Hold'em Pokerスターティング・ハンドの分析

以下では、Hold'em Pokerスターティング・ハンド(手札)について、さまざまな角度から分析してみることにします。各々のスターティング・ハンドに応じてどのようにプレイすべきかは、プレイするゲームによって変わります。$3-$6前後の(Yahoo!Pokerのような)low limitのゲームと、$30-$60前後のmiddle limit、さらにはpot limitやno limitのゲームでは、おのずからどのスターティング・ハンドならプレイ可能かといった判断から変わってきてしまいます。また、(Yahoo!Pokerのような)リング・ゲームまたはライブ・ゲームとトーナメントでも違ってきます。

[SklanskyのHand Rankings]

以下の表は、Hold'em Poker for Advanced Players by David Sklansky and Mason Malmuthで提示されたスターティング・ハンドのランキングの一部です。A, K, Q, J, TはそれぞれAce, King, Queen, Jack, Tenを意味します。sはsuited、すなわちスートがそろっていることを示します。sがついていないものはoffsuited、すなわちスートがそろっていないことを示します。xは任意のカードを示します。Group1がもっともランクが高く、Group8がもっともランクが低いことを示します。各スターティング・ハンドの左側に付けられた通し番号は、そのハンドの絶対的な強さを示しています。数字が低いほど強いことを意味します。

Group11. AAGroup26. TT
2. KK7. AQs
3. QQ8. AJs
4. JJ9. KQs
5. AKs10. AK
Group311. 99Group417. T9s
12. JTs18. KQ
13. QJs19. 88
14. KJs20. QTs
15. ATs21. 98s
16. AQ22. J9s
23. AJ
24. KTs
Group525. 77Group636. 66
26. 87s37. AT
27. Q9s38. 55
28. T8s39. 86s
29. KJ40. KT
30. QJ41. QT
31. JT42. 54s
32. 76s43. K9s
33. 97s44. J8s
34. Axs45. 75s
35. 65s
Group746. 4452. 98Group858. 8766. J8
47. J953. 43s59. A967. J7s
48. 64s54. 2260. Q968. 65
49. T955. Kxs61. 7669. 54
50. 53s56. T7s62. 42s70. 74s
51. 3357. Q8s63. 32s71. K9
64. 96s72. T8
65. 85s

Hold'emはポジションが重要なゲームです。10人でプレイするゲームでは、おおよそ次のようにポジションを分類するようです。

ポジション位置
Early PositionBig blindの左3人目まで
Middle PositionBig blindの左から数えて4人目から6人目まで
Late PositionDealer buttonの右2人目まで
Live BlindsSmallおよびBig blind

そして、ポジションに応じて、どのハンドではプレイしどのハンドではプレイしないかが決まります。もちろん、プレイしているゲームがlooseかtightか、自分のベットの前でポットがレイズされたかどうか、など様々な要因を加味して考えていくことになります。以下の「プレイ可能なハンドGroup」は平均的なゲームにおいてプレイ可能な最大限(下限)を示していると考えてもらった方がよいでしょう。すなわち、tightなゲームではもっと上のランクのハンドでしかプレイしないようにする方がよいという意味です。詳しいことは、Sklansky and Malmuthの本を買って勉強しましょう。

ポジションプレイ可能なハンドGroup
Early PositionGroup5まで
Middle PositionGroup6まで
Late PositionGroup7まで
Live BlindsGroup6まで

[Turbo Texas Hold'emによるシミュレーション]

Wilson SoftwareのTurbo Texas Hold'emというソフトウェアには、スターティング・ハンドの分析に便利なHigh Speed SImulatorがついています。このシミュレータでは、すべてのプレイヤーが決してfoldすることなくshowdownまでいくという前提でカードをディールし、各スターティング・ハンドの勝率を求めてくれます。

以下は、このシミュレータを約1時間走らせて、およそ100万回のプレイをさせた結果です。
(出力例)

ConJelCo製Hold'em Poker解析ソフトPercentage Hold'emでも、-Aオプションを付けることで、上記のTurbo Texas Hold'emと同様のシミュレーションを行うことができますが、Turbo Texas Hold'emに比べるとかなり処理が遅いです。Percentage Hold'emでもやはり同じく、すべてのプレイヤーが決してfoldすることなくshowdownまでいくという前提でカードをディールし、各スターティング・ハンドの勝率を求めます。