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| 神ノ川を見下ろす |
| 檜洞丸10:15…神ノ川熊笹の峰線分岐10:45…犬越路11:55/12:05… 大室山13:40/13:50…日陰沢新道分岐14:30/14:35…日陰沢橋15:55 |
| 10時15分檜洞丸を出発。犬越路側に70m〜80m下ると崩壊地になり、大パノラマが広がっていた。 愛鷹山から富士山。手前に三国山や権現山、不老山が低く連なっている。その右手は御正体山から今倉山。後ろに南アルプスが薄〜く霞んでいる。 正面熊笹ノ峰の向こう、大室山はまだまだ遠い。更に右手に袖平山〜風巻ノ頭。薄〜く霞むのは奥多摩の山々だろうか。 |
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| 西丹沢の山並みと富士山を見る |
| この大パノラマを堪能していると、下から見覚えのある登山者の上がってくるのが見えた。今朝日陰沢橋を出発するときに合った、あの白いあごひげの登山者だ。 「朝もお会いしましたね」と声をかけると、「やぁ、早いですね」と返ってきた。それからしばらくの間立ち話。月に2度は山に出かけていることとか、今年の夏は蓼科山から小淵沢まで八ヶ岳を完全縦走したとか、年に1度は富士山に登っているとか話す彼のひげは真っ白だが、目も表情もまぶしいほど生き生きして若々しかった。 |
| 蛭ヶ岳まで向かうという彼と別れたのは10分近く立ち話をした後。左に富士山を見ながら快適に下っていく。 熊笹ノ峰への登りもササとブナにおおわれたゆるやかな登りで快適だ。ピークから少し下って10時45分神ノ川分岐。「神ノ川 2.95km 1時間30分」と書かれた大きな道標とベンチがあった。 |
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| 左に富士を見ながらの快適な縦走路 |
| ここからゆるく登ったピークが大笄。ここから見る富士山や西丹沢・道志の山々も素晴らしい。 尾根が狭くなってきた。岩混じりの急坂を岩角や木の枝につかまりながら下っていく。 |
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| 大笄から見る富士山も素晴らしい |
| 小笄付近から正面に大室山を見る。いくつかの小ピークを上り下りした先に犬越路避難小屋の屋根が光っている。その先に大室山が高く立ちはだかっている。 所々に鎖場もある急坂のヤセ尾根を下っていく。先ほど見えた1164mを越えると背の高いササが目立つようになる。11時45分犬越路トンネル分岐を通過。 |
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| 小笄付近から大室山を見る、円内は避難小屋 |
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だいぶゆるくなった坂をササをかき分けるようにして進み、11時55分犬越路。笹原の開けた鞍部にベンチが3〜4脚並び、西方・谷の奥に箱根連山がうっすらと霞んでいた。 この避難小屋には2回ほど泊まったことがある。懐かしくなって内部をちょっとのぞいてみた。8畳ほどの土間に大きなテーブル、6畳ほどの板の間はきれいに掃除されていた。・・・昔とちっとも変わっていない。 |
| 犬越路。西側の展望がよい |
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12時5分出発。いきなりの階段路が少々キツイ。しかし20分ほどのがんばりで1221m峰を過ぎると幾分ゆるやかになる。ここから先は急斜面緩斜面が適度にあらわれ、呼吸を整えながら登ることができる。 辺りにトリカブトが目立つようになった。ムラサキの花は終わりに近づき先端にはもう実が付いている。所々にトリカブトの群落を見ながら更に登っていく。 ブナの巨木を回り込むようにして13時35分白石峠への分岐。 |
| 花は終わりに近づき、実を付けている |
| 向きを右(東)に変えほとんど上り下りのない稜線を5分ほど進めば大室山。13時40分だった。樹木におおわれたピークに、こわれかけたベンチと二等三角点の標石、山梨百名山の標柱が立っていた。 | |
| 大室山ピークは樹木におおわれている |
| 地図を出してこれから進む尾根の概要を確かめたら13時50分に出発。山頂西よりにある「日陰沢新道」の標識を見て下りはじめる。すぐ下の立木にも「日陰沢新道13.12.31 K.P.M.C」と書かれた赤と黄色のテープが巻いてあった。 | |
