┏━━ 2001/03/21 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□  メ ル マ ガ マ ー ケ テ ィ ン グ 最 前 線
■◇■     『 成 功 の 裏 側 を 探 る ! 』
□■□ 【効果的メルマガ活用のノウハウ、秘訣はここから学ぶ】
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 ┃ 〜 萬晩報 (よろずばんぽう)お江戸のデスク日記 〜
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        ●○● メルマガデータ ●○●

▼ タイトル     :「萬晩報 お江戸のデスク日記」
▼ 発行者      :伴 武澄 (ばん・たけずみ)氏
▼ 創刊号発行年月  :1998年1月
▼ 配信頻度     :週2〜3回
▼ 配信数合計    :約21900部 (2001年3月現在)
▼ ランキング
     まぐまぐ  :92位(2001年3月4日から1週間)
▼ 関連ウェブ    :「萬晩報」
            http://www.yorozubp.com/

通信社の現役デスクの主筆を中心に、内外通信員からの政治、経済
等、分野を超えた斬新な切り口のコラムを発信。最近の題材は、
「田中知事の脱ダム宣言」「パウエル国務長官の訓辞」など。

「萬晩報」の名は、戦前に日本最大の発行部数を誇った黒岩涙香の
「萬朝報」にあやかって命名。

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■「萬晩報 お江戸のデスク日記」の発行者、
      伴 武澄 (ばん・たけずみ)さんへのインタビュー■
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□伴さんは共同通信社で経済部次長という重責ある役職に着かれて
□いらっしゃいますね。萬晩報のホームページに創刊した動機が書
□かれています。

□マスコミ業界では一定の年齢に到達するとデスクという後輩記者
□の面倒をみる立場になり、それは「筆をうばわれる」と同じで、
□そのうっぷんをはらそうと萬晩報の配信を開始されたとあります。
□創刊されて3年がたちますが、当時の目的は達せられていますか。

当初は100本のコラムを書くことが目的でした。そのころはメル
マガという形態が珍しかったのか、思いの外、読者数が増えてしま
い「続けてほしい」というメールをたくさんもらいました。

ある読者から「萬晩報は公器である」というメールを受け、「なる
ほどそういうことになってしまったか」という感慨がありました。
憂さを晴らすつもりが、萬晩報が一人歩きを始めたのです。

ホームページのアクセスログをみると、“nec.co.jp”とか“fujitsu.
co.jp”といった企業ドメインや“ac.jp”が少なくありません。こ
れらログやいただくメールから推測すると、萬晩報の読者にはサラ
リーマンや大学関係者、海外在住者が多いことがわかります。

読者の関心事が似通っていたり、問題意識が共通していたりするも
のですから、いただくメールの内容も非常にレベルが高いのです。
たまにですが、社内報の類への転載だとか講演の依頼もあります。
一番うれしいのは学校や大学での教材にしたという報告をもらうと
きです。こうなるともはや「うっぷんばらい」といった次元を超え
た満足感があります。

□萬晩報と通信社の記事作成において、視点の置き方や表現等は異
□なるものなのでしょうか。

マスコミの記事は業界内の競争原理で成立っています。「抜いた」
「抜かれた」という価値観があまりに大きく、“分析型”や“提言
型”の記者は育ちにくい環境にあります。

萬晩報の場合、「公器だ」といわれる一方で「これは俺のメディア
だ」という自負もあります。

編集方針などといえばちょっとおこがましいのですが、「目からう
ろこ」的な記事の発掘を目指しています。それから身の回りで起き
ていることでもひょっとしたら「全体」の関心事に広がるかもしれ
ないといった事象も取り上げてきたつもりです。

□萬晩報は伴さん以外に萬晩報通信員と呼ばれるメンバーの方々が
□記事を執筆されていますね。こちらは読者の方々が通信員になっ
□ているのでしょうか。また現在のメンバー数をお教えください。

ウェブサイトは日々の「更新」が命です。萬晩報を始めた当初は毎
日、コラムを更新し、配信をしました。100日続きましたが、さ
すがに酒を飲む時間もない。

萬晩報を続けるに当たって主筆である自分の書ける限界は週に1〜
2本だと悟り、その間の曜日を埋めてくれるライターを募ったので
す。通信員は65人いますが、そのほかに投稿も募集しています。

結果的に通信員で継続的にコラムを書いてくれるのは、数人に限定
されましたが、投稿でスタートしていまでは「常任執筆陣」になっ
てくれている方が7人ほどいます。過去1年でいえば、10人内外
の人がライターになってくれています。

そうそう忘れていました。父親とマレーシア在住の姉もまたそれぞ
れ「魁け討論春夏秋冬」「Mikiko Talks on Malaysia」というサイ
トを運営していまして、萬晩報の趣旨に合うコラムを時々、転載し
ています。

□ホームページ上に萬晩報を有料化するかどうかで検討された議論
□が掲載されていますね。現在も無料で配信されていますが、記事
□執筆をすべて無報酬で質の高い内容を毎回生みだしてゆくことは
□たいへんなことと思います。

□通常は無料配信メルマガの場合、広告収入が主な収益源となって
□おりますが萬晩報に広告を入れない理由についてお聞かせいただ
□けますか。

萬晩報の配信を始めてまもなくは、日々読者が増えて「1000人
かける千円で100万円」なんて皮算用をしなかったわけではあり
ません。人間のどうしようもない部分です。読者が1万人達したら
それこそ1000万円。会社を辞めて独立できるとも考えました。

