┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2001/02/08 ━━
□■□  メルマガマーケティング最前線
■◇■         『成功の裏側を探る!』
□■□                     【第2号】
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 ┃     ◆━◇ 今回のご出演メルマガ ◇━◆
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 ┃         〜 祇園藤村屋 〜
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        ●○● メルマガデータ ●○●

▼ タイトル: 「祇園藤村屋電子瓦版」
▼ 発行者:藤村屋八代目 一浦 靖博 氏
▼ 創刊号発行年月:1999年7月
▼ 配信頻度: 月3回
▼ 発行部数:約800部
▼ 関連Web: http://www.fujimuraya.com/

「祇園藤村屋電子瓦版」は、オンラインショップ祇園藤村屋が発行
するメルマガ。ウェブの文章もメルマガも味のある京都弁が特徴。

トップページには「せっかく当店に来てもらたのに申し訳ないです。
藤村屋の取り扱い商品は、小さい店の味の職人さんが京都市民の為
に手作りでこしらえた地元向けの食材だけですねん。ほんまもんの
京都ブランドが欲しい方だけ入り口からお入りくださいませ」といっ
たCoolなあいさつで迎えてくれる。

そう言われると店内に入ってみたくなるのが人情というもの。入店
するとさらにお笑いのセンスが京都弁にて、随所に散りばめられて
いる。京漬物、京湯葉、宇治茶、京のおばんざいなど伝統的な食材
が歯切れのよい京都弁にて説明されている。

「おばんざい」とは京都弁でおかずを意味する。盆地という土地柄、
鮮度のよい魚介類を入手できなかった京の人々は、保存のきくちり
めんジャコやにしん甘煮を考え出したそうだ。

藤村屋では、まぐまぐ、Pubzine、melma!等のスタンドと自社配信
システムとの両方を利用して、『祇園藤村屋電子瓦版』と呼ばれる
メルマガを月3回配信している。

制作は、八代目一浦さんを中心に「助っ人ライター」と呼ばれる2
名の外注ライター陣によって、ユニークなコンテンツ作りがなされ
ており、読者の興味を駆り立てるバラエティにとんだ内容。

一般的に、商品情報宣伝のオンラインショップからのメルマガはユ
ーザーに開かれることなくごみ箱行きになってしまうものが多いの
だが、藤村屋電子瓦版には「ちょっとのぞいてみようか」と思わせ
る存在感が漂っているのだ。

実際に2000年8月に配信された『祇園藤村屋電子瓦版』を見てみる
と、「おやじの一言」「東京もんの祇園のぞき」「受験に役立つ(?)
京都弁講座」「八代目のぶらり一献」等、エンターテイメント性が
高く、遊び心満載だ。

実は一浦さんは、「オンラインショップ成功の法則」という本の執
筆にも参加されるほどの熟練ウェブマスターでもあったのだ。

では藤村屋八代目一浦さんに、メルマガ制作のノウハウについてう
かがってみよう。

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■「祇園藤村屋電子瓦版」の発行者、
           一浦 靖博 さんへのインタビュー■
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□藤村屋電子瓦版のバックナンバーを拝見しますと、商品情報コー
□ナー「藤村屋webshop新製品情報」のスペースが少しで、京都祇
□園の観光情報やコラム、役立ち講座等の楽しい誌面になっていま
□すね。創刊される際にどのようなメルマガを目指されていたので
□しょうか。

「売るため」だけのメルマガじゃない、読者様の役に立つメルマガ
を目指しました。このあたりはいわゆる「京都商人」の感覚かもし
れません。「買って下さい」一辺倒ではお客様に逃げられる、「よ
ろしければお買いあげ下さい」という姿勢でお客様と細く長くの安
定したお取り引きを念頭に置いて商いをしております。

また、当店の取扱い商品は地域特産食品です。メルマガで京都や祇
園の雰囲気を感じ取ってもらい、それら付加情報が料理で言うとこ
ろの「うつわ」になればと考えております。

