| ササヤブと植林帯の上に 紅葉の始まったブナ林 檜洞丸・北尾根−檜洞丸−矢駄尾根 2002年10月5日(土) |
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| 山頂直下の紅葉 |
| 神ノ川上流・広河原付近、彦右衛門沢と桧皮(ヒワタ)沢に挟まれて檜洞丸山頂に伸びている尾根があります。 10月5日(土)、この檜洞丸北尾根(仮称)を歩いて来ました。尾根上部・マルバダケブキはすっかりワタ毛に変わり、ブナ等の紅葉が始まっていました。 エアリアでは無印のコースです。ここではテキスト付きで紹介していますが、山慣れた人の同行が望ましいルートです。 |
| 【登山日】 2002年10月5日(土) 天気 晴れ 【マップ】 昭文社エアリア「丹沢」 25000図「中川」 【行 程】 日陰沢橋(ゲート)7:30…広河原8:15…取付き8:40… ヤブを抜けた小平坦地8:55/9:05…伐採地9:40/9:50… 植林帯抜ける10:00…ブナと笹の小平坦地10:40/10:45… 檜洞丸11:15/11:50…熊笹ノ峰神ノ川線分岐12:15… 林道横断13:15…日陰沢橋(ゲート)14:00 【メンバー】 単独 |
| 5時30分いつものバイクで家を出る。前回(9/21・源造尾根)は青根付近のコンビニが閉まっていて食料を買い損ねたので、今日は家の近くで購入した。 鳥屋を過ぎ青野原−西野々−青根と進んで神ノ川林道に入る。日陰沢橋のすぐ先ゲートに着いたのは7時15分。オーバーズボンや厚手の手袋をバイクのトランクに入れたら7時30分に出発。 |
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| 神ノ川林道ゲートを抜ける |
| 3回目になる林道を淡々と進み広河原に着いたのは8時15分。さてどこから北尾根に取り付こう? まずは彦右衛門沢左岸を探ってみよう。ヘアピンカーブの先を100mほど直進してみると、彦右衛門沢の奥には何台ものショベルカーがあり、その先では何段もの堰堤工事が盛んに行われている。 プレハブ小屋の中から作業員が 「危ないですよ」 と声をかけてきた。 |
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| 彦右衛門沢上部は堰堤工事中 |
| 何となく力が抜けて引き返す。 桧皮沢(ひわたさわ)右岸はどうだろう。ヘアピンカーブを回り込んでみる。林道の左手はコンクリートを吹き付けた擁壁が延々と続いている。 桧皮沢まで来てしまった。沢の両岸は岩壁になっていてとても登れそうもない。 |
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| 両岸は岩壁 |
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さてどうしたものか。 右手をみながら引き返すと尾根の先端辺りに擁壁の切れ間があった。急な斜面はネットやワイヤーでおおわれている。しかしその中に何となく踏み跡があるような・・。よし、ここから入ろう。 立木やネットにしがみつき北尾根に取り付いたのが8時40分。 |
| 擁壁の切れ間はネットにおおわれた急斜面 |
| 20mほどの急斜面を、立木や岩角・ネットやワイヤーを頼りに力任せに登り切るとその先はスズタケの密集帯だった。ササを押し分け茎や立ち木につかまりながら上へ上へと登っていく。 辺りにヒノキが見られるようになるころ、左手から登ってくる薄い踏み跡が見つかった。少し進んで大きな切り株のある小平坦地で小休止。8時55分、取付いてからまだ15分しかたっていないのに、もうエネルギーの半分以上使ってしまった感じ・・・。 |
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| ネットの上はササヤブの急斜面 |
| すぐ近くのヤブの中からガサガサと音がして鹿が鳴き声を立てている。鹿もこの異常な乱入者を警戒して見張っているのかもしれない。 水を飲みチョコを口にしたら少し元気が出てきた。9時5分踏み跡に沿って登り始める。 |
| 急登の所々には枝打ちされた小枝が散乱している。前方の立木に赤いテープが巻いてあった。今日初めて見るマーキングか? 踏み跡は所々に丸太階段が作られているなどかなりはっきりしてきた。この路は作業経路なのだ。さっき見た赤いテープは作業の目印なのかも知れない。 |
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| 丸太階段があらわれた |
| 作業経路は尾根を絡むようにジグザグに付けられている。その真ん中・尾根の頂点を薄い踏み跡が直登気味に登っている。ボクはその薄い踏み跡をたどりながら登っていく。 9時40分ドラム缶やワイヤー、一升瓶のかけらなどが散乱する伐採跡地に出た。小広く刈り払われた台地の上部に出て振り返ると、蛭ヶ岳から袖平山・風巻ノ頭にかけての稜線がかすんで見えた。 |
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| ドラム缶などが散乱する伐採跡 |
