LEGO 工房


最終更新日 : 2004年 8月 8日

LEGO 工房
■ LEGO 作品 No.009 :
劇場版 『 GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 』 登場
"多脚型思考6課戦車"

( STANDARD LIGHT WEIGHT TANK
with crab-type runing gear
which operated by G.E.T. SECTION 6.
--- Copyright (C) 1995 Production IG )
Nobuyuki SASAKI 2004.08.04.

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 - 多脚6課戦車 ■ 性能

全長 : ?
全幅 : ?
全高 : ?
重量 : 41 t
機関 : ?
速度 : 路上最速 60km/h
武装 : 3連装7.92mmガトリング銃 x2
    5.56mm対人機関銃(前脚) x2
    対甲グレネード弾
装置 : 光学迷彩、12時間耐久生命維持装置、
    スモークディスペンサー、自動消火装置、
    サーモグラフ、人工衛星アップリンク、
    小型マニピュレータハンド、ほか
装甲 : 複合装甲 80mm厚
乗員 : 1名 ( ※ 無人での思考駆動も可 )
価格 : $8,000,000 −
生産数 : ?
▲ 風林火山のごとく、静寂と疾風を見事に使い分けた戦車。
B-CLUB や バンダイ 等からプラホビーは発売されないの?
■ あらすじ

 西暦2029年 ― 企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来。アジアの一画にある企業集合体国家となった日本では、通信ネットワークの飛躍的な進歩と人体のサイボーグ化とに伴う電脳犯罪の高度化・複雑化が進んでいた。政府は、これら犯罪の芽を探し出し事前にこれを除去せんとする攻性の組織を構成すべく、荒巻部長のもと、サイボーグの"少佐"草薙素子を隊の長とする非公然で首相直属の特殊部隊・内務省 公安9課 - 通称"攻殻機動隊" - を誕生させた。公的機関で対処できない犯罪に対し、脅迫や暗殺などの非公式な手法をもってこれに当たるのである。

 ―― ある国との秘密会談に同席する予定だった外務大臣の通訳の電脳に、外部からのハッキング痕跡が見つかった。事態を重く見た草薙素子をはじめとする公安9課は、これを逆探知して実行犯を追い詰める。しかし犯人らしい男を捕まえたところ、その彼もが何者かによって電脳を操られていた・・。どうやら一連の騒動は、不特定多数の電脳に侵入して自在に操り犯罪を重ねる正体不明の国際的ハッカー、通称"人形使い"によって引き起こされたようであった。

 数日後、サイボーグ用のボディ - 義体 - を製造するあるメーカーの工場から、まだ誰の魂 - ゴースト - も入ってないはずの義体が独り勝手に工場を抜け出し、路上で直立していたところを車に激突され崩止した。9課はすぐさま損傷した義体を回収して解析しようとしたが、そこへ公安6課の中村部長と電脳の権威・ウイリス博士が訪れ、その義体内部に実は"人形使い"が存在していることを荒巻に告げる。管轄権をタテに義体の引き渡しを執拗に9課に要求する6課。しかし突如"人形使い"が己の意思で起動して語りだし、自らの出生の秘密を暴露したあと、いち個人として9課への政治的亡命を要求した。しかし、それ以上の事実が公表されることを嫌う6課は、密かに潜入させていた工作員らに"人形使い"を義体ごと奪取・逃走させた。"人形使い"とは破壊工作目的で作り上げられたウィルス・プログラムそのものであり、機密漏洩を恐れた政府が6課を使い制御不能に陥ったプログラムの回収を図ったのだ。しかし直感鋭い9課のトグサがこの逃走劇を事前に見抜いていたため、素子らは直ちに追跡を開始。6課はオトリの逃走車を使うなどして9課を撹乱せんとするも効なく、ついに残された最後の逃走車が街外れにある半水没の博物館に追い込まれた。

 博物館に単身到着した素子は、動かなくなった逃走車の異変に気がついた。その傍らには6課の多脚戦車が隠れて待ち伏せしていたのである。 強力な打撃力と防備力を有する多脚戦車に対し、小火器を使った素子の攻撃は全く効かない。逆に圧倒的な火力の前に追い詰められた素子は、起死回生を狙って甲上面ハッチに取り付こうとするも失敗。そのサイボーグ義体をバラバラにされてしまう。しかし絶体絶命の状況の中、駆けつけた9課のバトーが放った対戦車ライフルの前に戦車はついに完黙。かろうじて素子は救われた。

 静かになった博物館。しかし奪取に失敗した6課は最後の手段として"人形使い"と素子の消去を目論み、狙撃ヘリを博物館上空へと急がせていた。敵迫る中、亡命の真意を知るため、バトーの助力を得て"人形使い"の入った義体の電脳にダイブを試みる素子。そこで彼女は、素子と融合してより完全な - ゆらぎある安定した - 生命体になろうとした"人形使い"の真の目的を知る。素子は戸惑うがその意味を深く理解して融合することを決意。だがその瞬間、ヘリからの狙撃を受けて"人形使い"と素子の義体は破壊されてしまった。

 20時間後、"人形使い"と融合した素子はバトーの部屋で目を覚ました。代わりの義体を彼が用意してくれたのだ。新たな人格となった"草薙素子"は、己の意思がままにネットの海へと消えてしまった。彼女はどこへ行くのだろうか。 ――
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 - 多脚6課戦車
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 - 多脚6課戦車
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 - 多脚6課戦車
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 - 草薙素子
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■ 制作によせて

