フジ系列で放送された中村吉右衛門版『鬼平犯科帳』の感想です。

【スペシャル】
  『 山吹屋お勝 』 ( 2005.02.12 )
  『 凶賊 』 ( 2006.02.21 )
  『 一本眉 』  ( 2007.04.072013.01.17
  『 引き込み女 』  ( 2008.10.192013.01.17
  『 雨引の文五郎 』 ( 2009.07.19 )
  『 高萩の捨五郎 』 告知 ( 2010.05.29 )
  『 高萩の捨五郎 』  ( 2010.06.202013.03.13
  『 一寸の虫 』 ( 2011.06.25 )
  『 盗賊婚礼 』 ( 2011.10.01 )
  『 泥鰌の和助始末 』 ( 2013.01.11 )
  『 見張りの糸 』 告知 ( 2013.05.09 )
  『 見張りの糸 』 ( 2013.06.08 )

【テレビシリーズ放映】
  『 本所・櫻屋敷 』 ( 2009.05.01 )
  『 血頭の丹兵衛 』 ( 2009.05.15 )
  『 密偵たちの宴 』 ( 2010.08.20 )
  『 鬼平死す 』 ( 2011.12.28 )
  『 暗剣白梅香 』 ( 2012.08.26 )
  『 大川の隠居 』 ( 2012.11.16 )
  『 麻布一本松 』 ( 2012.12.26 )
  再放送スケジュール ( 2013.06.08 )
  テレビ愛知の再放送スケジュール変更 ( 2013.07.27 )
  『 討ち入り市兵衛、寒月六間堀 』 ( 2013.11.23 )
  『 炎の色 』 ( 2013.12.12 )
  テレビ愛知 再放送終了 ( 2013.12.17 )
  BSフジ 再放送最終回 ( 2013.12.24 )
  再放送スケジュール ( 2014.01.08 )
  『 殿さま栄五郎、兇剣、流星 』 ( 2014.03.13 )
  『 鬼火 』 ( 2014.09.07 )

【鬼平外伝】
  『 正月四日の客 』 ( 2013.12.12 )
  『 熊五郎の顔 』 ( 2014.10.12 )

【劇場版】
  『 劇場版 鬼平犯科帳 』  2010.06.202014.09.07

【 DVD 】
  『 鬼平犯科帳 』 DVDコレクション ( 2010.09.02 )
  『 鬼平犯科帳 』 DVDコレクション 創刊号 ( 2010.09.19 )
  『 鬼平犯科帳 』 DVDコレクション 創刊号 つづき ( 2010.09.23 )

【番外】
  『 「名作を旅してみれば」 第3回:鬼平犯科帳 』 ( 2014.05.06 )
  『 「鬼平外伝 老盗流転」メイキング生誕90年池波正太郎の美学 』 ( 2014.05.06 )

(松本白鸚版『鬼平犯科帳』はこちら

(キャスト・スタッフはこちら

2001/04/18 (水)
『鬼平犯科帳 大川の隠居』
昨日放送分を見たのだが、やっぱりこういう正統派時代劇は良いなあ。
確か前回のシリーズでは登場しなかった「大滝の五郎蔵」も登場したし、伊三次も健在だ。
こうなると、筆頭与力佐嶋忠介の居ないのが寂しい。
彼こそが鬼平の一番の理解者で、彼がフォローしてくれると思えばこそ、鬼平も後顧の憂い無く飛び回れるんだからね。
でもまあ、どの役者が出てきても「高橋悦史には…」と思うだけだろうが。


原作 : 『大川の隠居』、『掻掘のおけい』、『流星』
浜崎の友蔵 : 大滝秀治
生駒の仙右衛門 : 財津一郎
掻掘のおけい : 平淑恵
薮原の伊助 : 本田博太郎

2005/02/12 ()
『鬼平犯科帳スペシャル 〜山吹屋お勝〜』
これは、吉右衛門シリーズの第1弾でも登場した作品だそうだが、私には記憶がない(汗)。
もっとも、その時は原作と少々違っていたそうで、今回、『剣客商売』とは違って変な人情話に堕ちてなかったのは、原作に沿った話だったからなのだろうな。

とは言え、文句は付けたものの、今時これだけまともに作られた時代劇というのはあまり見られないのだから、今後も、出来れば毎月1回、せめて半年に一度、何が何でも年1回くらいは、どちらかの作品を見せて欲しいものだ。

もちろん、期間が長くなると当然亡くなる役者も出てくるわけで、それが高橋悦史の佐嶋や江戸家猫八の彦十のようにあまりにもはまり役だった場合、代役が使えないから、お馴染みの顔が減っていく事になるのが辛いところだ。
今回登場した三沢仙右衛門(平蔵の従兄、北村和夫→橋爪功)のように、レギュラーでなければ問題ないのだが。


