ワイヤレスヘッドホンの選び方 

主にテレビ用のワイヤレス(無線・コードレス)ヘッドフォン・イヤホンについての簡単な基礎知識  

このページはワイヤレスのヘッドホンに特化しています。ワイヤレスでない(通常の有線)ヘッドホンの選び方は別ページです


■このようなときに便利

子どもが横で寝ている・受験勉強をしているので、静かに聴きたい

夜間の静まったときにテレビを見たい

真夜中に大音響を体感しても誰も迷惑しない。ガンガン音を出して楽しみたい方には、スピーカーよりもいいかも

逆に、騒がしい家の中で、自分だけはテレビを見たい場合

台所から、居間のテレビを楽しみたい(ワイヤレスなら、離れても大丈夫。特に無線式ワイヤレス)

ながら作業でテレビを聞きたい (ワイヤレスだと線が絡まず、作業しやすい)

テレビを見ながら・聞きながら歩き回りたい (ワイヤレスでないと不可能)

家中・庭をうろうろしながらテレビを聞きたい (無線式ワイヤレスなら可能)

線をぶら下げていると、落ち着かない

テレビを、ぐっと離れて見たい 

耳が遠くなったので、自分だけボリュームを上げたい

*ヘッドフォンの代わりに、テレビの字幕機能をオンにすることで解決することも


■長所と短所 ワイヤレスヘッドホンと有線ヘッドホン・イヤホン

・普通の(有線)ヘッドホン・イヤホン類

    安価   軽い

    音質がよい

    線が絡まり、わずらわしい

    移動しずらい

 

・ワイヤレスヘッドホン

    高価

    線が絡まらず快適 

    移動が自由で解放感

音質は有線ヘッドホンにはかなわない   

ワイヤレス特有のノイズが発生しやすい

●かえってわずらわしい点も出てくることに注意

    充電・充電池の入れ替えが必要 (置くだけで充電の機種もあり)

    スイッチのオンオフが必要、切るのを忘れると電池消耗 (自動オフ機もあり)

    無線部品・電池のぶんだけ重たく・大きくなる

    専用充電池の交換は高価(市販の単四充電池が使える機種もあり)

    サーッとノイズが入ることも。 電子レンジ、無線LANが干渉する場合も


ノイズ対策

送信側のボリュームを上げる。TVのボリュームを(2倍、3倍でも)上げ、ヘッドホンのボリュームは絞る

ソニーMDR-IF240RKでノイズが出た場合、つなぎ方を変えて、TVの赤と白の出力端子から、このレシーバーのライン入力端子につなぐと、ノイズが消えたとのレビューあり


■ワイヤレス方式の3種類

●価格は    

赤外線 < Bluetooth < 無線

 

Bluetoothヘッドホン  テレビには適さないので注意(apt-X対応機種は例外)

・Bluetooth無線技術の特性により、音声がわずかに遅れる(画像とずれる、1/10秒)  
→「テレビ用」とあるヘッドホンを選ぶ(=赤外線・無線式=音声遅延がひどくない)
・Bluetoothの長所はリモコン機能などがつけられる(プレーヤーをオンオフ制御できる) 

・もともとオーディオ用ではなく、データを圧縮して伝送するので、音質は有線ヘッドホンには劣る。通勤用(もともと雑音が入る)などとしては十分

・ただし apt-X対応 Bluetooth ヘッドホンは高音質・低遅延(従来の1/6なので、テレビでも問題なく、「テレビ用」と銘打つ製品もある。Bluetoothの特長(リモコン機能)から考えると、スマホで音楽を聴く・通話と共用できるのが利点。このために携帯(戸外)利用を想定して耳から外れにくいように装着感がきつめの製品が多い。自宅テレビ用としては、長い映画を見ても耳が痛くなりにくい、装着感がソフトな製品がベター

・無線LANと干渉すると、音が切れる 2.4GHz帯

・屋外無線には適する

 

赤外線伝送方式のものは比較的安価 手軽にワイヤレスを始められる

・音質は有線ヘッドホンには劣る

・プラズマテレビでは使えない(ディスプレイからの光が妨害)

