第1位 ファニーとアレクサンデル (スウェーデン=独=仏)
映画史上に燦然と輝く、最高傑作の1本!
宗教、愛憎劇、自伝的要素、演劇のモチーフまでベルイマンのすべてを注ぎ
込み、一代大河絵巻に仕上げたのは凄い。晩年まで宗教との関わりに離れ
られなかったベルイマン自身の渾身のセリフが“一生つきまとってやる”。
このセリフは映画に人生を投影した余りに重い言葉で身震いした。
5時間を超える大作だが、まったくもって、寸分の無駄もなければ、目が離せな
い。巨匠が、重苦しい雰囲気から開放されたかのように、幸福な余韻すら感じ
させながら、想いを込めて作った情感が、ひしひしと伝わって来る。
ベルイマンはこの作品を最後にした事を、後にこう言っている。
「理由は簡単だ。この映画を撮り終えたとき、私は映画でやるべきことは、すべ
てやり遂げたと思った」と。
ここまで、凄まじい傑作を最後で飾れた巨匠も珍しい。圧倒的な映像と主題
は、正に映画という世界の金字塔だと思う。
第2位 ニューシネマ・パラダイス(伊)
やさしさと郷愁がたくさん詰まった宝石箱、それがこの作品。映画と映画館とイタ
リアの古き小さな町を愛してやまない心の名作。
数々の珠玉のエピソード、心のふれあい、映画への思い、感動的なラスト、そして
それらを見事に表現した演出は完璧だ。モリコーネの、そして映画音楽の最高
のスコアが、映画と同化し、ノスタルジーさを更に高めている
外に映し出されてしまった映画に狂喜する民衆。“見ろよ!映画だ!”この言葉
に、このシーンに、この作品のすべてが集約されていると思う。最も映画好きを
泣かせる場面だ。
「映画を愛する人々を馬鹿にしている映画」?冗談でしょう。理屈ばかりの映画
マニアが否定する事が割と多いこの映画ですが、そういう人種に死を!映画を
愛そうよ。敢えて言います。この作品は奇跡的な名作です。
戦後、間もない頃、この時代の映画館は私たちをまったく別世界に誘ってくれる
マジックルームのような存在だった・・・・。
第3位 カイロの紫のバラ (米)
数あるウッディ作品の名作の中でも1番好きな作品。ウッディ作品は、ラストが
ほろ苦い作品が1番いい。ラストのミア・ファローの表情は忘れられない。映画を
観て心から切なくさせる名シーンだ。愚かな自分、みじめな自分、でも気がつくと
唯一の趣味である映画館にいつのまにかいる。心ここにあらずで、画面を見て
いるうちにふとシーンに見入っている表情に変わる。ああ、何て、ほろ苦いんだ
ろう。『カイロの紫のバラ』はいい映画である。名作や傑作であるかどうかを論ず
る以前に、この映画はいい映画なのである。映画を観る人全てに対する愛情と
尊敬をこめて作られているがゆえに。
第4位 ストーカー (露)
ここで描かれている事は非常に深い。とてもショックだ。ゾーンとは?人間の
本性が、意識と無意識の境界線の中で暴き出される世界なのか?自分が
考えているはずの願望と本当の願望との、つまり自分では見えない、いつも
裏側にある真理の「絶望と希望」の境界線。彼らはそこに来た・・・。
しかし、その映像表現は尋常じゃない。精神と水、タルコフスキーが表現手
段で極めた瞬間だと思う。観念的な世界観の多い彼の作品では比較的分か
り易さも伴なった傑作中の傑作である。
この作品を見る度、思い出す度、自分の心の闇にある本性や、本当の願望
について考えさせられ、我が映画史の唯一の心底恐ろしくる作品でもある・・・。
第5位 グッドモーニング・バビロン! (米)
素晴らしい!正に名画。撮影現場を題材にした映画では古今東西、1番好き
な作品。映画の中心は兄弟愛であり家族愛、そして夢。イタリア人の兄弟が
アメリカに渡るまで、そして頑張る姿が良い。そして、兄弟が死ぬ間際に、子供
たちに残そうと、カメラを回すシーンが涙を誘う。D.W.グリフィスへのオマージュ
的作品だが、それは意識しないで観ても良いと思う。この映画の好き嫌いは、
映画好きの1つのバロメーターかも知れない。
第6位 チャーリング・クロス街84番地 (英=米)
僕はこの映画が好きだ。ロンドンの古書店主ととニューヨークの売れない作家
の手紙と本だけの20年間のやりとりが描かれる名作。1度も会う事がなかった
設定がなんともいい。そして何と言っても、アン・ バンクロフトとアンソニー・ホプ
キンスの名演が際立っている。
第7位 炎のランナー (英)
僕の最も大切な映画の1本。
神々しいまでのストイックな画面、英国人じゃない2人の男が、方やユダヤ人の
人種的立場、方や宣教師として、天才的なアスリートでありながら、その立場を
貫かねばならなくなる、魂の実話。
TVじゃない、これこそが映画そのものの映像表現だと思う。そして正にイギリス
映画の質感であり、他国に類のないものだ。それがこの映画では最大限に生き
ている。からにこれが余りに有名なヴァンゲリスのテーマ音楽も、画面の奥の方
から染み渡ってくるようで、感動だ。陸上短距離100Mが身震いするほど好きな
僕の思いをすべて詰め込んだ名作中の名作。
第8位 ある結婚の風景 (スウェーデン)
ベルイマンの変化。神から普遍的な人間を見つめる目。しかし、ありげないどこ
にでもある夫婦の会話の奥深さに凄いリアリティを感じてします。に個人的には
僕は映画に自分に重ね合わせることは少ないのですが、初めて観た20台の頃
も、夫婦の未知さに衝撃ではあったが、今、観ると、珍しく自らの視点に立って
しまう。そういう意味でも凄い作品なんだと思う。元はTV映画作品。
第9位 バウンティフルへの旅 (米)
隠れた名作中の名作であろう。老母1人のロードムービー。
今の嫁姑の折り合いの悪さをきっかけとして、老いた母は故郷に向かうが、
その詩情が素晴らしい。演技だけで泣けてくる素晴らしさだ。思いでは過ぎ
去って行くもの。それを郷愁だけでなく、現実と照らし合わせた、甘くない
演出は、優しさの押し売りじゃない真の感動を与えてくれる。そして心を打つ。
アメリカの田舎に住む人の土地に馳せる気持ちは、我々の想像以上なもの
なんだと気付かされる。静かな傑作とは正にこの作品の事だと思う。
第10位 マンハッタン (米)
ウディ・アレンが描く、ほろ苦い都市の恋愛模様。この時期ではベストな作品で、
最高に好き。切なくもチャーミングな映画と言うよりない。
ラプソディ・イン・ブル
ーがいい、モノクロのNYの街が美しい。アレンが走る。あんな風にN.Yを走って
みたいものだ。 正に名作だ。
第11位 パリ、テキサス (独=仏)
哀しい作品。心の旅をつづったロードムービーの傑作だと思う。普通、あんな
結末の出逢いは考えない。ヴェンダースの最高傑作。映画は、 風景で物語を
描き、男の探し求めたものの先にあるものを描ききった。
第12位 カメレオンマン (米)
これはウッディ作品でも稀な傑品であり、傑作だ。発想も凄いが、それを1920
代無声映画風、いや観察記録映画風な香りで脚色してしまうのも凄い。更に話
が斬新なんだから言う事なし。凄い映画だ!
