アローズ観戦記

 10月1日(日) 国士舘大学 vs アローズ北陸
           (多摩市立陸上競技場)

 JFLが再開。
 アローズはアウェイ、多摩市立陸上競技場で国士舘大学と対戦。
 私は、小田急多摩線の永山駅よりバスで「諏訪4丁目」へ(バスで10分足らず)。
 「諏訪4丁目」のバス停から多摩市立陸上競技場は近いのですが、ちょっと分かりづらい場所にあります。
 団地の方に入って、線路の上を通っている橋を越えればすぐなのですが、道案内がなかったので、わかりづらかったですね。国士舘大学の関係者はご一考を。
(案内板を出すのはそんな難しいことでもないかと思いますが)

 私が着いたのは試合開始30分ほど前。
 客はまばらでした。
 国士舘大学の部員(ボールボーイをつとめた方々)を見ましたが、顔が若いですね。
 それを見ると、私の学生時代はもう遠い過去なのかなと思ってしまいますが(苦笑)。
 アローズの応援に来た人が数人、もう既に横断幕を張るなどの準備をしていました。
 ただ、この日はアローズの試合でよく見かける人が少なかったような気が。
 8月12日の試合で太鼓をたたいていた、北陸電力の方とおぼしき方もその日はお見えになっていませんでしたし(個人的にはちょっとさびしかったです)。
 でも、大宮サポーターを兼ねている方が3人来ていましたから、声出しはなんとかできそうな雰囲気でした。
 (それと、大宮サポーターの方、新しい応援歌作ってくれましたよ。くわしくはこちら

 この試合のアローズのメンバーは以下の通り
  スタメン
   GK 青木大悟
   DF 東保成 窪田司 前田孝 畑克征
   MF 池田憲治 金木進 川上秀治 小柴誠
   FW 本間透浩 浅島孝之
  リザーブ
    平地由享 金丸秀和 坂井浩二 本多剛 春木貴治

 この試合、出場停止の齋藤選手に代わって金木がスタメンに。
 リザーブでは第2GKの平地選手が復帰、油谷選手に代わって本多選手がベンチ入り。
 そして齋藤選手が出場停止になっている関係で、守備要員の控えとして坂井選手がベンチ入り。

 一方の国士舘大学、同じ日に関東大学リーグを戦っている関係で、背番号が大きい選手がやたら大きかったです。背番号が一桁の選手は一人だけだったと思います。30番台、40番台がゴロゴロ(誰ですか、「どこかのJ1チームみたい」なんて言う人は)。

 13時、キックオフ。
 天気は曇りで、わりと涼しいコンディション。
 試合は立ち上がりはほぼ互角だったたが、すこしずつアローズがペースをつかみだしてきた。
 そして、前半9分にゴール正面でボールを受けた本間がシュート。
 一旦はキーパーにはじかれましたが、そのこぼれ球を本間が再度シュート。
 決まった。
 アローズ先制!
 とりあえずは1点リードして、いい感じかな。

 その後もアローズはペースをつかみ、追加点のチャンスもありましたが、追加点は奪えず。
 ただ、アローズが早い時間帯で先制して、いつでも追加点はとれるかな、という雰囲気はあった。
 その雰囲気が試合をまったりとした雰囲気にして、アローズの選手に変な安心感が生まれていったのかもしれません。
 前半30分を過ぎると、一転、国士舘の攻撃がつながりだし、国士舘にも得点のチャンスが何度か生まれた。
 シュートチャンスも何度か与えてしまいました。
 しかし、あわやというシュートがクロスバーをたたいたりして、なんとか前半は無失点で切り抜けた。

 後半も立ち上がりは国士舘がやや押し気味。
 しかし、アローズは国士舘の攻撃をしのぎ、そして後半8分頃にカウンターでチャンスをつかんだ。
 小柴がペナルティエリア付近でボールを受け、フリーでシュート。
 キーパーはボールを見送るのみ。
 ボールはそのままゴールネットを揺らした。
 アローズ追加点、2−0に。
 これまでの得点経過、アローズにとっては理想的な展開でしたが。

