするものなのだろうか。 市の無料相談所に電話で聞いてみる。な、なるほど。何とか納得できた。アパートは何世帯もあって、初めから入居していた人は敷金が2ヶ月分だったとしても、物価の値上がりなどの理由により、ある時期から3ヶ月に改正したとする。すると大家さんとしては誰かが引っ越していく時、その人が敷金をいくら支払ったのかわからなくなって煩雑になるのだと言う。そんな場合は一律にするために途中の値上げもあり得るのだそうだ。ただこの場合、このご時世いつ何時不動産屋が倒産するかわからないので、大家さんに直接支払うか確認を取るようにしないとせっかく支払った追加分が大家さんに渡っていないと言うトラブルが起こるとのアドバイスを受けた。 まず隣に住むお兄ちゃんを捕まえて聞いてみる。もう10数年住んでいて何の問題もないので明日の期限までに不動産屋に払いに行く予定だと言う。大家にも電話してみる。初めて話したが相当のおばあちゃんで電話での会話は難しい。「あのぉ、敷金の件なんですがー」「ああ、ちゃんと家賃はお振り込み頂いていますよ。」結局不動産屋に支払うことにした。 家賃の値上げは2,000円だ。37,000円になる。東京から考えれば笑っちゃうほどの金額だけど値上げは気分が悪い。だけど6畳、4.5畳の部屋と、4.5畳の台所にお風呂とトイレがついていて、湯沸かし器も全室最近新しい物に取り替えてくれた。駐車場もついている。まぁ、仕方ない。 そんな時期、電子辞書の調子が悪い。すぐに電源が落ちてしまう。まぁこれも3年くらい毎日持ち歩いて使っているわけだし、留学先ではこれがなければ生きていけないとばかり酷使したし、もともと1万円くらいでインターネットで購入したものなので買い換えよう。今の物は英和と和英に普通の国語辞典がついているが、この国語辞典を広辞苑に変えたバージョンでも1万円以内で買えることがわかった。 DVDとMDはまだ当分入手出来そうにない。 |
2003.05.30 |
−英語でテレビ番組を見よう!− まず、放映されている二カ国語放送を安価に見るには、テレビに接続されているビデオデッキ(あ〜、これもそろそろDVDにおされて過去の遺物となるのか?!)とテレビの電源を入れる。次にテレビをビデオモードにする。そしてこれからビデオを見るぞと言う状態で、ビデオデッキ本体かリモコンについている音声切替ボタンを副音声にするだけだ。チャンネルはビデオのリモコン操作で行う。すると貰い物の中古テレビと1万円だったかの安売りビデオデッキと言う組み合わせでも英語放送が聞けちゃうしくみなのだ。もちろんそのまま録画も出来るし、留守録しておいたものは同じように副音声で見れば英語となる。ただし残念なことに字幕は出ない。音声切替ボタンで主音声の日本語を選ぶか、副音声の英語にするかの二者択一となる。そう言えばアメリカのテレビ番組は、テレビ本体の設定を変えれば、全てのテレビ番組や時にはコマーシャルまでもが耳のハンディキャップを持つ人達の為に字幕表示されるのが、羨ましい。まっ、日本語字幕があればつい読んでしまって勉強にならないのでよしとしよう。せめて願わくば、DVDみたいに英語の字幕が出てくれると嬉しいんだけど・・・。 そうは言っても英語で見られる番組は限られている。テレビ番組表の頭に「二」と表示されているものだけなのだ。最近の洋画は字幕版は滅多になく、たいてい吹き替えになっているので二カ国語放送となる。 毎日二カ国語で全国放送されていて結構面白いのは、午後7時と午後10時の「NHKニュース」。バックに画像があるし、タイトルは当然日本語なので話題がわからないと言うことはない。わずかに日本語も聞こえて、その上に同時通訳者が英語を話している。相撲の結果などは笑える。 洋画は個別にチェックするとして、その他はNHK教育で日曜日の夜7時から30分間の「サンダーバード」、同じくNHK教育で土曜朝7:40〜8:30(または夕方再放送)の「セサミストリート」くらいだ。「ER」もあるが、あれは私には早すぎて難しい。東京ではテレビ東京で「CSI:科学捜査班」と言う番組をやっているらしいが鹿児島では放映されていない。 それだけではつまらないので英会話番組を加える。 火曜〜金曜日、午後11時から10分間だけの「100語で英会話」、火曜日その後の「エンジョイスピーキング」、金曜同時刻の「今から出直し英語塾」、月曜夜11:15から30分間の「英語でしゃべらナイト」、土曜日夜11時から民放(鹿児島ではKKB鹿児島放送なんだけど)での「スマステーションU」の中の「ベラベラ」。もっとレベルの高い人なら「ビジネス英語」とか「ドラマでリスニング」なんかもある。最近はどうも気に入ったテレビ番組が少ないので、私はニュース以外はたいてい録画して好きな時間に見ている。 これだけ見たり聞いたりしても、話す機会は滅多にない。 |
2003.06.03 |
