毎分90回転で発生する数万馬力の秘密「クロスヘッド」


蒸気機関車に共通部分あり
ジーゼルエンジンの種類は目的の回転数により低速、中速、高速型があります。自動車用の小型ジーゼルエンジンと違い、大型ジーゼルエンジンはロングストロークで数万馬力を発生させるための構造をしています。
中でも特徴的なのがクロスヘッドと呼ばれるもので、ピストンロッドとコンロッドのつなぎ部分です。クロスヘッドの写真がないので蒸気機関車の動力部分を参照します。蒸気機関車は蒸気をシリンダー(1)に送り、(2)のピストンロッドを動かします。(3)の部分がクロスヘッドに相当するところです。その先にコンロッドが接続して動輪を回転させます。


この写真をたて向き(右に90度回転)に見ると古い大型船舶エンジンになります。このシリンダーを6本(6気筒)あるいはそれ以上の数を並べてクランクシャフト回転させるのが蒸気エンジンです。
あの世界中の映画ファンを魅了した映画「タイタニック」のエンジンルームには大型蒸気エンジンが登場します。あれは蒸気で作動するものでコンロッドがムキだしで低速回転数でしたが当時としては最新の動力だったはずです。
やがて大型船舶も蒸気の代わりに内燃機が発達していきます。


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