![]() ★★★★ |
すでに何度も登場しているアングロコンサーティーナ、ボタンアコ
プレイヤーのJohn Kirkpatrickのベスト盤です。 1994年までの 彼のディスコグラフィーが付いていること、曲目解説が詳しいこと、 それに何よりも、まだCD化されていないSue Harrisと共演していた時代の アルバムからの選曲が多数あることなど、とりあえずJohn Kirkpatrickを 1枚買うのでしたら、このベスト盤を買うのも悪くないかもしれません。 しかし、コンサーティーナが良く聞こえるトラックは特選アルバムで紹介した Plain Caperからのものですから、コンサーティーナだけに特に興味のある人でPlain Caper を既におもちの方は敢えて買う必要もないかもしれません。 レビューを書くにあたって久しぶりに聞きましたが、70分の間全く飽きずに イングリッシュアコーディオンを堪能させられました。 ところでJohn Kirkpatrickの新作でOne Man and His Boxという盤があるのです が、これはすばらしい盤です。ようやく入手しましたので 次回のレビューに載せます。買って損はないです(00/01/24) |
![]() ★★★ | The Penguin Book of English Folk SongsはEFDSS(イギリスフォークダンス &ソング協会)の機関紙を基にV. Williams、 A. L. Lloydらが1959年に編纂した 有名なソングブックです。それだけですとよくあるアルバムなのですが、この FELLSIDE盤はL. Adams (English)、 J. Bowden (Anglo)の2種類のコンサーティーナ による歌の伴奏が聞けるという、珍しい盤です。 しかし、歌は楽しいもののコンサーティーナのアルバムとしてみると物足りなく、 イングランドの歌物で伴奏に興味のある方にしかお勧めできません。 |
![]() ★★★★★ |
Alistair AndersonはイングランドのプレイヤーでEnglish Concertinaの他に
Northumbrian Small Pipe を演奏します。 このアルバムはCD時代になってからのものでパイプによる2曲の他、 全曲で彼のEnglish Concertinaの演奏が楽しめます。 English Concertinaの教則本も出しているAlistair Andersonは、 腕前の方も相当なもので、ピアノ伴奏によるソロからバンド編成の曲まで楽器の 特徴を生かした演奏をしてくれます。 最近売り出し中のSimon Thoumire の演奏スタイルによく似ていますが、選曲をイングリッシュ、アイリッシュにしたという感じでしょうか。 彼らの様に最高レベルのEnglish Concertina奏者は奏法も似てくるのでしょう。 Dave Townsend の Portrait of Concertina同様に発見しにくいアルバムですが、 見つけた場合には是非コレクションに加えてください。 下の写真は裏ジャケットなのですが、後期WheatstoneのEnglish Concertinaで 最高級のAeolaボディー、花梨のエンド、金張りのボタンとコレクター垂涎の 楽器です。こんな楽器を見かけたら躊躇せずにお買い求め下さい。 |
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![]() ★★★★★ |
この盤はA. Hutchings、S. Collinsらが中心になってAlbion Dance Band
以前に作っていたThe Etchingham Steam Bandのライブ録音を集めたもので、
”Steam”はNo electricityということだそうです。 一個所で録音された 物ではないため、Anglo Concertinaとして3名がクレジットされています。 演奏される曲は、イングリッシュカントリーダンス、モリス、フォークソング と全てイングランドの音楽です。 また、このバンドはアコーディオンとコンサーティーナの蛇腹しかメロディー楽器が いないこと、アコーディオン以外にコード担当がいないこと、加えて”電気が ないこと”などから、とにかく蛇腹楽器の音が良く聞こえます。 モリスダンス曲などインスト曲ではMetal EndのAnglo Concertinaらしい金属音が 鳴り響きます。 イングランドのAnglo Concertinaをフィールド録音に近い雰囲気で聞きたい方に お勧めです。 |