−ハワイに行きたい− もちろん英会話の機会を得たいなどと言うだけのためではなく、中毒症状が出ている。特にこのところジメジメと蒸し暑い(この現象を私は「茹でたコンニャクをこすりつけられている気分」と表現している)日本に居ては、ハワイの、「気温28度、湿度40%」などと聞くとたまらない。日本の湿度の半分だ。新型肺炎が恐いので何とか思いとどまっているに過ぎない。want(欲する)やhope(望む)と言うより、eager(熱望して)と言う気分。 そこでせめて次回ハワイに行ったら、と言うユメを考えてみることにした。 1.英語さえも通じないチャイナタウンの店で、超安くて美味しい飲茶をお腹いっぱい食べる。 2.もちろん川沿いのあの店にベトナムの麺「フォー」を食べに行く。 3.朝食には、冷やして半分にしたパパイヤにその辺の木のライムを絞って頂く。 4.ティータイムにはヤミーヨーグルト。 5.カイムキのカフェやワインセラーにも足を運ぶ。 食べ物ばかりではなくて、 6.グッドウィルより大きな古着屋へも行ってみたいし、 7.会社更生法が適用されたと言うK−martにも貢献しなくちゃいけない。(サンダルや下着は安くて良いし、シュノーケル用品もあそこで買ったのだ。) 8.最近、カハラモールの雰囲気も懐かしくて仕方がない。 9.当然、ノースショアを散策し、 10.ヨットクラブでカクテルを傾けながら風を感じ、 11.ホストマザーやフラの先生にももちろん会いに行き、 12.ハワイ大学にも顔を出す。 13.ウィローズでハワイアンを聞きながら食事を取り、 14.フライデーナイトヨットレースに出る。 この際食事なんて「量が多すぎる」「飽きてしまう」と言っていたパンケーキ1枚でも、ハンバーガーでも、プレートランチでも、今ここで考えれば贅沢品に思える。あの「風」を感じるだけでも良い。試しにこのメールを送った友人からはなんと、「ククイナッツを拾ってレイを作りたい」とこれまた手間のかかりそうな計画が送られてきた。どうやって穴を開けるのか、中の油はどうするのか、ナゾである。他にもロコの人達がネイバーと呼ぶ離島へも行きたいし、これじゃ一週間くらいでは満足できそうにない。 |
2003.06.07 |
−献血− 先日、生まれて3回目の献血をした。会社の玄関前に献血車が来ていたのだ。献血は検査通知が送られてくるので定期的にすると良いと、看護婦である友人に勧められている。だがその前はちょうど2年間空いていて、たぶん比重が足りなかったとか、歯医者へ行った次の日だったとかで出来なかったのだ。もともと私は東京に居た時はいつも比重不足で一度も献血をしたことがない。それが何とか出来るようになったらしい。世の中には凄い人が居るもので、当日もらった冊子には献血70回と50回の姉妹がインタビューを受けている記事が載っていた。風邪薬を飲んでも、歯医者で治療を受けても献血は出来ないので健康維持の良い励みになるとのことだった。 今回の比重検査は何が良かったのかわからないけどパスし、10日ばかりで成績記録が郵送されてきた。生化学検査成績記録と言うヤツだ。私には視力とか、体脂肪とか、運動神経とか、虫歯とか、肩こりとか、良くないところもいっぱいあるのだけれど、この成績記録だけは過去3回パーフェクトである。ただ何が良いのかは不明。ひとつだけヨット仲間の数人が、「酒の飲み過ぎでガンマーGTPとやらの数値が異常に高い。」と言っていたのでこれは肝機能のことだろう。良く言うコレステロール値もなんとなくわかるがその他の数値が何を指すのか、不明なのだ。だがとにかく、すべて標準値内である。 ALT(GPT)・・・12(標準 IU/L 5〜45) AST(GOT)・・・16(標準 IU/L 11〜37) γ−GTP・・・・・・・19(標準 IU/L 10〜65) 総蛋白・・・・・・・・7.1(標準 g/dL 6.5〜8.2) アルブミン・・・・・4.4(標準 g/dL 3.9〜5.0) アルブミン、グロプリン比1.6(標準 1.2〜2.0) コレステロール・・179(標準 mg/dL 110〜250) 献血の後はその分の水分補充をすれば良いそうで(アルコールではダメだそうです)、オレンジジュースと歯磨き粉を頂いた。 血圧もチェックしてもらえるし、みなさん、たまにはいかがですか? |
2003.06.14 |
−鹿児島沿岸− 鹿児島は数日前に梅雨入りした。鹿児島の梅雨はしとしと降るのではなく、ごうごうと降る。土砂降りだ。ここ数日は雨に加えて凄い風も吹いている。前線が中国大陸から真横に、ちょうど鹿児島の南端くらいに伸びているのだ。 今日、土曜日の鹿児島地方はもちろん雨。大雨、雷、洪水注意報まで出ている。沖には波浪注意報も出ており、さぞ時化ていることだろう。朝、携帯電話が鳴って起こされた。電波の状態が悪く、一度切れる。もう一度かかってきた電話は友人のヨット乗りからだった。「今、古仁屋にフネを着けるところなんだけど、入ったことある?どこがいい?」古仁屋と言うのはトカラ列島の南、奄美大島の、裏側と言うか名瀬の反対側の素晴らしい水路にある港だ。確か先週、日本海の敦賀を出たフネだ。 起きてコーヒーを入れていると再び電話。今度は木曜の夜大阪を出航し、鹿児島に向かっているヨットからだった。来月の「火山めぐりヨットレース」の為に、早くも回航して来ると言う。さっきの電話から30分も経っていない。みんな好きだよねぇ、って思うけど私もその一員か?!「今ぁ、足摺岬を越えた所なんだけどぉ。」やはりこちらも電波の調子が悪い。足摺岬はもちろん四国の左下の出っ張りのことで、陸から離れてしまうと電波が途切れてしまうため慌ててかけているようだった。「鹿児島は今、土砂降りですよぉ。そっちはどうですかぁ?」思わずこっちも大声になる。