第13位 バベットの晩餐会 (デンマーク)
宗教映画の衣をまとった導入部から話が展開するにつれて、その衣がどんどん
はがれていく、その様がいい。料理をテーマに用いて物語を進展させる発想と
脚本が素晴らしい傑作。物語には、たくさんの美しい言葉がちりばめられている。
第14位 田舎の日曜日 (仏)
まるで風景画のような、この淡々した1日の老いた父を訪れる家族たちの物語。
この自然さが素晴らしい、正に秀作とはこの作品。離れて暮らす家族をさりげな
さを、ここまで描けるとは・・・。音楽もまた素晴らしく、芸術性を高めている。
息子たちが去り、1人、画家のアトリエに向かうシーン、その背中に、こみ上げる
ものを感じずにはいられない。
第15位 ドレッサー (英)
主演二人の緊張感溢れる息詰まる演技は、内面的にも凄まじい。最後まで信じ
尽くした付き人が、「ある」と思っていたものが、なかったと気気付かされた、その
喪失感を見事に描いている。傑作だ。
第16位 マカロニ (伊)
イタリア的奇跡と友情。正に傑作。アメリカという国と、アントニオが暮らすイタリア
という国の文化の違い、そして「時の流れ」の違いを、40年ぶりに会ったという
事から始まる実に巧みな設定で魅了する。名優、ジャック・レモンとマストロヤンニ
の顔合わせ。もうこれだけで素晴らしく堪能。ナポリの風景も良いが、あの例の
お菓子も印象的。観ているうちに涙が自然と込み上げてくる・・・。
第17位 バグダッド・カフェ (独)
初めて観た時の映像や色彩感には驚かされた。忘れがたい音楽。それに負け
ないのは、優しさに溢れた登場人物たちの名演技や、気がついたら幸福感に
包まれているストーリーボードだ。独特なユーモア感や、太った中年のおばさん
まで、次第に魅力的になってくる。80年代にこの映画と出会えた事に感謝したい。
第18位 ジンジャーとフレッド (伊)
素敵な映画。フェリー二版「ライムライト」。芸人を愛するフェリーニの見世物
小屋的TVへの視線を感じ、埋もれて行く芸を嘆くかのようだ。美術が素晴ら
しい。しかし、老いてもジュリエッタ・マシーナを見ると切なくなる。そしてマスト
ロヤンニの哀愁。停電の時に交わす2人の会話が何とも言えず好き。そして
ダンス。最後の輝きカの如くラストが粋で哀愁で涙が出る。これも名作。。。
第19位 秋のソナタ (スウェーデン)
7年ぶりに会う母娘。その、お互いの心の中にある、小さなぎこちなさと、
潜在的な確執。母と娘の子供時代からの長年の愛と憎しみの葛藤
。この
表現が凄い。ベルイマンの底力を見た思いだ。喋る度に相手の顔色を伺っ
ているような・・この“感じ”が強烈だ。
第20位 ダウンバイロー (独=米)
たまらない味わいとユーモア。誰にも影響されない自由な生きかたがいいなあ。
3人のそれぞれの個性が、これほど見事な作品も稀でしょう。前半の刑務所内
のシーンが好きだが、後半、自由になってからもテンションが落ちないのもいい。
第21位 ブリキの太鼓 (独=仏)
まず、などあまりに汚い大人社会を知りそれ以上成長することを拒否して自ら
彼の体は本当に成長を止めてしまう、という設定がユニーク。子供の感受性の
恐さ、悪魔的映像と冷静な視点が凄い。あの奇声は今も頭から離れない。
この皮肉の目の先の世界は・・・。凄い映画です。
第22位 存在の耐えられない軽さ (米)
3人の男女の三角関係は、濃いように見えて実は希薄。愛以上に欲望が勝って
いるという人間の営みを見事に描けている。このプレイボーイで複雑な役はダニ
エル・デイ・ルイスしか演じられないでしょう。ジュリエット・ビノシュも魅力満載。
フェイドアウトしていくようなエンディングがいい。正当な恋愛映画と言っていいか
どうか分からないが、思わず目頭が熱くなる語り口だ。
第23位 マイライフ・アズ・ズ・ア・ドッグ (スウェーデン)
思春期の多感な少年少女の心情を淡々と優しく描いた良質の作品。ラッセ・ハル
ストロムの傑作の1つだと思う。ライカ犬のことを想いながら自分自身の境遇を
考える少年。少年は一生支配する感性の中で生きているんだなと実感する。
第24位 路 (スイス=トルコ)
人の希望と現実。5人の仮出所の男たちが戻った先で見たものは・・・。この
余りに痛く哀しい5人の5つのドラマ。クルド地方の草原始め、トルコの美しい
風景が、より一層、切なさと重い現実を感じさせる・・・。名作だと思う。
