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(7) 2つの遊び
みなさんは、わが子としっかり遊んでいますか? 「子どもの成長のために必要なことは、すべて遊びの中にある」と言っても過言ではありません。遊びの中でも、特に大切なのは、親子遊び。「人と人が関わるっていうのは、楽しいことなんだなあ」という人間関係の基本や、「自分は、この世にとって大切な存在なんだ」という自己肯定感は、大好きなママやパパとの遊びの中でこそ培われていくのです。
とは言え、「親子遊びは、子どもの成長にとって重要!」なんて考えながら遊んでいると疲れてしまいますね。
あるママから、こんなメールをいただきました。
昨夜、サイト(「ぴっかりさんの子育て相談室」)におじゃまして、「…子供に遊んでもらうくらいの気持ちで…」というところが頭に残っていたので、今朝さっそくじゃれあい、脳のネジをはずして遊びました。
今までは、遊びのなかで、何かを教えようとばかりしていたことに気がつきました。物の名前・色形・道具の使い方…。だから、長男と遊んでも楽しくなかったわけです。
今日はホント笑いました。疲れてこちらがハーハーしていると、長男が心配そうに気を配ってくれて、しかも私が飽きて嫌にならないように、一生懸命盛り上げてくれようとしていました。まさに長男に遊んでもらっちゃいました。
私が彼を立派な人に作り上げなくては…なんて思っていましたが、まったくの勘違いもいいところ!! 彼だって、生まれた時から一人の人間。彼から学ぶところも、もらう物もたくさんあるんだなあと思いました。子育てなんて、気負うのをやめます。だって、母親の私が、ただ悩んでいるだけの2年間だったのに、彼はこんなにもステキに成長していたから。
そう、そう、その調子!
「遊んであげよう!」「育ててあげよう!」とガンバルんじゃなくって、「癒しのお師匠様」(子どものこと)に、こちらが遊んでもらうつもりでいいんですよ。むしろ、そうした「頭からっぽ〜」のつきあいの中でこそ、子どもは自然に育っていくものなんですから。
そんなことを考えていたら、兵庫県在住の抱っこ法の仲間、こども発達相談センターの泉和男さんが、「要するに、2つの遊びがあるんやねえ」と教えてくれました。ひとつはもちろん、いわゆる「遊び」ですが、もうひとつは、自動車のハンドルなどの「遊び」のことだとか。
ハンドルになぜ「遊び」があるかというと、遊びがないと、運転者の手の動きが敏感にタイヤに伝わってしまい、車が蛇行しやすくなるのです。ハンドルの「遊び」を私たちの行動に置き換えるとすると、「余裕」なんでしょうね。私はもう一歩進めて、「いいかげんさ」と表現したい気がします。
親子遊びは大切だけど、「一生懸命遊んであげよう!」という気持ちが強すぎると、2つめの「遊び」(いいかげんさ)が失われてしまう。そうすると、苦しい遊びになってしまいそうですね。いいかげんでいいんです。ボチボチでいいんです。かえってその方が、キラリと光るステキなものを、親子で見つけられそうですよ。
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