「小雨。風14ノットで軽快に帆走ってるよぉ。」 チャート(海図)を見る。早くても鹿児島市内に着くのは今日の夜中か明日、日曜の明け方だろう。時間があるので1年半ぶりに美容院へ行くことにした。少ない人には申し訳ないけど、多くて暴発してしまう髪を強制的に伸ばしに行くのだ。一度伸ばした髪は半永久的にそのままの状態を保つ。だけど伸びてきた部分が多くなるとその部分だけは広がってしまう。男性の床屋と違って3時間くらいはかかるので時間がないとなかなか行かれない。 美容院からの帰り、最寄りの銭湯の営業時間をチェックする。今夜は10時まで、明日の日曜日は朝9時からだそうだ。潮だらけになった仲間を温泉に案内しよう。鹿児島の銭湯は全て温泉なのだ。 夜7時のニュースで天気図をチェックする。なんと各種注意報に加えてまたもや台風6号が向かって来るとのこと。大阪からのヨットはあれから電波が通じない。携帯もだいぶ進化したけど、海の上でも自由に使えたらいいのになぁ。 |
2003.06.20 |
−機内誌− 何度も言うように、私の愛読書は「機内誌」である。お金がかからない上に、その辺の雑誌よりはずっと面白く、為になり、尚かつ持ち運びやすい。飛行機に乗ると前の座席のポケットに「ご自由にどうぞ」と入っているヤツだ。機内誌好きを知っている、出張の多い友人が乗る度にもらってきてくれた機内誌の箱がまた、届いた。 JALのコピーが頭から離れない。 「日本にいると、日は出ずるもの、人生は働くものでした。 ハワイにくると、日は沈むもの、人生は遊ぶものになります。」 バックの写真は夕暮れのビーチ。ただ、何もない波打ち際と砂浜が、たぶん、暮れる夕陽に真っ赤に照らされている。夕陽自体は映っていない。ただ、小さく人がひとり、犬を連れて散歩している。こんなコピーでハマルなんて重症だなぁと思いつつ、目が離せなかった。 私は夜があまり好きではなく、従って夕暮れも好きになれず、どうもこれから暗くなると言うイメージが私を暗くさせていたので、ヨットの、夕方から夜にかけてのワッチ(見張り当番)も好きになれない。だけどやっぱりハワイに居ると夕方でも、夜でも、いつでも楽しいことがあるので暗い気分になったことはなかった。 だいたい、この湿度に耐えられない。台風が過ぎた後の鹿児島は尚更に居心地が悪い。温度ではなく湿度なのだ。気温は25度ほどなのに、寝ていても汗をかき、布団も部屋もジメジメし、とにかく「カラッ」としないのだ。温度があまり高くはないので、クーラーの除湿もあまり効果がない。 何とか気分転換しようと、イタリアレストランへ行った。この店も何と機内誌に載っていたところで、鹿児島市内なのに始めて知ったのだ。著者は鹿児島に来て無性にイタリアンが食べたくなり、電話帳で調べて片っ端から電話をかけたそうだ。まさか「お宅の店は美味しいですか」と聞くわけにも行かず、揃えてあるワインの種類を聞いたのだという。そんな手は思いつかなかった。私は東京から鹿児島に越してきたとき、友人とレストランに行き、フルボトルのワインはないと何度も断られたことがある。著者はその店を絶賛し、何とカラーで数ページに渡って掲載されていた。 確かに、鹿児島にしては多少値段が高いが美味しかった。ワインセラーからワインを選んでもらい、前菜を選び、手作りパスタを食べ、デザートまで平らげた。 あ〜、明日も雨かなぁ。 |
2003.06.24 |
−英語の勉強− 鹿児島はまたもや雨。こんなに降っていては九州が沈んじゃいはしないかと思うほどだ。水不足の土地にわけてあげたい。クーラーのドライも、相変わらず効きが悪いし、「ジメジメ」は「ジトジト」を通り越して「ビシャビシャ」と言う気分。あ〜、暑いのはガマンするから湿気だけはどうにかして欲しい。外に出るのもおっくうなので、週末は友人を呼んでカウチポテトした。先週大阪から来たヨットから航海中に余った食料を一手に引き受けた際、なぜかジャガイモが3袋もあったのだ。わずか3日間、数名の回航にどうやって食べるつもりだったんだろう。で、そのジャガイモを一袋全部、スライスしてポテトチップにした。揚げたチップスをペーパータオルに広げ、ハーブソルトを振る。フライドポテトと違って薄いので二度揚げしなくて済んだ。すでにフライドポテトは作ったのだ。あとはカレーにでもしよう。ただ、同じ経緯で私の冷蔵庫行きとなった更に大量のソーセージは未だ消費出来ていない。 映画は先日テレビで放映された、ハリソン・フォードのラブストーリーを録画しておいたもの。相変わらず「意地でも副音声」なので、英語である。DVDは持っていないので字幕も出ない。ラブストーリーは二人のしっとりした会話が多いのでわかりにくい。やはりアクション系か。 実は最近、新しい英語のテキストを入手した。 私は5月から列車で通勤している。東京では「電車」と言うところだがこちらではそう言うと必ず言い直される。電気で走ってはいないのだ。汽車、列車、またはJRと呼ぶ。東京では遠くへ行くときでないとおめにかかれない、4人ずつ向かい合わせの座席である。で、その列車で帰宅途中、隣の席の女子高生が勉強していた。見ていたのは文庫本を一回り大きくしたくらいの、厚さ5ミリにも満たない、初めは何かの付録だろうと思ったほどの本だった。左のページには15ほどの日本文、右のページにはその日本文に見合う英文が表示されている。