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| 「テレタイプ」をご存知ですか。 パソコンが登場する前から、世界中で使用されていた
通信用端末です。 原理はタイプライターとタイプライターを電話回線で接続し、データを送受信する印刷電信機と呼ばれていた マシンです。 左の写真は電電公社で使用していたA3号加入電信宅内装置(TEX-A3)」です。加入電信(テレックス)は、わが国では1956年に開始され、その端末テレプリンタが加入電信宅内装置です。A1、A2号機が最初に開発され、これらはタイプバー機ですが、その後たタイプホールのA3号が開発されました。A3号は、電電公社の電気通研研究所と、沖電気、新興製作所、黒澤通信工業のメーカ3社が共同で開発した小形、軽量、高信頼な標準型で、1967年以降広く使用されました。(東京・中川氏より) 電電公社マーク入り「テレタイプ」の拡大写真を見る (画像198KB) |
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| 電電公社時代の紙テープ 左から右方向にパンチ穴が開けられます。(写真赤矢印の方向に紙テープが出てくる) 加入電信用と加入データ通信用の区別 【解説】(京都・安岡氏) A3号加入電信宅内装置(TEX-A3)等の加入電信用のテープは基本的に6穴で記録します。 使用されていた文字コードはJIS X 6001(旧JIS C 0803)。
安岡氏よりテープに関する貴重な情報をいただきました。(2003年4月15日) 【解説】(東京・中川氏) 和文印刷電信機(テレプリンタ)では、6ビット文字符号の前後(調歩同期用)に、それぞれ1ビットのスタートビットとストップビットを付けます。したがって、全体では8ビットです。しかし電信符号は元来伝送何ビットというような表現に合わないと思います。電信では符号要素としてのビットを単位(UNIT)といってました。欧文機ではスタート1単位、ストップ1.5単位、符号5単位で、全体では7.5単位になります。また日本のデータ通信用のプリンタでは、ISO符号(ASCII相当)7ビットにパリティ1ビット、スタート、ストップ それぞれ1ビットで、全体は10ビットでした。 A3号加入電信宅内装置(TEX-A3)開発者の中川氏によると、当時のTTYに「カタカナ」「英数字」「記号」が3段シフト動作で印字できる機能ため、「開発が非常に難しかった」と当時を振り返っています。(2002年6月17日) |
| テレタイプオペレーターは花形職業 |
| 当時のテレタイプオペレータはどんな職業だったのでしょうか。いつの時代にもあこがれの職業があります。1960年頃に電話交換手・タイピスト・テレタイプオペレーターは女性の花形職業でした。情報産業のはしりだったわけです。 テレタイプは情報伝達手段として、現在のファックスやEメールのように、電話(テレックス回線)が通じるところであれば、日本全国はもちろん海外へも情報伝達ができた便利な機械でした。 【ミニ情報】 当時、まだパソコンが世の中にはありませんでした。コンピュータといえば大型で白衣を着た技術者が操作する特殊なものでした。1台の大型コンピュータに端末機を数多く接続し使用するのが普通の使用法でした。この大型コンピュータにデータを入力(出力)する装置がテレタイプだったのです。 |
| テレタイプの記憶装置は紙テープ |
| テレタイプ外見の特徴の一つに紙テープパンチャーと紙テープリーダー装置があります。本体の左側に付いています。この装置に専用の紙テープをセットして記憶装置としていました。パンチ穴をあけてデータ記憶した紙テープは保存します。一度作成したテープは繰り返し使用できます。しかし、初期化して再利用することはできません。湿度に弱いのも紙の弱点です。保存したデータ内容が直接人の目で見え、読むことができる点は紙テープのメリットです。テープの長さからデータ量が予測できることもありました。紙テープ中央の小さな穴は紙テープを送るスプロケット用の穴です。 【ミニ情報】 紙テープは規格で幅1インチ(25.4ミリ)と決められています。表面には進行方行を示す「→」矢印が印刷されていて、ウラ・オモテの区別をします。(テープをさん孔・読み出し装置にセットするとき違いがないように。)文字はテープの決められたところにパンチ穴をあけて文字データとして記録します。オペレーターがテープを見て、改行(CR)の位置が読めれば訂正する場合でもそこまで直接打ってしまえばいいわけです。文字を削除するとパンチ穴は8個(FF)あき、読みとばし扱いになる。 テープ・タイプ用紙(ロール紙)ともに、残り少なくなると両端に赤い「しるし」が出るので取り替えます。(スーパーのレジシートやFAX感熱記録紙とおなじです) |
写真の拡大(画像233KB) |
| テレタイプの特徴 |
| 基本的にはタイプライターです。キーボードとプリンタが一体式。重量は45kg〜55kg。電話接続のためキーボード右にダイヤルが付いている。CRT装置はなく、タイプした文字はプリンタからロール紙に打ち出される。同時に紙テープにパンチ穴(小さな丸い穴)をあけて記録することができる。 送信の手順や電話回線を流れる信号は、現在のインターネットに受けつがれている。専用の電話回線はテレックス回線と呼ばれています。1999年3月現在もテレックス回線が存在していますが、年々その契約数が減少しています。 |