2002年7月に観た映画


                     この素晴らしき世界  es(エス)  プレッジ  天使にさよなら  メン・イン・ブラック2
                     ガウディアフタヌーン  月のひつじ  ゴースト・オブ・マーズ  スターウォーズ エピソード2
                     猫の恩返し  タイムマシン  チョコレート  海辺の家  スチュアート・リトル2


                <スチュアート・リトル2>  

『スチュアート・リトル』を観て来ました。
前作は、可愛くて、楽しかったけど、凄く面白いとまでは思わなかったんで、100%期待しないでいたんだけど、今作は冒険度が増して、なかなか楽しめました。前作より、ずっと良いんじゃないかな。脚本が良く練られてますね。痒いところに手が届く内容は、ありきたりかもしれないけど、子供も観る、ファミリー映画ですから、これでいいと思います。とにかく可愛いですわ。CG処理もさりげなく上手く見せてて嫌味はないし。久々、お気楽に観れた作品ですねー。78分という短さも、スピード感あって、あらを見せず(ひねくれた言い方かな?)良かったですよ。

                  <海辺の家>  

『海辺の家』を観ました。
家族ドラマとしては、悪くない出来でしたが、物語は予定調和で進んで行きます。予定外やら、えっ?て思うような構成は一切ありません。その辺を安定してて安心できると思う人と、物足りないという人では、大きく評価が違ってくると思いますが、僕はやや物足りなさを感じました。ただ、登場人物はそれなりに個性があったし、そのキャラクターや芝居を楽しむ事は出来ました。もちろん、さりげない感動もありました。クリステンセン君がお父さんと同じ事をするシーンはグッときましたね(これ以上は言えません)。
人生があとわずかになった時の心情をケビン・クラインは巧く演じていましたね。僕は昔から割と好きな俳優です。彼で観に行った部分もあるのです。過去に出ている作品がイマイチなものもあるので、過小評価はされてる俳優でしょうね。痩せこけた体や、表情にも、役になりきっている感じが伺えて良かった。あと、脇でメアリー・スティーンバーゲンが出てたのが嬉しかった。結構好きな女優です。あの「タイム・アフター・タイム」や「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー3」「ギルバート・グレイプ」に出てた、あの女優さんです。

                <チョコレート>  

『チョコレート』を観て来ました。
観終わってから、じわじわとこみ上げてくる作品でした。
こういう、後から来る作品って概ね良い映画が多いんですね。
アメリカ映画にしては淡々としていて、非常に質が高かったですね。低予算ゆえに、きちんと内容で見せようとする意気込みが感じられるところが好印象でした。
これは“孤立”の映画だと思いました。愛する人を失い、孤独になるというより、嫌でも自ら孤立する、みたいな。偶然にも2人の関係や環境が複雑なものであったが為に、あの終盤のシーンに繋がるとは思うけど、そこまでを排した、理由を相手に告げない、ビリーに何も語らせない演出は、見事でした。
それは狙い過ぎだったり、脚本上、無理な部分があったりという側面もあったのですが、それがあのシーンに生きて来る訳ですから。
これ以上は言えませんが、あの数分間のシーンには、葛藤・不安・期待・現実・罪悪感、そして過去と未来への思い・・・という、ありとあらゆるものが、あの少時間に詰められていた事を思うと、こみ上げるものがありますね。ラストも良かったです。
お互いを求め合う切実さは、リアルで胸すら打ちますね・・・。

ハル・ベリーは上手く演じているし、体当たりなシーンすらある。素晴らしいのでケチはつけたくないし、あくまで素晴らしいと言う意見の上で言うのだけれど、アカデミー賞受賞までの演技かと思うと、そこまではやや疑問でした。今年はシドニー・ポワチエの名誉賞がらみで、本命のデンゼル・ワシントンもいたから、少し儲けもののかんもあったんじゃないかな。でも、黒人初の最優秀主演女優賞は素直に喜びたいし、素晴らしいし、遅すぎたと思うくらい。
彼女、美しいですね。僕の大好きな傑作アクション「エグゼグティブ・デシジョン」の時から注目してました。黒人と白人のハーフなんですよね。黒人女優でここまで良いなあと思ったのは初めてかもです。
ビリー・ボブは相変わらず、こういう男を演じさせると上手いですね。上手いから自然過ぎて上手いとは思えないかもだけど、凄く考えて演技してると思う。ビリー、あんたは最高だ!
また1つ、いい映画に出会えた気がするな。