基本的だがためになりそうで、面白そうだった。 ここは日本なので見知らぬ人に尋ねるのは簡単である。教科書か、と尋ねた私に彼女は親切に答えてくれた。「普通の、その辺の本屋さんで買えますよ。今は少しこれとは変わっているけど同じものです。」ついでに出版社と題名を写させてもらった。さっそく本屋へ行ったところ、「あ〜、600選ね。」と私が最後まで言わない内に手渡された。余程有名なのか。しかも値段はたったの、税込み360円である。 題名を「英作基本文例600」、英題が「600 BASIC ENGLISH SENTENCES」と言う。株式会社 啓隆社と言うところのものだ。なんとこの本は鹿児島県の英語の先生達が作っており、何年も前から何度も改訂が繰り返されている高校生向けの参考書だった。著者は「鹿児島県高等学校教育研究会英語部会」となっていた。各単元見開き2ページに15文づつの例文が記載され、40単元まである。 私は今まで会話の練習しかしていなかったので、右のページを隠して英文を書いてみることにした。日に1単元(15文)しかやっていないので未だ9単元だが、完敗である。Sが抜けていたり、シェイクスピアのスペルが書けなかったりと、自分でふがいなさに大受けしている。 持ち歩きにも便利だからだろうか、授業や試験に使われているからだろうか、この本を使って列車で勉強している女子高生(なぜか男子生徒は見かけない)が結構目に付いて、思わず背中を叩いて励ましてあげたい気分だ。 |
2003.06.28 |
−カスピ海ヨーグルト− 遅ればせながら、私も流行のカスピ海ヨーグルトの種を会社の人から頂いて作り(食べ)始めた。 タネは大さじ3杯くらいで1リットルくらい作れるらしく、私は頂いた小瓶のヨーグルトを500CC用パイレックスの蓋付きガラス瓶にあけ、冷蔵庫から出した冷たい牛乳を注いだ。それを台所の隅に置いておくと面白いように固まる。今は気温が高いので室温でわずか数時間。固まったものを寝る前に冷蔵庫にしまうだけだ。それを朝食に頂く。市販のプレーンヨーグルトよりねっとりとしていて酸味が少ない。あまり酸っぱくないので砂糖やジャムなどを入れないでも食べられるくらいだ。 このカスピ海ヨーグルトを持ち帰った教授は毎日、このヨーグルトを朝食に丼一杯食べるのだそうだ。朝食はヨーグルトだけ。ただしヨーグルトはビタミンCなどを加えれば完全食品になるため、トッピングをすると言う。オリゴ糖、アーモンドなどのナッツ類、抹茶、きなこ、ドライフルーツ(プルーン)などが最適だとのことで用意し、その日の気分で乗せて食べるそうだ。教授の奥様は、今までの朝食より簡単で体の調子も良く主人も喜んで食べている、とコメントしていた。教授宅では夕食の料理にもヨーグルトを加えるらしい。 ヨーグルトは便秘に効果があり、腸のためにもよいと言うし、とにかく簡単なので毎朝食べている。暑い朝にはトーストよりもずっと食べやすい。教授のように各種のトッピングを用意するのは面倒なのでハチミツ状になったオリゴ糖(結構高い(^_^;))を購入し、トッピングにはドライフルーツなどが入っているシリアルの「フルーツグラノーラ」を用意した。シリアルに牛乳をかけて食べるのではなく、ヨーグルトにパラパラと入れる。飽きたら入れるもので味も変えられるので結構気に入っている。 そんな折り、友人が今流行の「マイクロダイエット」を始めるのだと言った。私も痩せたいことは痩せたいが、どうもその手のモノはいかがわしく思えてチャレンジしたことはない。その友人は以前、みんなの反対を押し切って健康器具を購入したが、みんなの懸念通りタオル掛けになっている。とにかく、その「マイクロ」なるものは何か、雑誌の広告を読んでみる。 ほおーっ。私の確信はますます深まった。だって、このマイクロダイエットなるものは、朝昼夕のいずれかの食事の代わりに、そのビタミンや繊維など必要栄養素の入ったジュース(またはスープ)を飲むと言うダイエット法なのだ。食べなければ痩せるのは当たり前で、食べない代わりにビタミン剤を飲むのと同じことである。ただそれが味気ない錠剤ではなくて、体裁の良いジュース(またはスープ)に変わっただけである。少なくとも私は一回の食事が一杯のジュースやスープでは気持ち的に満足できそうもない。しかもこの広告によると朝食より昼食、昼食より夕食を代えろと書いてあった。そして効果が高いのは一日二食を代えることだそうだ。普通の食事は朝食だけで、昼と夜にジュース一杯だなんて、いくら栄養が足りていても続けられるものではない。 今までのダイエットと違う点は、ただ食事を抜くのではなく抜いた分の栄養を取ると言うだけだ。しかも高価だ。必要量は一週間に一箱、16,800円。1ヶ月で7万円近くになる。お金をかけて蓄えた脂肪を、お金をかけて落とすなんて・・・。 私はチョコレートと甘いモノを控えて、ヨーグルトを食べて、せいぜい運動で体重を落とすことにしよう。 |
2003.07.02 |