原作 : 『山吹屋お勝』
相川彦蔵 : 嶋田久作
初蔵 : 金田明夫
荒川の久松 : 田中要次

2006/02/21 (火)
『鬼平犯科帳 〜兇賊〜』
先週放送された『鬼平犯科帳』をようやく見たのだが、やっぱりキチンと作られた時代劇は良いなあ。
原作、脚本、役者と三拍子揃っているから、ストーリーに集中できるんだ。
今回の『兇賊』という話は中村吉右衛門の第1シリーズ9回目に登場しており、この話の主役である「独りばたらきの盗人で今は居酒屋の亭主の鷺原の九平」役が、前回の米倉斉加年から小林稔侍に交代しているのだが、何と言っても89年、今から18年も前の事で良い具合に忘れているから、ストーリーの変更部分も含めて気にはならなかった。
ちなみに、この鷺原の九平が一時身を隠す場所も変わっているのだが、そもそも前回が原作とは違っていたし、造作が分かっている分別の家屋敷を出すより安上がりに(短期間に)作れた、あるいは、スペシャルという事で「五鉄」の三次郎(藤巻潤)やおとき(江戸家まねき猫)を、また、九平を「五鉄」に紹介するという役割で大滝の五郎蔵(綿引勝彦)を、そこの仲居というふれこみでおまさ(梶芽衣子)を、その関係者として伊三次(三浦浩一)を出したかったのかもしれないな。
ただ、これまでなら「五鉄」が登場すれば影に寄り添う形の如く必ず登場していた居候格の相模の彦十(江戸家猫八)の姿が見られなかったのが、何と言っても寂しい。

相模の彦十や佐嶋忠介とは逆に、初期のエピソードなため、第6シリーズで果てた伊三次が登場したのだが、貫禄が付いちゃってまあ……(笑)。
それは、伊三次を叱りとばしたおまさにも言える事なのだが。

ちなみに、「火付盗賊改」の事を「加役(かやく)」と呼ぶ事もあるが、これは「一つの役職の他に別の役職を兼務する」という意味で、「火付盗賊改」は事件多発などの際臨時に設けられる役職であり、「先手組」(戦の際、真っ先に突入する戦闘部隊)の一組が、選ばれてその任に当たる事になる。
長谷川平蔵宣以(のぶため)の場合、家禄は四百石、それに先手組弓頭の役料千五百石が加わり千九百石となるのだが、火付盗賊改となり、そこにさらに十人扶持が加給された(ただし、平蔵のようにこの役目を真面目に務めるとそれではとても足らなくて、持ち出しになったと原作にはある)。


原作 : 『兇賊』、
鷺原の九平 : 小林稔侍
網切の甚五郎 : 大杉漣
馬返しの与吉 : 本田博太郎

2007/04/07()
『鬼平犯科帳スペシャル 〜一本眉〜』 (2007.04.06 21:00〜22:52 フジ系)
やっぱり、このシリーズは良いなあ。
剣客商売』で、 あんなの に代わってしまってガックリしていた三冬役の大路恵美が見られたのも、良かった。

ただなあ、レギュラー人が総て歳を取ってしまったのは寂しかったぞ。
梶芽衣子なんて、他の時代劇で見ているから貫禄が付いたことは知っていたのだが、さすがに「おまさ」役は見ているのが辛かったし、「久栄」(鬼平の奥方)役の多岐川裕美に至っては、アップ無しだったもんなあ(笑)。
あと、「彦十」は「おまさ」が小さい時から知っているのでついつい「まあちゃん」と呼んでしまう場合があり、江戸家猫八には「かわいらしさ」があったからついうっかり口にしたとわかったのだが、今回演じた長門裕之の場合、もしもこの「彦十」が口にしたとしたら、何か下心があるんじゃないかと思えてしまうくらい、この「彦十」は下品に感じられたな(汗)。
こんな事なら、昨年2月に放送された 『 兇賊 』 の時のように、他の密偵にその役回りを分担させれば良かったのに。
もうひとり、「五鉄の三次郎」役の藤巻潤は、五鉄の二階の薄暗いシーンのワンカットだけで、しかも顔をカメラに向けることも無かったのだが、何か理由があったのだろうか。
(もしかしたら他の人間かとも思ったのだが、スタッフリストに名前が入っている)
そして今回の主役とも言える「一本眉」こと「清洲の甚五郎」だが、芦田伸介を見ているだけに、善い人を演じ続けてきた宇津井健ではイメージがなあ……。

ところで、今回初めて気づいたのだが、ナレーションも代わっていたんだな。
調べてみたら、中西龍さんは 「 1998年(平成10年)10月29日、脳梗塞にて死去 」 されていた。
長い間、ナレーションを楽しませていただきました。
遅ればせながら、ご冥福をお祈りします。

そしてその後は、『鬼平』や『剣客商売』などのプロデューサー能村庸一氏が「能村太郎」の名で、ナレーションもつとめられているんだとか。
それにしては、冒頭の、

いつの世にも悪は絶えない。
その頃、徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。
凶悪な賊の群を容赦なく取り締まるためである。
独自の機動性を与えられたこの火付盗賊改方の長官こそが
長谷川平蔵
人呼んで 鬼の平蔵である。

