2000年2月にNHK衛星で「定年ゴジラ」というドラマをやっていましたが、ご覧になりましたか?定年を迎えた男たちが、新しい生き方を模索する、というストーリーでしたが、この中で「ひな壇の家」という言葉が出てきました。団地評論家の女性が、彼らが住む町を採点する時に、道路から玄関までの間に階段がある家のことをこう呼んだわけです。
「ひな壇の家は、日当たりがよいけれども、年をとって足腰が不自由になると外出が困難になる。若い世代が住むことしか想定していないのでは」という話で、もっともだと思いながら観ていました。利府町内の建て売り住宅にも、「ひな壇の家」結構見かけます。桝添要一の「母に襁褓をあてるとき」の中では、高台で見晴らしがよい、階段の上り下りで足腰が鍛えられる、値段も手ごろな、「傾斜地危険地域」の土地を買ったが、母親が病気になったときに別な家を探さなければならなくなった、と書いてありました。
私自身は、住宅を探すときに妊婦だったので、玄関までの階段の段数が多い家は却下でしたが、家の中はふつうに段差があり、階段もおどり場がない狭いものです。家を選ぶとき、数十年後を頭に置いたバリアフリーの住宅を選ぶ人は少ないのでは。後で改造するよりもはじめからバリアフリーになっている住宅というのは設計できないものでしょうか? 家を設計する人、また購入する人にもバリアフリーという考え方をもっと知ってもらいたい、と思っています。(2000/04/20記)
|
|