−口座引き落とし 自動車保険− 久々に専門分野のお話。普通、多くの人が自動車保険を口座引き落としにしている。ここで言う自動車保険と言うのは任意保険のことで、車検の時にかける自賠責保険のことではない。ご承知の通り自賠責保険は国で決めた強制保険で絶対にかけなければならない保険だが、相手のケガだけの最低限の補償なので当然足りないわけだ。 その自動車任意保険を1年間一括の保険料が高いと思ったら、5%ほど高くなるが12分割して毎月銀行口座からの引き落としにする。勤務先で給料引き落としにしている場合(これを団体扱いと言う)以外は、たくさんの人が口座引き落とし契約にしている。 ここで、何かの都合で、ある月に引き落としが出来なかったとする。たいていが「預金残高不足」、つまりお金が足りない場合が多い。入金したつもりでいてもガス代とか電気代、ローンなど引き落としの合計額が足りなければ、当たり前だけど何かが引き落とし出来なくなるのでご注意。付け加えておくと、たいていの銀行の引き落とし日は毎月26日で、土日祭日の場合はその翌日となる。土日にあたる場合は月曜が引き落とし日になるが、入金は金曜日にしておかなければならない。もうひとつ付け加えると26日に本当に引き落とされたかどうか、銀行から保険会社に連絡が来るのは翌月のせいぜい5日ごろで、それまでは本人にしかわからない。毎月翌日の27日になると自分の契約の保険料が引き落とされたかどうか山のような問い合わせが保険会社にかかってくるけど、その電話をかけている本人が直接銀行に問い合わせるか、通帳記入するかしなければ、他人である保険会社には引き落としが出来たかどうかはわからないのだ。 お金が足りなくて引き落とせなかった場合、それが1回だったら保険が切れてしまうこともなく、自動的に翌月2回分の請求が銀行に行って、2回分引き落とされれば何の問題も起きない。毎月の保険料が5,000円だとすると、翌月に10,000円引き落とされるわけだ。では2ヶ月続けて引き落としできなかったらどうなるだろうか。 これをギョーカイ用語では「解除該当契約」と呼ぶ。以前勤めていたカーディーラーでは「不渡り」と呼んでいた。つまり、保険会社から強制的に解除するかもしれないと言うオソロシイリストに載ってしまうわけだ。例えば5月も6月も2ヶ月続けて引き落とし出来なかった場合は、いったん引き落としがストップしてしまうので本来なら7月に引き落とされる分も合わせて、すぐに3ヶ月分(上の例で言えば15,000円)を現金で支払わなければならない。しかも、2回目の引き落とし日だった6月26日の翌日である6月27日から保険会社または代理店にその3ヶ月分の保険料が着金するまでの間は無保険となるのだ。もちろん、保険料の支払いがされなければ契約はそのまま解除される。期日までに支払えば無保険の日があったにしろそのまま契約は復活し、8月から口座引き落としされる。 この「解除該当契約」、つまり2ヶ月続けて引き落とし出来なかった契約が想像を超えて相当な件数にのぼっている。「自分はちゃんと支払っているから大丈夫」と言う人も、前や後ろに走っている車が、「一時的な無保険」になっているかもしれないと言うことを、くれぐれもご注意頂きたい。 |
2003.07.06 |
−MDウォークマン− 結構、忙しい。私は忙しい方が元気が出るタチなのだ。夏である。 腎臓移植の後再び人口透析が始まってしまった私のヨット師匠のひとりが、ご夫婦で東京から鹿児島に来たので何度か一緒に食事をした。旅行中も友人の看護婦が手配してくれた病院で透析をしなければならなかったが精力的に窯元を回ったり、砂蒸温泉で楽しまれたようだ。 ご夫妻が帰られて、昨日の鹿児島は「梅雨明けか」と言うほど暑かった。ただし、ゴミバケツや洗濯物がが吹っ飛ぶほどの強い風が吹いている。この中、東京から知り合いのヨットが「火山めぐりヨットレース」目指して鹿児島に向かっている。先月、大阪のヨットが来た時は梅雨の真っ最中で毎日土砂降りの雨にたたられていたが、今度は風に阻まれている。南西の風なので、東京から鹿児島に向かっているヨットにしてみれば真向かいの風となる。そして黒潮と言うのは太平洋側を、どちらかと言えば鹿児島から東京に反対方向に流れている。そんな中をバシャン、バシャンと波に叩かれながら走っている様子が容易に想像できる。考えただけで船酔いしそうだ。 仕事が終わってから夕方携帯でヨットに連絡を取ってみたところ、「紀伊半島沖」とのこと。それが翌日、未だ「足摺岬と室戸岬の間」だと言うのだ。「昨日の夜、どこかに立ち寄りましたか?」「ずっと走りっぱなしだよ」と苦笑い。逆潮2ノットと真向かいの風が邪魔をしているようだ。「日曜日中に着けば港までお迎えに行きますよ」と言ってはみたものの到着はいつになるかわからない。 東京のヨットが着きそうもないので、洗濯をして飛ばないように厳重に干した後、鹿児島に初めてオープンした「デオデオ」と言う電気屋に行ってみることにした。10円の電球を買った後、携帯MDプレーヤー売場を覗く。車通勤ではなくなってしまったため毎日英語のテープを聞くことが出来ず、安いMDプレーヤーでもあったら買おうかなぁと思っていたのだ。それが私としては珍しく、結局最新型のソニー製MDウォークマンを買ってしまった。他の電気屋でもリサーチはしていたが、それでも私としては格別に早い決断だった。 決断が早かった理由は、店員のお兄さんだった。どこかのおじさんに説明していた。的確だった。それを私も一緒に聞いた。その店員は決して無理に売ろうとはせず、高い物を勧めるでもなく、客のニーズに合った物を勧められる知識があった。