第25位 ペレ (スウェーデン=デンマーク)
哀しいけど、冷たい北欧の地で生きる老いた父と幼い息子の辛く悲しい物語。
父は衰えて優しく,父に付き従う子はやがて強く逞しく・・・そのさりげない描き
方は自然で見事と言う他ない。四季をとらえた北欧の景色の辛さ美しさと、
ラスト自由を求めて旅立つシーンが、いつまでも心に残る。
名作です。
第26位 ストレンジャー・ザン・パラダイス (独=米)
血も汗も涙もない青春。でも自由って、たぶんこんなことだと思う
。それを考える
ている自分に、ぐさりと突き刺さる何も起こらない展開。モノクロ画面がこれほど
クールとは!何度でも繰り返し観たくなる名作だと思う。
第27位 ミツバチのささやき (スペイン)
子供を描く映画は多いが、子供の持つ世界を描く映画で成功している数少ない
映画だと言うことに尽きる。スペインの寂しげで美しい風景を、のんびりとした
テンポで撮しながら、アナという理想の幼女を完璧に描いた映画。彼女の目に
は何が映っていたのか。。
第28位 ある日どこかで (米)
タイムスリップした、わずかな時間の定めであった切ないラブストーリー。
忘れられそうな小品だが、素晴らしい作品だ。タイムトラベルの概念が、他の
SF映画と違っていて、しかも物語の短さが逆に胸にくるののがある。あらを
探せばあるんですが、探してはいけない映画。これがファンタジーと言うのだ
ろうな。もしかしたら誰もが持ってる“こんなことが実際にあったらいいな”的
な要素なのだろう。それは“懐かしさ”を覚える要素が映画にあるからだと思う。
第29位 ワンス・ア・ポン・ア・タイム・イン・アメリカ (米)
個人的には「ゴッドファーザー」と並ぶ異種ギャング映画の傑作。そして、この種
の映画の終焉を告げる作品。これ以降のマフィア物はロマンがなくなった。
正にノスタルジックとはこの映画の為にあるようなもの。モリコーネのこの哀愁
に満ち溢れた音楽は驚異的だ。劇場で観なきゃダメな作品。
第30位 ラジオデイズ (米)
些細なことが大事件のように感じられ、一人一人が主人公になる日常、この
感じが素晴らしい。ウッディ版アマルコルド。異国の僕が生まれる遥か前の
設定なのに、郷愁を感じてしまうのは素晴らしい演出によるもの。ノスタルジー
とは正にこれ。
第31位 スカーフェイス (米)
デ・パルマ作品ではNO.1に好きな作品。アル・パチーノの鬼気迫る演技が熱い。
ひとときの栄光を味わい堕ちていく虎。娯楽映画とはこれさ。ギャング極めつけ。
fuckという言葉が206回登場する映画なんて他にはない!
第32位 ブルーベルベット (米)
リンチでは1番好きな作品。美しい画面と変態的プロット。このアンバランスが
すべて言い尽くしている。映画の冒頭で、耳が落ちてる映画なんて他に知りま
せん。ホッパーの異常さ、ロッセリーニの憐れさ、何て完成度の高い映画。
第33位 シャイニング (米)
ジャック・ニコルゾソンとシェリー・デュバルの演技も凄いが、この二人の「熱」
「動」がホテルの「冷」「静」を引き立たせる。そう、1番凄いのは実はこのホテ
ルそのものなんだと。単なるサイコホラーじゃないのは、素晴らしい構図と美が
あるから。美しいホラー、実はこれが1番好きな部分。キューブリックのホラー。
第34位 遠い夜明け (英)
アパルトヘイト。南アフリカの悲しい歴史だ。この史実を、アッテンボロ―は
真正面から正攻法で見せる。後の黒人大統領が誕生するが、それ以前の
何とも言えない苦難の話である。前半、静かな闘士ビコは言った“黒人が
白人に代わるだけなら無意味だ”と。この過酷な時代に何て思慮深い言葉
などだろうと心打たれた。人間以下の行為の無残さにも心締めつけられる。
米等での俳優でもある監督らしい、見せる演出は後半の脱出劇でも冴えて
いる。大好きな作品である。そして忘れてはならない作品でもある。
第35位 メイトワン1920 暗黒の決闘 (米)
社会の主流から外れてしまった者達を描いたら右に出るものはないジョン・
セイルズの傑作。20世紀初頭、ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱の労働組合
達の過酷な戦いを描いた、真実に基づく硬派な社会史ドラマ。炭坑もの辛い
ドラマといえばイギリスの多くの作品で見られるが、このアメリカのドラマは、
戦いに重点を起き、違う意味で、見る物を圧倒する。人権とは?労働者とは?