というナレーションを、最近まで聞いていたような気がしてならないのだがなあ。
※ 再放送を観た感想は こちら


原作 : 『一本眉』、『隅つぼの孫八』
清洲の甚五郎 : 宇津井健
与吉 : 山田純大
おみち : 大路恵美
倉淵の佐喜蔵 : 遠藤憲一
茂の市 : 火野正平

2008/10/19 ()
『鬼平犯科帳スペシャル 〜引き込み女〜』 ( 10月17日(金) 19:57〜21:49 フジ系)
見る度に思うことだが、キチンと作られた時代劇は良い。
職業・階級・男女に関係なくタメ口の今時の「なんちゃって時代劇」と違って、主要スタッフは当然として、脇の小者までキチンと時代劇を演じてくれているもんなあ。
最初に登場して、その勝手働きがおつとめ(盗み)まで日を置く原因を作ったため後で仲間から仕置きを受けた「軽業小僧」が「井出らっきょ」だったが、雰囲気を壊すことなく演じていて、顔がほとんど写らなかった事もあって、最初「井出らっきょ」だと気づかなかったくらいだ。
おまけにストーリーも、原作者(池波正太郎)が改変を禁じてくれたおかげで、くだらないお涙頂戴や単なる勧善懲悪に堕してないから、素直に楽しめるのだ。
あいかわらず下品な彦十とか、貫禄が付きすぎた「おまさ」はまあ、まじまじと見なければ済むことだ(汗)。
フレンドパーク』の予約枠で録画されていた、今週始まった『水戸黄門 2時間スペシャル』の前半で見た山野辺兵庫もそうだが、丹波哲郎やキムタク同様、誰をやっても長門裕之なんだよな。
おまさは、引き込み女を探るため下働きとして袋物問屋に入ったのだが、そこの女主人よりずっと偉く見えたし、その引き込み女(余貴美子)と話す場面を横から撮影した立ち姿なんて、相手の倍ぐらいの厚みがあったもんなあ(笑)。
なお今回は、前作の 『 一本眉 』 では見られなかった多岐川裕美と藤巻潤のバストショットが短時間ながらもあったのだが、顔が多少ぼやけていた(ハッキリ写ってなかった)のは、我が家のビデオのせいなんだろうな(汗)。
ただし、市川染五郎は出した意味が理解できなかった。
原作者は、白鸚(八代目幸四郎)をイメージして鬼平を描いたと言われているが、「次の鬼平は吉右衛門」と指名したのは有名な話で、幸四郎(九代目)ではなく弟の吉右衛門を指名したあたりから考えて、父・幸四郎に似た染五郎では鬼平を演じることは難しいと感じられるので、鬼平の後継者の顔見せとは考えにくいんだよな。

ともかく、今年も鬼平が見られた。
それで良しとしておくべきか。
ただ気になるのは、この作品が、昨年4月に放送された、 『 一本眉 』 と同時に撮影されたという事だ。
なぜ1年半も、放映せずしまっておいたのだろうな。
それと、次回が作られるとすれば来年だろうから、この作品よりさらに2年以上経過するわけで、果たしてその時まともな立ち回りが出来るのか、と言う事だ。
だがそれでも、来年もこのような文章が書けることを願っている。


原作 : 『引き込み女』
お元 : 余貴美子
伊兵衛 : 羽場祐一
駒止の弥太郎 : 石倉三郎
おりく : 佐々木すみ江
井上玄庵 : 市川染五郎

2009/05/01 (金)
『鬼平犯科帳』 (毎週火曜 19:00〜19:55 三重テレビ)
「本所・櫻屋敷」

刺客請負人』の後『幻十郎必殺剣』が放送されていたが、今度は『鬼平犯科帳』だ。
この局で放送されるのは初めてだから「再放送」の表示はないが、以前フジ系列で放送され私が大好きだった「中村吉右衛門版」で、初回の「本所・櫻屋敷」は、1994年に出た『「鬼平」を極める』によると「 1989年07月19日」に放送された吉右衛門版鬼平の第二話と言うから、嬉しさもひとしおだ。
中西龍のナレーションに続いて、篠田三郎の酒井祐助(勝野洋は後期)を従えた鬼平が袋だたきにされている相模の彦十(江戸家猫八)を助けた後無人の櫻屋敷を訪れる、このシーンを見ただけでゾクゾクしてきたもんなあ。

始まったばかりで、今回は岸井左馬之助(江守徹)、相模の彦十(江戸家猫八)の二人と再会しただけだが、おまさ(梶芽衣子)や小房の粂八(蟹江敬三)が密偵に加わる話が待ち遠しい。
私は特に、小房の粂八が鬼平に心服して密偵になる話が好きなのだから。

ところで、何故第一話「暗剣白梅香」から始めなかったのだろうな。
近藤正臣、牟田悌三、西川峰子、中村又五郎、中田浩二、芝本正というゲストや、記憶しているあらすじに、放送上特に問題があると思えないのだが。


原作 : 『本所・櫻屋敷』
おふさ : 萬田久子
小川や梅吉 : 遠藤征慈

2009/05/15 (金)
『鬼平犯科帳』 (毎週火曜 19:00〜19:55 三重テレビ)
第四話 「血頭の丹兵衛」
「血頭の丹兵衛」を名乗る凶賊が出没、小房の粂八(蟹江敬三)は偽物の仕業だと平蔵に直訴し、探索に手を貸す。

ケチな小悪党と思われ牢に繋がれていた「粂」が、昔世話になった丹兵衛の名誉を守ろうと自ら平蔵に「小房の粂八」と正体を明かす、このシーンで『鬼平犯科帳』にはまっただけに、久しぶりに見る事が出来て嬉しかった。
さらに、平蔵は見張りも付けずに自由に行動させ、その信頼に応えて自ら牢屋の中に戻ってきた粂八と酒を酌み交わす場面から、密偵になる覚悟を決めて平蔵を追いかけるラストまで、楽しめた。
ラストに登場した「蓑火の喜之助」役の島田正吾も、数分間にもかかわらずさすがの存在感を見せてくれたし。
「蓑火の喜之助」は、後に密偵となる「大滝の五郎蔵」(綿引勝彦)のお頭だった。
ただ、 「 平蔵の前では四角張った態度を崩さない人 」 と記憶していた筆頭与力・佐嶋忠介に、違和感があった。
廊下の立ち話で状況を説明していたシーンでは、顔つきや話し方が馴れ馴れしくて、今にも 「 ○○なんだぜ 」 と言って、持っている書類でポンポンと平蔵の胸を叩くんじゃないかとすら思えたもんなあ。
以前触れた 「鬼平」を極める』のインタビューに 「 どういうキャラクターにしていいのか、何年間か迷い続けた 」 とあり、高橋悦史が役者として 「 いろいろと“やりたがる”ほう 」 だった事もあって、特に初期のこの回はやりすぎたのだろう。