 情報化時代のネットの多様性に早くから着目し新たな視点で生命体の定義を論じた 士郎正宗 の名作漫画を原作に、押井守 監督のもとで劇場公開映画にされたのが、この 『 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 』(1995) です。 のちに 『 マトリックス 』 監督のウォシャウスキー兄弟らに多大な影響を与えるなど、その完成度と名声の高さは海外でもよく知られるところですが、そのなかでもメカ・アクションは素晴らしいの一言に尽きます。特にラスト30分で登場したこの多脚戦車の「静」と「急」の動きに惚れこんだ人は少なくないでしょう。怒涛のような連続攻撃を仕かけたかと思えば、素子が隠れるや獲物を待ち構える蜘蛛のような静寂ぶり。割れた屋根上からの雨に濡れたガトリングの砲身が「チン、チン・・・」と微かな音を立てる演出・・・。なるほど世界も惚れこむ訳です。今回は、前々からレゴでビルドしたかったその6課戦車に挑戦してみました。

 まずは資料集めから開始。残念ながら映画のビデオやDVDは手元に無いので、今回は特に 「やまと」 から発売されている玩具菓子 (キャンディトイ) の6課戦車を参考にしました。これがまた良く出来ているので助かりました。 このほか、海外サイトで掲載されている設定画集などを参考にしています。

 しかも今回は、お得意のライトグレイ色でビルドした後、いかなる妥協もしない予定でタン色化を決行 !! アメリカ、イギリス、イスラエル などの国々からネットを使って海外からパーツを取り寄せ。さらにライトグレイ色にはあってもタン色にはないパーツが意外に多く、これの代用パーツ選定にも苦労させられました。

 最も苦心したところは顔です。T字型の顔面にわずかに膨らむように取り付けられた装甲の表現が最も難しく、これを違和感無くLEGOで表現することは易くありませんでした。 しかし、ミノワさんのアーチを使ったコンテナ作品 を直で拝見してから、2×2円筒パーツを挟み込むようにして表現できると思いつきました。 さらにそれからアーチとのツライチ(段差をなくすこと)に苦労したり、また首元にかけて隙間をあけないビルドで様々な試行錯誤を繰り返し、とにかく顔だけで多くの時間が費やされました。

 その他、自由なアクションポーズが取れるよう、テクニックシリーズ(特にバイオニクル)のボールジョイントを腰と首に採用。足首はコブつくりに悩みましたが、最終的にはSWシリーズのタスケンレイダーの顔を採用。自然な丸みを出すため、タン色ヘアのカツラをかぶせて顔のプリントを隠してあります。撮影用に作った素子のフィグは、緊張感強い顔立ちのSWシリーズからルークの顔を拝借。ブラウン・ロングヘアに黒ヘルメットバイザーを挟み込んだもの。戦闘スーツは同じSWシリーズのコマンダーで、胴体のみを警察官の黒制服に置き換えたものです。これでも十分、雰囲気は出てると思いますがどうでしょうか? 6課の白い逃走車は資料不足なうえに、4ポッチ幅では前照灯の2玉ライトを表現できないので悔やまれますね。

 さて、次回は何を作りましょう?
自衛隊 90式戦車 はどうなったかというと、あいかわらず です。 今回の作品ビルドで、再現系 (MOCじゃない) に凄い時間と精神力を費やすことを痛感したので、しばらくそっち方向は作らないと思います。 再現系は模倣モデルがあるので組みやすいように思えますが、色や形に妥協できない"究極"を追及しなければいけません。反面、オリジナルモデルは足りないパーツをアイデアで補完できる上、イメージの造型と違っても許されますからね。

 あ。職場のガンプラコンテスト作品も早く作らなきゃ・・・。
▲ 写真撮影用に作った、映画版の草薙素子スーツVer。
サンバイザーはアタマに引っ掛けてるだけ。 トグサやバトー
も機会があれば作りたいが、さすがに荒巻は無理かも・・・。
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 - 多脚6課戦車
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▲ これが薄灰色版の原型。 ヒマな方は是非見て欲しい。
砂色の完成版とは若干パーツ構成が異なる。 灰色には
あっても砂色には無い特殊なパーツが多いためである。
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▲ 海外のレゴパーツ販売総合サイトでタン色を集める。
結果的には小口注文を3回、合計で $80 ほど費やした。
取り引きはすべて英語で行うので、 えらく神経を削るのだ。
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▲ 隙間なく ツライチを実現した首部の拡大写真。
どのパーツがどのように接合されているか? をこの
1枚から判断できる人は、レゴビルダーの素質あり?

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 - 多脚6課戦車

Background picture : Copyright (C) 1995 Production IG
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▲ レゴのパーツを削ったり塗ったりすることを、業界
では 『 魔改造 』 という。 今回やむおえず タン色ピザの
プリントをラッカーで消してしまった。 代用できないし。
馬鹿が戦車でやってくる

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『 多脚型思考6課戦車 』 は、
シノブさん主催 投稿型 LEGO
戦車サイトの
『 馬鹿が戦車で
やってくる 』
に参戦してます。
※ 最後まで読んでくれてありがとう !!  そんなキミに捧ぐ2枚。
・ ボツ画像その1 - へたな合成
・ ボツ画像その2 - トグサの痕跡





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