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第11回公演「煉獄怨み歌」
2003年 3月22、23日 新宿シアター・プー ふと眺めた、とある日の夕刻の街。その光景。
こんなもの、だったのだろうか。 規格化され、表情も何もない、無機質で新しいだけの街。その日、私の目に映った、ふと気付かされた光景は、絶えず私に問いかけてくる。こんなもの、だったのだろうか。私達の二十一世紀。私達が二十一世紀に夢見た想像力の結晶は、本当に今、ここに在る、こんなものだったのだろうか。 先行きの見えないこの国、この世界、この時代、そして、この今。同じ過ちを冒し、反復しているだけの、私達が手にした未来。何故私達は、同じ過ちを繰り返さざるを得ないのだろう、そして繰り返させられ続けるのだろう。私達に課せられた賦役の如き日常、この今。個人では何も抗い得ない虚無の漂う煉獄のようなこの街。聞こえてくる筈のブルース、怨み歌。しかしそれさえ 聞こえてこない。私達が確実に、見失った何か、何物か。 だからこそ。その想いを形にする為の、私達の怨み歌。『煉獄怨み歌』。新たなる出発の為、私達は、喪失の感傷を唾棄しながら、この今と、対峙し続けることを、ここに誓う。 そして、創り続ける。 砂上の楼閣 主宰 望月芳哲 |