原作 : 『血頭の丹兵衛』
血頭の丹兵衛 : 日下武史
蓑火の喜之助 : 島田正吾

2009/07/19 ()
『鬼平犯科帳スペシャル〜雨引の文五郎〜』 ( 7月17日 21:00〜22:52 フジ系)
これまでなら続編が見られる事だけで喜んでいたが、現在は三重テレビで放送されている20年前の作品を毎週見ているだけに、誰も彼も年老いているのがハッキリと分かって、見ているのが辛かった。
鬼平(中村吉右衛門)は殺陣で身体が動いてないし、おまさ(梶芽衣子)は病気が治ったとかで顔のむくみは無くなっていたものの却ってシワが目立つようになり、久栄(多岐川裕美)は、美容サプリの通販番組に出ている効果が感じられない。
逆に、木村忠吾(尾美としのり)や伊三次(三浦浩一)は、変わらなすぎて笑えてくる。
おまけに、このスペシャルは、過去に放送された『雨引の文五郎』と『犬神の権三郎』をアレンジしたものだが、ゲストも、文五郎が「 目黒祐樹 → 國村隼 」、犬神の権三郎が「 峰岸徹 → 田中健 」、おしげも「 土田早苗 → 賀来千香子 」で、吉右衛門が声を掛けた寝込んでいた爺さんに至っては、最初、相模の彦十かと思ったら、伊東四朗演じる舟形の宗平だったし。
結局今回は、相模の彦十は出てこなかったのだが、もう一人出てない沢田小平次を検索してみたら、沢田小平次役の真田健一郎氏が昨年末に亡くなられていたという情報があった。
果たしてこれは、真実なのだろうか。
この手の情報に真っ先に反応する wikipediaに、そのような事は書かれてないのだが……。


原作 : 『雨引の文五郎』、『犬神の権三郎』
雨引の文五郎 : 國村隼
犬神の権三郎 : 田中健
おしげ : 賀来千香子
舟形の宗平 : 伊東四朗

2010/05/29 ()
根強い人気「鬼平」SP 吉右衛門と津川40年ぶり共演
フジテレビの時代劇「鬼平犯科帳スペシャル 高萩の捨五郎」( 6月18日午後 9時放送)の撮影が進んでいる。 シリーズ開始から22年、中村吉右衛門の「鬼平」はまだまだ健在だ。
(略)
経験豊富なスタッフを擁する撮影所、昔の面影を残すロケ地に恵まれた京都では、長年、数多くの時代劇が作られてきた。 だが近年、テレビ時代劇の制作本数は減る一方。 関係者には「制作が途切れて、時代劇のわかるスタッフがいなくなったら大変」(水野専務)という危機感もある。

見逃していたが、こんな話があったんだな。
今日の『まっつぐ』の殺陣なんてひどいモノだったから、大変という思いは理解できる。
今月初め に触れたとおり、脇を楽しみに見ているのだが、時代劇である以上殺陣も重要なはずだ。
ところが、歌舞伎を思わせるようなスローモーな動きだし、まったく迫力が感じられない見せ方(撮影方法)なんだ。
主人公はまだ剣術を習う前だからともかく、マツケンや、『よろずや兵四郎活人剣』(主人公の友人の剣客役)や『刺客請負人』(同心役)でキレのある太刀さばきを見せた山田純大までもが同様だったから、これは脚本や監督の問題だろうな。
水戸黄門』(先代格さん役)でも、もっと動きや迫力があったもんなあ。
だが、吉右衛門を始めとして梶芽衣子(おまさ)や三浦浩一(伊三次)藤巻潤(五鉄の三次郎)は衰えを隠せないし、江戸家猫八(彦十)高橋悦史(佐嶋)真田健一郎(沢田)も居ない今、世代交代を考えるべきじゃないのか?
まあ、「それでは誰が?」となると、相応しい役者が見当たらないのだが。

2010/06/20 ()
『鬼平犯科帳スペシャル 高萩の捨五郎』 ( 6月18日(金) 21:00〜 フジ系)
『劇場版 鬼平犯科帳』 ( 6月19日(土) 21:00〜 フジ系)
このスペシャルが放送されることは 先月 紹介したが、内容がテレビシリーズで高萩の捨五郎が登場した『盗賊二筋道』と『妙義の團右衞門』をつなげたものだったのはともかく、『妙義の團右衞門』が、紹介した直前に三重テレビで、また昨日午後にCSの時代劇専門チャンネルで放送されるというタイミングの悪さ。
おまけに、翌日、藤田まことや岩下志麻が登場する劇場版を流したものだから、一層アラが目立ってしまった。
ただし、『鬼平犯科帳』の締めはジプシー・キングスのインスピレイションと決まっているのに、劇場版ではそれをカット(当然スタッフやキャストのテロップも無し)してしまうなんて、テレビスタッフは一体何を考えているんだろうな。