・赤外線伝送方式のものは、後ろを向くと受信できない(光が来ない)

・届く距離は数メートル その室内と対面式台所など

・冷蔵庫・レンジ・IH調理器の近くでは雑音

・でも手軽にワイヤレスを始められる

・光利用なのでタイムラグが少ない

  

無線方式のものは高価 本格的ワイヤレス化

・音質は有線ヘッドホンには劣る

・プラズマテレビでも使用できる

・後ろを向いても台所・トイレ・隣の部屋へ行っても・庭に出ても30メートルまで受信できる。あちこち動きながらバラエティTVや音楽番組を聴く人に最適

・ただし無線LANへの影響も 無線LANと同じ2.4GHz帯であるため  Kleer方式ならベター

・電子レンジを動作させると、近くでは聞けない。周波数がワイヤレス無線2.4GHzと近いため

・わずかなタイムラグがある。テレビ視聴に支障はないが、音楽制作用モニターには微妙

 

●無線方式の一種で、Kleer技術のもの(2009年に本格商品登場) 音質も妥協せず

・ワイヤレスなのに有線ヘッドホンと同じ音質 CD(16bit/44kHz)の音声を圧縮せずに送れるため

・2.4GHz帯だが、占有周波数帯域が狭いため、電波障害が比較的少ない 

・消費電力はBluetoothの1/5〜1/10

・伝送範囲 最大10m

・わずかな信号遅延がやはりあり、楽器演奏時のモニターには向かない。メーカーによると、5/1000秒(Bluetoothの場合は1/10秒)、あるレビューによれば125ms ミリ秒=1/1000秒

・楽器演奏以外の使用ならば問題はない(音楽、ラジオ、テレビ、ゲーム)

 

 


■ヘッドホン・イヤホンの形別 3タイプ

○オーバーヘッド型  

    ・音質が一般的にいい  
    ・耳をすべて包むタイプ(遮音・赤ちゃんが泣いても気づかない・蒸れる)
    ・と    包まないタイプ(音漏れがする・長時間向き)

 

イヤホンは大きく分けて、「インナーイヤー型」と「カナル型」の2タイプ

○インナーイヤー型  

耳の中に 入れやすく 外れやすい

安価

長時間使用しても疲れにくい

○カナル型       

・イヤホン先端が耳栓のように突き出ている はずれにくい

・耳の穴(外耳道、ear canal)に深く差し込むため、遮音性が最も高い 

・耳栓のように遮音するので、戸外で接近する自動車の音が聞こえず、戸外使用は最も危険

・クリアで明瞭な音 (駆動方式がバランスド・アーマチュア型) 

・音を大きくしなくて済むので、長時間聴いても難聴になりにくい

・長時間には向かない 寝転んで使用すると痛い

 

 

 


■充電について、気をつけたい点

・充電は「置くだけで充電」方式が便利

・充電池は数年で使えなくなる(長年在庫だった製品は、すでに充電池は劣化している)

・専用充電池は高価

・普通(市販)の「単4乾電池が使える」機種は、もともとの(内蔵)充電池が劣化したあとでも、市販の単4電池も使えるため経済的
    ただし、仕様が少し違うため、ワイヤレストランスミッター本体の充電器ではなく、それ専用の充電器に入れて再充電するので、入れ替えの手間はかかる

・送信側トランスミッターが(電池のみ作動ではなく)コンセント100Vから直接電源を取れる機種は、便利で満足感が高い。充電切れがあると、ワイヤレスによるせっかくの快適感がだいなし


■そのほか、留意点

・携帯(戸外)用ヘッドホンは装着感がきつめ(耳から外れにくい)。自宅テレビ用ヘッドホンとしては、長い映画を見ても耳が痛くなりにくい、装着感がソフトな製品がベター

・ヘッドフォン部分の重量を確認  重いものは映画など長時間鑑賞では疲れる

・日本の主要メーカーはaudio-technica、ソニーなど

・よい製品は、軽く・音がよく・丈夫 あとは価格

・有線ヘッドホンとの違いは、ワイヤレスは使用しないときはいちいちスイッチを切る必要があること
    切り忘れると1日で充電が切れてしまう。上位機には、頭から外すと自動的にオフになる機種もあり

