富士登山の時期と日程の検討
富士登山の時期
富士山の登山シーズンは毎年7月1日の山開きから、8月31日の山じまいまでの二ヶ月間となっています。
実際には一年中登ることが可能ですが、この二ヶ月間は山小屋も営業しますし、安全指導センターも
開いているので、まず安心です。 年間30万人近くの人が山頂を目指しますが、ほとんどがこの時期に集中しています。
他の時期は登山の専門家でもない限り、行ってはいけません。 間違いなく遭難します。
混雑を回避するためにこの時期を避けるとしても前後一ヶ月がいいところでしょうし、初めての人は、
必ずこの二ヶ月の間に登るようにしましょう。
日程の検討
シーズンを通して週末には大変な混雑となります。 ピークは、学校が休みに入る7月下旬からお盆頃までで、平日も
かなり混み合います。 ここ数年はピーク時の五合目までのマイカー乗り入れが規制されていますので、マイカーを
利用の方はあらかじめ調べておきましょう。 詳しくは マイカー登山について を参照してください。
混雑を避けるならば山開きの直後、7月前半に登ってしまうのもひとつの方法です。 この時期はまだ梅雨が明けて
いませんが意外と雲は低く、山頂は晴れていることも多いのです。
梅雨明け後は安定した天気のことが多く、快適な登山が楽しめます。 もっとも富士登山に適した時期といえ、
日本中から大勢の登山者が訪れるほか、外国籍の方とも頻繁に会うことができます。
8月下旬も比較的安定した天気が続きますが、午後になると雷雲が発生することもあるため、事前に天気予報で
確認しておくことが必要です。
また、全体を通して台風の動きには特に注意を払っておきましょう。
下界では晴天でも、山頂では遠い台風の影響で悪天、強風となることがありますので、台風が接近中の場合は
予定を延期しましょう。
過去には8月に、小笠原上空の台風の影響で雪が降り、山小屋は避難者で満杯となり、入りきれない人たちは
登山はおろか非難も下山も睡眠も出来ず寒さに凍え、遭難直前の状況に陥ったこともあるくらいです。
登山日程は大きく三つのパターンに分けられます。
@ 五合目を夕方に出発、八合目付近で宿泊、明け方に出発し山頂でご来光を向かえる。
午前中に下山する。
A 五合目を深夜に出発。 一気に登り、山頂で御来光を拝む。 同じく下山は午前中。
B 五合目を明け方に出発、七合目付近で朝を迎え、午前中に山頂到着。 昼過ぎに下山する。
@が一般的です。いちばん無理のない日程ですので体力に自身のない人でも安心して登ることが出来ます。
その一方で、睡眠不足や夜間登山の寒さでダウンする人も多いので、体調を整えておくようにしましょう。
また、山小屋での宿泊は予約が必要な場合もあります。 山小屋情報 に連絡先を載せてありますので
そちらを参照してください。
Aも夜間登山のため、寒さ対策が必要なうえスケジュールもきつく、体力に自信がある人向けです。
Bは景色を見ながら登れるので比較的安心できます。 ただし五合目の駐車場には@の組、Aの組の車が
重複している時間帯の到着となりますので、多くの場合は駐車場に入れず、五合目までの道路を逆戻りして
路肩駐車することになってしまいます。
実際にどのパターンで登るかは、休暇や体力、登山目的に応じて決めれば良いでしょう。
「何が何でも山頂でご来光を」、「時間はかかっても山頂へたどり着ければいい」、「景色を楽しみたい」 などなど。
中には 「付き合いで仕方なく」 なんて人もいるかもしれませんけれど・・・。
また、例年7月10日から8月20日までの間、富士宮口山頂に「富士山頂郵便局」 が開設され 特別な消印を
押してもらえます。
朝6時から午後2時まで開いていますので、この時期に登山した人は記念に手紙を出してみるのも良いでしょう。
自分宛てに出す人も結構多いそうです。