![]() ★★★ |
Russell Familyの演奏による歴史的名盤−TOPIC の再発−です。Miko Russellは守安さんの
著書などでもたびたび名前の出てくるホイッスル界の第一人者です。彼が亡くなる直前、最後の録音は前述John Williamsの
ソロアルバムだそうです。John Williamsのインタービュー記事にMikoと共演できて大感激だったが、
亡くなってとても残念とありました。 演奏している曲目はすべてClare地方に伝わったアイリッシュの伝統音楽で、彼の家族 であるPakieによるAnglo Concertinaの演奏が6トラック含まれています。 伝統的な本物のアイリッシュの音楽で、なんとなく拍子が適当な気がして私はあまり 好きではありません。 でもJohn Tams(イングランドのトラッド歌手兼button accordion名人)、 Neil Wayne(こちらを参照)がClare地方のバーに生録音に行ったとか、 A.L. Lloyd(イングランドのフォークソング界の巨人、こちらを参照) がライナーを書いているなど、当時のそうそうたる顔ぶれが作ったアルバム ですので、遠い島国に住んでいて本物を聞いたことのない私などには理解できない、本物のアイリッシュ音楽の姿を残した貴重な音源だと思われます。 ちなみに、一昔前のアイリッシュ・コンサーティーナの音源はみなこんな 感じの演奏ですので、どれか一つ聞いてみて気に入るようでしたら、全部気に入ると思います。 現在進行形のコンサーティーナ愛好者からみると物足らないですが、真に伝統的な物が お好きな方にはお勧めでしょう。 |
![]() お勧めします! |
この盤は日本で唯一のコンサーティーナのプロ奏者、守安夫妻とダイアトニック
ボタンアコーディオンの草分けである米山永一さんの作った、日本で初めての
トラッド音楽のCDです。 守安夫妻はアイルランド、米山さんはイングランドとそれぞれ得意な分野が異なる ため、特に3人の合奏によるトラックなどは他にはない雰囲気を作り出しています。 私は中古レコード店のプログレッシブロックコーナーで2回見かけていますが、 なかなか手に入れにくい盤(3000部限定)なので見つけたら是非コレクション に加えてください。 |
![]() お勧めします! |
この盤は最近メジャーデビューを果たしたHard to Findの記念すべきデビュー盤です。
コンサーティーナは彼らのオリジナル曲、”天気輪の柱”で前半部のワルツに登場します。 使われているコンサーティーナは、小松崎さんが友人から譲られた1万円位の楽器とのことです。 ライブで拝見したところでは、20ボタン80リードのアングロだと思います。 オクターブチューニングのアコーディオンらしい独特の音(コンサーティーナ・カタログの読み方−初級編参照) が曲調によくあっています。”天気輪の柱”(宮沢賢治ファンでもある私の大好きな曲です) は後半部でダブルジグになり大いに盛り上がります。 その他、このCDに収められたオリジナル曲はどれもすばらしく、 ライブで生演奏を聞くのが楽しみです。 なお、Hard to Findのホームページでは、このデビュー盤を含めKonpeiレーベル の全CDを入手できるほか、”天気輪の柱”を含んだ彼らのレパートリーの 楽譜を公開しています。 楽器を演奏する方は、CDに合わせることができますから一層楽しめます。 |
![]() お勧めします! |
この盤は前出のダイアトニックボタンアオコーディオン奏者である米山さんが中心になって
作ったCDです。ダイアトニックボタンアオコーディオンの他にAnglo Concertina、ピアノアコーディオン、
バンドネオンなど各種アコーディオンが総出演します。 曲目はヨーロッパのトラッド音楽中心で、イギリス、フランス、アイルランドなど の曲に加え、バンドネオンによるタンゴソロや ”星に願いを””ロッホローモンド”など珍しい演奏を聞くことができます。 またレコーディングエンジニアも蛇腹奏者であるため、アコーディオンの 原音再生に特に気を配っています。 最近までHMVなどの店頭に並んでいましたが1000部限定のため、一旦売り切れると なかなか見つけにくいかもしれません。 |