                <タイムマシン>  

タイムマシン』観て来ました。
原作が古典ということで、どうアレンジしても物語が斬新にはならないだろうと予想していたが、その通りだった。それはそれで構わないのだが、やはり現代の目からは物足りなさが残ってしまった。
但し、物語の意外性は面白いし、内容こそ違えど80万年後の設定は旧作と同じだし、安心感はある。
ただ、もう少しいろんな時代の世界に行って欲しかったし、96分でまとめるなら2時間半くらいの大作で、いろんな世界を垣間見れたらなア、と思ってしまった。でもそれはかえって凡長さを呼ぶだけだろうか?
作りが大雑把だし、タイムパラドックスとは関係ないところでさえ何故と思うことがいくつもあり過ぎる。これが後世に残るSF作品には絶対ならないでしょうね。
ガイ・ピアーズは可もなく不可もなくというところか。しかし、詳しくは言えないけど、ジェレミー・アイアンズはもう少し仕事を選んだ方がいいなあと思わざるをえませんでしたね。かつての名優ぶりがもったいないです。

                  <猫の恩返し>  

『猫の恩返し』を観ました。
僕はジブリ作品ではベスト3本に入る程、好きな「耳をすませば」関連作品なので狂喜してました。まあ、内容は、バロンとヌタ(デブ猫)と地球屋が絡むだけで、まったくのオリジナル。別物です。
でも、要所に、前作とリンクするようなシーンが出てきます。そして、前作より、主人公の女の子や家庭なども、今っぽい感じになっていました。
「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」のような大作を期待していくと肩透かしを食いますが、小品でも言いましょうか、「耳をすませば」ほど生活感と深みのあるドラマではなく、「耳をすませば」の普通っぽさにファンタジーだけが加わったような作風です。僕は充分楽しめました。まず、キャラがどれも生き生きしてる。「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」にあったような、どことない暗さはないし。
ただ、惜しむらくは“猫の国”がもっと魅力的だったら、もっと良くなっていたと思うな。それに、ドラマにも、不思議感にも深みがまるでなかったし。その辺も惜しいと思いました。
来年は宮崎監督自らの大作かな?        

                <ゴースト・オブ・マーズ>  

『ゴースト・オブ・マーズ』を観て来ました。
このB級感は健在で、いや、更に加速度を増しているようでした。ジョン・カーペンター作品は全部観てる訳ではありませんが、本当に一途に自分の路線を展開していますね。
面白かったのは昨日「スターウォーズ・エピソード2」を観てきたばかりで、この超メジャー大作と生々しく比較すると、いい意味で、この映画が浮き彫りになってくるようで、興味深かったです。
まず、この時代に至っても、ほとんどCGに頼らない、気ぐるみ、合成・・・生の特撮に徹している点が素晴らしいです。今の時代にこれに徹しているのが逆に新鮮でもありますね。
作品的には「スターシップ・トゥルーパーズ」の容赦ない残虐性(様は首が飛ぶ飛ぶみたいな・・・)とゾンビものを足して2で割らなかったようなB級SFアクションホラーファンにはたまらないはずの出来となっている。