【高萩の捨五郎】
  原作 : 『盗賊二筋道』、『妙義の團右衞門』
  高萩の捨五郎 : 塩見三省
  妙義の團右衞門 : 津川雅彦
【劇場版】
  荒神のお豊 : 岩下志麻
  白子の菊右衛門 : 藤田まこと
  二代目・狐火の勇五郎 : 世良公則
  与力・秋本源蔵 : 神山繁
  刺客・沖源蔵 : 石橋連司

2010/08/20 (金)
『鬼平犯科帳』 (毎週火曜 19:00〜19:55 三重テレビ)
「密偵たちの宴」

久しぶりに密偵が顔を揃えた宴会の席で、 「 近頃は急ぎばたらきの盗っ人ばかりだ 」 と嘆いているうち酒の勢いで 「 俺たちが手本を見せてやろうじゃないか 」 という話になっていき、皆は昔を思い出して盛り上がる。
ちょうど格好の相手(あくどい金貸しをやっている医者)が居るという事で下見を始めたところ、鬼平から探索を命じられた「鏡の仙十郎」一味の狙いもその医者である事に気づき、その情報により盗賊改めは一味を一網打尽にする。
ところが後日、何者かによりその医者の金蔵が破られ、数日後戻されるという事件が発生する。
もちろん五郎蔵を始めとした密偵たちの仕業で、その夜「五鉄」でその話を肴に盛り上がっていたところへ鬼平が来る。
  いや、俺もこれまで数知れねえ盗人と渡り合ってきたがなあ、今度の奴ほど腕の良いのは見たこたぁねえ。
  蓑火の喜之助、夜兎の角右衛門、それに先代狐火勇五郎。 この辺にも優るとも劣らねえ奴だ。
  ああ……どんな奴だか一度で良いから面を見てみてえもんだなあ、うん。
蓑火の喜之助 : 五郎蔵に技を教えた伝説の大盗。 本シリーズでは島田正吾と丹波哲郎が演じた。
夜兎の角右衛門 : 『山吹屋お勝』の回想シーンで登場した(五味龍太郎)。
先代狐火勇五郎 : おまさがかつて手下として働き、二代目勇五郎(速水亮・世良公則)とは夫婦になった。
と散々褒め称え、密偵達が内心鼻を高くしていたところ、帰り際にひと言。
  そうだ、おい五郎蔵、貫蔵から奪った鍵は今夜のうちに医者のところへ戻しておけよ。

大滝の五郎蔵(綿引勝彦)、小房の粂八(蟹江敬三)、相模の彦十(江戸家猫八)、伊三次(三浦浩一)、豆岩(青木卓司)、五鉄の三次郎(藤巻潤)は凍りつき、おまさ(梶芽衣子)はやけ酒をあおりながら皆を怒鳴りつける。
  それご覧、それご覧な。 だからあたしは初めっから厭だって言ったんだよ〜〜。
  明日からどんな顔して長谷川さまの前に出りゃあ良いんですよお。
  何とか言ったらどうだい、五郎蔵さん、彦十のおじさん! 粂さん伊三の字!
  みんな何を黙ってやがんでえ馬鹿野郎! 女のあたしにこんなに言われても悔しくないのかよお!
  よーーし、もうこうなったら酔い潰れるまで呑んでやる。 どんなんなったって知らないからね!

と汁椀で呑み始め、
  全くどうもぅ……こうなったらもう、何もかも忘れて呑むより他に手はねえなあ。

と言う彦十に五郎蔵も同意。
  そうだとも。 今日は呑んで呑んで。
  くっそう……いいかみんな! いくら反吐を吐いても横にさせねえからそのつもりでいろ!
  酒だ酒だ! 酒屋ごと引っこ抜いて持って来やがれ!

という訳で、皆は一晩中飲み明かすことに。
一方平蔵は、「五鉄」を振り向き、あかんべえをしながら肩をすくめる。
鬼平ではもっとも明るく楽しい話で、だから私は、原作・吉右衛門版ともにこの『密偵たちの宴』が一番好きなんだ。
原作では、大滝の五郎蔵、小房の粂八、相模の彦十、伊三次、舟形の宗平、おまさ、だが、吉右衛門版では、舟形の宗平の代わりに、原作に無い「豆岩」を登場させている。


原作 : 『密偵たちの宴』
竹村幻洞 : 戸浦六宏
鏡の仙十郎 : 五味龍太郎

2010/09/02 (木)
『鬼平犯科帳』 DVDコレクション (デアゴスティーニ)
あの人気時代劇シリーズがついにDVDつきマガジンに!
2010年9月14日創刊 創刊号特別価格 790円 (通常価格 1,790円)
全52巻。 第5シリーズまでをDVDとマガジンで堪能!

好きな作品だから興味は無くもないが、何度も繰り返し見たいと思うほどではないんだよな。
現在三重テレビで放送されているものも、見終わった端から消しているくらいだから。

2010/09/19 ()
『鬼平犯科帳』 DVDコレクション 創刊号 (デアゴスティーニ)
DVD : 第一話「暗剣白梅香」、第二話「本所・櫻屋敷
鬼平図解帳 : 切絵図で見る「本所」
ドラマ撮影秘話 : 江戸の春夏秋冬を描いたエンディング
江戸の時事解説 : 火付盗賊改方の全貌を解き明かす
池波正太郎と時代 : 池波正太郎、長谷川平蔵を発見す