英会話のテープを聞きたいという私に、たくさんの機種の中から、「この2機種だったら再生スピードを調節出来ます」と言われ、滅多に落ちない私が落ちた。そんなこと出来るなんて知らなかった。会話でも音楽でも2倍の早さから半分の早さまで、聞き難くなることもなく速度を変えられると言うことを手早く電源を持ってきて聞かせてくれた。早くて聞き取れない英語を、少しでもゆっくり聞くことが出来るのは嬉しい。 買ったのは最新型で、チューインガム型の充電池すらなく内蔵されているために超薄型のものだった。本体ごと充電するための、携帯電話のようなスタンドが付いている。どうみても数枚用の名刺入れで、厚さは数ミリ。1センチにも満たず、重さは55グラム。ワイシャツのポケットに入れても生地がたるまないほど。それでもマグネシウムで出来ているために他の物より丈夫なのだそうだ。今ではカセットテープしか聞けない私のような車のために、ウォークマンを車で聞くための、別途2,000円くらいの装置を買うとカセットデッキかラジオで聞くことが出来ると言うことも教わった。ただし購入した機種は再生専用で録音が出来ないため、友人に電話してCDからMDに録音してくれるように頼んでおく。音楽と違って英会話のテープなんて1本か2本で何ヶ月も楽しめるのだ。 今年のラッキョウ漬けを漬けるためのラッキョウと、友人へ手みやげのワインを買って、MDで聞くCD付属の英会話の本を買うために本屋に向かった。 |
2003.07.10 |
−MDウォークマン 2− 神奈川の油壺を出たヨットは、逆潮と強い向かい風により6日間かかってやっと鹿児島に着いた。すでに予定をオーバーしているクルーはヨットヤードでホースの水をかぶり風呂にも入らず慌てて帰って行ったが、私の尊敬するベテランヨット乗りは「今日は帰らない」と言い切り、鹿児島名物のかき氷「白熊」を食べ、温泉に浸かり、ほとんど寝ていないと言うにもかかわらず黒豚のしゃぶしゃぶを食べながら店の閉店時間までヨット談義に花を咲かせた。ヨットは風次第で、どのくらいかかるかわからないと言うところもまた楽しみのひとつのはずなのだが、忙しい日本のサラリーマンにはまた一番やりにくい遊びでもある。私はスキーも、テニスも、ダイビングもやったが、一通り何が何だかわかるまでにこんなに時間のかかるものは他にない。またヨットはレースだけでなく、ゆったりと他の土地へ行く道中を楽しんだり、交通手段のひとつでもあるので、せっかく行ったからにはその土地を見物したり名物を食べたりするのが王道なのだ。だから(と言う接続詞は反論もあるかと思うけど)私の尊敬する、神様みたいに繰船の上手な人達にあまり金持ちはいない。だけど皆、どこからこのエネルギーが出てくるのかと言うほどパワフルで、前向きで、思い切りと言うかギリギリめいっぱい楽しんでいる。 そうそう、私も思いきり前向きに楽しむために、MDウォークマンを買ってから本屋に行った。 4ヶ月ほとんど毎日聞いたハリーポッター第一巻の6本のテープも飽きてきたし、車通勤じゃないとカセットテープを始終聞くわけにもいかないので、MDで英語を聞こうと言う算段なのだ。 この前本屋に行ったときに目をつけておいた本が何冊かあった。 最初はCD付きのCNNの月刊誌にしようかとも思ったのだが、「国連の」とか、「イラクでは」と、話題があまりに高度でついて行けそうもないので取りあえずお預けにした。私が選んだのは韓国人のような苗字の人が書いた「英語は絶対、勉強するな!」と言う不思議な題名の本と、日本で初めて発行されたと言う英語の雑誌だ。どちらにもCDがついている。最近はCDが安くなって付録にもなっているので便利である。前者は前書きのような説明が数ページあった後、「ここからはCDを書き取れるくらいになるまでひたすら毎日聞いてから開いて下さい」と言う掟になっていて、故にまだ読んでいない。ただ、ただ、英語をMDで聞き続けたい私にはもってこいだった。雑誌の方は今まで4巻ほど発行されており、日本で活躍する、日本人を含めたいろいろな人達のインタビュー記事が中心で、インタビューの内容はすべて英語記載で日本語はほとんどない。たぶん付属のCDにそのインタビューが入っているらしく、★印のついたゲストの部分は若干遅くしてあります、などと目次に書かれていた。ただしこちらは表紙に「中級以上を目指すあなたへ」などと書かれていて、グラビアも多く面白そうだがちょっとレベルが高そうだ。 その夜、買った本と手みやげのワインを抱え、友達の家でCDをMDに落としてもらった。取りあえず今週は毎日、「英語は絶対、勉強するな!」をJR通勤時に聞いている。車の運転中はカーブを曲がったり、スピードを出すと聞こえなかったが、今度はホームのアナウンスにかき消されたりしている。だけど電気屋のお兄さんお勧めの、耳に掛けるタイプのイヤフォンは快適だし、ハリーポッターよりずっと聞き易いのでそのまま聞き続けている。前半のセクション1〜24がある会社員の話で、後半の24セクションがある学生の話である。その中でレストランやガソリンスタンドに行ったり、奥さんや上司や友達と話したり、謝ったり、喜んだり、飲んだり食べたりする。全部で1時間ほどと短いので通勤往復で1回半くらい聞ける。どんなシーンなのかはわかるけど、書き取れるかとなると話は別だ。 これまたずいぶん楽しめそうである。 |
2003.07.14 |
