4月15日

食事を食べれるようになったのに、朝1口・昼半分・夜3分の1。眠る時間が多い。

4月14日

今日から、流動食。口からご飯が食べられます。重湯と薄い味噌汁。きれいに食べました。「TVが見たい」というのですが、まだまだうつらうつらしています。うわ言をいう回数が多くなったわ。

4月13日

様子を見に行くと、隣のおばあさんがわめいていた。それをしーちゃんは「ジッ」と眺めている。そして、それを目で追っている。「よし。意識が戻った!」 以前、病院へ入った途端、元気になったことがあった。日中1人でいるよりも、看護婦さんやお見舞いの人が訪れる病院のほうが、刺激があっていいようだ。皮膚は栄養が足りなくて?か、かさかさしている。口から早く食べれるようにならなきゃね。珍しく、自分から「おやすみなさい」と言い、目をつぶった。

4月12日

熱は下がる。しかし、話していることは聞き取れない。弟は「入れ歯をしていないからだ」というが。それは違うと思う。腕が細くて、骨だけになっている。ちょっと前までは、全然気に掛らなかったのに。なんだか寂しい。

夕方、様子を見に行くと、テレビのコードを引っ張りながら意味不明な事を口走っている。「住所を教えて下さい」とか。ぽるこの顔を見ると、意味不明な事は言わなくなった。突然、ぽるこの頭を撫でる。幼い頃を思い出し、涙がでそうになった。

4月11日 

微熱がある。お昼は37.1、夜は37.5。話はするが、何を言っているか聞き取れない。意思を汲み取れないのは悔しい。しかし、夕方看護婦さんが来ると、驚くほど意識がはっきりする。お腹は時々、痛むようだが。帰ろうとしても、手を離さない。

年寄りの癌の進行は遅いから、老衰が先にくるか、どっこいらしい。おじいちゃんは同時でした。手術する体力もないしね。

点滴を自分で外そうとする為、腕はタオルでぐるぐる巻きにされています。ザリガニの様です。(笑、えない)

4月10日

点滴が始まった。額が汗で濡れている。7日夕から禁食になったそうだ。8日早朝、吐き、その中に血が混じっていたとのこと。消化器官に悪性の腫瘍があるらしいとの先生の話。

「もうだめだー。あの世行きだー。仏様の教えをちゃんと守ってよ。それだけはお願いしますよ。ちゃんと返事をして頂戴。」「(大きな声で)ハイ、わかりましたよ。」「...ああ、これで安心だー。」 お腹の上をさすりながら、ほっとしたようすで目をつぶった。お水だけは飲めるので、助かります。表情は乏しく、痛みがあるとかなり苦しそうである。

4月7日

お腹が痛いという。便秘なんだよ、というが辛そうだ。お腹をさすってくれというのでさする。看護婦さんに便秘の薬をくれとせがむ。薬にすぐ頼るんだから。

4月6日

「みんな私だけをいじめるんだよ。車椅子に縛りつけるんだよ。」 食事の30分前には車椅子に座るのだが、腰が痛くて耐えられないらしい。少しでも普通に生活できるようにという有り難い配慮なのだが。  ベッドに寝て食べるというので、食事が来る5分前にベッドに横にさせる。「ほおリ投げていいから」というが、それはできませんよ、しーちゃん。昼も夜も同じようにしたら、「あんたが来てくれて、助かった。」という。こういう事をいわれると、「可愛いな」と思います。でもこちらもかなり汗をかくんです。大変なのよー。

病院の人に花見に連れて行ってもらった。しかしさっぱり忘れている。3時間前のことなのに。うまく誘導すると、多少は思い出すが...それでもその瞬間だけは満足だったろうから、何度でも連れて行かなきゃ。体力が続く限り。

「つっぱりしーちゃん」   「素顔のしーちゃん」

サングラスを掛けたら、「うわー、暗いよー。」 自分で外そうということは思いつかないらしい。

4月5日

娘が来たらしい。「虫の居所が悪くて喧嘩した」そうだ。ぽるこが会いにきたら、1時間も「悪かった」を繰り返し言う。「うん、そう」としか話せない状況で、息つく間もないほど後悔していました。原因は忘れたけど、見舞いに来る人がこれで減ったら嫌なんだそうで...でも、私の話も聞いてくれ!!

小渕さんが脳梗塞で入院してますが、うちのばあさんは3年前に脳梗塞になり、歩行困難-回復-ぼけで、現在に至りますが、口は達者です。食欲もかなり旺盛です。そのせいか容態が気になります。

4月3日

元同僚(ギャル)が勤める会社は、介護保険導入の為、深夜まで残業。とりあえずウチは、支出が月20万円の入院費。国からは月5万円の保険が入ります。後は3ケ月で20万円の年金と、じいさまが残してくれた貯金を崩してのやりくり。でも環境はかなり恵まれています。

4月2日

しーちゃんのお友達がくる。「“人とは握手なんて嫌だ。馬鹿な人とは話がしたくない。”そういう感じの人だったのよね。」孫のぽるこはそう聞かされた。確かに、しーちゃんは人が変わったように、子供返りし、よく笑い、よく喋る。小姑が4人いて、しかも出戻ってきたりして、かなりいじめられた経験を持つ。今まで神経が張りつめていたんだろう。素直になることの出来ないしーちゃんだった。ぼけのおかげで、素直になれたから、ぼけてもいいか。

 

bananaは大好き。

 

食後の光景 入れ歯はずし

痩せてしまって、かなり入れ歯が大きいので一苦労。歯医者さんに行けません。どうにかして!

 

4月1日

おばあちゃんには7人の孫がいる。そのうちの一番小さい孫2人が大学進学&大学院進学。お祝いをあげようと、いくらにするか相談する。「いくらやったらいいかねえ。千円でいいかねえ。それくらいやっておけばいいでしょう。」 (2日後、2万円やろうということになっていた。2が好きらしい。 )

おじいさんがお財布を握っていた時、「まったく、物価を知らないんだから。こんなんでやっていけやしないよ。けちなんだから...」といっていたなあ、10年前は。


                                                                                                                     となりのベッドの109歳のおばあちゃん(右)とベッド越しの“握手”

109歳のおばあちゃんの子供は90歳くらいで、孫は70歳くらい。お見舞いに人があまりやってきません。

「最近誰もこない」とさみしそうに呟いています。

ぽるこにいつも、自分のご飯をくれます。食べると嬉しそうにしますが、看護婦さんにしかられます。

字も書けるし、しっかりしています。ちなみに内容は「おつもお世話になっております。今晩泊めてください。」

いいんですよ、毎日泊まっても。


tomo_motta@nifty.com

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