揃える気は無いが、未見の『暗剣白梅香』が入っていたので、創刊号の「特別価格790円」につられて買ってきた。
もちろん、マガジン部分にどんな事が書かれているのかも気になっての事だが、そちらの方は予想通りの内容だった。
ただし、このコレクションが第5シリーズまでで「 9万円強」なのに対して、DVD-BOXを第5シリーズまで揃えるとAmazonでも「17万円強」になるそうだから、マガジン部分にまで文句を付けるのは贅沢と言うモノだろうな。
なお、明日20日の「時代劇専門チャンネル」は「鬼平祭り」と題して『鬼平犯科帳』 1〜5話のHD版を放送するようだが、昨日書いた『トップガン』と違って私としては画質にこだわる気は無いし、 先日 書いたように 「 現在三重テレビで放送されているものも、見終わった端から消しているくらいだから 」 録画予約はしてない。

2010/09/23 (木) (秋分の日)
『鬼平犯科帳』 DVDコレクション 創刊号 (デアゴスティーニ) 続き
マガジン部分に関しては 先日 書いたが、今日ようやくDVDを見た。
  第1話 「暗剣白梅香」、第2話 「本所・櫻屋敷」、シリーズ予告 ( 7分20秒)、次号のお知らせ (静止画)
という内容だが、勝手に始まった「シリーズ予告」の中断方法がわからず、7分余も見せられたのはうっとうしかったな。
第1話「暗剣白梅香
一度は火盗改メを解任された平蔵が、再度火盗改メ長官を命じられるところから話が始まる。
今回の相手は、仇討ちを諦め刺客となった金子半四郎(近藤正臣)で、船宿「鶴や」で休んでいるところを襲われてあわや! という場面は新鮮に感じられたのだが、突如そこに「鶴や」の主(牟田悌三)が飛び込んで金子半四郎を刺し殺し、 「 実は、自分は金子半四郎の仇で、船宿の主になって身を隠していた 」 というラストは、唐突すぎだ。
いやまあ、池波正太郎の作品では、それまで全く伏線がなかったどころか、話にすら出てなかった人物がラストに重要な役回りで登場する事は珍しくないから、今さら言ってみてもしかたないと分かってはいるのだが……。
なお、この件で「鶴や」の主はほとぼりを冷ますため田舎に行き、 「 血頭の丹兵衛 」 の後に密偵となった小房の粂八が「鶴や」を預かる事となる。
仇討ちに対する返り討ちは認められているが、現在は町人なので、平蔵が勧めた。
第2話「本所・櫻屋敷」に関しては、 三重テレビ放送時 に書いた以上の感想は無い。


原作 : 『暗剣白梅香』
金子半四郎 : 近藤正臣
利右衛門・森為之介 : 牟田悌三
おえん : 西川峰子
三の松平十 : 中村又五郎
丸田橋の与平次 : 中田浩二

2011/06/25 ()
『鬼平犯科帳スペシャル〜一寸の虫〜』 ( 4月15日 21:00〜22:52 フジ系)
放送は二ヶ月前で、もちろん録画してあったのだが、
テレビシリーズが2001年に終わって以降放送されているスペシャルは、テレビシリーズで取り上げられたエピソードの焼き直しで、しかも一話では2時間持たないので二話分を使っている事が多いが、基本的な部分は変わらないにしても、元々、鬼平を話の中心に据えるための変更や、話を分かりやすくするための脚色が行われていたのに、そこに二話を組み合わせるための変更や脚色まで加わるから、テレビシリーズを見た者、原作を読んだ者としては、納得し難い部分が出てくる。
もちろん、本格時代劇の新作が見られるのは嬉しいが、藤田まことを失って『剣客商売』が終了した(と思う)現在、次回作が見られる(作られる)望みは薄いから、これがテレビで観られる本格時代劇の最後と思うと、見るのが惜しい。
高齢化したレギュラー陣の、顔や動きを見るのが辛い。

……等々の理由で、今まで見るのを控えていた(汗)。
特に、現在は三重テレビでテレビシリーズを放送中なだけに最後の理由がもっとも大きかったのだが、もう境界(美醜を云々する年齢)を乗り越えてしまったからか、ハイビジョンでは今さらあがいてみても無駄だと悟ったのか、 以前 はロング中心でアップでは紗(フィルター)をかけていた多岐川裕美まで、普通にアップになっていたな。
なお、内容は第7シリーズ(1997年)で放送された『殺しの波紋』と第9シリーズの『一寸の虫』を組み合わせた話だったし、寺脇康文、原田龍二、若村麻由美、三國連太郎と言ったゲスト陣も、特筆するほどの事はなかった。
ちなみに、三重テレビの方は先週 106話「男の毒」で、テレビシリーズは全138話だから、残りは 32話。
野球中継などが入っても、来年初め頃に終わってしまうんだよな……。


原作 : 『一寸の虫』
仁三郎(密偵) : 寺脇康文
富田庄五郎(同心) : 原田龍二
: 若村麻由美
船影の忠兵衛 : 三國連太郎

2011/10/01 ()
『鬼平犯科帳スペシャル〜盗賊婚礼〜』 ( 9月30日(金) 21:00〜22:52 フジ系)
  長嶋の久五郎(中村橋之助→松平健)
  一文字(傘山)の弥太郎(三ツ木清隆→市川染五郎)
  瓢箪屋勘助(垂水悟郎→中村歌六)
  鳴海の繁蔵(寺田農→布施博)