遠方にお住まいの方に「祇園を想いながら藤村屋の食材を召し上がっ
て」頂ければ最高でございます。

実はこういった「京都好き」な読者さんを集める事で物販以外の違
うビジネスが出来るか?とも考えました。残念ながらそちらでは、
読者数が思うほど信伸びなかったため現在凍結中です。(笑)

□オンラインショップの販促ツールとしてメルマガを活用するとこ
□ろが増えてきましたが、藤村屋電子瓦版のネタはどのように収集
□されているのでしょう。

実際のことをいうと、回数を重ねるごとにネタに詰まりました。そ
うなると定期に発行しずらく感じることもありました。

けれども店舗が祇園に所在しいわゆるパパママストアであるため、
顧客とのコミュニケーションが濃密です。ですからお客様である
花街関連の方との会話の中からもヒントを頂戴しています。

また自分一人では限界があるので、メルマガを通じて知り合った人
を無理矢理ライターとして参加して頂いて助けてもらっています
(なんと無償で!)。

□メルマガが発行された後のホームページへのアクセス状況や売上
□への影響はいかがでしょう。

配信後にはアクセスが約30%ほど増します。売上はメルマガ掲載
前と比べて定番商品で約10%増、限定品で50%増となり、メル
マガはかなりの割合で貢献しています。オンラインショップの売上
額は、現在1ヶ月百万円ほどになっています。

□メルマガを発行していると読者の方々との信頼関係も生まれると
□思いますが・・・。

メルマガを発行しだしてから、お客様とのコミュニケーションが深
まり距離が近く感じられます。特に私信でのメールのやり取りも無
いのに、実店舗にお土産をもって買い物に来られた方も数名おられ
びっくりすることもあります。

また2月17日に藤村屋主催のオフ会を開催する計画があるのです
が、ここまでできるようになったのもメルマガの効果ですね。

□オンラインショップでメルマガを発行している方々へのアドバイ
□スがあれば、お願いします。

広告収入をねらうメルマガは別として、ウェブショップで物販をす
る場合は、商品が売れてビジネスとなります。

闇雲にプレゼント企画等で経費をかけて読者を増やすよりも、リピー
ト客への育成に注力したほうがよいでしょう。プレゼント応募での
読者が固定客になる確立は小さいからです。

メルマガ誌面の充実を図り、ショップとお客様との関係、コミュニ
ケーションを重視し、本当に自社のメルマガを必要としている読者
を堅実に増やすことが、効果を上げる方法の一つです。

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〜 一浦 靖博 さん プロフィール 〜

◆職業:自営業(藤村屋八代目)
◆毎日のすごし方:働きづめ(労働時間18時間(実店舗12時間、
         ウェブ6時間)
◆趣味:メール書き(Mac暦3.5年)
◆来年度の目標:子供に「おじさん誰?」と言われそうなので人並
        みに週40時間労働ぐらいにしたい。

〜 一浦 靖博 さんの愛読メルマガ 〜

●今日の雑学+(プラス)
●オンラインショップ成功への道
●【焙煎人/てる工房】 http://www.rodan24.com/merumaga.htm

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《メルマガ最前線発行人のコメント》

古く先祖から受け継がれてきた伝統的な店の集まる商店街も、価格
競争や長引く不況で疲弊が一段と増していると聞く。

けれども藤村屋のように気概をもった店主にとっては、デジタル時
代はチャンスとなるだろう。これまで販売面積や商品価格での劣勢
から大規模店舗顧客包囲のあおりを受けてきた個人商店は、ネット
上にスペースを持てば、商圏に関係なく上客を獲得してゆくことが
可能だ。

◆祇園の情景とともに食べる◆

料理の盛り付けの美しさにもこだわる通は、「目で食べる」という。
藤村屋の食品は、「祇園の情景ととも」に食べながら舌鼓を打つ。
京のイメージをふくらませる電子瓦版がなせるワザだ。

祇園を愛し、八代目として京の老舗ののれんを継承しながらも、新
しいものにも目を向け、且つユーモアを忘れない一浦さんの心意気
が伝わってくる。

今後はネット上で九代目、十代目と藤村屋スピリッツが受け継がれ
てゆくことだろう。

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