・テレビに、スピーカーとイヤホン端子のボリュームを別々にコントロールできる機能付きの機種あり 
 (パナソニックのテレビVieraの「ファミリーイヤホン」機能)  
スピーカーとヘッドホン、両方音を出したい場面で便利 =家族と一緒にテレビを見ながら、(耳が遠い)自分だけはヘッドホンで聞きたい場合など

・ノイズキャンセリング機能

    あたりが騒がしい場合に、静かになる 外出・電車用には最適 高価

・できれば試聴して、音質・装着感を試す

アマゾンなどのレビューを参考にする


■代表的製品 ワイヤレスヘッドホン

■標準的で無難な入門ワイヤレス機(赤外線タイプ)

MDR-IF240RK ソニーの入門機

比較的安価。赤外線伝送方式(=音質や移動自由感はそれなり)、オーバーヘッド型(耳を包まないタイプ)、置くだけ充電可能、単四充電池も使える、軽い
プラズマTVには使えない。音質に敏感な人は上位機種を  
ノイズ対策はここ

 


有線と同じ高音質携帯向きワイヤレスヘッドホン 

TH-WR700     TDK プレミアム ワイヤレス ステレオ ヘッドフォン

・比較的高価
・Kleer技術 音質がかなりいい 
・無線LAN、ブルートゥース、電子レンジと周波数帯が重複すると、空いているチャンネルを自動で探し、切換える。このときに一瞬、電波は途切れる。
・プラズマTVにも使える(無線式なので)
・外出携帯用なので、コンパクト。解放感が高い。送信機はわずか20g(電池重量含まず)
・本体 電池込みで180g
・単4乾電池 計4個使用 充電機能はない
・自動電源オフ機能 送信機に信号が5分ないと電源がオフ 
・ヘッドフォン、もしくは送信機の片方だけの電源が切れば、もう片方の電源も1分後にオフ (またオンにするには、送信機とヘッドホン両方のボタンを押さなければいけない点は不便)
・音量調節が大ボタンで直感的に操作できる(普通のヘッドホンのボリュームボタンは小さい)
・側圧が強く、装着感がきつめ。小走りでは落ちない。長時間使用はつらい。メガネとぶつかることも
・2010/3発売  メーカーサイト 

 


■上位機  SONY デジタルサラウンドヘッドホンシステムMDR-DS7500  

家電批評雑誌でサラウンド部門2011年第一位 7.1ch レビュー★四つクラス

パイオニア SE-DRS3000Cのライバルだった MDR-DS7100 を改善した機種、発売と共に第一位に。HDMI入力あり   

 

■旧機種MDR-DS7100 (上位機でのベストセラー)

2009/10発売 長期間売れ行きランキング1位をキープしたMDR-DS7000 (2007発売)の後継機  この価格で7.1ch
以下はMDR-DS7100についてのAmazonなどレビューから:
「音質については、…有線ヘッドフォンの1万円前後のクオリティー」「ブルーレイを再生したときの7.1 Ch再生での音は、…感動もの」「音が…DS7000より劣化してる」「前機種からの違いはあまり感じません」
「フィット感が…DS7000からの改良点らしい」
「PCで使うと 無線LANに干渉(ヘッドホンの音は途切れないが、ネットがつながらなくなる)」
「スタンドは使いにくいですし、アナログ・光デジタル入力のみ(HDMIはない)」
充電も使いながらできる。充電はクレードル式充電ではないのでマイナス

 

 


