| モミやツガ・ブナ、巨木のひっそりと佇む尾根 丹沢三峰:本間ノ頭・南東尾根〜堂平のブナ林 2001年4月1日(日) |
| 丹沢三峰・東峰(本間ノ頭)から南東方向に、塩水橋付近まで伸びている尾根があります。 4月1日(日)塩水橋からその尾根を登り、東峰(本間ノ頭)−中峰(円山木ノ頭)−西峰(太礼ノ頭)−堂平−塩水橋・・・と周回してきました。昨日の雪が残り、新雪に足跡を残していく快適なスノートレッキングとなりました。 ここでは本間ノ頭の少し手前、一般道に出るまでを写真のみ、堂平周辺はテキストも交えて紹介します。詳しい内容を知りたい方は、s−ok宛にメールを下さい。できるだけ早く、返事を差し上げます。 |
| 塩水橋8:20…741m(?)9:15/9:20…1047m ?:?…休憩10:40/10:50…一般登山道11:10… 本間ノ頭11:25/11:30…円山木ノ頭12:00…太礼ノ頭12:25…堂平分岐12:30… 堂平・ブナ林12:40/13:20…一般登山道13:40/13:45…塩川林道終点14:05…塩川橋15:00 |
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| 1.昨日(3/31)の雪が残る塩水橋 | 2.取付きから10mほどに「塩水山神」の祠 |
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| 3.所々にマーキングがある |
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| 4.大きなブナが点在する | 5.モミの木の下で小休止 | 6.足跡を発見! |
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11時10分、一般登山道に出る。本間ノ頭の山頂から5分〜10分下った所にある「特別保護地区」の大きな看板のあるところだった。 新しい靴跡が下っている。この時刻からすると、昨夜塔ノ岳に泊まった登山者のものだろうか? |
| 7.南東尾根は、この看板の右手から始まる |
| 本間ノ頭に向かって登って行く途中、下ってくる単独の登山者に合った。今日初めて出会う登山者だ。 「昨夜は塔ノ岳に泊まった。この尾根は下りだけかと思ったが、結構登り下りがあって、いやあ、キツい、キツい。」 ボクが一般ルートでないコースで登ってきたことを話すと、この雪の中でそんなことができるのか・・・と驚いていた。 こんな感じで5分近くも立ち話。 |
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11時25分本間ノ頭。前回(2/20)来たときには融けかかっていた雪も、今回は昨日の雪で山頂標識の根元付近まで積もっていた。 そして前回、ボクらが登ってきた北東尾根(ツガダチ尾根)方面には誰の足跡も見あたらなかった。 5分間の小休止。 |
| 8.10日ぶりの山頂 |
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一息入れたら、少し下って無名峰への登り返し。 この無名峰の下りから見る蛭ケ岳から黍殻山・焼山方面の展望が素晴らしい。 何日か前、A紙に連載されていた「春へ 丹沢」で紹介されていた市原新道もバッチリだ。 下からの取付きは、植林帯との境目辺りを登るのだろうか。・・・あの尾根も、ヤブが茂る前に登ってみたいものだ。 |
| 9.蛭ケ岳から伸びる「市原新道」を見る |
| 12時円山木ノ頭を通過。登る時にはツラい階段状の道も、下りではぐんぐんはかどる。ただし雪が積もっているから、丸太で靴底を滑らせないよう慎重に。 再び登り返して、太礼ノ頭に12時25分。標識を過ぎ、1〜2分も行くと両側に「植生保護柵」が出てくる。左側(東側)の柵に注意して進む。 |
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2番目の保護柵、太礼ノ頭から3〜4分で、堂平のブナ林に向かう目印が見つかった。 柵を支える針金に巻かれた黄色いテープ。近くの立木にも、赤や黄色いテープが巻かれている。 マーキングを確かめたら、雪の斜面を大山に向かって一気に下る。(傾斜がキツいからジグザグに下ることになるが。) |
| 10.堂平のブナ林・下り口のマーキング |