立場のない人間だけをがんじがらめにする・・・これは、人の最も愚かな行為
であろう。
第36位 黒い瞳 (伊)
何でだろう、この映画に惹かれるのは・・・。中年の男の夢見るようなロマン
ス。男の身勝手さと忘れてしまうことの残酷さを自嘲している部分が哀れで、
哀れで。ラストの映像の切ない驚き。恋愛というのは、実はきっとサスペンス
なのかもしれない・・・。
第37位 さよなら子供たち (独=仏)
学校での生活がドラマティックでなく描かれているのが自然で、逆に真実味
がある。最後は感情に浸るまもなく終わってしまう、たぶん戦争中の子供達
もそんな感じで泣く暇などなかったのだろうと、そのリアル感に身震いした。
神父の最後の“さよなら子供たち”には感情がこみ上げた。
チャップリンの引用は驚きと悲しみが・・・。
第38位 ラルジャン (スイス=仏)
「もはや善は通りすぎた」と語ったロベール・ブレッソンの強烈な遺作。心無
い偽札の疑惑から疑われ転落する人生。映画は無駄なセリフや音楽や
演出、説明などを一切せず、逆にその緊張感が恐い。後悔も罪悪感も快楽
も感じられない主人公の感情不在の顔が脳裏に焼き付く・・・。
第39位 タンデム (仏)
男同士の友情とダンディズムの物哀しさを描いた人情派喜劇。それまでコメ
ディ中心だったパトルス・ルコントが脱皮した傑作。中年のおじさんを扱うと
マジックのように良質の作品を撮る原点。過去の遺物のようラジオの司会者
ディレクターの関係。これはロードムービーとしても一級品。
第40位 追想のかなた (オランダ)
ナチ占領下のオランダ。銃声がして、間もなく、ある家族の家の前に、その
死体が移動されたことから起こる悲劇・・・、こんな事があっていいのかという
ことから始まる物語をミステリータッチに描いた作品は実に見ごたえがあり、
秀逸だ。戦争中にはそれぞれの立場でそれぞれの事情があった・・・。ちょっ
とした人間の判断や出来事が、人々の運命を狂わす様は余りに痛い。
アカデミー外国語賞受賞作だが、これだけの名作にして日本未公開。
第41位 ノスタルジア (露)
テーマは分かりにくいのだが、人の記憶即ちノスタルジア。追憶なくして人は生き
ていけない。淡々としているが濃密な作品だ。綺麗な画像、水の息遣いが聞こえ
てきそうな、そんな世界観がある。
第42位 欲望のあいまいな対象 (仏=スペイン)
ルイス・ブニュエルが最後に残した傑作。欲望のあいまいな対象とは、女性では
なく、自分自身の欲求不満なのだ。グラスに浮かんだ虫、ねずみ、など、暗喩め
いたグロテスクな表現が、らしい。
第43位 都会のアリス (独)
ヴィム・ヴェンダースの、アメリカへの夢と終着。現代の都会という茫漠とした空間
で母親とはぐれたのはアリスだけでなく、主人公もアメリカという国の何かに虚無
感を持ち、はぐれていた気がする。そのフィルターの通し方が実に秀逸で、テーマ
自体がロードムービーと重なり、素晴らしい作品へと昇華してると思う。秀作だ。
尚、74年の作品だが、公開年に合わせ80年代の中に入れた。
第44位 ハンナとその姉妹 (米)
三人姉妹を中心に、さまざまな人間模様が垣間見られるアレンの代表作の
1つ。登場人物の絡み合いはかなりあるのに、登場人物がみんな活きている。
ここが、この映画が本物である証拠。展開場面にも細かな気配りや配慮が
伝わり、全てに納得がいく現実さがたまらない。これも傑作。
第45位 八月の鯨 (米)
老人を題材とした作品では最も優れた作品の1本ではないでしょうか。陽光きら
めき潮風かおる91分に酔う。休日の午後にでも再見したい。
リリアン・ギッシュの遺作であり、ベティ・デイビスの100本目の作品。良い映画と
はこういう映画を言うのだよ!
第46位 フルメタル・ジャケット (米)
まず、この頃と同じ時期に作られた他のベトナムものと同じ視点で見てはいけな
い。反戦のテーマがないから評価できないと言う人がいたが全く分かってない
見識。戦争が人間を狂わすのではなく、人間が人間を狂わすのだ、という映画。
前半と後半は全く違う映画だからこそ、面白い。
第47位 ガンジー (英=インド)
実話に基づいているとはいえ、このガンジーの生き方に感銘を受けざるを得な
い。ベン・キングズレーの静かな演技には圧倒的なものを感じる。展開や台詞
の妙味がただの偉人物語にしてないところが、この映画の凄さだと思う。
第48位 黄昏 (米)
何と言っても、ヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘップバーンの深みのある演技
に尽きるでしょう。親子の絆と難しさ、凄く味わいがあります。発作のシーンで
助けて!と画面に釘漬けに・・・。フォンダの遺作。
第49位 エル・スール (仏=スペイン)
この作品は、原作にある後半の南に行く部分がない(予算の都合で出来な
かった)が、このまま終わった方が映画としては良いと思う。完成度は恐ろし
く高く、室内の映像の美しさ、質感、申し分がない父と娘っていうのは微妙な
関係なんだなって改めて思う繊細さだ。幼年期と成長した少女の違和感が
ないのが自然で素晴らしい。未完の完成品といった感じか・・・。
第50位 サクリファイス (露)
長回しと、徹底的に説明を排したセリフ運び。タルコフスキーの集大成だが、ある
意味、らしくない作品かもしれない。燃え盛る赤黒い炎の後に見えた透き通るよう
な空と青く染められた海。ひしひしと情念が伝わる。
第51位 ラウンド・ミッドナイト (米=仏)
演技は素人のはずなのに、デクスター・ゴードンの存在感にただただ圧倒さ
れる。大した物語はないが、JAZZ好きにはたまらない映画だ。このけだるく
優しい雰囲気に、これほど酔えるとは!ニューヨークからフランスに来た
ジャズメンの設定もいい。
第52位 コーラスライン (米)
ミュージカルでオーディションだけに焦点を当てた掟破りの作品だが、クールで
かつ熱い作品である。各メンバーの台詞がどれ1つ取っても無駄がなく、素晴ら
しい脚本だと思う。あの狭い空間にニューヨークを感じた
。
第53位 赤いコーリャン (中)
正に中国映画の美しさを知った最初の作品。こぼれ落ちるコーリャンの美しさ、
初監督で何て綺麗な画を撮る人だろうと感心した。見る者を打ちのめさずには
おかない、力強い傑作の1つ。コン・リーのデビュー作。