−火山めぐりヨットレース− 暑い。ここのところずっと34度で、常夏のハワイより5度も高い。鹿児島の梅雨明けは未だ発表されていないが、実は明けていたなんて話はしょっちゅう聞くのであてにならない。ここ一週間、梅雨前線は北へ上がりっぱなしで、昨日の九州沖縄の天気予報でも大方が豪雨だったようだが、鹿児島と沖縄は大方に入っていないらしく雨は降らなかった。前線はもう一度南下するとの予報が出ている。出来れば今週末の「火山めぐりヨットレース」まで梅雨が明けてくれなければ嬉しい。多少雲が多くたって、不安定だって、雨が降ったって、炎天下の無風状態で3レース4日間過ごすことを考えれば天国なのだ。ヨットは風で走るわけで、風がなければ話にならない。そんなわけで昨日のヨットレースは不穏な雲がたれ込め、時々、どこから吹いてくるか予想のつかない強い風が吹いて、1時間で終わった。夕方からのパーティーにも出ず、そそくさと帰ってきてシャワーを浴びた。体力を温存しなければならない。 金曜日から、過酷な「火山めぐりヨットレース」が始まる。私は去年も参加した大阪のヨットで出場することになっている。一応、鹿児島市の主催だが「市民スポーツ課」がやっているのではなく、「観光課」の管轄だと言うところがミソなのだ。遠く東京を始め県外からもたくさんのヨットが集まって来て、例年70艇ほどが参加する。そして東京出身の私としてはたくさんの知り合いのヨット乗り達が来てくれるので、ただでさえハードなスケジュールに加えてみんなと会ったり、飲んだり、食べたりするので余計ハードになる。県外艇参加者は大会本部が鹿児島唯一の繁華街、「天文館」のすぐ近くに設けられた仮設桟橋と、歩いて行かれるほどのホテルや飲食店、温泉を行き来するだけだが、私のアパートはそこから車で南下すること約1時間。レース期間中何往復もしなければならないのだ。ビタミン剤でも用意しておくか。 だけど、外来艇がこんなに楽に、ホテルから歩けるほどの中でヨットレースを楽しめるのは鹿児島くらいだろう。加えて、桜島などの景観も良く(今日も噴火したけど)、水もきれいなので風がない割には人気があるのだ。 で、金曜日は夕方前夜祭がある。鹿児島市と桜島を結ぶ、わずか8分ほどの航路を行き来している桜島フェリーを貸し切り、走らせ、その中で行われる。そして土曜日が湾内での第1レース、日曜日は鹿児島市の一般市民応募者を各艇乗せた第2レース。そして岸壁でのバーベキュー。祭日の月曜日から火曜日にかけてはレースの名にもなった火山をめぐるべく、鹿児島湾(錦江湾)を出て、三島村のうちの二つの島、硫黄島と竹島を回って帰って来る。風次第なので、距離が長い分、早ければ翌日明け方、遅ければ翌日夕方になる。もちろん走りっぱなしでほとんど寝ない。そしてその翌日、表彰式を兼ねたパーティーがある。 上記日程を全て終えた後、パーティーの夜遅くに鹿児島からJRに乗り、名古屋へ向かい、翌日にはこれまた有名な「鳥羽レース」で、東京へ帰るなどという超人的な東京の友人も来る。 あー、暑くても良いからせめて風が吹きますように。 |
2003.07.26 |
−火山めぐりヨットレース終了− 初日の第1レースは幸いにも梅雨明けしていなかった。鹿児島湾内では珍しく、強い風が吹いていた。しかも天候は雨ではなく曇り。上空では雲が流れている。今回、我が大阪艇のチームはヨット界では珍しくメンバーが十二分に揃っていた。誰もが何でも出来る。何が起こっても恐くない。メンバーが多いので強風下でもハイクアウト出来る。つまり、風を受けて傾くヨットをみんなの体重でなるべく平らにするわけだ。風があるほど有り難い。船の前方つまりバウに2人、中央のピットに女性4人を含め5人、後ろには舵を取ったり、メインセイル調整するのに4人、計11人のメンバーだった。風がある上に青空が見えると言う絶好のコンディションで最高の気分だった。60艇あまりのヨットが桜島をバックに走っているのも良い眺めだった。 レースの最中にギリギリで走らせていた追い風用セイルのスピンが突然はじけた。裂けたのだ。すぐにジブセイルを揚げ、バウマンはそのままマストづたいに登り、裂けたスピンを回収した。何事もなかったかのようだ。これで3枚あったスピンが2枚になってしまったので大阪のクルーに電話をかける。すぐに次の飛行機に2枚のスピンを乗せてもらうことになった。 優勝した。だが、走りが気に入らないと言うことになり、桟橋に戻ってサイドステイやフォアステイ、つまりマストを前後左右から支えているリギンを調整し直し、雷雨の中をチェックするためにもう一度走らせた。シャワーを浴びて鹿児島名物のラーメンを食べに行く。夕方空港に走り、大阪のクルーが送ってくれたスピンを受け取る。 第2レース。未だ梅雨明けしておらず、風があった。昨日よりやはり走りが良い。またもや優勝した。レース後、船を片づけ、女の子二人が海に入って船底を磨いた。第1レースと第2レースの表彰式があった。温泉に行ってから夜、黒豚のしゃぶしゃぶを食べに行った。 第3レース。錦江湾を出て三島村のうちのふたつ、硫黄島と竹島を廻ってくる長いレースだった。心配されていた雨は降らなかったが、軽快な走りで錦江湾を出たとき、ピタリと風が止み、梅雨明けしてしまったと確信した。前方に2艇、横に1艇、だが第1、第2レースで私達の後につけているヨットは遙か後ろに見えた。