2002年8月に観た映画 |
<オースティン・パワーズ ゴールドメンバー>
『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』観て来ました。
いやあ、面白かった。もうパロディ&下ネタ満載のおバカ映画でしたね。段々、パワーアップして今までで1番面白かったですね。途切れないバカギャグの数々には脱帽です。
でも、さすがに、ここまで下ネタ多いと、女性は引いちゃうんじゃないかと思ったけど、女性人、かなり爆笑してましたね。大&小の放出物ネタには大爆笑でした。
007始めとする数々のパロディ、今回は「007は2度死ぬ」の日本舞台のベースがありましたね。前回から出てるキャラクター自体もそれぞれがパワーアップしてるし、バカ度も上がってます。
しかし名前入りのカメオ出演なんてぶっ飛んでる・・・おっとこれ以上書けませんね・・・。もう皆さんご存知だと思うので書きますが、ホント凄い人達がカメオ?出演しています。もう160億円の制作費の何10%はこの人達のギャラじゃないでしょうかねえ(笑)。
3にしておバカ映画の傑作がまた1つ誕生した。それも超大作で(笑)。
<エブリバディ・フェイマス>
『エブリバディ・フェイマス』観て来ました。
これは拾い物の1本でしたね。この作品だけ、2001年度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートに?だったんですが、ハッピーエンドや明るく質の高いコメディにアメリカの協会員にも受けたんだなと納得。
さて、映画の方は、何て事のない父親の夢から始まる正にたわいのない話なのですが、その持って行きかたや脚本の上手さには唸りましたね。単純に面白い!やる事なす事が笑いになってますね。狙った笑いと言うより、話の中の笑い。僕こういうの質が高いと思うなあ。
で、ホロっとさせる。ベルギー映画なんですが、侮れないですねえ。どちらかというと、設定がケン・ローチの世界みたいなとこから始まるけれど、切実ではなく(登場人物は切実なんだろうけど)笑いに切り替えて行く。「フルモンティ」にも通じるものがあるけど、こっちの作品の方が遥かに面白いと思う。はっきり断言しますよ!!
<モンスーン・ウェディング>
『モンスーン・ウェディング』観て来ました。
インド映画は「マッりの種」以来です。「ミモラ」見逃したので・・。
英語も混ざり、当初は顔立ちと、音楽以外はアメリカナイズされてるなあと言う感じで、物語もややもたつきがあり、ノレなかったんですが、打って変わって後半はじわじわとパワー見せつけてくれました。結婚式というテーマで、身内の群像劇(というほどのものじゃないけど)をたっぷり見せてくれます。そしてクライマックスの優雅さ、豪華さ、いいですね〜。パワー溢れてて。能天気じゃない、でもパワーあるインド映画。これは、素敵な映画ですよ。
主人公の娘の恋より、ウェディング・プランナーのデュベイの恋の方が面白く、微笑ましかったですね。
絢爛たる式のなかで、愛と憎しみ、モラル、親と子の絆という普遍的なテーマが描きだされつつ人生の旅立ちの喜びが余韻として残る秀作です。<クライム&ダイヤモンド>
『クライム&ダイヤモンド』
これはいい!!久々の快作だ!
まことにもって地味な扱いの映画だが、個人的には「パルプフィクション」以来の楽しさの味あわせてくれた。もう絶賛しますね。
何がいいかって、狙い過ぎだが、まず往年の名作・傑作映画のセリフのオンパレードとそのタイトルまで紹介しちゃうところ。更にその映画のシーンまで実際かなり出てくる。まず、それを言うのが映画好きの殺し屋という設定だ。まずこの殺し屋(ティム・アレン)が、映画の冒頭、いきなり部屋に押し入り男(クリスチャン・スレーター)に銃を向け、何か面白い話を聞かせてくれたら命を助けてやるときたものだから、たまらない。もう意表つく出だしである。先も何も読めない。その割に展開はオーソドックスだったりするのだが、しかしこのキナ臭さ、ウソ臭さ加減が最高だ。フィルムノワール的な香りもプンプンするし、とにかく粋ですねえ!ある意味、男の為の映画だと思うし、何と言っても映画通なら、ニヤリ、なシーンが満載なのだ。
僕は昔から、ギャングから感動モノ、コメディまで何でも出来るリチャード・ドレイファスが大きで、久々の出演作(脇でしたが)も堪能しました。もっと沢山、出番があればなあ、という位少ないのが残念でしたけど・・・。誰か、こちらでドレイファスのファンと言うか、好きな方はいませんか?
