私のコンサーティーナです

よくある楽器自慢のページです。
一口にConcertinaといわれますがConcertinaはここに挙げた三種類とケムニッツアーと呼ばれるドイツ式の四種類の総称です。3種類のコンサーティーナと写真が小さすぎて何だか解らないというご意見を頂きました。
とりあえず手元にあるSuttnerだけ大きい写真を撮りましたので、重くてもかまわないという方は楽器をクリックしてください。と以前書いたのですが写真がどっかに行ってしまって・・いまさら写すのも面倒で・・この話は無かったことに(笑)
Crabb 55 Key Tenor-Treble English Concertina

Crabbはコンサーティーナが発明された時代から現代まで唯一存在し続けたメーカーです。
この楽器はCrabb社の最後の一人Nevil Crabbが工房を閉鎖する直前に作った楽器の1台です。 箱のラベルにも誇らしげに"1世紀の間、著名なメーカー”と書かれています。
55キーのテナートレブルは普通の イングリッシュコンサーティナの音域よりも下方に5音延ばされているため中央のCより ちょうど1オクターブ下までだすことができます。 アメリカ人から個人間売買で買ったので 実物を見るまでどんな状態のものか解らずとても心配でしたが、実際はミントでした。


Makers mark

Suttner 39 Key C/G Anglo Concertina

私がメインに使っているSuttnerのアングロです。Suttnerはドイツ人ですが、今はないイギリスの 最高機種のジェフリーズを研究して同じ作り方を忠実に模倣していると言っています。
木製のエンドのため音色は柔らかですが、少しも非力なところはなくppからffまで思い通りに 鳴ってくれます。
私の楽器は日本に入った1号機で彼のホームページに私のコメントが載っています。 欠点は木の塗りが下手な所です。この値段の楽器にしてはちょっとお粗末で、仕上げがひどいのでは と手紙をだしたところ、気にしないでくれとの返事でした。私は気になったのですが... 。それでも使っているうちに剥げてきますから全然気にならなくなりましたが。
メタルエンドの物かライズドエンドではない1枚板のものがお勧めです。

先日、”アコーディオンの本”の著者でご自身演奏家でいらっしゃる渡辺芳也さんにお会いしたときに楽器の話しがでました。私はSuttnerは”サットナー”だと思い込んでいたのですが、”ズットナー”だとのこと。今までカタカナで書かなくてよかったです。Suttnerは最近人気が出てしまい私が注文したときの6ヶ月待ちから4年待ちと、Wheatstone並になってしまっています。

Makers mark

Crabb 76 Key Crane (or Triumph) Duet Concertina

この楽器はコンサーティナ全盛期の1920年頃にCrabb社で作られたクレーン配列の デュエットコンサーティナです。
クレーン式は救世軍(イギリス国教会系のキリスト教の団体)で讃美歌の伴奏楽器と して採用されたため、別名トライアンフ(勝利!)といわれています。
見分けかたはAnglo Concertina同様にハンドストラップが付いているもので、ボタンの配列は横に5列です。 もう一つマッキャン式は横に6列です。
救世軍で使われた楽器は黒い木製(黒檀または黒塗り)に装飾のない蛇腹です。 この楽器はエンドにレリーフがあり金の装飾もありますので、ミュージックホール で観客を前に演奏されたと思われます。
最高峰のコンサーティナ工房の一つ、Dipper工房で修理をお願いするため イギリスに行ったのですが、3年経ってもまだ帰ってきません。

それにしても最近のコンサーティーナ人気は凄いものがあります。
各中古楽器店の高騰は言うまでもありませんが、e-bayオークションなどに出品される楽器でも、”こんなもの誰が買うの?!”というコンディションのものにまで数万円の値段がついて落札されています。 この傾向は特にAngloに顕著なようで、Duetはまだ安定しています。 ただ、この手のオンラインオークションでは、非常に高価な楽器は値段が上がりにくい傾向があり、先日もConnorのAnglo 30 Keyが35万程度のリザーブで落札されませんでした。 この楽器は素早い切り返しが出来るように小さく出来ているアイリッシュ仕様の特注品で、Dipperにも同様の楽器があります。私も興味を持ってビッドを見守っていたのですが、結局不成立でした。 もったいない話しですね。

楽器に関してはこちらに書けないような未確認の話題やとっておきの話題がまだまだ沢山あります。 ライブやオフなどでお会いしたときにでも聞いていただければと思います。
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