               <スターウォーズ エピソード2>  

『スターウォーズ・エピソード2』を観ました。
何かと酷評の多いこの作品だが。僕自身は、良い面と悪い面があるなあ、という感想なんですが、基本的には、予想以上に面白かったと思う。良い面と悪い面を挙げてみたい。
良い面から。
まず、「エピソード1」は余りに時代がさかのぼる為、人物説明に重点がいってしまい、娯楽性に乏しかった。今作は、まずそれが解消されている。1からの展開が一気にクライマックスに持っていっているし、ジェットコースタームービー感は前作とは比較にならないだろう。
あとはCGの凄さだ。全編、CGの山だ。これは、旧シリーズの手作りの良さという部分は消し去った為、賛否はあるだろう、が、ここまでの物量ならば、かえってやり過ぎていて、はっきりしてて心地良いくらいだ。かえって手作り感を中途半端に交えるよりは。
あとは、敢えてこの作品だからと言うわけではないが、この「エピソード1〜3」の真中に位置するため、謎解きの映画になっている点だ。ルーカスもかなり意識して作っている。余り上手い見せ方とは思わないが、やはり、旧シリーズとの関連性は考えずに入られない。その部分が、前半の「中だるみ」感を個人的にはなくした。映画の力かどうかは疑問だが、作者が一緒なんだから、そう評価していいだろう。

悪い面に行こう。
この「エピソード1〜3」の最大のテーマである、何故、そしていかにしてアナキンが暗黒面に堕ちていったか・・・の点。愛する人を引き裂されてしまう・・点になっていきそうだからだ。いや、それ自体は良いのだが、愛というものはそれだけ自己を変えてしまう位の大きなテーマだとは思う。だが、ドラマを描く事が全くもってダメなルーカスに、それが描き切れるかである?2では成功しているとは思えない。3は最大のテーマになってくると思うので、懸念される。
あと、ダークサイドに向かう話なので仕方ないとは思うのだが、今作はいささか、固く真面目過ぎたきらいがある。もっといえば暗い作風。旧シリーズのような爽快感ないのと、「エピソード1」のようなユーモア感も欠如していた。

それと、酷評の的になっている「アナキンとアミダラの恋」の場面だが、僕自身は見ていてこっちが恥ずかしくなる位、ままごと演技だったとは思うが、まあ、このシーンは展開上入れない訳にはいかないので、しょうがないかなという感じでしたね。そもそもドラマを描くのが苦手な人だと恋愛シーンは尚更だし、ましてスターウォーズにこういったシーンを入れる事自体無理があるのだしね。「ジェダイの復讐」のハンソロとレイアみたいな感じは悪くはないが、こうベタだとね。
一途に思い込んだアナキンの気持ちはOKとしても、簡単に恋に落ちたアミダラの設定はやはり無理があって安易な描き方だった。2人ともヘタなんですよね、芝居が。クリステンセン君は分かるけど、N.ポートマンまで、おままごと演技になってしまっていて・・・。ルーカスの演出も頂けない。でも、まあ、瑞々しくは撮っていたので・・・その辺は良かった、とフォローしておきます(笑)。
あと、CG等の特殊撮影の完成度が高過ぎて、逆にそれが続いてしまい、度肝を抜くような感覚になれなかった点。このあたり、もう少しメリハリはつけて欲しかった。そうすると、1シーン、1シーンがもっと印象的になったのにと残念に思う。

クライマックスのシーンは圧倒的だなあ。ヨーダに拍手。マジで泣きそうになったんでスよ。ヤバイなあ。スターウォーズシリーズのフリークでもなんでもない僕が、もう少しで泣きそうになるなんて・・・予想外でした。ヨーダ好きみたい(笑)。クリストファー・リー素晴らしい。80歳で、あの毅然とした存在感。さすが往年の恐怖映画の怪優だ。ドラキュラシリーズ何本も観ました。そういえば、旧シリーズはその、常に相手役とも言えるピーター・カッシングがで出ていたしね。ルーカスのキャスティングはユニークだ。だって、そもそもオビ・ワンがアレック・ギネスですからね。

今作は、確かに詰め込み過ぎだが、これを、ジェットコースター感覚で最高と感じるか、「エピソード1」であったポッドレースのような息抜き感がなくて疲れると感じるかは、観た人の個人の差だろう。僕はどちらかと言うと賛の方だ。
だって、これだけ長いレス書いたの初めてだもの(^o^)。