第54位 やかまし村の子供たち (スウェーデン)
見る映画というよりは浸る映画という世界なのだが、家族の愛情、村の人たち
の助け合い、自然の中で生きる事の素晴らしさが声高にではなく淡々と語られ
ているのが素晴らしいラッセ・ハレストレムがスウェーデン時代に撮った秀作。
第55位 鏡 (露)
はっきりとしたストーリーがつかみにくく、油断していると何処へ連れて行かれ
るのか混乱してしまうのだが、タルコフスキーの自伝的作風と、自分の心を
見る、内面を見る・・・鏡を見るように、というメッセージは伝わってくる。
第56位 ひと月の夏 (英)
僕はこういう映画が大好きだ。イギリスの田舎の美しい自然、ゆったりと過ぎ
てゆく時間、イギリスらしい厳格さ・・・・すべてがいい。ある意味で完璧に近い
ものを感じる。味わいがあるというのかな、無理がない作品です。
第57位 友だちのうちはどこ? (イラン)
かつて名小品「トラベラー」を撮ったアッバス・キアロスタミの素晴らしい逸品。
子役の名演も見事だが、このもどかしさが、良くも悪くも感情移入させてくれる。
この聞く耳持たない大人達の厳しい対応には、やや作り過ぎの感もあるのがやや
マイナスだが、
単純な話をふくらませる手際はさすが。子供が子供にちゃんと撮れ
てるのがいい。これって意外と難しい事なんだと分かります。
第58位 薔薇の名前 (米)
キリスト教の怪しい時代・中世の不思議・禁断の小宇宙と、サスペンスフルな
タッチの融合は見事だが、観る人によっては違和感はあるだろう。賛否はともか
く、修道院や書籍室のセットの素晴らしさや、映画そのもの構図は申し分なし。
第59位 恋におちて (米)
80年代で最も好きな恋愛映画。古典的な感じだからこそ良い。デ・ニーロと
メリルのさりげない儚さがいい。不倫映画で唯一、許せる作品かも?ちゃんと
お金払って酔いたい映画。
第60位 ブレードランナー (米)
世界観も映像も素晴らしいの一言に尽きる傑作。映画における普遍的なテーマ
には考えさせられるものがある。コンピューターやバイオ技術が進んでいった先
の人間の孤独や悲しさとリンクし、味わい深い行間を漂わせる。
第61位 アマデウス (米)
才能溢れた天才「モーツァルト」と時代に取り残された秀才「サリエリ」との相克
が優れた人間ドラマになっている。・・・が、皆それぞれが何かに怯えてるのが、
面白い。衣装、美術、申し分なし。音楽を作る僕には、他の人とは一種違う感覚
に映る秀作。
第62位 女の都 (伊=仏)
フェリーニの最もフェリーニらしい作品だと思う。片寄ってはいるが、洋々な
女性達は彼の思い描く理想の女性像なのか。そこには性へのコンプレックス
と自信とが交差しているように感じられてならない。美術が圧倒的。ここに
第63位 ラストエンペラー (英=中=伊)
予備知識がなかったので公開当時、驚きだった。映像的にもとても丁重に作ら
れているし、1人の人間の悲しさ・孤独感をスケール壮大に描いたベルトリッチ
はやはり才人だ。走馬燈のような・・・ラストシーン。 彼に集大成を見た!
第64位 死霊のはらわた (米)
個人的にはホラー映画の最高傑作。前半の恐怖。後半の笑ってしまうくらいバカ
バカしいまでの徹底したグロテスクなゾンビ絵巻、そして強烈なラストの一発。
何も言うことはありません。これを作品は生まれてないです。
第65位 アフターアワーズ (米)
もがけばもがくほど出口に執着を抱く、人間の性質を貫いた隠れた傑作。少し
ブラックユーモア感もある作りは、都会の迷宮に入ってしまった男の心の悲劇、
いや、喜劇か。ダラダラしている展開と、あのラストに不思議な快感を覚える。
第66位 赤毛のアン (カナダ=独=米)
原作が良いとはいえ、その映像化が完璧。男の僕も素晴らしいと認めざる
得ない本当に良い作品。ミーガン・フォローズの起用も正解。正に作品世界
から抜け出てきたみたいで。この映画以降、もう赤毛のアンが映画化される
必要がなくなりましたね。
第67位 エンゼルハート (米)
全編漂う怪しい雰囲気が大好きな作品。観た当時は驚いた。要所で出てくる
デ・ニーロの存在感もさることながら、演出が素晴らしい。それは、誰も映画化
出来なかった題材を見事に料理した鬼才アラン・パーカにならではのもの。
この悪魔的観点て日本人じゃまず分からない。評価が低い人はそこが問題。
第68位 汚れた血 (仏)
フィルム・ノワール、メロドラマ、近未来SFの要素を放り込んだレオン・カラック
スでは1番好きな作品。この青臭さや、色彩感覚、構図も見事。フランス映画
の良さが充満。ジュリエット・ビノシュが1番美しいと思った作品でもある。
第69位 デッドゾーン (米)
S.キング原作でも、クローネンバーグ監督作としても1番の出来だと思うのが
この作品。人のために力を貸せば貸す程、回りから敬遠されてしまう超能力者の
孤独。またそれでも人のために悲壮な決意を固める姿が上手く表されていた。
クリストファー・ウォーケン良いです。
第70位 恋しくて (米)
水滴が落ちるが如くキラリと光る青春恋愛映画の傑作。瑞々しい感性と、何と言っ
ても、メアリー・スチュアート・マスターソンの魅力に尽きる。Dr叩く女の子の主人公
なんてなかったし、クールで一途で・・・。この作品以降、これを超える青春ロマンス
生まれてないと思う。
第71位 キリングフィールド (米)
ポル・ポト派入城直前の切迫感は筆舌に尽くしがたい。素人のハイン・S・ニョー
ルの自然な演技は圧倒的。再会し、交わす2人の言葉が、泣ける。J.レノンの
“イマジン”だけは何か違うような気がするのが残念。
第72位 やかまし村の春・夏・秋・冬 (スウェーデン)
秀作「やかまし村の子供たち」の続編。前作同様美しい背景を満喫。今作は
エピソードは少ないながらも子供たちの純粋さが、より濃く描かれている。
一服の清涼剤。この2本は子供映画の宝だと思う。
第73位 ニューヨーク東八番街の奇跡 (米)
暖かいファンタジー、大好きです。このUFOは本当に可愛い。スピルバーグなら
「ET」より断然こっち。(僕は老人か?=笑=)純真に本当に奇跡なのだもの。
理屈なしで、応援したくなりますよね。もっと評価されていい作品。
第74位 エレファントマン (英=米)
デビッド・リンチの残酷さが出てる。ただ、実話と言うのは本当は案外と無感動
