灯りについて


江戸時代、灯りといえば行灯(あんどん)が一般的でした。
形は様々ですが、基本的には小皿に入れた油を灯芯で吸い上げ、そこに火を点します。

ここでは、照明具の種類について纏めてみました。



灯油
菜種油(なたねあぶら):
広く使われていたが、当時としては高価な品。
魚油(ぎょゆ):      
菜種油に比べて半額程度。
主として鰯の油が使われたが、臭いがあり、煤(すす)も激しい。
また、菜種油に比べて暗かった。
行灯と蝋燭
蝋燭(ろうそく)は、行灯より明るいが高級品。
当時の大工の日当の半分で、百匁蝋燭(大型の蝋燭)が一本買える程度。

燃え残りやしずくを目方(めかた)で買う商売があるくらい貴重だった。
明るさ
行灯より明るい蝋燭でさえ5ワット電球程度。

夜起きているのはもったいないので、朝早く(6時ごろ)には起きて、夕食後20時過ぎには寝ていたようです。

光源

照明具
蝋燭
(ろうそく)
手燭(てしょく)
持ち運びに便利なように、取っ手のついた灯り。
提灯(ちょうちん) ぶら提灯、小田原提灯など形状は様々。

江戸時代は夜間無灯火での出歩きを禁止されていたので、どこの家にも提灯があった。
燭台(しょくだい)
蝋燭立て。
雪洞(ぼんぼり)
中啓(ちゅうけい)の扇子の上を少し開いたもの。小型の行灯。

ちゅうけい:
扇子の一種。たたんでも頭部がなかば開いた形になるもの。
灯油 行灯(あんどん)

丸行灯    角行灯
枠に紙を張り、中に油皿を置いて火をともす。
常夜灯(じょうやとう) 夜間いつもつけておく灯り。街灯。
十二灯明(十二とうみょう)
吉原には、不寝番と呼ばれる油さしがいて、楼内の行灯、十二灯明の点火をしていた。

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