あくまで参考程度にとどめておいてもらいたい。筆者による分野別攻略法
得点目標に関しては我ながらかなり厳しいラインを引いていると思うが、目標を高く設定したほうが、本番で余裕を持てる。
前半一から四までは一点問題。後半は二点になる。
一 読み30問
例 前半部 正絹、交歓会、開襟、紡錘、疾病
例 後半部 み霊、充てる、矯める、袋帯
基本的には読みは、前半15の問題が、音読みで、後半は訓読みとなる。それがわかってないと、袋帯をていたいなどと音読みしてしまうことがある。特に見慣れない漢字だと変に難しく考えてしまいがちである。わからなかったら、前半なら音読み、後半なら訓読みから推測する。初見の漢字は無理だが、どっかで見たことのある漢字なら、正解にこぎつけられる可能性が高い。いずれにしてもこの30問で間違えられるのはせいぜい二問まで、なぜならここは点数を稼ぐところだからである。ちなみに、例としてあげた漢字は難しい読みで筆者が間違えたものであるから、全部できなかったからと言って落ち込まないように、正絹はでないと思うが、あとは覚えておいてもいいかも。
二 同じ漢字の音訓読み
例 心の琴線、琴の練習
同じ読みの問題であるが、一番に比べれば、それほど難しいものは出てこないので、全問正解をねらえる。
三 熟語の構成
以下のような構成がある。オが二つあるのは試験によってどっちか一方のみ出題(主語と述語の関係が圧倒的に多い)
| ア同じ意味の連続 | 墜落 墜ちて、落ちる |
| イ反対、対応 | 真偽 真実と虚偽 |
| ウ上が下を修飾 | 辞意 辞める意向 |
| エ下が上の目的語 | 減量 量を減らす |
| オ主語と述語の関係 | 国営 国が営む |
| オ上が下を打ち消す | 非常 常に非ず |
考え方としては、二つの文字を見比べて、どういう意味を持つのか考える。上のように少し余分な言葉を追加して考えてみるとやりやすいが、中には「沖天」のように(天が沖の目的語になるのでエが正解)推測不能な難解なものがある。そういうのは多くないので、無視してもよい。どうせ落としても一点。ねらいは全問正解。「無、不、非、未」が上につくのは、全部打ち消しになる。問題自体が、めったにでないが、覚えておくとよい。
四 部首
この問題だけは、存在価値がわからない。筆者は大嫌い。だってよ、亜の部首が二でさ、丙の部首が一なんだぜ。はっきりいってこの問題でのポイントは、みたままの部首で解答しないことに尽きる。要するに疑い深くなれということ。{廉、摩}{奨、臭}などこれらは同じ部首に見えて、違う部首であります。こういった紛らわしいのが集中する問題があって、それにであったら、みんなも出来ないと割り切って、あまり落ち込まないように。6問正解でよろしい。
後半からは一問二点
五 送り仮名
例 イマワシイ過去、不正にイキドオル
漢字と送り仮名の問題。漢字はわかっても送り仮名をどうするかと迷う。間違えやすいのは、送る字が多いか、少ないかである。上で言えば、忌まわしい、憤るがそうである。この分野だけに限らず、間違えやすい字は、成美堂の本にデータとして載っているから、それを覚えれば、全問正解ねらえるでしょ。
六 対義語・類義語
例 対義語 低俗、こうしょう
例 類義語 光陰、せいそう
日本語には同音異字がたくさんあり、もし、折衝というのが問題にあれば、交渉の類義語にもなりうる。もちろん上の答えは高尚である。光陰は月日の流れのことであるが、星霜もそれと同じとはなかなか難しいものである。確実にわかるものから消去法でいくべきである。本来正解となるべき語句を別のところで使ったりすると、その倍の失点になる。一つしか落とさない覚悟で望むべきである。
七 四字熟語
これは受験者がもっとも苦手とする問題といわれている。誤答率も高いのだが、無答率も高い。つまり覚えていなければ手も足も出ない分野である。筆者も部首の次ぐらいに苦手であった。というのは、全問正解を出すときもあれば、六問しか取れないときもあったように、出来が安定しなかったのである。自分の確実に知っている問題がたくさんあれば、それだけ残りの中から、正解を導き出すことが容易になる。だが、今から中国の古典を読み、四字熟語を覚えている時間のある人は別として、そうでない人はとにかくよく出る四字熟語を覚えていくしかない。みんなが間違う所でもあるし、三つまでの失点なら挽回可能。
八 誤字訂正
短文の中での誤字訂正だけに、その誤字を見つけるのは難しい。よく出る字を覚えつつ、文章中のすべての漢字をチェックするぐらいの慎重さがほしい。二つまでの失点にとどめよ。
九 同音異字
例 ダトウな結論、強敵をダトウ
日本語に多い同音異字を、書き分けさせる問題。同訓異字も20%ほどの割合で出てくる。さすがにすべての同音異字を覚えるわけにはいかないので、知らないのが出てきたら、文章から意味的に会いそうな漢字を当てはめていくしかない。ここは一つまでの間違いに抑えておきたい。
十 書き取り
問題数は20で、基本的に前半音読みで、後半は訓読みになる。特に注意すべき点はないが、問題数が多いので、一問や二問はわからない漢字に出くわすかもしれない。