| 「K.P.M.C」のマーキングがある |
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辺り一面トリカブトの群落の中、マークに従って5分ほど下っていくと崩壊地に出た。縁に立つと檜洞丸から犬越路にかけての稜線がくっきりと見えた。あの稜線を辿ってきたのか・・。 |
| 檜洞丸から犬越路に下る稜線を見る |
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笹原の中に踏み跡もマークもくっきりと付いている。赤の波線にしては比較的よく歩かれているコースのようだ。 植林帯を過ぎると右斜面が伐採されている尾根に出た。正面に袖平山や蛭ヶ岳・檜洞丸を見る素晴らしいロケーションだ。黄葉しかけたカラマツが美しい。 |
| しっかりした踏み跡が付いている |
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左にヒノキの植林、右に伐採地とススキを見ながらグングン下る。小平坦地を過ぎた後、今度は左に自然林右に植林を見ながら急坂を下っていく。 14時30分神ノ川ヒュッテ分岐。「大室山」と書かれた大きな標識の近くに「神ノ川ヒュッテ 青根集落」と書かれた小さな標識が立てられていた。鐘撞山方面に向かう尾根には「経路不明箇所あり」と薄れかかった文字で書かれた小さな標識もあった。 |
| 日陰沢新道分岐には標識がある |
| 倒木に腰を下ろし地図で確認したら14時35分に出発。右手(南)に張り出した尾根の腹を巻くようにして付けられた道は以外としっかりしている。やがて尾根にのり、植林帯の中をジグザグに下っていく。所々に階段もあるかなりの急坂だ。 見通しのきかない急な下りに疲れを感じ始めたころ、右手に沢音が聞こえてきた。小さな尾根を回り込むとガレ場の上に水の流れが見えた。水だ! ガレをよじ登ってたらふく飲む。15時15分だった。 |
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| ガレの上に水場がある |
| この沢をトラバースすると辺りはゴロ石の急坂に変わる。何カ所かガレ場のトラバースもある。疲れからか慎重になったためか、下る速度がだいぶ遅くなった。左手に沢音が聞こえてくる頃杉の植林帯に入る。よく手入れされ大きく伸びた杉林の中をジグザグに下っていく。 |
| やがて左手の沢に合流し、岩に付けられたペンキマークに従って日陰沢を渡る。木橋を渡ったすぐ先の大きな岩に「←大室山 日陰沢新道」と白いペンキで大きく書かれていた。 一般道に出たのは15時50分。造林小屋のすぐ下、林道の真ん中に大きなペンキマークがあり、分岐には「大室山に至る 3時間30分」と書かれた藤野山岳会の標識も立てられていた。 |
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| 日陰沢林道に出る |
| 神ノ川ヒュッテは3〜4分下った先。入口はしまっていたがすぐ前の広場には数組のキャンパーがいて、バーベキューをしたりフリスビー(?)で遊んだりしているのが見えた。 バイクを置いたゲート前に着いたのが15時55分。トイレ前のベンチで山支度を解く。 |
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| 公衆トイレ前のベンチで山支度を解く |
| ※源造尾根 源造尾根を登るルートは源蔵尾根とも佐藤新道とも言われています。ここでは広河原にあった赤い標識に従って「源造尾根」と表記しています。 尾根に乗ってしまえばマーキングも豊富で歩きやすいルートです。ただし1244mから一般道に出る間は尾根の縁が金山谷側に庇のように張り出しているヤセ尾根があり、登降時には注意が必要です。 ※日陰沢新道 大室山の山頂付近はトリカブトの群落におおわれています。今(9月下旬)は葉も黒ずみ花の先には実も付いていますが、満開の季節にはそれは見事でしょうね。 鐘撞山に至る稜線から日陰沢橋に向かう分岐には、小さな標識があります。このルートは急な下り一辺倒なため、登りではかなり難儀するかもしれません。しかし急な登りを頑張ったあとのブナ林やトリカブトの群落は、きっと感激ものだろうと思います。 ※「K.P.M.C」 このマークを丹沢のヤブ道でよく見かけます。どこの山岳会か分かりませんが今までもだいぶお世話になりました。このページを借りてお礼申し上げます。 |
| 源造尾根−檜洞丸 | 檜洞丸−大室山−日陰沢新道 |
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