暑い。それでもなんとか風を拾い、潮に流されながらも硫黄島に向かった。交代で舵を取ったりセイルトリムをした。デッキ上でヨット教室まで開かれた。ヘリコプターや漁船が取材に来た。スタート前夜、コンビニに交渉してすべて凍らせてもらった水やお茶、スポーツドリンクが有り難かった。 夜明け頃、何とか硫黄島を廻った。レース後、別のヨットでは硫黄島の岬を「なめんなよ岬」とか「ざけんな岬」と命名したと言うほど滞在時間が長かった。我が艇は3番手くらいのはずで、後ろにいた艇は明るくなってもそのまま後ろに見えたが、その他のヨットはどこに行ってしまったんだろうかと言うほど見えなかった。湾の入り口、神瀬浮標を廻るコースの小型艇Bクラスの友達から、夜11時ごろにフィニッシュしたと言うメールが届いていた。青空に映える硫黄島の前で、またもや取材艇が現れた。艇速は0に近く、0.5ノット出ればみんなで喜んだ。スピンを揚げて降ろし、ジブを揚げてタックを返し、ありとあらゆることをやって炎天下のたうち回った。デッキ上はジリジリ焦げるように暑く、キャビンの中はどんなサウナも太刀打ちできないほど蒸し暑かった。このまま風が吹かず潮に流されれば、佐多岬の西側に出てしまい帰ってこられなくなることまで懸念された。 オーナーのお祈りが効いたのか、錦江湾に戻る頃何とか8ノットほどの風が出、スピンランで5ノットくらいの軽快な走りに変わった。昨夜から後ろに見えていたヨットはどんどん小さくなった。このまま行けば夕飯には美味しいものを食べられると思ったその時、フィニッシュまで5マイルと言うところで再び風がピタリと止んだ。 結局、フィニッシュしたのは夜中の12時で、40時間のレースだった。桟橋まで戻り、片づけ、家に帰ったのは午前3時。朝起きて別の、東京から来たヨットのオーナーから電話があった。「今、8時過ぎに着いたよ。」そのヨットは48時間のレースだったわけだ。その後のヨットは皆リタイアしたらしい。過酷なレースだった。 その夜、ホテルでパーティーがあった。家族や大会本部の人と、真っ黒または真っ赤に日焼けした参加者とは別の人種のようで一目でわかった。Bクラスに出た友人は「やはり火山はロングのAクラスではなく、Bクラスに限る」と断言した。だけど私は自分がこのレースでバージョンアップ出来たと確信している。 |
2003..08.08 |
−台風10号− 鹿児島に台風10号が来ている。鹿児島に、と言うより九州がすっぽり覆われるほど大きい。 台風なんて、たいていは北上してくるうちに勢力を弱め、速度も増すものだが、木曜日私が仕事をしているうちに沖縄あたりで勢力を増し、速度も遅くなった。いくら台風慣れしているとは言え、沖縄はたまったものではない。職場のテレビは台風情報を付けっぱなし、夕方から雷がゴロゴロ言いだし、雨は横に振り、真っ暗になった。 会社から帰って、ヨットヤードへ行く。雨が弱くなるのを見計らって、今朝頼まれていた上架艇にはしごを掛けてよじ登り、ヨットのオーニング(デッキカバー)を外す。陽射しや汚れを防ぐカバーだが強風時はかえってバタバタと風をはらんで横倒しになったりするのだ。火山めぐりヨットレースに出場した大阪のヨットである。回航日程を土曜から日曜に遅らせて徳島に回航するそうだ。海に係留していない、いわゆる上架艇は船台に乗せて陸に上がっているので倒れないように四方からロープで地面にくくりつけるのだ。ヤードでは雨の中、何人かの作業員が遅ればせながらロープで固定する作業を始めていた。私がいつも鹿児島で乗っているヨットは錦江湾の奥に係留されているためオーナーのひとりも朝から増しもやいを取るなどの台風準備に行っていたが、岸壁の車で見ていても車ごと風に飛ばされる危険があると言われて帰って来るとメールが来た。 途中牛乳とパンを買い、家に帰って一年に何度かしかお目見えしない雨戸を閉めた。家にあった茄子やタマネギ、トマト、しめじなどの野菜を全部炒め、チキンを網焼きしてソースを作り、パスタを茹でて食べた。雨が強くなっていたが取りあえずこれで一安心。 今朝起きてみると意外に静かだった。雨は降っていないようだ。「もう台風は行っちゃったんだろうか」とテレビをつけてみると未だ鹿児島の南東、つまりまだ下にあってこれから来るらしい。静かだったのは雨戸のおかげで、雨こそ降っていないものの不穏な雲がたれ込め、時折ビュービューと変な風が吹いていた。最寄りのJR駅に電話してみる。駅員さんはなぜか元気な声で「朝一番から運転を見合わせております。少なくともお昼までは運行しません。」とキッパリ言った。ラッキー!課長に電話する。今朝の出勤は公共交通機関に準ずる、と昨日言われていたのだ。他の理由なら何とか歩いてバス停まで行き、乗り継いで会社に行かれなくもないが、こんな時は家から出ないに限る。台風や大雪の時に限って、雨漏りを直そうとして屋根に登って落ちたとか、買い物に行こうとしたお年寄りが足を滑らせたとか、看板が飛んできてケガをしたと言うニュースが流れる。多少の雨漏りや、瓦が数枚飛んだのは後から修復が効くが、ケガをしたのでは元も子もない。 何だか風が強くなったようだ。今日は雨戸を閉めたままここのところ遊びすぎでたまった疲れを癒し、録画がたまった英会話のビデオでも見てのんびり過ごそう。 |
| 徒然草第九段← | →徒然草第十一段 |