巡視船おじかは第2管区塩釜海上保安部に所属する総トン数1,268トン、満載排水量2,006トン、全長91.5m、最大幅11m、主機出力7,000馬力、航続距離3,044マイル(約5,555キロ)、乗組員34名(潜水士11名:平成11年当時)の巡視船で従来の1000トン型「しれとこ」型に続く「おじか」型としての1番船として作られた船です、船型の特徴は飛行甲板を備えている所とツインファンネル(煙突)です。

船首の大きさもPLH型(3800トン)と同じ高さの船首をもつので多少の時化でも通常通り走れます(^^)




おじかの船橋は巡視船の中でも独特な形をしてまして、右の写真は船首から眺めたアングルです。







おじか操舵室の映像です。

操船しているのは私でして、航行中は航海科として操船や甲板作業を担当しています。
  操舵室の後ろ側には「OIC」と呼ばれる船隊指揮を取れる空間がありまして、捜索救助の際に船団を組んだらその空間で指揮を取ることが出来ます。


おじかは飛行甲板を有しているのですが、ヘリコプター搭載型巡視船と違ってヘリ格納庫がなく、着陸して燃料を補給できる装備です。 

野外駐機も出来ないことがないのですが、何分潮が飛んでくるので航空機には良い環境ではありませんね(^-^;)
  ヘリの着陸の際には海上自衛体のような「ベアトラップ」を用いての強制着陸装置はなく、機長の腕一本で降りてきますが、これまた上手いのなんのって(笑)




着陸し、係止チェーンで機体を甲板に固定すると燃料補給です。「アブガス満タンッ!」っうとこですかね(^^ゞ






おじかを飛行甲板から船首方面を眺めるとこんな感じです。 ヘリの両脇にある白色のつい立は油圧で倒すことができ、離着陸の際には倒します。

ファンネル(煙突)が2本ありますよね?なんで1本からわざわざ2本にしたかとゆうと、船首から流れる気流を航空機に影響を及ぼさないようにわざと2本にして気流が安定して流れるように、との事だそうです。

甲板には上空から船を識別できるように「02」とおじかの固有番号を塗装しています。


飛行甲板は通常時には広いスペースを利用して機材セッティングをしたりして重宝しています。

写真は特殊救難隊と共同で潜水機材を準備しているものです。








これは「警備救難艇」と呼ばれる艇で、巡視船の両側に吊上げ格納されているものです。 

ヘリが離着陸する際には艇を海面に降下して不測の事態にスタンバイします。 この「警備救難艇」の推進器はウォータージェットなので海難救助の際に海面に漂流物が多い海面ではペラの推進器装備の艇と違って絡網の危険性が低いのと、操船性能がピカイチなのでとても重宝しています。

救難強化巡視船の警備救難艇は使用頻度がとても激しく、他の巡視船の艇と比べるとかなり気合の入った艇になってしまっています(笑)