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親子のための癒しの絵本(2)

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(詳しい説明は→こちらから



 ねえ とうさん―ぼくとうさんの子でうれしいよ (佐野洋子作、小学館) 1400円 →
もりのくまの子は、母さんと2人父さんの帰りを待ちわびています。帰ってきた父さんは、「ねえ、とうさん、さんぽにいこう」と言うくまの子に、「よしよし」と付き合ってくれます。
「ねえ、とうさん、てをつないでもいい?」「よしよし」「ねえねとうさん、かたぐるま、してくれる?」「よしよし」「ねえ、とうさん、およいでくれる?」「よしよし」、なんでも父さんは「よしよし」と聞いてくれます。途中、橋がこわれているのを簡単になおしてしまう父さん。
「ねえ、とうさん、ぼくとうさんのこどもでうれしいよ。すごくとうさんらしいもの」と言うくまの子に、「おれは、ただ、くまらしいだけさ。くまだからね」という父さん。そんなとうさんに、くまの子はあこがれ、くまらしくなろうと思うのでした。
 いつでも会える (菊田まりこ作 学習研究社) 950円 →
ぼくは犬のシロ。ぼくには、みきちゃんというだいすきで大切な人がいる。みきちゃんといると、楽しくてうれしくて、しあわせだった。ずっといっしょにいられると思っていた。でも、どうしてか、みきちゃんがいなくなってしまった。
みきちゃんに会いたい。みきちゃんはどこ? どこ? どこ? どこにいるの? みきちゃんをさがしまわるシロ。みきゃんはどこにいるのかな?……
会えなくなってしまった人に、会いたくて会いたくてたまらないとき、大切な人を亡くした悲しみをどうすることもできないとき、そっと開いてみると心が癒されます。
 あなたの小さかったとき (越智登代子文 藤枝つう絵 福音館書店) 1200円→
お母さんが、「あなたの小さかったときはね……」と話し始まると、お子さんは目をランランと輝かせて聞き入ったそうですが、不思議なことにお母さん自身も、話しながらやさしくなれたそうです。
 だいすきっていいたくて (カール・ノラックさく ほるぷ出版) 1300円 →
「ママ、あのね」 ロラはすてきなことばをママに言おうとしました。でもママもパパも大忙し。「あとでね」と言われてしまいます。たった一言が伝えられなくて、ロラはどんどんいじけてしまいます。
 ぼくとおかあさん (宮本忠夫作 くもん出版) 1300円 →
「おかあさん、ぼくがすき?」とこぐまがきくと、「ええ、すきよー」とおかあさんぐまは、こたえてくれます。でもおかあさんぐまは、いい子のこぐまがだいすきみたいです。そして、こぐまはいい子のときばかりじゃないみたい。そんなとき、おかあさんぐまは、「いい子をうんだのよ」と言って、こくまが、おなかのなかにいたときのことを話してくれます。
とってもユーモラスな表情のこぐまとお母さんぐま。ふたりのやりとりに、思わずぷっと笑ってしまいます。「いけない子ね」とこぐまをたしなめるおかあさんぐまからも、やさしさと愛情が伝わってきて、母と子のひとときを過ごすのにいい絵本です。
 「おとうさんの目を」、じーとじーと見てごらん」とおとうさんぐまがこぐまに、何か大切なことを伝えようとする『ぼくとおとうさん』もすてきです。2冊一緒にどうぞ。
 おひさま あはは (前川かずお作、こぐま社) 800円 →
おひさまが「あはは」、おおきなきが「あはは」、ことりが、おはなが、こいぬが、おさかなが、おかあさんねことこねこも、みーんなが「アハハ」と笑っています。何だかわからないけれど、絵本を開くだけでとっても楽しくて、しあわせな気分になってしまうから不思議! 
特に、おかあさんねこがごろーんとねころがって、そこにこねこが「アハハ」と笑いながらむらがっている絵はとってもしあわせそう! 最後にちょっとムッとした男の子がお母さんに抱っこされて、とってもうれしそう「アハハ」と笑ってしまうところが、またいいなー。
あるお母さんが子どもたちに読んであげたら、そこにいた子どもたちが、「だいすき」「だいすき」ってお互いに言いだしたそうです。そんなふうにしあわせを伝え合いたくなる絵本です。
 いまがたのしいもん (シャーロット・ゾロトウ文 エリック・ブレグヴァド絵 童話屋) 1200円 →
ちいさな女の子が「おおきくならないで」いまのまんまがいいわ、だって、いまのまんまがたのしいもん」と言います。子どもの世界には、楽しいことがいっぱい、スキップしたり、テーブルの下に潜ったり、何もしないでいつまでもじっと座っていろんな音を聞いたり……ets。小さい女の子は「いまがいちばん」のわけをおかあさんに教えてくれます。
するとおかあさんは、「おとなだってたのしいもん!」と教えてくれます。「おかあさんはおおきくなって、あなたのおかあさんになったのよ。おとなっていいでしょ。おなたもきっとおおきくなったら、おかあさんになるの」
それを聞いた女の子は、とってもうれしくなって、「おおきくなるって、すてき!」と思うのでした。
「いまがたのしい」と感じることができる子は、おとなになることも期待や希望を抱くことができるでしょう。子どもたちに、「あなたのおかあさんになれてステキ!」「おとなのなるって、ステキ!」ということをいっぱい伝えてあげたいですね。
 ママ、わすれてるじゃない (エイミー・ヘスト文 アニタ・ジェラーム 評論社) 1300円 →
おやすみ前に、いつもママがしてくれることは…大好きな絵本を読んでくれること。毛布でやさしくくるんでくれること。でも、それだけではありません。ママはまだ、大事なことを忘れています。
おやすみ前のひととき、少しでもママにそばにいてほしくて、あれこれママに話しかける坊や。最後にママが忘れていたことは、なんでしょう?  もうわかるかな? うふふ…。
 わたしは生きてるさくらんぼ―ちいちゃな女の子のうた
           