| 10分ほどの小休止の後再び植林帯に入る。 ゆるい登りを10分ほど進んで再び伐採跡地。植林帯はここで終わり、雑木とスズタケの密集する急登が始まる。しかし周りが明るくなった分、気持ちよく登っていくことができる。右手・樹林の隙間から見る熊笹ノ峰がだんだん近づいて来るのも励みになる。 |
| やがてくるぶしほどのササの下草とブナが目立つようになってきた。木々の葉が幾分色づき始めている。 急登の所々にあるゆるい斜面には倒木も目立ち、下草の緑や倒木の灰色・紅葉を始めた木々の葉など、コントラストの美しさについ写真を撮るのに夢中になってしまう。 |
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| 緑の下草、色づき始めた木々。つい足を止めてしまう |
| 白いワタ毛を付けるマルバダケフキの群落をかき分けるように登っていく。 山頂直下から振り返ると、赤やダイダイに色づく木々の向こうに道志の山々が薄〜くかすんでいた。 |
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| すっかりワタ毛に変わっている |
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「檜洞丸のブナ林」という説明板のある右手、ロープの隙間から檜洞丸山頂に出る。11時15分だった。 山頂にいた登山者がちょっと怪訝な顔でこちらを見た。軽く会釈を返して、空いていた山頂西側のベンチにザックを下ろす。まずはビールで乾杯!富士山はかすんで見えなかったが、目標をやり遂げた満足感で心はいっぱいだ。 |
| 山頂の木々も色づいている |
| 休んでいる間にも、登山者が次々に上がってくる。昼食をすませたら11時50分に出発、熊笹ノ峰に向かう。山頂直下のガレ場から見る熊笹ノ峰はダイダイ色に染まっている。その奥の大室山は薄〜くかすんでいる。 |
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| 中央奥、熊笹ノ峰の向こうに薄〜く霞む大室山 |
| ゆるく登り返して神ノ川熊笹ノ峰線分岐に12時15分。「神ノ川
2.95km 1時間30分」と書かれていた。 ここから神ノ川に向かう入口の木々もダイダイ色に色づいている。そのダイダイとまだ緑を残す木の葉のコントラストが美しい。 下草がササの急坂をぐんぐん下っていく。立木の所々に赤と黄色のテープが巻き付けられている。朽ちかけた道標も所々に見ることができる。 |
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| 神ノ川分岐にベンチが二つ |
| 急坂も1252m付近から幾分ゆるくなった。 12時40分ベンチのある小平坦地を通過。雑木の入り交じる尾根をゆるく下っていくと、右手に植林・左手に雑木の急坂に変わる。13時15分林道を横断。きれいに枝打ちされた植林帯の中をぐんぐん下っていく。 |
| 13時25分ヒノキ林の中にこわれかけたベンチを見る。道標には「神ノ川
0.7km 20分 熊笹ノ峰 2.25km 1時間30分」と書かれていた。 枝越しに見る大室山がグングン高さを増していく。右手に伸びた稜線の先にかわいい円頂を持ち上げているのは鐘撞山。 |
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| 高さを増した大室山を見る |
| 13時50分「ヤダ尾根」と赤い文字で書かれた看板を右手に見て、砕石に埋もれた階段を下りて神ノ川林道に立つ。 | |
| 階段を下って林道に降り立つ |
| 下から散策してきた夫婦が声をかけてきた。 「こんなところに熊蜂の巣が。」 見ると、登山口から10mほど神ノ川に寄った山腹に長径30cmぐらいの巣があって、数匹の蜂が出入りしているのが見えた。東海自然歩道近くに営巣する彼らは今後、人との共生をうまくやっていけるのだろうか? |
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| 林道の脇に大きな蜂の巣が |
| 14時神ノ川林道ゲートを抜ける。朝は5〜6台の駐車だった車は10数台に増え、散策している数組のアベックや登山者が見えた。 | |
| 円内にボクのバイクを見る |
| ※檜洞丸北尾根 この尾根はニフティ・山のフォーラムで活躍しておられるba_sobuさんの記録で知り、今回Planの参考にもさせていただきました。ありがとうございます。 取付きから上部はササヤブの急登。尾根に乗ると作業経路が現れ植林帯を抜けると再び薄い踏み跡に変わります。上部はくるぶしぐらいの笹とブナにおおわれた気持ちよい尾根です。急登の所々にある緩斜面は、どこでも絶好の休憩ポイントになります。 ※矢駄尾根(熊笹ノ峰・神ノ川線) 神ノ川林道からの入口上部に「ヤダ尾根」と赤い文字で書かれた看板がありました。エアリアでは赤の実線で示されいて、迷いそうな所もありませんが、あまり歩かれていないようです。登りに使う場合は急登が続き、少しシンドイかな・・と感じました。 |
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