 その数分後、国士舘に1点返されました。
 その後は国士舘ペースで試合が進むことに。
 アローズは中盤で攻撃を組み立てられず、前線に張っている浅島をサポートする動きも見られない。
 それにサイド攻撃もあまり見られなくなった。
 というわけで、中盤は国士舘が支配し、ボールも国士舘が支配する時間が長くなった。
 アローズは後半25分ごろに金木に代えて金丸を投入。
 これは予定通りの交代。
 そして、後半30分ごろに本間に代えて本多を投入。
 本多選手、久しぶりにプレーを見たが、ダイナミックなドタ足走りは健在。
 しかし、そんな本多の走りもアローズにペースを呼び戻すには至らず。

 国士舘に何度も攻め込まれながらもなんとか1点リードを守ってきたアローズだったが・・・。
 後半42分、ついに国士舘に同点に追いつかれた。
 場内アナウンスのおねえさんの声、うれしそうな感じ。
 うーん。
 しかも、そのゴールの際に接触プレーがあったようで、GKの青木がゴールの中で倒れていた。
 トレーナーの方が青木選手の手当てに動く。
 幸い、トレーナーからは「○」が出て、青木選手はプレーを続行することに。

 後半ロスタイム、国士舘のGKがゴールキックをダフって、アローズの選手がそのミスキックのボールを拾ったが、そのもらったようなチャンスにシュートさえ打てず、逆に国士館にカットされて攻め込まれる始末。
 結局、90分を終えて、2−2の同点で延長に。

 延長が始まる頃には、小雨もぱらついた。
 肌寒い。それ以上に心が寒い。
 延長に入ると、圧倒的に国士館ペース。
 アローズはなかなかボールが奪えず、やっとの思いでマイボールにしても、中盤で攻撃が組み立てられず、サイドに展開することもできないため、すぐに国士館にボールを奪われる始末。
 アローズのゴールキックの時は前線に張っている浅島選手にボールを集めるが、それは国士舘の選手も心得たもの。
 浅島が触れるより早く、浅島より高くジャンプした国士舘の選手がヘディングでカットし、そのこぼれ球を国士館の選手に拾われる場面が目立った。
 アローズの選手、全般的に高さで国士舘大学の選手に負けていた。
 それ以上に、体力では完全に国士館の選手に負けていた。
 アローズの選手は後半、そして延長に入ると動きがにぶっていたが、国士舘の選手は元気いっぱい。
 若い者には体力で勝てないのか。
 そして、国士舘に攻め込まれ、アローズの選手の足が止まってきた頃、ついに決められてしまいました。
 国士舘のVゴール。
 後半からの試合の流れを見る限り、負けるべくして負けたのかな。

 この試合、内容では押されていたかもしれませんが、得点経過からいけば、もっとうまく試合を運んでいれば勝てる試合ではありました。
 「このような試合ではとにかく勝ちにこだわって、逃げてもいいから、とにかく1点リードを守ることだけを考えるのも必要なのでは」という声もありました。
 私も同感です。
 私自身は、守りに入るのはあまり好きではありませんし、1点リードしているのなら、むしろリードを2点に広げることを考える方がいいと思っています。
 ただ、試合の流れ、相手の心理状況を考えると、攻め込まれてなかなか反撃の糸口がつかめない味方の状況、そして押していながら同点に追いつけないという相手にとってもいやな展開の中、相手にとっていやな手は何なのか、を考えると、この試合、終盤はとにかく守る、という手もありなのでは、と思います。
 試合運び、これは試合経験を積む中で得られると思います。
 今後、アローズがより強いチームになるためには、試合運びを考えるのも必要なのでは。

 私個人の見方としては、この試合のアローズの敗因は、リードして、相手があまり強そうに感じなかったことからきた油断にあるのでは、と思います。
 前半の早い時間にリードして、その後もやや押し気味に試合を進められたことから、心のすきができて、それが知らず知らずのうちに油断につながったのでは、と見ています。
 だから、国士舘に反撃された時に再びアローズのペースに持っていけなかったのでは、と思っています。
 一旦緊張感をゆるめると、再び緊張感を高めるのは難しいですし。

 試合の後、選手がスタンドにいる客に向かってあいさつ。
 アローズのキャプテンの窪田選手が「ありがとうございました」と言って、選手全員で一礼。
 観客は選手に惜しみない拍手を。
 この雰囲気、いいですね。
 アローズの選手のプレーを温かく見守っていこうと思います。

 

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