宮ケ瀬から丹沢への別ルート・ツガダチ尾根を歩く
金沢橋−
ツガダチ尾根−本間ノ頭−御殿森ノ頭・北尾根−宮ケ瀬
2001年3月20日(火)


ツガダチ=栂立=尾根(仮称):
丹沢三峰・東峰(本間ノ頭)から北東方向に金沢橋まで伸びている尾根があり、ほぼ中間にある849m峰が、古い地図に「ツガダチ」と表記されています。そこでこの尾根の全体を、仮に「ツガダチ尾根」または「栂立尾根」と呼ぶことにしました。
だって「本間ノ頭・北東尾根」と呼ぶより、ずっと親しみが持てるでしょう?

ここではツガダチ尾根の部分は写真のでを紹介します。詳しい内容を知りたい方は、s−ok宛にメールを下さい。できるだけ早く、返事を差し上げます。




本厚木駅7:20…(バス)…宮ケ瀬8:05/8:15…金沢橋8:50/8:55…送電線鉄塔(532m峰)9:25/9:35…
ツガダチ(849m峰)10:30/10:50…1108m峰11:40/12:45…丹沢観光センター分岐13:10…
本間ノ頭13:25/13:45…金冷シ14:35…高畑山14:55/15:15…御殿森ノ頭15:35…568m峰15:45…
487m峰16:00…宮ケ瀬16:15




1.金沢橋の向こうにツガダチ尾根が横たわる


2.送電線鉄塔より宮ケ瀬湖方面を見る


3.脚立の向こうは自然林の急登


4.1043m付近。小さな雪田があちこちに残る 5.暖かな日溜まりの中で昼食休憩


6.雪や灌木と格闘しながらの登り


あと一頑張りで・・ 8.本間ノ頭に着く


 南斜面に、南東方向に伸びる比較的なだらかな尾根が見えた。25000図で確かめる。東峰(本間ノ頭)から一般道を少し宮ケ瀬側に下ったあたりから、1137m峰・741m峰を経て塩水橋付近まで伸びている。
「この尾根、歩けそう!」

 青宇治橋付近にバイクを止め、塩水橋−741−1137−本間ノ頭−松小屋沢ノ頭−高畑山−青宇治橋という周回コース。または塩水橋付近にバイクを止め、塩水橋−741−1137−本間ノ頭−円山木ノ頭−太礼ノ頭−堂平のブナ林−堂平−塩水林道を経て塩水橋という周回コース。・・・など、いくつかのルートが浮かんできた。

 歩けそうな尾根を見つけたときは、いつもこんなふうにワクワクドキドキしてしまう。ヤブが茂る前、いつか実現させたいものだ!!


 13時45分宮ケ瀬に向けて出発。ここからは普通のハイキングコース、道はよく踏まれて快適だ。但し所々に雪が残っているから、調子に乗って飛ばしすぎるとスリップしてしまう。

 14時35分金冷シを通過。左手には越えてきたツガダチ尾根が、長い長い稜線を伸ばしている。


 冬期には悪場になる844m峰の北斜面も何なく巻いて、高畑山に14時55分。展望台のベンチで一休み。

 樹木の梢越しに、鍋嵐山から大山三峰方面が見え隠れしている。萩野高取山や仏果山・高取山方面も、ゆったりと稜線を伸ばしている。その左下に宮ケ瀬湖。

 この山頂付近だけに見られるカラマツの林は、植林されたものだろうか?
9.カラマツ林の見られる高畑山


 もっともっとのんびりしたくなる好ましいピークだが、この先にまだ御殿森ノ頭から宮ケ瀬公園に向かうバリエーションルートが残っている。15時15分山頂を後にする。

 杉や檜の植林帯の中、いくつかのピークを巻いて御殿森ノ頭を15時35分に通過。標識から50mほど進むと左手に鹿柵が現れる。一般ルートが右に折れるすぐ手前で、鹿柵に沿い左手鹿柵の門扉をくぐった。

 笹原をしばらく行くと、踏み跡の傍らにまだ新しい祠があった。ほとんど平坦な尾根を更に進む。15時45分檜におおわれた568m峰。基準点と赤い境界標識、近くの立木にビニール袋が巻き付けられただけの、何の変哲もない平凡な山頂だ。

 北に向かい、植林帯を更に100m〜200mほど進む。右手の立木に青いビニールテープと赤い布が見つかった。周りの地形と地図を照合させ、宮ケ瀬に向かうルートだと判断。急な斜面をジグザグに下る。

 下りきると、正面のピークに向かう尾根と、右手斜面を巻く踏み跡があった。このピークが481m峰に違いないと判断したが、つい巻き道に惹かれて右手に入る。細い踏み跡は所々崩れている。尾根を回り込むと落ち葉の積もる滑りやすい踏み跡が続く。

 巻き道が終わるとよく踏まれた立派な登山道に出た。宮ケ瀬からのルートだ。巻き道を通らず、尾根通しに歩いた方が良かったのかもしれない。


 右下に県道を走る車が見えてきた。春ノ木丸トンネルの上部を通りしばらく進むと、青いスズランテープを派手に巻き付けたマーキングがある。そのマーキングから左手の植林帯に入り、幾分戻るように進む。

 やがて鹿柵が現れて右手すぐ下に、宮ケ瀬インフォメーションセンター裏手の駐車場が見えてきた。植林帯を回り込むように下って駐車場に降り立つ。
10.駐車場に降り立つ


 16時15分、宮ケ瀬に無事に下山。バス停に止まっていた本厚木行きのバスを1台見送り、近くの食堂に立ち寄ってビールで乾杯しあったのは言うまでもない。




※ツガダチ尾根(仮称)
この山行が終わった日の夜、webhikerさんからメールが届きました。
”日地出版(いまはゼンリン)の地図には、849m峰がツガダチ(栂立?)と載っています。これからは栂立尾根でいきましょう。”
・・・という提案です。

ボクも、昔使っていた日地出版の地図「丹沢山塊・昭和49年7月版(通算40版)」を取り出してみました。たしかに「ツガダチ」と載っています。
「本間ノ頭・北東尾根」よりずっと親しみやすいですよね。ですからボクも、これからはツガダチ尾根(栂立尾根)と呼ぶことにしようと思います。


※各ピークの名称
実はこの尾根を、ボク等が歩く5日ほど前に雨畑さんが歩いておられます。
雨畑さんのホームページ「天狗の麦飯」によると、532m峰=タロベエ峰、732m峰=六百沢ノ頭、849m峰=栂立ノ頭、1108m峰=鐘沢ノ頭というように、一つひとつのピークにも名前が付いているようです。

数字だけの名称より、名前のあるピークの方がずっと親しみやすいですね。



尾根全体としては、特に悪いところはありません。丹沢山方面から宮ケ瀬に下るときの、ちょっと変わったルートとして楽しめると思います。その場合、1043m峰を過ぎてツガダチノ頭に向かう小さな尾根を見落とさないことがポイントです。K103標識のあたりに注意しましょう。


一部改定:2001,10,22



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