(デルモア・シュワルツ文 バーバラ・クーニー絵 ほるぷ出版) 1300円 →
「わたしは 生きてる さくらんぼ」と、ちいちゃな女の子がうたいます。
まいあさ わたしは あたらしいものになるのよ
わたしは なりたいとおもったら いつでも
あたらしいなにかに なれるのよ
わたしは リンゴ わたしは プラム わたしは 木 わたしは 猫
わたしは 花になってひらいたりするの
わたしはあかよ わたしは金 わたしはみどりよ わたしは青なの
わたしは いつも わたしでしょう
わたしは いつも あたらしくなるのよ

子どもたちは、おとなから、「あなたは こうよ」と、決めつけられることを拒否します。いつも自由で、柔軟で、輝いていて、なりたいものになれるのよ。それがわたしよ。わたしの色を、わたしを決めつけないでと、ちいちゃな女の子が、力強く、率直に輝かしく、うたっていてとてもすてきです。
 海辺のくま (クレイ・カーミッシェル作 BL出版〉 1200円 →
クララと暮らすお父さんのいないクマ。とうさんに会いたくて、クマはとうさんを探します。そして出会ったヤドカリにたずねました。
「誰がぼくを抱きしめてくれるの? 愛してくれるの? いろいろなこと教えてくれたり、説明してくれるの?誰が一番親友でいてくれるの? ぼくの家はどこなの?」
すると、ヤドカリは教えてくれました。・・・・
 だいじょうぶ だいじょうぶ (いとうひろし作絵 講談社) 971円 →
僕が今よりあかちゃんに近く、おじいちゃんも今より元気だった頃、僕たちは毎日お散歩を楽しみました。お散歩はとても楽しく、僕の世界はどんどん広がっていきました。でも、新しい発見や楽しい出会いが増えれば増えるだけ、困ったことや怖いことにも出会うようになりました。そして、その度におじいちゃんが助けてくれて、「だいじょうぶ、」だいじょうぶ」とおまじないのようにつぶやいてくれます。それは、世の中そんなに悪いことばかりじゃないってことでした。
そして僕は安心して大きくなりました。そして今度は年老いたおじいちゃんに、何度でもくりかえしてあげます。「だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶだよ、おじいちゃん」と。
 もりいちばんのおともだち (ふくざわゆみこ作 福音館書店) 1200円 →
「もりでいちばんおおきなくまさんは、ちいさいものがすきでした。もりでいちばんちいさいヤマネくんは、おおきいものがすきでした」とはじまる物語。くまさんとヤマネくんは大の仲良しになって楽しく遊びます。ぬくもりにつつまれてみませんか。
 なみだ (キタガワタケシ/マエダマサキ/レイモンドクルメ作 講談社) 1500円 →
町のなみだ屋さんに、きょうもいろんな人が、なみだを求めてやってきます。その日最後にやってきたのは、町いちばんのお金持ち。「世界一のなみだを出してくれ」「金はいくらでもある」というその人に、「覚悟はいいですか」となみだ屋。なみだ屋の手の中に輝くものを見た男は、「これこそ世界一のなみだ。今すぐワシに」でもそれは涙ではなかった。男にとっての世界一の涙はもっとうつくしかった。
 ともだちくるかな (内田麟太郎作 降矢なな絵 偕成社) 1000円 →
「おれ オオカミ。このあいだ おれの ともだちに なったやつが いるんだ。そいつは すごく いいやつでさ。あしたは まちにまった おれの たんじょうびだから、だからきっと あいつが やってくるだろう、やくそくなんか しなくても。おれたち ともだちだからな」と、オオカミくんが友だちを待っています。
ところがその友だちはなかなかやってきません。昼過ぎて夕方になっても、友だちは来ませんでした。次の朝、起きてみると、オオカミは、さびしいさびしいオオカミになっていました。オオカミはさびしい気持ちをなくそうと、四苦八苦。とうとう、「心なんかいらないぞーっ」と心をはき出してしまいました(その顔がすごい迫力)。
そそっかしいオオカミくんの勘違いから起こる騒ぎが、とってもおもしろい! 小学校での読み聞かせでも、とっても人気がある絵本です。