 

             <月のひつじ>  

『月のひつじ』観て来ました。
これは、世界初の月着陸の映像をキャッチしたオーストラリアの科学者達の話です。こうくると、シビアな人間ドラマを想像していたのですが、事のほか、ユーモアに溢れ、ほのぼのと普通の人間としての彼らの姿にスポットが当たっている作品でした。この描き方はとても良かった。かなり甘口ではあるけど、ハリウッド的な苦難の成功感動ハッピーエンドものになっていなかったので、そこは感心しました。
ただ、実話と言いながら(実話ではあるのだが)人物像や、一部事実とは違う部分があるのを、映画館の解説で知った。
しかし、こんな事があったんですね。世界初の偉業が、NASA本隊ではなく、一部任されたオーストラリアの片田舎とは・・・。
ただ、題材は面白いけど、物語としては累計的な感じな作品でもあるので。出来としたら普通ではないでしょうか。可もなし不可もなし程度な。

                <ガウディアフタヌーン>  

ガウディアフタヌーン』観て来ました。
うん、面白い!でしたね。基本はコメディです。それも女性たちメインのコメディ。だから一筋縄ではいかない人物像に展開。これは楽しめました。久々にクスクス&ドキドキ、なんて感じです。でも、そこはヨーロッパ(アメリカ合作)の映画、雰囲気がグッと、いい感じです。
登場人物も、実にユニークで、直接、物語自体に関わってしまうので詳しく書けないのが残念だが、全員がとにかく一筋縄ではいかないユニークさなのです。
ガウディの建築物も上手く見せているし、取って付けたような感覚はない。自然で、この物語のユニークさのマッチしている。ウッディ・アレン作品の常連でもあるジュディ・デイヴィスが好演してます。その他、俳優人も個性的で皆、良いです。そのジュディがインタビューで言っている「行き場を失った人々のコメディ」というのが、凄くこの映画というものの的を得ていますね。
満足の映画でした。ビデオでもいいから是非観てもらいたい作品ですね。

               <メン・イン・ブラック2>  

『MIB2』を観て来ました。
正直期待もなにもして行かなかったんですが予想以上には面白かったです。1時間半にコンパクトにまとめてある分、無駄なダラダラ感がないし、エイリアンのキャラクターもいいし、○ッカーのシーンなんて爆笑ものでした。2にありがちな、2番煎じ的な事は上手く回避してましたね。考えて作ってますね。
ただ、1では、キャラや、ぶっ飛んだ新鮮さがこの映画の売りでもあった訳で、そういう意味では新鮮味はなかったですけどね。
トミー・リー・ジョーンズのクールなオトボケぶりは健在で、良かったな。
しかし、ここから3を作るのは非難の技だろうなあ、などと考えてしまった。。。

             <天使にさよなら>  

『天使にさよなら』を観て来ました。
11才の多感な少年と、失業中で尚且つ子供と上手くコミュニケート出来ない父親、分かっていても狭間にたつ母親、優しい祖父。この家族の、特に父と子の、その確執が基盤にある。父は我が子の行動が理解できないのだ・・・。そして少年は天使の見習いとなって、状況を打開しようと試行錯誤していく。
ストーリーの展開がどこか不思議で、心温まるヒューマンドラマとも取れるし、 思い切り泣けるシリアスドラマとも取れ、はたまた社会風刺のメッセージも汲み取れる、 個性的な作品に仕上がってると思う。
確かに淡々としているし、特に大きな盛り上がりには欠けるが、観た時より、後でじわじわ来たのだ。
ファンタジーっぽくもあるが同時にとても現実的なラストは衝撃的だと思う。
内容は違うけれど、僕はトリュフォーの「大人は判ってくれない 」を思い出したな。