<トータル・フィアーズ>
『トータル・フィアーズ』観て来ました。
トム・クランシー原作のあのシリーズが、復活しました。
アレック・ボールドウィンからハリソン・フォードに行き、今度は若返ってベン・アフレック。元々、ハリソンじゃあ年取り過ぎと原作者も?だったくらいだから若返りは正解だけど、ベン・アフレックは華がありませんでした。クセもないし、演技力も。しかし、そこはベテラン勢がいぶし銀の芝居を見せてくれてます。モーガン・フリーマン、ジェームズ・クロムウェル始めとする重臣達の駆け引きに真実味がありますね。
映画としても緊張感もあり、「レッドオクトーバーを追え!」には及ばないまでも、全2作よりは遥かに出来は良いと思う。面白かった。
ただ、設定としては余りに無理があって、その重厚な役者人を持ってしても、説得力のない場面もいくつかありましたね。そうすると、この手の政治アクションの場合、とても陳腐なものになってしまう危険性がある。そのラインのギリギリといったところか。映画としての核の扱いにも問題にもあると思うけれど、それは映画だし百歩譲るとして、ロシアの大統領は、あれだけ事態を把握できない状況になりえるのかという点と、ジャック・ライアンが考える事くらい、状況の1つとして考えられないのかという点で、多いに疑問で、説得力が一気になくなってしまった。面白いだけに惜しい作品だと思いました。
<天国の口、終わりの楽園。>
『天国の口、終わりの楽園。』を観て来ました。
青春ロードムービーとしては、非常に良く出来た作品だと断言できます。予想していたよりとても分かりやすく、ストレートに何もかもが伝わって来ました。17才の少年2人と、女1人の「天国の口」への旅。要は何かを求める旅じゃなく、SEXしか頭にない17才という世代の、生々しさを見事に描いていますね。2人の友情の感覚やらの表現は唸るほど巧いです。脚本も演出も芝居も全部いい。これだけで見る価値のある作品ですね。
ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナの2人は自然で良い芝居をしてますね。素直に感情移入できる。特に傑作「アモーレスペロス」でも好演したガエル・ガルシア・ベルナルの自然な存在感は特筆モノです。そして、そんな2人の絆を、結んだり解いたりするマリベル・ベルドゥー扮するルイサも体当たりな演技で強烈な印象を残しています。
旅を終えた後の後日談の雰囲気も個人的には好きですね。
もう戻らないひと夏のロードムービー・・・・。これはなかなか傑作でした。
<イン・ザ・ベッドルーム>
『イン・ザ・ベッドルーム』を観て来ました。
人間の選択とは恐ろしいものだ、というのが第1印象でした。
心の葛藤を激しくではなく静かに描きながら、しかし主人公達のしぐさや表情、さりげない言葉に、いや、だからこそ痺れるほどの緊張感を感じる作品です。それに演技人たちの完璧な素晴らしさが加わって一級品の心理ドラマになっている。
決してサスペンス映画ではないのに、母の思い、父の行動、こそ普通の人達だからこそ生み出した正に惹き込まれるサスペンスフルな緊張感。
トム・ウィルキンソンとシシー・スペイセクが圧倒的に上手い。この静かなリアル感は何だろう。マリサ・トメイも良い女優になってきましたね。早過ぎてしまったアカデミー賞受賞でしたが、やっと演技が追いついてきて素晴らしい女優になりました。
3人の男女では1つのベッドにいることは出来ない。こもモチーフは見事でした。唸!
<チェルシーホテル>
『チェルシーホテル』を観て来ました。
陽の目を見ない?芸術家達が住むホテル。実際にあったホテルをモデルに、あの今年のオスカーにも俳優としてノミネートされたイーサン・ホークが初監督した作品。
いきなり、こういう題材、テーマ、演出するイーサンは凄い手腕だと思う。ショーン・ペン同様、ジョン・カサべテスを心酔しているだけにこのスタイルにはニヤリ。芸術家肌だね。
撮影にはビデオを使ったドグマで撮られているが、効果は出していると思う。ドグマは兼ねがね、映画そのものの質が高くないと素人臭くなって失敗する危険性があるが、この作品、手放しでは誉められないが、なんとかクリアしてるは思う。そう見せているのは編集の良さにもあると思う。
物語は大きなストーリーというものはない。いくつかの住人達のエピソードが絡み合うスタイルだ。脚本自体が頂けない部分も感じるが、いくつかのエピソードには良いものを感じました。特に、クリス・クリストファーソン絡みの感じは良かったです。
難点は、全体的に画面が暗過ぎるのと、詩的だがやや説教臭い点だろうか・・・。ここが気になった。
でも、僕は大いに評価できる作品だと思う。