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5〜10分も下って12時40分、あちこちに小さな丘の点在する広い台地に出た。 ふた抱え以上もあるブナが、あちこちでスックラ・スックラと枝を伸ばしている。堂平のブナ林だ。真っ白な雪原にあるのはケモノたちの足跡だけ。 写真を撮るために少し歩き回ったが、広い雪原の中では人やケモノの足跡など小さなものだ。 倒木の雪を落とし遅い昼食。ビールを取り出し、サラミやパンを肴に雪見酒。 時々サラサラッと舞うのは、枝から落ちる雪。・・・雰囲気は最高だ。話し相手のいないことが残念だが。 出発は13時20分。 ところで降雪直後で踏み跡がはっきりしていない時など、この広い台地から堂平に下るときには注意が必要だ。 |
| 11.スックラと伸びるブナ |
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右に行きすぎると堂平沢のガレ場があるし、左に行きすぎるとワサビ沢のガレに出てしまう。 台地のほぼ中央の丘を囲む「自然環境観察林」の柵を左手に見ながら東(大山方向)に進むこと。立木に赤テープも巻かれているから目印になる。 台地の末端、大きなブナの近くに「散策路終点」の表示が見つかれば、あとは立派な散策路に沿って下るだけだ。(降雪直後でも、散策路の窪みははっきりしている。) |
| 12.台地の末端にある「散策路終点」の標識 |
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散策路は、斜面を大きく巻くようにジグザグにつけられている。途中、ガレの縁から堂平沢堰堤工事の現場が見える。 下りきったところが「堂平−丹沢山」の表示のある一般登山道。近くに「かながわの美林 50選 丹沢堂平のブナ林」の標識もある。そして30mほど下に、どういうわけか風呂おけまで置いて(放置されて)あった。 |
| 13.雪に埋もれる工事現場。(上は天王寺尾根) |
| ここからは、ヒノキや杉の植林帯の中を、ゆるく巻くように下っていく。所々にまだ若いヒノキを囲う鹿柵も見られる。14時5分、塩水林道終点。車が1台駐車してあった。堂平では誰の足跡も見なかったし、第1入り口のゲートは閉まっているはずなのに? ここから長い林道歩きが始まるのか・・・と思ったら、堂平雨量局の建物の裏に、塩水に下る新しい登山道が作られていた。細い尾根につけられたかなり急な道だ。そして雪の上に、登りと下りの比較的新しい足跡が残されていた。林道終点から上では誰の足跡も見なかったから、ここまで登ってすぐにそのまま下りたのかも知れない。 急な坂を下って14時25分、堂平沢とワサビ沢の合流点付近に下山。ここから塩水林道に出る。林道には車の轍はなく、複数の登り下りの足跡が残されていた。先ほどの足跡の主かも知れない。 林道を坦々と下る。正面に見える鍋嵐山が意外なほど見事に見える。左手は本間ノ頭・南東尾根。林道を下るに従いぐんぐん高さを増していく。・・・あの尾根を自分の足で歩いたんだ。見上げれば感慨もひとしお。 14時55分瀬戸橋を渡り、バイクをとめてある塩水橋に着いたのが15時。朝来たときは真っ白だった周りの雪はすっかり融け、冬山装備を解くボクの横を何台もの車やバイクが通り過ぎて行く。 |
| ※ 本間ノ頭・南東尾根。前半はキツい登りが続いたけれど、後半は巨大なモミやツガ・ブナなどにも出合い、楽しく登ることができました。 但し顕著なピークは見あたらず、25000図にある741mや1137mがどこか、特定出来ませんでした。印象的には登り一辺倒の尾根のように感じました。(もちろん、小さな登降はあるのですが。) 尾根上には赤い境界標識や、神奈川県のマークが入った石柱が十数mごとにあり、登りに使うのでしたら迷うような場所はないように思えました。 ※ 堂平のブナ林。塩水橋付近に車を止め、天王寺尾根を登って丹沢山に向かい、下山は瀬戸沢ノ頭を過ぎて堂平に向かう。・・・などの周回コースとしても変化があっておもしろいと思います。 (関連ホームページ:「堂平 静かに佇むブナ林」 1999/6/13) ブナ林のある辺りは、広い台地の所々に小さな丘がいくつも点在しています。夏は訪れる人が比較的多いために、踏み跡もはっきりしているのですが、万一踏み跡がはっきりしていないときには周囲が広いだけに、下山口(散策路終点)を見つけるときに注意が必要です。 本文にも書いたけれど、「自然環境観察林」の柵を左手に見ながら東に進む。・・・ことがポイントになるのかな? ※ 本文で「モミやツガ」などと書いていますが、はっきりした区別がつかないのです。(スミマセン)。で、ひょっとしたら、どちらか一方の木だけかも知れません。 この尾根には、常緑樹で樹肌が白っぽい巨木も何本か見ました。樹木や草花の名前が分かると、山登りももっともっと楽しくなるかも知れませんネ。 |
| 一部改定:2001.10.22 |