なものであるだろうから、それは見事だと思う。誰の上にも夜は来る・・・そういう
映画だと思う。感動はないね。
第75位 不思議惑星キン・ザ・ザ (露)
旧ソ連の不思議なカルトな1作。大きなストーリーと意味のある話は何もない
のだが、映画全編がナンセンスなギャグとトホホ感で埋め尽くされ、奇妙に
いつまでも頭から消えない珍作である。設定や小道具がとても面白くて、ハマ
る人にはハマりこと請け合い。
第76位 ガープの世界 (米)
始めは喜劇として、次に悲劇として、この映画は不思議なイメージとして展開して
いく。悲しさと喜びをここまでユーモラスで表現豊かに描いた作品は他にはなか
なかない。この語り口は好きだ。
第77位 ブロードウェイのダニーローズ (米)
ウッディのキャプラやワイルダー風味の趣味が出てる作品。何をやってもダメと
いう個性に惹きつけられるのは、センスの良さに尽きるから。特にレストランで
の噂話シーンは哀れで笑っちゃう。
第78位 戦慄の絆 (カナダ)
心が共鳴しあうという双子の心理を軸にしたサイコサスペンスは実に斬新だ。
あの手術道具達はまるで生き物みたいで印象的。ラストの救いのなさも頭に残る。
ジェレミー・アイアンズとの出会いの作品。このイメージは強烈。
第79位 ローカルヒーロー (英)
何にもおこらないんだけど、心に残る映画。ユーモア感に、人情味や自然の
美しさを加味した作りは、世の中まだまだ捨てたもんじゃないと思いたくなる
秀作だと思う。至福のひととき。
第80位 シテール島への船出 (ギリシャ)
映像を知り尽くしているテオ・アンゲロプロスの置き去りにされた老人、32年
は余りに長すぎた・・・。冗長だが、観終われば不思議な充実感に浸れる、
そんな作品だ。・・・・そしてあのラストの余韻。
第81位 眺めのいい部屋 (英)
原作とその時代に相応しい様式美。ダニエル・デイ・ルイスの鼻持ちならない
ジェントルマンぶりがいい。英国情緒溢れる映像と美しい音楽が完璧。
第82位 ベティブルー (仏)
激しく、もろく、破滅的な愛の日々が見事に描き出されているベネックスの秀作。
この注ぎ込むような女の愛、優しく包む男の愛、フランス映画ならではの狂いよ
う。この恋愛感の好き嫌いだけで映画の評価が決まる作品っていうのも珍しい
だろう。
第83位 フェーム (米)
ミュージカルと言う以前に、正にこれが青春映画というものだと思う。それも良質
な。卒業公演のシーンは凄くいい。同時期に作られた、ダンス作品と比べても
唯一、色褪せない作品だと思う。
第84位 小さな泥棒(仏)
シャルロット・ゲンズブールで1番好きな作品。迷える子羊を好演しているが、
その迷えさ加減が、映画を不安定なものにしていて好感が持てる。物語も
の進行も興味深い。本当の心は晴れ渡る青空を望んでいたと知った瞬間、
流れる涙は切ないものがあった・・・。
第85位 ディーバ (仏)
色んなジャンルが混ざっていて面白い。詰み込み式のスタイルだが、魅力的で
不思議なオブジェや空間等も効果的で映画のシュールな雰囲気を高めている。
ベネックスらしい色彩感覚や、世界観も酔える。
第86位 遊星からの物体X (米)
A級+B級作品の王、ジョン・カーペンターの最高傑作だと思う。極限状態を描く
のにはもってこいの作品で、見せない恐怖と、手作りなSFXな驚く視覚も良い。
ラストの心理描写こそが1番恐い。
第87位 スプレンドール (伊=仏)
映画への愛情をさらりと描いて見せた作品で、「ニューシネマ・パラダイス」の
番外編と言った感じだ。暗い劇場で一時感じる見ず知らずの人々と何かを
共感できる幸せ・・・それが映画だと、映画ファンにはたまらない作品である。
第88位 大理石の男 (ポーランド)
今では忘れ去られて放置されていた大理石像を見つけた映画大学の学生から
の、その視点がいい。政治的な雰囲気の漂う映画だが、その緊張感は最後ま
で緩まない。やや「市民ケーン」的、雰囲気がある。
第89位 インドへの道 (英)
西洋から見たアジアや白人の差別意識を感じさせながら、リーンは圧倒的な
映像詩としてだけで描く。異文化の人間交差点、近づいても遠のいても溝は同じ。
第90位 バットマン (米)
誰が何と言おうと、このダークなティム・バートン的バットマンを支持する。それに
3人やったバットマンもマイケル・キートンしか認められないこだわりもある。それ
にニコルソンだ。悪いはずがない。
第91位 グロリア (米)
ジーナ・ローランズは圧巻。古今東西、ハードボイルド出来る女優は彼女だけ
だ。だから、似たような作品は作れても、決して、この存在感は出せないだろう。
サスペンスアクションながら、切なさが伴う秀作。
第92位 あなたがいたら 少女リンダ(英)
不謹慎と言われようが、お堅く遊び心のない戦後間もない英国風土に、大人
に媚びない少女の破天荒さが痛快だ。米映画じゃこうはいかない。ナチュラル
なリンダに釘漬け。未だに強烈な印象を残している作品だ。
第93位 アンタッチャブル (米)
第94位 サン・ロレンツォの夜 (伊)
戦争に翻弄されたイタリアの一般市民達の悲しい物語。つい昨日まで仲良
く暮らしていた隣人同士が殺し合いを始める戦争のむごたらしさに、ため息
をつきたくなるが、主役のいない登場人物がリアル感を増している。
第95位 スターマン (米)
低予算映画ながら、秀作だ。SFながらジョン・カーペンターらしからぬ恋愛に
重点を置いたヒューマンドラマ。しかもファンタジーしてます。個人的にはロー
ドムービーとしても一級品だと思うし、ラストの映像や音楽にも感動がある。
ジェフ・ブリッジスの芝居が妙で良い。
第96位 ライトスタッフ (米)
死と直面しながら時代におもねていく宇宙飛行士と、孤高のパイロットの双方を
描いて感動的。登場人物の心意気が感じられるので、とても良い。それが画面
から伝わってくるのだ。
第97位 ダイハード (米)
アクション映画の定義を変えてしまった作品でしょうね。巻き込まれ型のヒーロー
は斬新でした。アクションスターじゃなかったB.ウィルスだからの成功もあるでしょう
ね。異論のある人多いでしょうが2が個人的には1番好き。
第98位 ゼイリブ (米)
個人的には大好きな作品。このこそこそ感がなんともいい。とてつもなくB級なん
だけど、エネルギーあるし、このノリで最後まで言っているところが凄い?
