ファイルシステム 英語では、
(File System)
 パソコンでは、ワープロで文章を作ったり、インターネットホームページを見たり、ゲームを
したり、その他いろいろなことができますが、それらのことをする前には、ハードディスクに
記録されているプログラムやデータなどのファイルを、メモリに読み出さなくてはなりません。

 ところが、それらのデータやプログラムはとても沢山あるので、素早く読み出すためには、
ハードディスクの中にきちんと整理されていなければなりません。どのファイルが
どこにあるのかなどを記録する方法がファイルシステムです。

 さて、パソコンはとても進化してきました。

 パソコンに搭載されているメモリもハードディスクもどんどん大容量に進化してきました。前とは
比べものにならないほどたくさんのプログラムやデータをいれることができるようになってきて
います。そのためには従来あった容量の上限では小さすぎるようになりました。

 もう一つ、仕事で使うコンピュータといえば、昔は大型計算機でした。しかし、現在ではパソコンで
仕事をするのが当たり前になっています。そのため、より高度な信頼性やセキュリティが
求められるようになってきました。

 Windowsで使われている、あるいは使われていたファイルシステムには、大きく分けてFAT
NTFSの2種類があります。

 FATには、FAT16とFAT32という2つがあります。

 FAT16は、Windows 95まで使われていた方式で、最大2GBの容量までしか管理できません。
2GB以上のハードディスクを使用する場合は、複数のパーティション(領域)に分ける必要が
あります。パーティションによって分けられた部分は、それぞれ別のハードディスク(ドライブ)として
扱うことができます。

 FAT32は、後期のWindows 95やWindows 98で採用された新しい方式で、最大2048GBまで
1ドライブとして使えることになっています。FAT16でも管理できる2GB以下のハードディスクを
FAT32で管理すると、管理効率が高くなり無駄な領域が減るため、ハードディスクを
有効利用できます。

 Windows MeでもFAT32が用いられており、95や98と同様、NTFSは使うことができません。

 NTFSは、Windows NT4.0、Windows 2000で導入されたファイルシステムで、FATに比べて
信頼性とセキュリティが高いのが特徴です。

 Windows XPでも標準としてはNTFS(v.5.1)が使われておりますが、FAT32を使うこともできます。
しかし、Windows XPでもFAT32を使用した場合は、NTFSの信頼性やセキュリティの機能を
使うことはできません。

 NTFSの信頼性に関しては、NTFSでは、ファイルのアクセス(読み書き)をすべてログ
記憶しているので、障害が発生した場合でもファイルの構造を復旧することができます。

 他に、Windows 2000以降で使われているNTFS V.5では、信頼性に関して、
ジャーナリングファイルシステムという機能により、突然停電した場合にも、データが失われて
しまう可能性は低くなっています。

 セキュリティに関してはWindows 95,98,MeのようにFATを利用している場合、一つのパソコンを
複数の人で利用するときに、他の人のファイルも読めてしまいます。書き換えられてしまう可能性も
あります。消されてしまうかもしれません。でも、NTFSにすれば、他の人には、読めなくすることが
できますし、消すことも、書き換えることもできなくすることができます。プログラムも
インストールした人だけが使えるようにすることもできます。

 NTFS v.5以降ではファイルやフォルダを暗号化して、セキュリティを高めることもできます。

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