■上位機 Panasonic デジタルワイヤレスサラウンドヘッドホンシステム RP-WF7  

2012/3/6発売。プレスリリース 従来品より大幅に軽量化。2.4GHzデジタル無線伝送方式。7.1chのワイヤレスシステム。ソフトなため、メガネ・3Dメガネをかけながらでも疲れにくい。普通の単四充電乾電池(2本)を使用するので、維持費が安くエコ。ソニーを研究して、使い勝手をよくした印象
HDMI端子はなし =HDオーディオは利用できない =映画などBDソフトで使われている、音質劣化のない音声規格であるドルビーTrueHDとDTS-HDマスターオーディオは規格上、HDMIでないと出力されない
光デジタル入力とアナログ入力はある
ドルビーデジタル、DTS、AAC(=デジタルテレビ放送の規格)などには対応。音声入力が3分ないとオートパワーオフ


■雑誌でプロにベストと評価された上位機 感動音質だが高価

パイオニア ドルビ-サラウンド デジタルコードレスヘッドホン SE-DRS3000C   

家電雑誌2誌で、プロの批評家がともに第一位に評価 2008/5発売

非圧縮2.4GHz無線方式。干渉の少ない周波数を自動選択。上位機にしては軽量。装着すると電源が自動で入り、自動電源ON/OFF。スタンドに掛けるだけで充電
HDMI端子はない

金額にこだわらず、映画などを満喫したい人に
本格音響システムを持っているひとには物足りないが、これまでテレビのスピーカーからの音しか聞いていなかった人には感動もの

Amazonなどレビューより:音が良い。横方向の音の移動は感じるが、本当の5.1chシステムではないので後方の回り込みは感じられない、2ch普通ヘッドホンよりは臨場感。「こんなに迫力があるならもっと早く買えばよかった…ふつうのTV番組もこんなに音がリアルなのかと驚き」 ノイズはあるという人とないという人がいる。
開放型…話しかけられても、はっきり聞こえる。
無線LAN干渉はあるという人とないとする人がいる。電子レンジが作動すると音飛び
耳が比較的痛くなりにくい。長さ調節はできない。頭の上のバンドは伸び縮み。眼鏡族は耳が締め付けられる。大きいので、ごろ寝視聴には無理。夏はエアコン必須
デザイン含め、所有満足度は高い。
「音楽を聴きながら家の中を歩き回れるのは快適」「配偶者へのプレゼントにどうぞ…家事をこなしながら音楽を聴く…気が重い掃除や、皿洗いも楽しくやることができる魔法の道具」
音の遅れ…楽器練習にはちょっときつい。
市販の充電池は使えない。「こまめに充電すると一年程度で電池交換が必要になってくると思われる」「内蔵バッテリーじゃなくて単3にしてほしかった」。部品受注センターの公式価格は6300円+送料+代引き手数料。300〜500回の充電回数で使用可能時間は半分になるはず。リチウムイオンなのでバッテリ効果はないが。 

 

 


■市販充電池が使える上位機種 VGP金賞

オーディオ・テクニカ ATH-DWL5500  2010/11発売 プロのレビューによると、装着感良好。メーカー説明によると、前身の高価なATH-DWL5000 (2007年)からリモコンなどを減らし価格を下げた。単三充電池 x2  2011年VGP受賞(ビジュアルグランプリ) 音質重視のためスイッチはマニュアルらしい メーカーサイト 

 ATH-DWL5500


■アマゾン

 

すべてのワイヤレス ヘッドホン 

テレビ みみもと (ホーム&キッチン)

 

すべての「みみもとくん


■ワイヤレスイヤフォン 韓国DigiFi社  OPERA Sシリーズ  

・とても軽い ・充電池が小さいので、ちょくちょく充電が必要 ・左右をつなぐ部分が首の後ろにかかる

 


■リンク

ヘッドホンナビ  詳しい レビューも多機種

ソニー  ヘッドフォンを選ぶ ソニー

audio-technica  ヘッドホン・ナビ ヘッドホンの基礎知識がくわしい

ヘッドフォン(ウィキペディア)

ヘッドホンの選び方(コネコネット)

ヘッドホンの選び方(価格コム)

ヘッドホンガイド(All About)

サラウンドヘッドホン まとめwiki 各機種レビュー、Q&A

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