B級映画を受け付けない人にはお勧め出来ないが、これも映画の持つ醍醐味。
第99位 ミッドナイトクロス (米)
デ・パルマのサスペンスではコレが1番かも。ヒッチ信望者の彼がそれを世襲しつ
つも、単なるサスペンスにならず独自の世界観を出せているからだ。邦題より、
やはり原題ですね。
第100位 父/ パードレ・パドローネ (伊)
さり気なく愛せるタビアーニ兄弟の初期の作品。父と羊と滑稽なあの厳しさ。
父は厳しく、優しく、何かを自分や息子に求めている。心に染み入る、この
親と子だけの世界。じんわりと、いい作品。
<<101位以下>>
第101位 シド・アンド・ナンシー (英)
ゲイリー・オールドマンとの衝撃の出会い。そして、短い生涯のシド・ヴィシャス
の映画化。結構、いい加減に描かれてたり、実際と違う部分は興ざめだが、
激しく哀しい映画としては一級品だと思う。
第102位 ダーティダンシング (米)
若者文化が走り出した60年代。その古き良き時代の楽しさ、音楽、ダンス、恋、
青春が、詰め込まれていて、青春ミュージカルとしては、凄く出来がいい。主題歌
も印象に残る。自分にとっても青春そのものの思い出。
第103位 アメリカの友人 (独=仏)
この作品は、人の顔と街の顔の映画だと思う。弱みにつけ込む人間の心情
を、毒のデニス・ホッパーと共に上手く描いている。友情なき友人?とも言う
べき雰囲気が良い。
第104位 シー・オブ・ラブ (米)
この映画の雰囲気が好き。TVじゃない、これぞ映画っていう雰囲気がある。
人生に疲れた主演の2人が醸し出すユーモア、これはラブ・ストーリーとしては
完璧です。スタイリッシュで衝撃的で、サスペンスとしても一級品だと思う。
第105位 なまいきシャルロット (スイス=仏)
クララと初めて会話した時のシャルロットの複雑な感情がよく出ていて、好きに
なりましたね。リアルな思春期の少女像
に胸がしめつけられる感じがしますね。
女性が見ても懐かしい感情に浸れるかもしれないですね。
第106位 レイジングブル (米)
デ・ニーロの演技に尽きるが、スコセッシが見せた手腕は素晴らしい。まず、
冒頭のシーンが美しくて好き。ボクシングシーンだけでなく、1カット1カットの拘り
が感じられるのだが、ストーリーが弱い感もある。
第107位 ブラックレイン(米)
大阪の街をこういう風に撮るのはブレードランナーの日本好きのリドリー・スコット
らしい。映画的には普通だが、それでもやはり一風変わっている。個人的には
松田優作が好きなので評価は高い。
第108位 主婦マリーがしたこと (仏)
重たい話なのだが、展開はわかりやすく痛さが伝わってくる。この行為が淡々
と描かれるが、イザベル・ユペールの熱演も相俟って、リアル感が増して迫って
くる。フランスで堕胎が合法化されたのは、1980年代になってからである。
第109位 U・ボート (独)
第110位 パパは出張中! (ユーゴスラビア)
統一直後のユーゴの大変さの中で、淡々と、愚かしく愛おしく描かれる様は
とてもくるものがある。、特に宴でのそれぞれの感情の交錯には何かを感じ
る。いろいろあっても家族は家族か・・・。
第111位 愛と青春の旅立ち (米)
青春映画というより、友情の物語。それに何と言おうと、ルイス・ゴセット・Jrの
映画でしょう。ラストより、ラスト前でしょうね1番のハイライトは。
第112位 ベルリン・天使の詩 (独=仏)
第113位 ラッキーカフェ (英)
ちょっとシニカルな英国版「ニューシネマパラダイス」のような雰囲気も持って
いて、大人向け子供映画の雰囲気もいい。気の長い復讐劇?は皮肉だが、
心温まるようで、すっきり温まらないのが、この映画の良さかも。
第114位 デ・ジャ・ヴュ (スイス)
不思議な感覚の作品ですね。ストーリーは掴みどころがないけれども、夢の
ような世界観と美しい映像に引き込まれますね。僕にも20代前半くらいまで
軽いデ・ジャ・ヴュのようなものがあったので感情移入してしまいます。
第115位 恋人たちの予感 (米)
純真なラブコメでSEXを堂々と掘り下げた最初の映画かも知れない。non sex
な関係で友情と恋愛を絡ませた感じも上手く処理している。メグも1番いい頃だし、
ビリー・クリスタルがいい味だと思う。
第116位 ホテル・ニューハンプシャー (米)
第117位 悲愁 (独=米=仏)
実在の俳優を上手く使って、実に巧みな脚本である。老いてもワイルダーは
健在だった1作。傑作までは行かないが、この巧みさは誰も真似出来ない
独自な構成だ。
第118位 未来世紀ブラジル (英=米)
第119位 カオス・シチリア物語 (伊)
第120位 ウォール街 (米)
深みはないけど、実に面白い作品だ。今の時代の目で見てはいけない。バブル
期の当時の斬新的な映画だ。個人的に株をやっているので、この当時の良さは
十分堪能できるものだ。ダグラスに違和感はあるが、悪くはない。ゲッコーという
