広沢寺温泉〜日向山〜日向薬師


広沢寺温泉入り口→(15分)→広沢寺温泉→(15分)→弁天岩→(5分)→大釜弁財天→(5分)→弁天の森キャンプ場分岐→(10分)→日向山分岐→(15分)→日向山→(15分)→日向薬師→(10分)→日向薬師バス停




 広沢寺温泉入り口でバスを降り、不動尻方面に向かう。

 温泉を過ぎしばらく行くと、林道は二方向に別れる。真っ直ぐは不動尻方面、左は弁天の森キャンプ場方面。

 左手の林道に入る。5分も行くと「弁天岩」が見えてくる。休日には岩登りを楽しむ人が大勢来て練習する岩場だ。

 この日も、十数組のクライマーが岩登りを楽しんでいた。
弁天岩を見上げる。


 弁天岩からさらに5分ほど進むと、「大釜弁財天」がある。

 ここは昔、雨乞いのための弁天を祀ったところで、滝つぼが釜の形をしているので「大釜弁財天」と呼ばれている。

 
見るからに涼しげな大釜弁財天


 日向山に向かう登山口は、大釜弁財天のすぐ先だ。

 三方を示す標識には次のように書かれている。
”弁天の森15分 広沢寺温泉30分 日向薬師60分”

 日向薬師方面へ、杉の植林された階段状の山道をジグザグに登る。
日向山への入り口。


 10分ほどで、七沢温泉への分岐(七曲り峠)に出た。左手の山道を下れば七沢温泉まで30分ほどだ。

 上に向かう。それほど急な登りではない。

 しばらく登ったところで、左手・防鹿柵の中の木の枝から枝へと、十数匹の猿が移動していくのが見えた。カメラを向けるいとまもなく木立に消えてしまった。

 何年か前の冬、やはりこの山で多数の猿が群れているのを見たことがある。一人で歩いているときは、相手の多さにちょっと恐怖を感じることもある。
この先で、十数匹の猿の群を見た。


 最後の急坂も、ほんの一登りで日向山の山頂だ。相模原から横浜、江ノ島まで見通すことができる。

 山頂にある祠の説明。
「ここは日向山という標高404mの山の頂上で、伊勢原市と厚木市の境界になっています。この山頂にある石祠には、天明11年(1788年)と刻まれており、弁天さまが祀られていました。」

 近くにはテーブルと数個のベンチがある。
山頂にある石祠。


 山頂から階段状の山道を15分ほど下る。日向林道を横切れば、日本三大薬師の一つである日向薬師の境内だ。

 716年の頃、僧行基によって開創されたと言われ、薬師如来や阿弥陀如来など国や県の重要文化財が多数ある。

 古い杉や大きな木に包まれた草葺きの本堂は、しっとりとした落ち着きを感じさせる。
日向薬師本堂。


 よく掃き清められた参道を下る。杉の老木や巨木に覆われた参道は、深山を思わせる。5分ほどで山門。伊勢原市の重要文化財に指定されている二体の仁王が、寺の境内を守っている。


「金剛力士は仁王ともいわれ、寺の表門で寺の境内を守るとされる。一体は口をひらいて左手に金剛杵をとり、一体は口を閉じて右手を開いた形に現れている。阿(あ)・吽(うん)二形像である。像高は阿形像3.53m、吽形像は3.4mある。
 天保初年の火災により仁王門とともに焼失した後、天保四年(1833)に造像されたと思われるのがこの像である。作者は鎌倉扇谷の後藤慶明で、明治20年代に子の後藤慶広とその長男運久により彩色が施された。
                                                   伊勢原市教育委員会」


 境内を抜けるとバス停は近い。

 商店が2件あり、バスを待つ間に、もちろんビールを飲むこともできる。

 
日向薬師バス停で。




※ 日向山付近は、弁天の森キャンプ場に下る道や遊歩道が整備されていて、小さなお子さんが一緒でも、安全に四季折々の自然を楽しむことができます。また一般のハイキングコースに飽き足らない人には、日向山から西に伸びる尾根をたどって大山に向かうこともできます。


※ 本文では広沢寺温泉側から入っていますが、日向薬師側から入るのも、日向薬師本堂に向かう参道が深山に分け入る感じで趣があります。

 その場合、日向山から広沢寺温泉、又は七沢温泉に下山し、一風呂浴びるという楽しみもあります。
広沢寺付近から鐘ケ岳を見る。(2000,11,5)


※ ハイキングコースではないけれど、七曲り峠から375m峰を経て弁天岩付近の林道に降りることもできます。

 375m峰から先は植林されたばかりの急なジグザグ道ですが、鐘ケ嶽や大山方面の展望が素晴らしいです。
375m峰から三峰を見る。(2000,11,5)

※ 静かな山歩きを楽しみたい人は、弁天の森キャンプ場を経てスリバチ広場〜巨木の森など、いくつかのバリエーションを楽しむこともできます。日向山は標高が低いけれど、地図と磁石・直感を頼りに幾通りにも楽しめる山だと思います。


登 山 日 2000年9月 3日
   記   2000年9月 9日
一部改定 2000年11月10日


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