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フォークブームの最初から現在に至るまで、常にイングリッシュアコーディオン界の
先頭に立ってきたJohn Kirkpatricは、特選アルバムコーナーでも取り上げています。 これらのアルバムは、ここ数年彼がライブの際に編成しているバンドのライブ盤 (Welcome To Hell)と後からリリースされた同バンドのスタジオ録音盤(Force of Habit)です。 アイリッシュバンドとは異なり、ドラムス、エレクトリックベースを加えた強力 リズム陣に乗ってアコーディオン、コンサーティーナが大活躍し、リコーダー の尖がった音が隙間を埋めていきます。 アルビオンダンスバンド当時のサウンド が好みの方、エレクトリック・ダンス・バンドの中でのコンサーティーナを聞きたい方に お勧めです。彼の歌のトラックもありますし、コンサーティーナはあくまでも バンドの楽器の一つとしての扱いなので、全体にコンサーティーナの占める割合 が少なく★★★★にしましたが、ライブ録音のForce of Habitは特に私の好きな1枚です。 |
![]() どちらも★★★★ |
![]() ★★★★★ |
John KirkpatricがイングランドのAnglo Concertinaプレイヤーの代表だとすると
Noel HillはアイルランドのAnglo Concertinaプレイヤーの代表選手です。 特選アルバムコーナーで彼のデュエット盤を取り上げましたが、こちらは 彼のソロアルバムでスタジオ録音です。ソロならではの微妙な音色の コントロールやビブラート、殆ど切れ目のないパッセージなど、Wizardの 名に相応しい自由自在の演奏を聞かせてくれます。 切れ目のないパッセージの難しさは、ちょっとでもこの楽器をさわったことが ある方には容易に想像がつくでしょう。 現在のAnglo Concertinaブームはこの盤によって始まったといっても言い過ぎ ではない名盤です。 |
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Simon Thoumireはエジンバラ出身で最近売り出し中のEnglish Concertina弾きです。 スコットランドではEnglish Concertinaがどこにでもある楽器のようで、 著名なプロデューサー兼、フィドル、コンサーティナ奏者のBrian MacNeill は、English Concertinaはどこにでもある伝統楽器なので子供がすぐに覚えて しまうと話しています。 スコットランドの曲を多数とりあげる、Simon Thoumire独特の選曲は、 彼が元々ハイランドパイプ奏者だったことによるのかもしれません。 日本人にはどことなく懐かしい、童謡や演歌に も似た不思議なメロディーの曲も多数録音しています。 同時に彼のアルバムを特徴付けるのは、ここで取り上げた2枚のアルバムで 見られるような、ジャズミュージシャンとのコラボレートや、リズムマシンの 利用(Exhibit A)など、トラディショナルな曲の新しいアプローチでしょう。 どちらもお勧めの盤ですが、March, Strathspey And Surrealの方が簡単に 手に入りますので、気に入られたら残りを探索されるといいと思います。 |
![]() どちらも★★★★★ |
![]() ★★★★ |
Simon Thoumireでインタビューを引用したスコットランドのEnglish Concertina奏者、
Brian MacNeillのインスト主体のアルバムです。 彼はスコットランドのグループ Battlefield Bandのフィドル奏者という印象が強いですが、English Concertinaの 良い演奏をいくつも残しています。Concertinaの録音に見られる彼の特徴は、 この楽器を音色の違うもう一つのフィドルのように演奏することです。 スコティッシュ・フィドルの録音を聞いたことがある方は、お分かりになると 思いますが、力強く、かつ流れるように旋律を奏でます。彼のConcertinaの演奏 スタイルもフィドルと同様にダイナミックかつ表現力があるものです。 おそらくフィドルと同じように表現するため、English Concertina基本の小節単位 ではなく、フレーズ単位などで蛇腹を反転させているのでしょう。 またビブラートも良く使っています。 全曲Concertina入りではありませんが、スコットランドのEnglish Concertina 代表として是非聞いてもらいたい盤です。 |
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Chris Sherburnはヨークシャー出身のAnglo Concertina弾きで、ギターの
Denny Bartleyとのデュオで2枚のアルバムをリリースしています。 演奏のスタイルは、Noel Hillの流れを組む、超速弾きが基本の アイリッシュスタイルです。 Concertinaとギター各1本づつの編成ですが、しっかりしたリズムと適度な装飾音で十分満足できる、 ダイナミックさと微妙な表現力があります(ギター弾きも凄腕だと思うのですが、私は判断できないので)。 アイルランドの曲以外にもスコットランドの曲、オリジナル、歌物など1stアルバムならでは の今までの蓄積がすべて詰め込まれています。メロディー楽器はAnglo Concertinaだけですから、 もちろんすべてのトラックで Concertinaが堪能できます。 相当マイナーなレーベルですが、私はWAVEで発見しました。 |
![]() どちらも★★★★★ |
![]() ★★★★★ |
Mary MacNamara はアイルランドのClare地方出身の女性Anglo Concertinaプレイヤーです。 演奏スタイルはメロディー主体で時折小節の終わりにベース音が混じる典型的な アイリッシュスタイルです。といっても超絶技巧ではなく、現地の家族団欒を 彷彿とさせるような、ゆっくりしたスピードで演奏されます。 またコンサーティーナのCDは多数ありますが、ジャケットの絵柄ではこれが ナンバーワンです。何といっても憧れのWheatstoneのAnglo Concertinaが全面に出て いるのですから、ジャケットを眺めながら、彼女のほのぼのとした演奏を聞くと 心が和みます。 アイリッシュスタイルのAnglo ConcertinaのCDとしては比較的先発でしたので、 お持ちの方もあるとおもいますが、まだでしたら是非購入予定リストに載せて ください。 |
![]() ★★★★★ |
タイトルからも解るようにGearoid OhAllmhurainはClare出身。ということは
Anglo Concertinaをアイリッシュスタイルで演奏していると想像できますが、
予想通り全曲通してAngloを聞くことができます。 殆どソロ演奏と言っていい ような、控えめなピアノ、フィドルなどの伴奏に乗ってConcertinaを演奏しています。 彼の演奏スタイルは、テクニック主体というよりも、Concertinaの音色の魅力を最大限 に引き出すものです。また録音エンジニアもClare出身らしく、Concertinaを 理解してよい仕事をしています。 出身地が同じClareのためか、前述のMary MacNamara に演奏スタイルが 似ています。違いと言えば、音の立ち上がりなどに見られる蛇腹のコントロールが 洗練されているような気がすることでしょう。 Mary MacNamara 同様、リスナーにも演奏コピーをしたいプレイヤーにもお勧めの1枚です。 |