強烈な役名がやけに印象に残っている。
第121位 フットルース(米)
80年代の匂い、そのものの作品。ケビン・ベーコンが廃工場で踊り出すシーン
は、何回観てもいい。全編の音楽も素晴らしいし、やはり主題歌は、その時代時
代の雰囲気を1番出している。
第122位 ターミネーター (米)
B級SFアクションの金字塔。まだCGも確立されない時代の手作り感が最高。
シュワちゃんの芝居はまだ最悪だけど、悪役(化け物?)に徹してるので
良さはこれに尽きますね。
第123位 インナースペース (米)
こりゃ愉快で好きです。エンターテインメントのツボを完全に押さえています。
SFコメディの傑作でしょうね。
第124位 死霊のえじき (米)
ジョージ・A・ロメロのゾンビ3部作の最終章。前2作が有名過ぎて影に隠れがち
だが、前2作にも劣らない出来だと個人的には思う。切迫感はシリーズ中でコレが
1番。しかし、1番恐いのは人間なのだよね。
第125位 スタンド・バイ・ミー (米)
恐らく世間で名画と評されている作品の中で、僕が世間程、評価していない作品
の1つ。もちろん嫌いではないのだが、広大で美しい風景、友情、そして冒険など
題材は揃っているのは素敵だが、意外なほど印象に残ったシーンが少ないと
思うのだが・・・。
第126位 クレイマー・クレイマー (米)
女性の重要性や、自立にはねかえった男たちの奮闘と、親子愛、そして家族。
考えさせられるテーマだけど、個人的には泣けなかったな。初めと最後のフレ
ンチトーストの作るシーンは何か切ないです。
第127位 フラッシュダンス (米)
この映画が青春時代だったので、評価大甘。だが、純粋に作品としては全くもっ
て普通の作品。全編に流れる音楽はどれも素晴らしいので、それは必聴・必見。
第128位 隣の女 (仏)
この映画のテーマとなっている“二人だと苦しい、でも1人だと生きられない”
は、男女のテーマを上手く突いている。演出とストーリーに工夫があれば
かなり良い作品になったと思うのが惜しい。だが、テーマはいい。
第129位 ソフィーの選択(米)
第130位 ブルース・ブラザース (米)
第131位 愛と哀しみのボレロ (仏)
第132位 バック・トゥ・ザ・フューチャー (米)
第133位 レインマン (米)
第134位 ヘルレイザー (英)
行きつくところまで行ったホラーの新天地適作品だったと思う。痛いホラーの
代表作。奇妙なメロドラマみたいな部分もあり、独特な世界があり、尋常の
映画ではない。地獄からの再生シーンが秀逸。
第136位 月の輝く夜に (米)
第137位 天国への門 (米)
アメリカの暗部を描いた上に、娯楽性が乏しいとヒットは難しいという代表例
だろうが、ただ例外もある。だけど、これに長尺が加わるとどうにもならない
だろう。しかし内容は濃い。拘った映像と、街並みや戦闘シーンは凄いと思う。
第138位 ハロウィン (米)
第139位 ラ・ブーム2 (仏)
大人っぽく可愛くなったソフィーの第2弾。物語も2の方が良いですね。前作が
思春期映画なら、今作は青春映画になった感じです。
第140位 フェノミナ (伊)
女性(女の子)いたぶりの監督の悪趣味が出てるが、アルジェントの中では1番
好きな作品。ホラーながらサスペンス要素が強い。しかし、ウジ、ハエ、このグロ
感覚はベタで好き。
第141位 ET (米)
第142位 マッドマックス2 (豪)
第143位 殺人に関する短いフィルム (ポーランド)
第144位 レッズ (米)
大河ドラマ風、恋愛ドラマを軸にアメリカ合衆国の共産主義者たちを題材にし
ているのは、良く作ったと拍手したい。アメリカ映画の底力を見る思いだが、
監督としてのウォーレン・ビューティの情熱だろう。物語はやや凡長。
第145位 フランス軍中尉の女(英)
第146位 グランブルー(仏)
第147位 ポルターガイスト (米)
第148位 セックスと嘘とビデオテープ (米)
第149位 プラトーン(米)
第150位 愛と哀しみの果て(米)
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ザ・デッド(米) 愛は静けさの中に(米) ラ・ブーム(仏)
13歳という多感な少女の心情を等身大に描き、親子の絆、夫婦の絆も細やか
に描かれるものの、ストーリーは単純。この映画はソフィーを見るためにある。
僕も惚れた。以後20年間、ファンでいます(笑)。主題歌は名曲です。
13日の金曜日(米) エルム街の悪夢(米) ポルターガイスト(米)
カルメン (スペイン) 殺しのドレス(米) ランボー(米) 白と黒のナイフ(米)
トップガン(米) ゴースト・バスターズ(米) 愛と哀しみの果て(米)
エンドレス・ラブ(米) ロボコップ(米) 裸の銃を持つ男(米)
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