                    <プレッジ>  

『プレッジ』を観ました。
残念ながら、この作品、今1つ乗り切れませんでした。
題材もいいし、ショーン・ペンの演出も悪くない。ジャック・ニコルソンは地味で渋い演技に徹しているし、こちらも悪い点はない。では、何がかというと、約束を通した男の行き様や運命がテーマだったのか、サスペンスそのものがテーマだったのかが焦点ボケなのだ。監督としては明確にあるのかもしれないが、それが少なくとも画面からは伝わっては来ない。見方によっては、ペン演出の妙味とは思えなくもないが、やはり、熟練していない分、散漫になったのは確かだと思う。
それに思わせぶりなシーンが結構多く、それが物語に影響しているかといえば、全く意味なさない、取って付けたようなものが多い。何を考えて、こういうショットを入れる必要性があったのだろう。
静かに展開していく様や、先の読めない展開などは、見応えもあったが、フに落ちない点はあまりに多い。
原作にある「自ら進んで宿命の罠にはまる男の姿」を描いていたなら、明かに失敗作だと思う。

                   <es(エス)>  

『ES(エス)』を観て来ました。
これも、「セッション9」とはまた全然違う意味での怖さがありました。とある実験で、数人づつを10日以上、刑務所の看守役と囚人にさせ、その反応を見るという、まず発想がユニークな映画でした。似たような題材のテーマは過去にもありましたが、脚本が良く、ここまで、人間を怖く描いてる作品はなかったのではないでしょうか。
つまり、人間は役を与えられると、何かをきっかけに、役だか本当だかみわけがどこかつかなくなってします。その恐ろしさです。まして、人間が本来持っている善悪の部分で、悪だけが出てくると、これほど恐ろしいものはないですね。本能の悪ですから。そこの表現が凄く上手い作品でした。
僕自身は怖い、恐ろしいと書きましたが、この映画を上手く表現すれば、怖いというよりは“おぞましい”ですね。人間のおぞましさですね。ここに背筋が凍ります。まあ、こんな実験やる方も、参加するほうもどうかとは思いますが・・・。
素晴らしい作品ですが、気になる点もありました。まずは、脚本が強引で、やや無理があること。それと、ある女性が主人公に絡んでくるんですが、その必然性が必ずしもあるとは言えない事ですね。あそこまで引っぱっておいていう感じはありました。
ともあれ、ゾッとする映画であることは間違いないですね。
かなり、お勧めです。

              <この素晴らしき世界>  

チェコ映画『この素晴らしき世界』を観ました。
素晴らしい!傑作、名作、というのとは、表現が一味違う、言葉では表現しにくい素晴らしい作品と出会った。これだから映画はやめられないです。僕の映画史の中でも忘れられない1本になるのは間違いなさそうです。
第二次世界大戦下、ナチスの影が忍び寄ってきたチェコの小さな町を舞台に、ある夫婦に起こっていく災難と人間模様を、淡々と、人間臭く、ヒューマンに、更にはユーモアを交えた、何とも不思議な作風に描いている。これは全く戦争映画ではない。夫婦と彼らに関わる人間達4人の実に巧みな絡み合いの物語だ。この絡み具合が素晴らしいの一言に尽きる。たった1本の映画で、ほぼメイン数人の出演者だけで、これだけ腹立たしく、人間臭く、感動的で、爽快な、作品は僕は知らないかもしれない。近年観た作品では図抜けていると言わざるおえない。恐るべし、チェコ映画!!
脚本も秀逸で見事だ。展開もまるで読めないが、やや強引とも言える内容も、脚本と人物設定が巧みな為、全く不自然にならず、見せきっている。爽やかな感動も約束できます。
先にも触れたが、登場人物の1人1人すべてが実に魅力的なのも、この映画の成功の要因の1つだと思う。それと、この作品をジャンル分けするのが凄く難しいと思うが、敢えて僕はコメディと言いたいというか分類しかないかなあ。そういうジャンル分けも必要のない映画かもしれません。
この作品は、アカデミー外国語賞にノミネ−トされた作品ですが、何故この作品が受賞しなかったのか、今、この映画を観て不思議でなりません。本当に素晴らしく、面白い作品です。本当に情けないかな、これしか言葉が浮かびません。とにかく最高でした。