と、テレビシリーズ第69話(1992年 第4シリーズ)とは役者が替わっている。
今回の目玉は、松平健の『鬼平』初出演だが、 「 何をやっても暴れん坊将軍 」 なのは相変わらずだったな。
背中を刺されて川に落ちたのに、ひと休みしただけで敵陣に乗り込んで大暴れするし……(笑)。
市川染五郎は、 『 引き込み女 』 の時とは違って、原作にあるメインキャストを普通に演じていた。
布施博は、助平ジジイの演技は堂に入っていたが、悪の親玉の貫禄はないし、何よりセリフ回しがなあ……。
レギュラー陣に関しては、顔が見られただけで十分で、もう文句を付ける気にはなれない。
あと、EDの「インスピレイション」がロングバージョンだったのは嬉しかった。
ちなみに、三重テレビの方は先週 120話「毒」で、テレビシリーズは全138話だから、残りは 18話となる。


原作 : 『盗賊婚礼』
長嶋の久五郎 : 松平健
一文字(傘山)の弥太郎 : 市川染五郎
瓢箪屋勘助 : 中村歌六
鳴海の繁蔵 : 布施博

2011/12/28 (水)
『さらば鬼平犯科帳スペシャル〜鬼平死す〜』 (12月27日(火) 18:55〜20:50 三重テレビ)
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、木村忠吾(尾美としのり)を供に京へ行き、父の墓参りを終えて帰路についたのだが、江戸には帰って来なかった。 忠吾によると、平蔵は鈴鹿峠で忠吾とはぐれ、谷底に足を滑らせて命を落としたのだと言う。

2009年に始まった 三重テレビでの放送も、ついにこの回を迎える事となった。
この回のラストで、平蔵が火付盗賊改メ長官をお役後免となった。
ただし、この第8シリーズの3年後に、第9シリーズ(全5話)が放送されている。
サブタイトルに「鬼平死す」とあるが、それが付いているからこそ逆に、そしてまた、忠吾と役人の話だけで肝心のその場面を見せないのだから、見ている側で信じた者は居ないだろう。
だが、作中の登場人物としては、忠吾や役人の報告や遺品(愛用の銀煙管)を見せられたら信じるしかなく、葬儀となるのだが、元盗賊の密偵が顔を出すわけにはいかないので、五鉄に集まって平蔵を偲ぶ事に。
・・・と言う名目で、ここから昔の映像が流されるのだが、小房の粂八(蟹江敬三)、相模の彦十(江戸家猫八)、大滝の五郎蔵(綿引勝彦)、おまさ(梶芽衣子)が密偵になった経緯や、彦十が知っていてもおかしくない昔なじみの話はともかく、誰も喋らないであろう平蔵の妻・久栄(多岐川裕美)の話まで知っていたのは、ちょっと納得できないなあ。
美味しいシーンだけを繋いだダイジェスト版で、懐かしくも楽しかったから、2時間スペシャルの半分以上を占めたこの回想シーン自体に文句を付けるつもりはないんだけど、ね。
もちろん、その回想シーンの後に平蔵が再登場し、策略に釣られた悪党どもを成敗して、めでたしめでたしだ。
エンディングも、平蔵が町を歩く映像と、回想シーン以外の昔の映像が流れる。
ところで、ここ最近は内容に記憶が無いと思いながら見ていたのだが、調べたところ、この第8シリーズが放送されていたのはちょうど内輪で色々あった時期だったから、時間的、あるいは精神的な余裕がなかったのだろうな。


原作 : 無し (総集編)

2012/01/07 ()
『鬼平犯科帳スペシャル 大川の隠居』 (1月3日(火)08:00〜09:55 三重テレビ)
剣客商売 』 とともに「スペシャル」として正月早々に見る事が出来たのは嬉しかった。
ところで、 三重テレビでの放送が終わって 淋しく思っていたのだが 、BSフジでも放送が始まっていたんだな。
私が気付いたのは昨年末の「第1シーズン24話」と遅かったのだが、ともかく、見られるのはありがたい事だ。


これは、タイトルと平蔵がお役後免になった事による、私の思い込みだった。
この第9シリーズ初回の『大川の隠居』に続けて翌週はいつもの時間に『一寸の虫』(第9シリーズ2作目)が放送されていたから、もうしばらくは三重テレビでも楽しめそうだ。 (追記:2012年01月12日)


原作 : 『大川の隠居』、『掻掘のおけい』、『流星』
浜崎の友蔵 : 大滝秀治
生駒の仙右衛門 : 財津一郎
掻掘のおけい : 平淑恵
薮原の伊助 : 本田博太郎

2012/08/26 ()
『鬼平犯科帳』 (毎週水曜 19:00〜19:54 三重テレビ)
今年初めに三重テレビでの放送が終わったと思ったら、今週から再放送が始まった。
それも、 前回 は第二話「本所・櫻屋敷」からだったのに対して、今回は普通に第一話「暗剣白梅香」から。
だからなおの事、前回第一話を放送してくれなかった理由が気になる。
それにしても、23年前だから当たり前の話なのだが、BSフジで、先々週『凶賊』(2006年)、先週『高萩の捨五郎』(2010年)を見ているだけに、余計に吉右衛門をはじめとした出演者の若さが感じられるな。

2012/09/11 (火)
やっときた! 松平健、4年ぶり時代劇主演
俳優、松平健(58)が10日、盗賊役で主演するスカパー!時代劇専門チャンネルのオリジナル時代劇「鬼平外伝 正月四日の客」(11月放送予定)の取材会を、松竹京都撮影所で行った。
約4年ぶりの時代劇主演に、満面の笑みで「ホームグラウンドという感じ。 やっと時代劇きた!」と話した。

