にがりダイエットについての警告
5/30の「あるある大辞典」で放送されるなどで、現在ブームとなっているにがりダイエットですが、当サイトではあるあるでの放送直後より「これは下剤ダイエットの亜流ではないのか」と疑問を呈しておりましたが、この度独立行政法人国立健康・栄養研究所より「にがりの主成分である塩化マグネシウムは下剤成分であり、ビタミンやミネラルの吸収を阻害するなどの影響があり、深刻な健康被害をもたらす恐れがある」との警告が発せられました。またにがりによる体重減少は「水分減少による一時的なものであり、痩身効果はない」と断定いたしました。つまりにがりダイエットなるものは下剤ダイエットの亜流どころか、下剤ダイエットそのものであると認定したということになります。
ご存知のように、下剤ダイエットは巷にある危険なダイエット法の中でも筆頭にあげられているものであり、ミネラル不足による全身疲労・肌のあれなどの症状につながったり、ひどい場合には栄養失調による死や、慢性的に軟便状態が続くことによって肛門の機能が破壊されて、おむつが手放せなくなるなどの末期的事例までもが知られております。
つまりにがりダイエットなるものは、このような危険を招く恐れのある有害きわまりないものであるということです。なおにがりをダイエット薬として販売、宣伝しているメーカーの中には「天然にがりダイエット」なる文句を使用し、「天然」の文字からあたかも健康に良いかのようなイメージをねつ造したり、中には「にがりのミネラル成分で健康に」などと健康効果そのものまで謳っている詐欺的事例も多々あるようです。
なお女性の中にはよく「私はいつも便秘だから下剤を使っても大丈夫」と言う人がいますが、これは大きな間違いです。便秘であろうとなかろうと、下剤がミネラルなどの吸収を妨げるという効果は同じであるので、下剤による悪影響は出ます。また便秘を下剤で治そうとするのは、フルブレーキングをしながら同時にアクセルを全開にするようなものであり、身体のバランスから考えると極めて危険な状況と言わざるを得ません。便秘の解消には遠回りに見えても、繊維質の食べ物を摂取する、規則正しい生活をする、適度な運動をするなどの生活改善から取り組むしかありません。
このような危険きわまりないインチキダイエット法を手放しで宣伝した「あるある」は、まさにこの番組が以前より持つ無責任性を露呈したと言って良いでしょう。以前から種々のインチキ健康法で視聴者を欺き続けたこの番組ですが、今回さらにその犯罪行為が一つ増加したと言うべきでしょう。
当サイトでは新装開店後の「あるある」があまりに中身が薄く、番組としての意味がほとんどなくなっていることから、近日中にチェックリストからはずすことを検討しておりましたが、このような事態を鑑み、今後もしばらくの間、この有害番組「あるある」の監視を続けていきたいと思っております。なお読者の皆さんは、今後もより一層、知識・判断力などに磨きをかけ、この手のインチキ番組にだまされないこと、また身近にこのような番組にだまされている人がいれば、その目を覚ますべく善導されることをお願いいたしたいと思います。視聴者の皆さんの見識が高まれば、このような有害番組は自ずと淘汰されていくであろうと思っております。