2002年3月に観た映画 |
アカデミー賞最優秀作品賞の呼び声も高い『ビューティフルマインド』ですが、
僕はイマイチノレませんでした。いい話だし、演技人も上手い(特にラッセル・
クロウは良い)んだけど、それは実話を元にしてるからでアカデミーを取って
しまうという力のある作品ではないと実感しました。ただ、恐らく実話を相当
脚色してるだろうの部分は映画的良さを感じましたね。最優秀主演女優賞
間違いなしと下馬評高い彼女ですが、確かに以前のアイドル女優的存在の
時代より遥かに上手くなっていました。しかし物凄い演技力かというと疑問で
なりませんですしたね。
『アザーズ』は素晴らしい!この作品は、上映してから40分くらいで、オチとい
うか、展開状況が読めたんですが、読めても大変面白い作品でした、コピーに
はゴシックホラーとあったけど、どちらかというと、スリラーに近いと思いました。
何を言ってもネタバレになっちゃうんで書けないんですが、1つだけ言っちゃうと
視点がいいんです。僕はこの手の映画は大好きですが、それでも傑出してます
ね。この監督は、ご存知の通り『オープンユアアイズ』のアレハンドロ・アメナー
バル監督(名前が覚えられん=笑=)ですが、凄い才能を感じましたね。実は
音楽家でもあり、今作も自身ですべて作曲しスコアを書いてます。僕も大好きな
作品である『蝶の舌』も音楽だけ担当してるくらいです。実に侮れないですね〜。
スペインに本当の意味での天才が現われたか?というくらいです。
この映画は個人的には凄くお勧め出来ます。最近になく本当に面白い作品でした。
さて、感想は、正直言うとまあまあでした。凄く良かった部分と、そうでもない
部分があって、あの世界に100%入り込むまではいきませんでした。何故だ
ろうと考えています。僕は元来、ファンタジーものとか結構好きですし、この、
ややゴシック調な感じも凄く良かったのですが。原作があるにしろ、手堅くて、
こちらをアッといわせる何か(マジックみたいなもの)がなかった気がするから
です。絶賛の嵐の中、物が飛んできそうですが、ウソは書けません。正直な
感想です。個人的には感動も1箇所だけでしたし。とはいえ、先も書きました
がこの手は好きですから、ここまで大掛かりに作られていると、ただただ拍手
したいですね。こういう世界観も大好き。ドラクエ気分(いい意味ですよ!)に
させてくれるし、さり気ないCGや特撮(敢えて特撮と言いたい)も素晴らしい。
物語自体も無理がないしね。
しかしあの伝説のドラキュラ俳優クリストファー・リーがまだ生きていて(すいま
せん)、しかもこんな怪役やってるなんて驚きです(スリーピーホロウにも出て
たけど・・)。これだけで観る価値あったかな(笑)。うん、素晴らしい。ケイト・ブ
ランシェットも出番は少ないながらも、雰囲気出してましたね。ファンとしちゃ
嬉しいです。リブ・タイラーはちとミス・キャストのような気も・・・。
あそで終るのは、ご愛嬌ですね。続編に期待です!
『ヒューマンネイチュア』観てきました。これは面白いと言うか、やられたという
感じの映画でした。今までにないタイプの映画というか、展開が読めないという
より、展開をどこに持っていくのか分からないという、新鮮味ある作品でした。
チャーリー・カウフマンの脚本は今回も冴えてますね。コメディが根底にありな
がら、痛烈な人間批判をしている点は成功しているし、人間を鋭く見つめる目は
確かだと思いました。でも、優しくデリケートに画面から映るのは、このチームの
人間性が出ているのかもしれませんね。
『がんばれ、リアム』は、イギリスらしい作風で、1930年代の労働者達の辛い
生活を淡々と描いた秀作です。イアン・ハートがいいですねえ。人間性も捻じ曲
がっちゃうような生活の中で忘れないユーモアや健気さ・・。でも、時代や環境は
甘くなかった・・・。痛いけど、その中に時折見え隠れする希望に切ないものを
感じる良い映画でした。
『家路』は現役最年長93才のマノエル・ド・オリヴェイラ監督の年1度の新作です
(これも凄いが)。舞台シーン、映画の撮影シーンといい、監督自身への照らし
合わせか、またはミッシェル・ピコリへ捧げた映画か?いづれにしろ、老年期に
達した人間を正面から描いた、1枚の水彩画のような作品でした。ピコリがいい!
自然で、でも何かが滲み出てくるような、その演技。、正に円熟とは、このような
ものなのでしょうね。
『モンスターズ・インク』を観ました。
ディズニーファンの僕は掛け値なしに楽しめました。
『シュレック』とは違う、王道のフルCGアニメですが、楽しめるツボは全部押さえ
てると思います。技術的にも、1番難しいとされる、毛の動物に正面から取り組
んで主役にする心意気と言うか、敢えて難しいものにチャレンジする素晴らしい
姿勢を感じました。ディズニーの、常に一歩先に行くんだとと言うプライドが、さり
気なさの中にありますね確実に。
でも内容は王道ですよね。大人も子供も笑わせて楽しませて、ホロッと泣かせて
しまう。道徳的なのもディズニーならでは。しかしながら、ネタバレしちゃうんで
詳しく言えませんが、後半のドア(扉)○○○コー○○ーのシーンは斬新と言うか、
良く考えましたね。あそこはハイライトです。ドラえもんみたいで・・・いや、遥かに
凄いです(笑)。トイストーリー同様、NGシーンも最後まで楽しませてくれました。