鬼平」とあるから一瞬新作かと思ったのだが、 「 松平健が盗賊役で主演するオリジナル「外伝」 」 とは……。
まあ、今さら『暴れん坊将軍』をやったところで視聴率は取れないし、マツケンをゲストにするわけにはいかないし、かと言って、マツケンの演じる時代劇は「鬼平犯科帳」や「剣客商売」では浮いてしまうから、という苦肉の策なのだろうが。
なお、レギュラー陣の名前が出てこないから、おそらく、火盗改メは出てこないか、出ても与力・同心程度だと思う。

2012/09/14 (金)
『鬼平犯科帳』 (毎週月曜 19:00〜19:55 BSフジ)
『鬼平犯科帳』 (毎週水曜 19:00〜19:55 三重テレビ)
先週、BSフジで 「 密偵たちの宴 」 を見たと思ったら、今週の三重テレビは 「 血頭の丹兵衛 」。
どちらも『鬼平犯科帳』でもっとも好きなエピソードなだけに、続けて見られたのは嬉しかったが、それだけになおさら、これの後に見た 『 剣客商売スペシャル 助太刀 』 の酷さが目についた。
「血頭の丹兵衛」で格好いいところを見せた粂八(蟹江敬三)に、こんな情けない役をやらせるなよ。

2012/11/16 (金)
『鬼平犯科帳スペシャル 大川の隠居』 (11月10日(土) 15:00〜16:55 BSフジ)
『鬼平犯科帳スペシャル 大川の隠居』 (11月14日(水) 19:00〜20:55 三重テレビ)
『鬼平犯科帳』は、 以前 書いたように、BSフジと三重テレビの再放送を見ていて、BSフジは先週『鬼坊主の女』今週『霧の七郎』、三重テレビでは先週『笹やのお熊』が放映されたのだが、ここにきて何故か、同じ作品が続けて流された。
BSフジの方は、2時間スペシャルは別枠で放送しており、先日は『大川の隠居』の前の2時間SP 『 さらば鬼平 』 だったからともかく、三重テレビが、第1シリーズ13話(通算13話)の『笹やのお熊』の後に第9シリーズ1話(通算134話)を流したのは、やはり大滝秀治さんの追悼と考えるべきなのだろうな。
なお、 本放送 再放送の際 内容に全く触れなかったのは、「大川の隠居」にあきれ果ててしまったからだ。
「大川の隠居」というのは、大川で90年くらい生きている鯉の事で、おまさの父親(鶴(たずがね)の忠助)も知っていたらしいのだが、劇中で登場した鯉は、子供だましにもならないようなあからさまなハリボテだったのだ。


原作 : 『大川の隠居』、『掻掘のおけい』、『流星』
浜崎の友蔵 : 大滝秀治
生駒の仙右衛門 : 財津一郎
掻掘のおけい : 平淑恵
薮原の伊助 : 本田博太郎
『鬼平外伝 正月四日の客』
以前 紹介したマツケン主演の作品だが、11月17日(土)スカパー!・時代劇専門チャンネルで放送されるようだ。
もちろん私は、スカパー!に加入してないしする気も無いから、見られないし、それほど見たいとも思わない。
と言うのも、マツケン主演という事もあるが、そもそも、このエピソードは吉右衛門版『鬼平』の第4シリーズ4話に取り上げられはしたものの、元々これの原作は『鬼平犯科帳』ではなく『にっぽん怪盗伝』だ(鬼平である必然性が無い)からね。

(続きは こちら




原作 : 池波正太郎(文春文庫刊)
脚本 : 野上龍雄
企画 : 能村庸一(フジテレビ)、武田功(松竹)
プロデューサー : 保原賢一郎(フジテレビ)、後藤博幸(フジテレビ)、足立弘平(松竹)
監督 : 井上昭、酒井信行
制作 : フジテレビ、松竹

【主人公】
  長谷川平蔵宣以 : 中村吉右衛門
【身内】
  久栄(妻) : 多岐川裕美
  辰蔵(嫡男) : 長尾豪二郎(〜第4シリーズ)
  三沢仙右衛門(従兄) : 北村和夫 → 橋爪功(スペシャル)
【与力】
  佐嶋忠介 : 高橋悦史(〜第6シリーズ)
  天野甚造 : 御木本伸介(〜第6シリーズ)
  小林金弥 : 三代目中村歌昇=三代目中村又五郎(第7シリーズ〜)
【同心】
  酒井祐助(筆頭同心) : 篠田三郎(第1シリーズ) → 柴俊夫(第2シリーズ) → 勝野洋(第3シリーズ〜)
  木村忠吾 : 尾美としのり
  沢田小平次 : 真田健一郎(〜スペシャル)
  小柳安五郎 : 香川照之(〜第2シリーズ)
  村松忠之進(猫どの) : 沼田爆
【密偵】
  おまさ : 梶芽衣子
  小房の粂八 : 蟹江敬三
  大滝の五郎蔵 : 綿引勝彦
  伊三次 : 三浦浩一
  相模の彦十 : 江戸家猫八(〜第9シリーズ) → 長門裕之(スペシャル)
【協力者】
  五鉄の三次郎 : 藤巻潤
  おとき : 江戸家まねき猫(第3シリーズ〜)
  笹やのお熊 : 北林谷栄(第1シリーズ) → 五月晴子
【剣術の同門】
  岸井左馬之助 : 江守徹(〜第2シリーズ) → 竜雷太(第5、第6シリーズ)
  井関録之助 : 夏八木勲(第2〜第7シリーズ)
【若年寄 = 直属の上司】
  京極備前守高久 : 仲谷昇(〜第8シリーズ)


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