授業の様子
1.指導案 : かけ算の意味 東京都/小学校/2年生 2001年10月下旬
1 かけ算(1) (小学校 算数 第2学年)
2 単元のねらいと教材設定の理由
1学年では、「10を6個集めた数は60である」といったように数の理解と関連付けて、ひとまとまりの数とひとまとまりの数の個数から物の総数を求めるなどの具体的な活動を通して、乗法の素地的な経験をしてきている。
2年生では、これをさらに発展させ、具体的な量 a をもとにして a の n個分 が m であることをとらえ、これを a×n=m と表現する活動へと導き、ついで、倍の概念を導入して n個分 を n倍 ととらえさせ、乗法の意味を理解させる。
3 利用ソフトの概要
(1) 『レッツかけざん』〜かぞえるさんすう〜
(2) 利用ソフトの特徴
・ はじめて「かけ算」を学ぶときのための導入用ツールです。
◆「かけ算」というのは、どんなときに、どんなことをする計算なのかが、子どもたちの生活経験の中から、具体的にわかるように作られている。
◆「かぞえる」という行為に注目し、「もとになる数」と、その主体がいくつ分かが浮かび上がるように表現されている。
◆飛び回っている小鳥を餌場に集めたり、闇に隠れている忍者を見つけ出したり、穴から出てきたカニをかけ算で計算できるように並べたり、ゲームの好きな子どもたちには、興味関心が湧くように工夫されている。
◆答の出し方も、かぞえてだす方法、「○ずつ○つ」と ○で考える方法や「○×○=○」 などと いろいろな表記の仕方を選べるので、子どもの実態に合わせて指導できる。
◆マウスの操作だけで行うことができ、子どもたちにも使いやすい。
4 コンピュータ利用の意図
(1) 利用場面
「かけ算」導入の場面で使っていく。
本ソフトはメニュー画面から、「はな」「とり」「にんじゃ」「かに」と選ぶことができるので、子どもや指導者の利用しやすいやりかたで、かけ算の考え方や式の表記の方法、答の求め方を学ぶことができる。また、教科書やプリントとちがって花の色がかわったり、鳥が飛び回ったり、隠れている忍者を見つけたり、カニを動かして同じ数ずつに並べたりして、具体的な場面をイメージできるので、生活経験の少ない子どもたちにも理解しやすい。
初めは指導者がリードして進めるが、にんじゃやカニの問題では子どもたちにも操作させ、自分で解いている意識を持たせ、かけ算に興味関心を高めさせる。
ある程度かけ算の考え方がわかってくると、少しずつ抽象的な考え方につなげていけるよう、○で囲んだり、式で表したり、問題作りをしたりして、かけ算の考え方を子どもたちの生活経験につなげていく。
(2) 利用環境
コンピュータ本体
富士通 FM-V-TOWNS 10台
富士通 FMV 6366DX2c 10台
プリンタ
Work Centre 1150J 1台
EPSON PM-2000C 1台
EPSON PM-750C 1台
EPSON PM-770C 1台
5 本時の展開
(1) 指導計画
一次 かけ算(1)
1・2時 かけ算の意味・・・・・・・・・・・・・本時 1/17
3時 同数累加による九九の答えの求め方
4時 「倍」の概念
二次 5の段、2の段の九九
5時 5の段の九九の構成
6・7時 5の段の九九の習熟
8時 2の段の九九の構成
9・10時 2の段の九九の習熟
三次 3の段、4の段の九九
11時 3の段の九九の構成
12・13時 3の段の九九の習熟
14時 4の段の九九の構成
15・16時 4の段の九九の習熟
四次 たしかめ
17時 「たしかめ」
(2) 目標
◆ 「かけ算」というのは、どんな時に、どんなことをする計算なのかがわかる。
◆ (もとになる数)、(いくつぶん) を捉えて累加計算により、総量を出すことができる。
◆ 「かけ算」に関心を持ち、物の数をかぞえるときすすんで「かけ算」を用いようとする。
<展開>
学習活動 活動への働きかけ
![]()
「レッツかけざん」を開く。
メニューから「かに」を選ぶ。
ぜんぶで何匹いますか。ワークシートに式または数え方を書く。
「1つずつ数える」
「かたまりごとにたし算をする」等
いろいろな方法で答を出す。
発表する。
友だちの数え方を使って解いてみよう。
2回練習する。
![]()
メニューから「はな」を選ぶ。
ぜんぶで花は何個咲いてるかな?ワークシートに式または数え方を書く。
「1つずつ数えていく」。
「かたまりごとにたしていく」。
5+5+5+5=20
「どれも同じ数ずつのたしざんだね。」
式の横に、「ことば表示」で書いてみる。1つずつクリックして花の色を変えながら数える。
○で囲んで束にしてあげる。
画面右下の「そろばん」で確認。
何回かくり返す。(式に表す)
画面を「ことば表示」にかえる。
○ずつ ○つで いくつ
何回かくり返す。
たし算の式のとなりに「かけ算表示」を書く。○ずつ○で いくつ を
別の式で表せることを知らせる。
画面を「数式表示」にかえる。
初めの問題にかえり、かけ算の式表示を出す。
今までの問題を全てかけ算表示で書く。かけ算の式で書いて答えを出す。
・1つずつ数えてもいい。
・たし算で解いてもいい.。
・九九を知っている子もいるので、
使ってもいい。![]()
メニューから「とり」を選ぶ。
何回か練習する。
こたえ合わせは、
○でかたまりを作ってから、
画面右下の「そろばん」(たし算)でやる。
<評価>
今までたし算で書いていた計算を、
(もとになる数)、(いくつぶん) を捉えて かけ算の式で、表すことができたか。
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01/10/15