しかし村上龍さんの有料サイトが500人の読者しか集められなか
った話を聞いて、「こりゃ無理だ」と思いました。

いまは通信員や投稿者には無料奉仕をお願いしているのですが、本
当のところをいえば、少額でも彼ら彼女らにお礼がしたい。広告な
どといっても、そう簡単に収入といえるレベルにもっていけないの
がネット社会の現状ではないでしょうか。

実は発行部数2万部強のうち4000部弱はサイバーエージェント
の「メルマ」を通じて発行されています。ここには自動的にクリッ
ク型の広告がヘッダーに付加されますから、広告がゼロというわけ
ではありません。ただクリック広告のクリック率は極めて低く、月
に数千円程度です。これではインセンティブにもなりません。

そのほかときどき広告掲載の依頼があったり、「友情広告」と称し
て仲間内の広告を無料で掲載していますから、広告を入れないと決
めているわけではありません。萬晩報はあくまで余技です。

□ご多忙の毎日の中、萬晩報を運営してゆくことが負担に思われる
□ことはありませんか。

負担と思ったことはありません。週2〜3本の配信となっています
が、都合で最大2週間ほど間があいたこともあります。さきほども
いいましたが、自分のメディアだと思っていますから、いつでも辞
められるという意識があるからでしょう。

ストレスがあるとすればマシンが不調になって、その日に配信がで
きなかったりすることぐらいです。それとおっちょこちょいなので、
誤字脱字のたぐいが改善されないこと。よく読者から怒られます。

先日は“ビット”と“バイト”を取り違える間違いをしましたし、
また国務長官コリン・パウエルのファーストネームを誤ったりしま
した。こういうミスをするとそれこそ落ち込みます。

「金儲けでやっているわけでもないのに、なんで落ち込まなければ
ならないのか」なんて悩むことはしょっちゅうです。

□最後に萬晩報に関して、またはそれ以外のことで伴さんが今後や
□ってみたいこと、夢などございましたらお聞かせください。

政治の大討論会です。萬晩報が続けている仮想国家としての「独立
北海道論」はまだ入り口論にすぎませんが、読者の方々と議論して
憲法制定から始まって、新しい国の枠組みをネット上で構築するの
が近未来の目標です。

私はHTMLはかなり習熟したと思っているのですが、だれか討論
の場としてCGI制作を手伝ってくれる人がいないでしょうか?
もちろん無料で。

  ※ボランティアでCGI制作のご協力される方がおりましたら、
   伴さんまでご連絡を。(^o^)/

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〜 伴 武澄 (ばん・たけずみ) さん プロフィール 〜

◆職業:本業は通信社のデスク。早番、中番、遅番の勤務をこなし
ながら、家でもパソコン三昧。自分自身が楽しくおもしろく生きる
ことが肉体的、精神的健康の秘訣だと考えています。

◆趣味:旅行と読書、議論。同郷の高知市出身の妻との間に3人の
子供がいます。日本人である前に土佐人であることを誇りに思い、
新たな出会いや新たな発見に無量の喜びを感じています。

〜 伴 武澄 さんの愛読メルマガ 〜

●田中宇さんの「田中宇の国際ニュース解説」は相変わらずおもし
ろいし、役立ちます。

●村上龍さんの「JMM」は内容が濃いのですが、長すぎて全部読
む余裕がありません。

●斉藤清さんの「Gold News from Guinee」は、西アフリカで起き
ている政治的危機をほとんどニュース感覚で速報してくれています。

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《メルマガ最前線発行人のコメント》

【自己のメディアをもつという至福】

萬晩報と通信社の記事執筆における違いについて、伴さんは、マス
コミ報道では業界内の競争原理から記事ネタが求められるという。

報道業界での貪欲にスクープを追う『記者魂』は、“分析型”や
“提言型”スタイルの執筆とは対極に位置するものなのだろう。

さらに萬晩報では「目からうろこ」的な記事の発掘を目指している
と語られている。

商業誌では書けないことを、メルマガや自己のホームページで情報
発信している記者、ライター、作家は少なくない。私自身もそのひ
とりだ。

仕事では報酬をもらって原稿を書いている一方、なぜ無報酬に近い
状況でメルマガを書いているのかというと「自己のメディアをもつ」
ということは楽しいことだからだろう。楽しんでいるのだとしたら、
逆にお金を払わないといけないという考え方も成り立つ。

「自己のメディア」の欠点は、メルマガを配信してしまったあとで
誤字や人名の誤りに気づくこと。私自身も顔から火が吹き出そうな
ほど恥ずかしさを覚えたり、落ち込んだりすることがよくある。

そんなときは、他の発行者のメルマガにも誤字があったことを思い
出して、「誤りをおかすのは自分だけではない。大切なのは有益情
報をスピーディに伝えることだ」と妙な立ち直り方法を実践したり
している。

そう考えないとメルマガの場合は、チェックしてくれる編集者がい
ないので、自分ひとりでやってゆくのには精神的にもかなり負荷が
大きくなってしまうのだ。

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萬晩報(よろずばんぽう)お江戸のデスク日記
http://www.yorozubp.com/
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