海上保安庁の潜水救助機材は古くはバーニングバーなどありますが、ここでは私も実出動で実際に使用して人命救助を成功させた機材を紹介します。
これは転覆した船内に閉じ込められた生存者を水中から脱出させる道具です。
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「救助用全面マスク」です これは旧型のシステムでタンクは4リットル(150気圧仕様)です。 レジャーダイバーにはなじみが薄いですが背負子にBCジャケットではなくハーネスにタンクを装着します。 もちろんJバルブ |
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旧型面体のアップです 面体バンドを外した状態ですが、通常のマスクと違って面体部分にエアーがかなり溜まるのでその浮力を相殺するためにサイドに鉛ウェイトが装着されています。 旧型はフードを装着してから面体バンドをしめる、この手順が新型は逆なのです。 |
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こちら新型の面体 海上保安庁特殊救難隊が試行錯誤の末に開発した物でアガマスクを改良して作られました(解説あり) 旧型と違いセカンドステージにスイベルジョイントがつけられ、タンクは3リットル200気圧装填です。 |
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装着方法は、、、
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面体の装着準備は、、、
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いざ装着、、、
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面体バンドの締め付け、、、
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フードの装着、、、
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装着完了! |
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脱出を開始する前に、、、
いざ脱出! |
救助用面体を「装着する」だけでこれだけの注意点があります。
装着以外での留意点は、、、
1、転覆船が救助作業時間その状態で浮いているのか?
そうでなければ沈下防止処置のアクアリフター装着(1トン?3トン?)
2、脱出経路の確保(網や搭載物品が邪魔にならないか?
機関室区画なら床のグレーチングが潜水士の頭上から
落ちてこないか?)
3、狭所での搬送手順(要救助者を手渡しで行くのか、1名が横抱きで行くのか?)
4、浮上後の艇への引き上げ方法
5、艇へ移送後の応急手当ての処置
6、陸上への移送方法(船を使うのか?ヘリへのピックアップか?)
箇条書きで書いてしまいましたが大雑把に考えてもこれだけ出ます。
沈没船からの救助作業になれば減圧を考えなければならないので
より複雑です。
海面に浮いている転覆船からのもう一つの救助方法は陸地が近ければ沿岸まで曳航し、
浅瀬に座礁させてから船艇をブチ破る方法もあります。
もしくは両側から船で横抱きし船艇をブチ破るのも手です(これは1回経験がありますが、
実行できる船の大きさが限られてしまいます)
上記には書きこまなかったのですが、耳抜きを知らない人に特殊環境下で耳抜きを教えるのは至難の技です。 上席隊員から良く言われた言い回しは「鼻を塞いでつばを飲みこんで、、、」等だったと思います。
新型は旧型に較べ構造上フードがどうしてもゆるくなってしまい、海水がじゃんじゃん入ってきます。 面体機能チェックで水温13度で私が装着して潜ったのですが、3分で頭がハンマーで殴られたような状態になりギブアップしました(笑)新型は低水温下での使用には何か対応策を考えなければならないなーと感想(^^;ゞポリポリ